インサイダー取引の傍証(7)
【N225日足チャート】
SQを来週末に控えた、嵐の前の静けさなのか?
この静かな中で、putオプションは賑わった。
特に、アットに近い銘柄が出来高を上げてきた。
【02P165日足チャート】
今週の月曜日から金曜日までの、出来高が多いのは自然なことだと思う。
それにしても今の時点から眺めても、1月13日の出来高は突出している。
02P165のデータは、来週末のSQ以降は抹消されてしまう。
このテーマを記録に残す最後の覚書として、この「02P165」に関連するデータを残しておく。
【N225先物(期近)日足チャート】
N225先物は、1月13日の時点では動意が感じられない。
先物なので、日々の出来高がカウントできる。
【N225先物(期近)出来高】
つまり、putオプションだけ突出して買われたことになる。
今週がベタ凪だった分、エネルギーは来週に持ち越された。
溜まったエネルギーは上に向かうのか、それとも下なのか?
どちらでも良いように、準備は終えた。
上でも下でも良い。激しく動いて欲しいものだ。
インサイダー取引の傍証(6)
商品相場や、金融先物の王道は「鞘取り」と「オプションの売り」だと言う。
理屈では解るのだが、中々手を出せない。
特に「オプションの売り」には、抵抗がある。
例えば今の時点で02P140を売れば、99.99%勝てると思う。
2月のSQ日である2月10迄に、N225が14,000割れという事態は考えにくい。
売りたい誘惑には駆られるが、「売り」に踏み切ることは出来ない。
しかし、この02P140を平気?で売っている人がいるから商いが成立する。
【02P140日足チャート】
1月30日の大商いは異常値として、一昨日(1/31)が殆ど取引なし。
昨日、今日はそこそこ出来ている。
【N225分足チャート】
本日のN225は、終日揉み合い状態だった。
【02P140 後場開始直後の板状況】
【 同 13:00頃の板状況】
【 同 大引け時の板状況】
この板状況を見て、違和感を感じる。
後場の開始時点で、何故1円の売り板が皆無なのか?
前場が始まる前なら、まだわかるような気がする。
不可解だが、明日以降の推移で何か解明のヒントでも飛び出すのだろうか?
んーーーーーーーー、解らん。
インサイダー取引の傍証(5)
オプションのプレミアムは、計算で求められる。
昨日はGIレースを例えに記したが、正確には異なる。
競馬の場合は万馬券を事前に大量仕入れすると、オッズが下がり万馬券ではなくなる。
しかしoption取引の場合は事前にいくら大量仕入れしても、相場の急変によりプレミアムは計算値通りとなる。
ところが、理論通り行かないところがオプションの面白い所だ。
オプションの「買い」は損失限定だが、「売り」は損失無限大だ。
従って、急落や急騰の時に需給が極端に振れる。
売り方は、急騰・急落の時に少しでも損失の急拡大を防止する為に「成行返済」をする。
返済出来ずに更なる急騰・急落が続こうものなら、「ライブドア株を全力信用2階建て買い」した直後に
連日のストップ安を喰らうようなものだ。
特にアットから遠い銘柄だと、権利消滅の可能性が高いので売り方は大量に売っている。
そんな銘柄が急騰を始めると、売り方は大変なことになる。
1月18日が、まさにそうだった。
N225が急落していたさなか、売り方は踏み上げさせられて買い戻すのだが、売り物が殆どない状態
となっていた。
所謂、パニック状態。
こうなると、オプションのプレミアムは理論値通りとはならなくなる。
私がビギナーズラックで買っていた、02P145がそうだった。
偶然にも板を見ることが出来たのだが、売り物が全くない状態が数分はあった。
この瞬間にとんでもない金額で売り指値を入れても、多分約定しただろう。
(オプションには「実質的に」ストップがない)
私にはとてもそんな余裕はなかった。
因みに、02P145よりももうひとつアットから遠い02P140で面白い現象が起きている。
【02P140の日足チャート】
昨日、突出した出来高だったのが、今日になって殆ど出来ていない。
板状況はどうか?
【02P140 大引けの板状況】
何と、今日は一転して買い方が少なく、大引けで比例配分となった。
本日が正常なのだ。
昨日の大商いが、いかに異常かが解る。
アットに近い銘柄はどうか?N225の動きとともに見てみる。
【N225の分足チャート】
【02P165の分足チャート】
【02P165の日足チャート】
昨日ほどではないが、そこそこ出来ている。
異常値なのか、過熱感から買いが入っている普通の取引量なのかはわからない。
しかし、この比較で02P140の昨日の取引の突出が際立つ。
インサイダーと決め付ける訳ではないが、誰か影響力のあるミスターXが急落を予言したか?
