わたしは、英語を「読む」という訓練が
どうしても疎かになりがちです。
わたしは、毎日英語を聞いてしゃべっているし
日英翻訳をするので、書く機会も多いですが、
読むのが、他と比べたらちょっと苦痛です。
最近は、松本先生にあこがれて
Economistの購読をはじめて
ちょっとずつ読んだりしているんですけどね。
(とは言え、ほとんど読む暇がないまま次の号が来ちゃうけど)
松本先生がものすごいスピードで
英雑誌が読める理由。
↓
で、最近は小説も読んでみようと思って、
kindleでこれを読み始めました。
日本語の物語は読んだことがあって
すご〜〜くおもしろかったんですよね。
これは、土佐藩の漁師、
中濱万次郎(ジョン万次郎)が主人公の物語です。
江戸時代末期、万次郎は14歳のとき
漁の途中に嵐に遭って漂流。
太平洋沖の無人島(鳥島)で数ヶ月生き延びた後、
そばを通りかかったアメリカの捕鯨船に助けられました。
万次郎は、貧しくて学校には行けず
朝から晩まで家族のために働いていたので、
日本語の読み書きもできず
英語なんか話せるはずもありません。
アメリカに向かう船中、
万次郎は熱心に英語を勉強し、よく働き
アメリカ人の船員に大切な仲間として認められていきます。
万次郎も、アメリカ人の船員たちが
万次郎に温かく接し、
何不自由ない生活をさせてくれるだけでなく
日本では見たこともないような
進んだ技術と知識を持って、
規律正しく陽気に働いていました。
そんなアメリカの優れた文明に
万次郎は感動し、魅了されます。
万次郎は、非常な人格者だった
捕鯨船のホイットフィールド船長とアメリカに渡り
船長の家に居候させてもらいながら
アメリカの学校に通い、高度な教育を受けるのですが、
・・・そこから日本に無事帰ってこられたかどうかは
ぜひ、本を読んでみてください。
ちなみに、これが
上記の本の翻訳みたいですね。↓
アメリカ人視点でのジョン万次郎の物語は
どんな感じなのか、興味がありますね。
わたしが読んだ日本語のジョン万次郎の物語は
これです。↓
万次郎が仲間の漁師たちと会話するときの
コッテコテの土佐弁にはすごく味があって、
やっぱり、日本語は日本語の良さがあるなと思います。
(わたしは、両親とも高知出身なので特に!)
わたし、「漂流もの」が好きで
『十五少年漂流記』も
『おろしや国酔夢譚』も大好きなのですが、
これもほんとーーーに面白かったです。
(『十五少年漂流記』は、人生で一番好きな本かもしれない。)
それにしても、日本って、たった150年前は
英語を話せる人なんかほとんどいなくて、
欧米人を見たことすらない人ばっかりだったんですよね・・・
そう考えると、ほんの100年くらいで
どれだけ日本が大きく変わったか、
その変化に驚かされますね。
最後に、冒頭で紹介した『HEART of a SAMURAI』は
Kindle Unlimited(月額980円で対象書籍が読み放題)の対象です。
初月は無料お試しできますよ〜。
(30日以内に解約すれば料金はかかりません)
わたしは、もう何年もKindle unlimitedに登録していて
ビジネス本から、マンガから、いろいろ読んでます。
というわけで、わたしと一緒に
kindleで洋書を読んでみませんか?
kindle端末がなくても、スマホのアプリで読めますよ!