オプション取引の効果
今回の下落は歴史に残るほどの暴落ではなかった。
まだ、半日残っているので確定ではないが・・・
しかし、オプション取引が著しい効果を表す、年に1度程度しかないであろうチャンスではあった。
株式の取引記録は、信用・現物にかかわらず1~2年程度はオンライン証券でいつでも照会できる。
しかし、オプション取引の記録は何故か2週間程度しか照会できない。
プレミアムの分足変化などは、1週間ではかなく消える。
今後も株式の取引を続ける以上、不意の暴落に備える必要がある。
何もしないと消えてしまう、オプション取引のデータを残すことにより今後の参考とする。
【今週N225の値動き、分足チャート】
16(月) 17(火) 18(水) 19(木) 20(金)
17日の午後から下落を開始した。
私の持ち株のうち、信用ポジションは総て解消していたが、現物は売らずに保有していた。
N225の下落とともに、現物の含み益は見る見る減少したが売る気はなかった。
【putオプションを17日の午前中に買い】
半ば掛け捨て保険のつもりなので、アットから遠い15円程度で買える銘柄を中心に買った。
私としては、大目の仕入れボリュームであった。
その日の午後から、N225は下落を開始。
putオプションのプレミアムが高騰を始めた。
私は含み損を耐えることはできても、増大する含み益を耐えることは苦手だ。
翌日から早速売り始めている。
【200602P145】 【200603P135】
これらの銘柄は、17日の午前までは15円程度でいくらでも買えた。
私にイッパツ勝負を賭ける度量があれば、数百枚買っただろう。
100枚買っても、150万円で買える。
15円が235円になったので、15倍だ。
100枚あれば、(235-15)×1000×100枚=22,000,000円の儲けとなる。
あいにく、私はチキンハートなので、チョッピリだけ購入。
結果的に、今週は全資産の1割程度の増大となった。
option取引はputでもcallでも「売り時」が総てだ。
折角の宝くじでも、目先の利益に目が眩むと薄利で終わる。
薄利でも良い。
現物が下落した時に慌てて売るという心理状態を回避するには、下落で含み益が増えれば良い。
putの買いは、下落時の精神安定剤だ。
私は今後とも、現物株のヘッジとしてputオプションを買い建てする。
徐々に自分のスタイルを確立すればそれで良い。