インサイダー取引の傍証(3)
競馬で例えよう。
GIレースの数日前に、万馬券の組合せを私が知っていたら?
仮にこの万馬券を、A券と呼ぼう。
私は数日前に、A券を大量に買っておく。
GIレースでは、私が買ってあった馬券は万馬券になるか?
なりっこない。
当たり前だ。
買っている人が少ない馬が勝つから、高い配当となり結果的に100倍の配当にもなる。
1月18日の、02P165でもこの現象が起こった。
万馬券なるべき筈の銘柄が、殆ど急騰しなかった。
犯人Xが見向きもしなかった、アットから遠い銘柄は素直に万馬券となった。
偶然に、アットから遠い銘柄であるP140の分足チャートを保管していた。
【02P140の、日経225暴落から直近5日前迄の分足チャート】
・・・何故だか画像が貼り付けられない????・・・
02P140の、1月13日と18日の4本値と出来高は、
1月13日(金)6-7-4-5 3,908枚
1月18日(水)35-110-25-55 24,985枚
最高値同士を比較してみると
110÷7=15.7倍である。
一方、犯人Xが買った02P165はどうか?
1月13日(金)420-430-370-400 1,600枚
1月18日(水)975-1300-960-1220 946枚
最高値同士を比べると
1300÷430=3.0倍となる。
私は、犯人Xは「万馬券にならない」ことを知っていたと思う。
犯人Xは確実な儲けを狙った。
アットから遠い銘柄を買って、少ししか下落しない可能性を恐れた。
従って、確実に儲けられるアットに近い銘柄を手当てした。
ディープインザマネーになれば、putオプションは「先物の売り」と同じだ。
私が、明らかにインサイダー取引だと確信した根拠は「出来高」だ。
10日、11日と下落を続けた出来高が、1月13日(金)の時点で突出したのは明らかに異常だ。
続く