今日は、家の大掃除をしました。
床や壁も二度拭きで拭いていったら
空間がピカーンとなるとともに
頭の中もスッキリ、ポジティブになれました!
さて、年末の大掃除って、
アメリカにはない習慣なんだそうです。
(だから、わたし一人で黙々とやりましたとも)
「今年の汚れ、今年のうちに」
って、アメリカ人は思わないのかな?
穢れをきれいに払って
新しい年を迎えるってのが
万国共通じゃないなんて・・・
じゃあ、アメリカでは
大掃除と言えばいつかというと
春だそうです。
Spring cleaning
と言うそう。
今日、年末年始の食料とか、
お酒とかお酒とかお酒とか
いろいろ買い出しにいく途中、
大掃除についての疑問を
マイクにぶつけてみました。
「なんで大掃除が春なの?」
「春って、新しいスタート
っていうイメージじゃん?
だから春にみんな掃除するんだよ」
「でも、アメリカでは学校は秋に始まるでしょ?
始まりっていうイメージは、
秋の方があるんじゃない?」
「学校が始まるのが秋なのは
昔は子供が農業の手伝いをしてたからだよ。
農業のシーズンは子供たちは忙しかったから、
収穫が終わった秋に学校が始まるようになったんだ」
(※ほんまかね〜?)
「え、それ言うなら、日本人の子供だって
昔はみんな田植えとか稲刈りしてたよ!」
「でも今はしてないでしょ?
日本の学校が春に始まるようになったのは
第二次大戦後なんじゃないの?」
「うーん、わかんないけど
戦後とかよりもっと前から
学校は春から始まってる気がするなー。
むしろ、第二次大戦後からの制度なんだったら
アメリカにならって秋から新学期だったと思う」
・・・ということで、
ちょっと調べてみました。
日本では、江戸時代の寺子屋は
歳の違う子供も大人も一緒に学んでいて、
新学期なんてものもありませんでした。
でも、いわゆる「学校」が始まって
春から新学期が定着したのは、
明治から大正時代のようです。
日本の会計年度が4月はじまりという
制度が明治時代にできたので、
それにならったようです。
ちなみに、アメリカでは
会計年度も10月はじまりです。
なので、学校もそれにならって
秋から始まるのかも。
でも、学校は9月から始まるので
日本と違って、会計年度に
ぴったり合わせてるわけでもなさそう。
欧米に留学しやすくなるように
「日本も秋から新学期にしよう」
という話もあるけど、
冬が終わって、
桜が咲いて・・・っていう季節に
卒業して、
新学期で新しい出会いがあって・・・
っていう方が、
やっぱり日本人の情緒としては
しっくり来るよねぇ。
むしろ、マイクも言ってるように
「新しいスタート」っていうイメージが
欧米人にもあるんだったら、
欧米人が新学期を春にしたらいいのに!
というわけで、今日の学びは
「罪穢れを払って新たな年を迎える」
「今年の汚れ、今年のうちに」
というのが世界共通の概念ではなくて
日本人特有の感覚だということでした。
当たり前と思ってたことをまた一つ、
全然当たり前じゃないと気づいた
結婚15年目の年末でした〜。