何かの「原因」がなければ、昨日の02P140の大商いは説明が出来ない。
インサイダー取引の傍証(4)
今度は、何が起きるのか?
何も起きないのかも知れない。
しかし、今日のputオプションの出来高は異常であった。
【02P165の日足チャートと出来高】
今日のN225は、大引けで急落したので後場に取引量が多くなるなら解る。
【N225の日中足チャート】
02P165だけでなく、期近ものputの出来高が午前中から異常に多くなった。
02P140という、アットから程遠いレベル迄、出来高が凄い。
【02P140の日足チャート】
【02P140大引けの板状況】
1円でいくらでも買えたが、最後は買い尽くされた。
これで今夜のNYが大きく下げたら、明日の東証はどうなるのだ?
「鬼より怖いWトップ」となってしまうのか?
原油が上がり気味なのが怖い。
「犯人X」は、今回も大量にputを仕入れたのか?
「風説の流布」で、誰かが踊らされただけなのか?
明日の東証は、もう一段の下げがあるのか?
情けないが、少しだけ提灯を付けてしまった。
余り、浅ましいことはしたくはないのだが・・・
当分は、オプション市場から目を放せない。
スリリングも良いとこだ。
インサイダー取引の傍証(3)
競馬で例えよう。
GIレースの数日前に、万馬券の組合せを私が知っていたら?
仮にこの万馬券を、A券と呼ぼう。
私は数日前に、A券を大量に買っておく。
GIレースでは、私が買ってあった馬券は万馬券になるか?
なりっこない。
当たり前だ。
買っている人が少ない馬が勝つから、高い配当となり結果的に100倍の配当にもなる。
1月18日の、02P165でもこの現象が起こった。
万馬券なるべき筈の銘柄が、殆ど急騰しなかった。
犯人Xが見向きもしなかった、アットから遠い銘柄は素直に万馬券となった。
偶然に、アットから遠い銘柄であるP140の分足チャートを保管していた。
【02P140の、日経225暴落から直近5日前迄の分足チャート】
・・・何故だか画像が貼り付けられない????・・・
02P140の、1月13日と18日の4本値と出来高は、
1月13日(金)6-7-4-5 3,908枚
1月18日(水)35-110-25-55 24,985枚
最高値同士を比較してみると
110÷7=15.7倍である。
一方、犯人Xが買った02P165はどうか?
1月13日(金)420-430-370-400 1,600枚
1月18日(水)975-1300-960-1220 946枚
最高値同士を比べると
1300÷430=3.0倍となる。
私は、犯人Xは「万馬券にならない」ことを知っていたと思う。
犯人Xは確実な儲けを狙った。
アットから遠い銘柄を買って、少ししか下落しない可能性を恐れた。
従って、確実に儲けられるアットに近い銘柄を手当てした。
ディープインザマネーになれば、putオプションは「先物の売り」と同じだ。
私が、明らかにインサイダー取引だと確信した根拠は「出来高」だ。
10日、11日と下落を続けた出来高が、1月13日(金)の時点で突出したのは明らかに異常だ。
続く
インサイダー取引の傍証(2)
私が、オプション取引を利用して莫大な利益を目論んだ「インサイダーX」だとしたら・・・
そして、Xが1月13日(金)の時点で16日(月)に東京地検がライブドアを強制捜査することを
知っていたら・・・
1月13日(金)には、N225は16490を付けている。
putオプション が激しく動くのは、「通常」はアット に近い期近ものだ。
この条件に当て嵌まるputオプションは、02P165となる。
今後X(もしくは代理人)のことを、敢えて犯人Xと記す。
犯人Xは、1月13日に02P165を大量に仕入れた。
【02P165】
【02P165の13日と18日の出来高】
1月13日の出来高、v=1600
1月18日の出来高、v=946
02P165は、1月18日にむしろ出来高が減少しているのだ。
極めて不自然である。
不自然さを取引金額で見てみる。
02P165、1600枚をいくらで買ったのか?
