新たなステージに踏み出すSWユーチューバー | アディクトリポート

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新たなステージに踏み出すSWユーチューバー


2022/07/24
 

通算16回を経た、YouTubeのSTARCASEチャンネル

「エイメイト ココだけの話」
 
シナリオを用意して一人語りの場合には、ある程度コンテンツ(話す中身)のコントロールが効くけれど、
対話形式だとそうは行かず、
収録後に「あれを言っておけば…」「これを言い忘れたな…」と悔いが残ることもある。
 
動画はコンヴォア通信さんの絶妙な編集が入り、
そこでの別解釈も補完してくれているんで仕上がりには満足しちゃいますけど、
幸いこのブログでフォローできるので、
今回はその機会を自分なりに生かしましょう。
 
映画/配信SWシリーズ各エピソード間で矛盾が生じる理由は、
製作年度によって「作られた当時はこういう設定だったが、後に設定が変わった」場合、
変更前と変更後の双方の設定に合わせることはどだい不可能だから、
どちらかに合わせれば当然、
どちらかとは矛盾が生じてしまうため。
 
たとえば『スター・ウォーズ』(1977 エピソード4 新たなる希望)では、
オビ=ワン・ケノービ(演:アレック・ギネス)は、
ベン
例のヤツ(演:デビッド・プラウズ/声:ジェームズ・E・ジョーンズ)を「ダース」呼びしていて、これは全エピソードを通じてとても珍しく、知る限りシリーズ全編通じてただ1回きりだった。
 
普通なら『帝国』(1980)以降のルークやケノービ自身のように、
「ベイダー」と呼ぶのではないか?
 
ダースと呼んだ例は、
『オビ=ワン・ケノービ』最終第6話でユアン・マクレガー演ずる現役オビ=ワンが、
決闘の果ての別れ際に、“Good bye, Darth.”(「さらばだ、ダースよ」)と呼んだのが45年ぶりの2回目に過ぎない。
 
英語圏では、個人名・家族名の順序で名前が示されるので、
1977年の時点でオビ=ワンは、“ダース”を相手の個人名として呼んでいたらしい。
 
ダースがベイダーひとりではなく、ダース・モールやダース・シディアスもいて、

“Darth”がシスの暗黒卿(Dark Lord of the Sith)の短縮形で、個人名ではなく称号なのだと観客が気づくのは、

ようやく『エピソード1 ファントム・メナス』(1999)からである。
 
またオリジナル三部作、
プリクェル三部作を経た観点からすれば、
『エピソード4』のケノービが、相手の個人名を呼ぶのであれば、
「アナキン」と呼ぶべきだったと感じるはずだが、
どうして“You can't win, Anakin.”「わしには勝てんぞ、アナキン」と言わなかったのか?
 
それは壮大なネタバレだというのももちろんあるが、
アナキンという個人名が明かされたのは、『エピソード6/ジェダイの帰還』(当時邦題『〜復讐』・1983)だったから、
1977年にケノービは、かつての弟子をアナキン呼びなどできるはずがなかった。
 
とはいえ、それから45年が経過し、
SW映画は9部作が出そろい、
そういう歴史的経緯の刷り込みを経ないで観る、(ディアブルボア ハルカさんのような)現代の観客にしてみれば、
どうしてアナキンと呼ばずダースと呼んだのかを疑問に感じる人がいてもおかしくないので、今さらながらの説明をつける必要もあるだろうと、
配信『オビ=ワン・ケノービ』最終第6話が、
その説明を付け足したわけである。
 
こうした「後から付け足し設定」は、
既公開/既発表作の内容までは改変できない。
 
10歳でベン/オビ=ワンと知りあったはずのレイアが、
その(設定年代)8年後の『新たなる希望』で、かつての命の恩人がベイダーに倒されたことにケロリとしていたのは、
必殺
1977年製作当時はベイダーがまだルークの父とは決まっておらず、
レイアもルークと双子の兄妹関係だともまだまだ決まっていなかったため、
オビ=ワン・ケノービは、あくまでもレイアの父親ベイル・オーガナが、クローン大戦で助力を請うたジェダイ騎士としか設定されていなかったからである。
 
このように、どこかで辻褄を合わせようとすると、
別のどこかでほころびが目立ってしまうことは往々にしてある。
 
 
そういや、スター・ウォーズ 「帝国の逆襲」で、ルークがレイア達を救出に向かう際に、ヨーダが「(ジェダイの血筋は)もう1人いる」と言ってたが、その人物こそ、囚われのレイアな訳だよね。
そのくせヨーダは、ルークが修行を終えてないからと、(危険が迫る)レイア達の救出に行くなと、言ってたんだよね。
ヨーダは、(最後のジェダイのはずの)レイアをないがしろにしすぎではないだろうか?
結構な矛盾だと思うのだが😝
 
——とあって「なるほど」だったが、シリーズ全作の完璧な整合性を取るなんて、
すでに1980年の第2作目の時点で破綻してたんだから、
少なくとも私はSW歴史の生き証人なのだから、
そういう重箱の隅つつきはしないでおくつもりなのです。