今日はいただいたご質問にお答えします。
「リーディング(速読)力を鍛えると
リスニングにも役立つか?」
というご質問です。
メールありがとうございます!
はい、まさに!
英語を語順通りに理解するスキルは
リーディングにもリスニングにも役立ちます。
英語をリスニングするとき、
「単語はわかるし、読めば文法もわかるのに
英語が意味ある言葉として入ってこない」
という経験をしたことがあると思いますが、
それは、
「単語を聞こえた通りに一定のスピードで
処理するスキルが不足しているから」
です。
ところで、昨日ご紹介した
松本道弘先生の速読教材を一緒に作らせていただいた
大学受験塾ミスターステップアップでは、
受験生のみんなが毎日猛烈に取り組んでいる
英語のとある勉強法があります。
それは何かというと、
「音読」
です。
わたしは、この受験塾の近所に住んでいます。
毎日のように塾生たちと顔を合わせているのですが、
その塾には全国から受験生が集まって、
一人暮らしをしながら
大学合格に向けて勉強しています。
食堂で食事を食べるときも、
塾生たちは、食事を待っている間に
ひたすら英文を小声で音読しています。
わたしが時々用事があって塾にお邪魔すると、
そこかしこで塾生たちが無心に英文を音読していて、
その声が塾の中で響いています。
塾に上がる階段の途中に座り込んで
音読している生徒もいれば、
本を片手に道を歩きながら
音読している生徒もいます。
NO BORDERSで、
この教材制作に携わってくださった方は
その光景を見たと思いますが、すごいですよね。
いや〜、わたしが受験生のときも
この子たちくらい真剣に勉強してたら
もっと人生変わってただろうな〜〜、と
彼らを見るたび、
「わたし、この子たちに完全に負けとるわ・・・」
って、悔しさとともに刺激をもらっています。
で、塾生たちは
なんで音読してるかというと。
「音読と同じスピードで
英語を処理できる脳の回路を作るため」
です。
そして、音読と同じスピードで理解しようと思えば
当然、返り読みしてる暇はありません。
出てきた単語を、
そのままの順番で理解しながら
読み進めることが必須になります。
そうやって、高校の英語の授業などのせいで
染み付いた返り読みのクセを取り去るために
音読をしてるんですね。
もちろん、間違った発音で音読してたり
イントネーションがおかしかったら効果がありません。
なので、ネイティブ音声で
正しい発音とイントネーションも確認することは必須なので
それは注意してくださいね。
そうやって、
「語順どおりに英語を処理する訓練」
を続けることによって、
英語を聞いた時も、そのままの語順で
意味が捉えられるようになっていきます。
だからこそ、
リーディングのスピードアップは、
リスニング力向上にもつながる
というわけですね。
先日完成したばかりの教材「SPEEDIER READING」は
音読に存分に取り組めるような構成になっています。
「センスリーディング」という、
英語を語順通りに高速処理する勉強法も収録されているので、
参考にしてみてください。
先を予測しながら読むテクニック、
日本語と英語の根本的な違いなど、
松本先生の驚異的な読解スピードを支える技術を
学ぶことができる、今までになかった英語速読教材。
ぜひ、チェックしてみてください。
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