通常は、その日の最安値で買えるものではない。
この日の高値と安値の中間あたりで買えたと推定するのが妥当だろう。
(430+370)÷2=400円
単純計算すると、
1600枚×400円×1000=6億4000万円 となる。
売るときも同様だ。
1月18日の高値と安値の中間は、
(1300+960)÷2=1130円
売値を単純計算すると、
946枚×1130円×1000=10億6898万円 となる。
犯人Xは、これだけのリスクを犯して
10億6898万円-6億4000万円=4億2898万円しか手に入れていない。
皮肉なものだ。
一般的に、putオプションの「買い」は勝てる確率が極端に低いと言われる。
常識的に、約6億円もの巨額資金を事前情報を知らねば、「買い」にぶち込めるものではない。
このことは、putオプションの別の銘柄である、02P145で見てみるとハッキリする。
【02P145の日足と出来高のチャート】 【出来高推移の拡大】
1月13日(金)時点では、出来高が最低ラインである。
【02P145の13日と18日の出来高】
1月18日の出来高、v=21906
13日以前に、putオプションを売っていた人のパニック的な売りが出て、18日は出来高が
急上昇している。
オプション取引においては、自然な動きだ。
恐らく、犯人Xは02P145がこれほど迄の大きな値動きをすることは想定していなかった。
と、言うよりもアットから遠い02P145の「買い」など見向きもしなかったのだろう。
つまり、犯人Xもここまでの急落を想定していなかったと思われる。
続く
インサイダー取引の傍証(1)
先日来の、ライブドアショックによるN225の乱高下に関しては、巷間色々言われている。
これらの中で曰く、
「耐震強度疑惑が政界に飛び火するのを防ぐために、国会喚問と同じ日の夕刻に強制捜査した」
というものが、私には印象深い。
この「噂」が真実かどうかは解らないが、少なくともライブドアへの強制捜査が行われた1/16夕刻
以前に、この事実を知りえた人物がいたことを裏付ける傍証はある。
事前に知っていた人物を仮に、Xと呼ぶ。
X本人か、もしくはXの意を受けた代理人かが、強制捜査後の株式暴落を予見してN225オプション
を不自然に大量購入していたのだ。
X(もしくは代理人)が大量購入したとの証拠はない。
しかし、証券市場は万人が公平に参加するべきであるのに、立場を利用して不正に莫大な利益を
挙げている、Xなる人物が存在するとしたら大事件と言わざるを得ない。
このブログを利用して、その物的傍証を残す。
【N225の日足チャート】
N225は、1月13日(金)に昨年来高値の16,490を付けた。
この時点では、ライブドアショックのラの字もなかった。
ライブドアへの強制捜査があったのが、1月16日(月)の夕刻。
翌17日(火)は朝から安く始まったが、お昼までには回復するかにみえた。
午後から、再度下落が始まった。
マネックスショックと、証人喚問が原因とされた。
更に翌日、18日(水)に大暴落。
前日比、464円下げた。
この暴落に伴って、N225putオプションは暴騰する。
【02P165の日足チャート】
1月18日には、13日には370円で買えたものが1300円まで跳ね上がった。
値動き自体は当然の値動きだ。
しかし、出来高は明らかに異常なのだ。
1月13日の時点で、事前に情報を入手していたX(もしくは代理人)が大量購入している。
次回以降、何回かに分けて記録として残す。
オプション取引の効果
今回の下落は歴史に残るほどの暴落ではなかった。
まだ、半日残っているので確定ではないが・・・
しかし、オプション取引が著しい効果を表す、年に1度程度しかないであろうチャンスではあった。
株式の取引記録は、信用・現物にかかわらず1~2年程度はオンライン証券でいつでも照会できる。
しかし、オプション取引の記録は何故か2週間程度しか照会できない。
プレミアムの分足変化などは、1週間ではかなく消える。
今後も株式の取引を続ける以上、不意の暴落に備える必要がある。
何もしないと消えてしまう、オプション取引のデータを残すことにより今後の参考とする。
【今週N225の値動き、分足チャート】
16(月) 17(火) 18(水) 19(木) 20(金)
17日の午後から下落を開始した。
私の持ち株のうち、信用ポジションは総て解消していたが、現物は売らずに保有していた。
N225の下落とともに、現物の含み益は見る見る減少したが売る気はなかった。
【putオプションを17日の午前中に買い】
半ば掛け捨て保険のつもりなので、アットから遠い15円程度で買える銘柄を中心に買った。
私としては、大目の仕入れボリュームであった。
その日の午後から、N225は下落を開始。
putオプションのプレミアムが高騰を始めた。
私は含み損を耐えることはできても、増大する含み益を耐えることは苦手だ。
翌日から早速売り始めている。
【200602P145】 【200603P135】
これらの銘柄は、17日の午前までは15円程度でいくらでも買えた。
私にイッパツ勝負を賭ける度量があれば、数百枚買っただろう。
100枚買っても、150万円で買える。
15円が235円になったので、15倍だ。
100枚あれば、(235-15)×1000×100枚=22,000,000円の儲けとなる。
あいにく、私はチキンハートなので、チョッピリだけ購入。
結果的に、今週は全資産の1割程度の増大となった。
option取引はputでもcallでも「売り時」が総てだ。
折角の宝くじでも、目先の利益に目が眩むと薄利で終わる。
薄利でも良い。
現物が下落した時に慌てて売るという心理状態を回避するには、下落で含み益が増えれば良い。
putの買いは、下落時の精神安定剤だ。
私は今後とも、現物株のヘッジとしてputオプションを買い建てする。
徐々に自分のスタイルを確立すればそれで良い。
己を知る
私に取って激動の2005年が暮れる。
明日から、家内と一緒に山に篭り一年のアカを落とす。
家内も疲れている。
私にもしんどい一年だった。
相場に関して、1年の総括を記録として残す。
種銭は1000増えて、2000となった。
本格的に始めて間もない私が、実力がある筈がない。
地合に助けられた。
運が良いとしか言いようがない。
【株式現物】
約半分の1000が投入されている。
リスク分散の意味もあるが思うところがあり、全銘柄が1単位づつだ。
証券会社もABCの3つに分散した。
来年は、B社とC社が合併して2つになるのでD社に口座開設する。
【N225option取引】
株式現物のヘッジとして、putを2月と3月に分散して買いポジション。
マイルールを守り、取引金額は10以内。
【株式信用取引】
2005年の取引は、もっぱらこの信用取引だった。
銘柄分散、買い時分散を心がけ1回のエントリロットを小さくした。
1単位分の利が乗ったら、1単位を残して全て売却返済し、1単位は現引きしコストゼロの現物を長期保有。
本日の寄りで、全てポジションを解消。
例外で、ある銘柄だけ大きく買いのポジションで勝負中、これは年越し。
この例外銘柄が、来年更に下げるようなら喜んで追加投資する。
それだけ惚れ込んでいる銘柄だ。
【FX】
USD×4、AUD×2、NZD×4のロングポジション。
1日当りM証券だと、1450円のSWPが付く。
月間だと、43500円なので馬鹿にできない。
最初は、10万単位で取引していたが私のチキンハートが持たない。
特に利が乗った時が持たない。
2~3単位なら無視できる。
来年も、チョビットづつロングポジションを構築して、合計20単位にすれば月間87000円のSWPとなる。
私の小遣いとすれば充分だ。
【大局観】
N225は、2005年と2006年は上昇する。
預言者ではないので、いつ?いくら?とは解からないが少なくとも20000円は目指すとの前提でトレードする。
USD/円は更に上がると想定し、クロス円を含めてロングのポジションを増やす。但し、分散を心がける。
REITの損切
REITを8%の下落で損切した。
私にしては大き目のロットだったので、かなりの痛みを伴った。
しかし、含み損銘柄の保有を続けると、他の取引チャンスを逃す。
【8970の日足チャート】
法則 満玉を張らない。
を守っていたので、損切前に動きの良い銘柄を仕込んでおいて吹いたら売ることを試みた。
【1503の日足チャート】
昨日の下げで買って、今日の吹き上げで売れた。
取引枠を空けて、動きの良い銘柄に乗り換え早めの利確を狙い、損切分と相殺する。
言葉で言うのは簡単だが、実行は難しい。
今回はタマタマ成功した。
こんなことがいつも成功するとは限らない。
今の地合いは、流れに乗ることが大事だと思い知った。
「底値で買いたい病」は根本的な治療が必要なようだ。
長らく下落を続けてきた銘柄を、「もう頃合だろう」と思って買い込むのはもうやめた。
あくまで強い銘柄の押し目を狙う。
しかし、ハイテク負け組みが相変わらず下げ続けているのが気になってならない。
【6724の週足チャート】 【6773の週足チャート】
ガマン、ガマン。
→結局ガマンできず。チョットだけエントリ。
今日は打診買いなので、良しとしよう。