大いに売って、買った
手に汗握る展開であった。
このような激しい相場は、数年に一度ではないか?
今後のために、記念となるデータを残す。
【N225日足チャート】 【N225分足チャート、5日間】
【N225、同先物、06P150、07P135 5日間】 【同 日中足】
これらの、putオプションを持っていた。
痛恨の早売りと、快心の高値売りであった。
残念ながら痛恨の対価を、快心で取り返すことは出来なかった。
オプション取引とは、「売り時がすべて」ということを、早売りの痛みで味わった。
06P150の、直近5日間の脅威の値動きを残すことで、今後の教訓とする。
【06P150 分足チャート】 【同 歩み値】
14:25に、瞬間的最高値である520円を付けている。
私自身がこのような、高値で売れる訳はないとの認識はしている。
しかし、現実にこの値段が付いたことを記録として残す。
【06P150 日足チャート】 【同 拡大】
先週の金曜日に、最安値10円では無理でも15円ならいくらでも買えた。
1枚当たり15000円の「投資」で、520,000円が宝くじの配当だった。
レバタラだが・・・
現実に戻る。
今日一日で、putは総て売り切った。
守るべき「買い」のポジションがないのでお気楽なものだ。
putを売った収益の半分を、callの買いに突っ込んだ。
明日以降更に下げたら、残りの半分で少しずつcallを買う。
明けない夜はないと信じよう。
夜明け前が一番暗いのだ。
投資としてのoption
昨日の投げは、幸運だったのか?
明日から暴騰が始まるかも知れないので、今の時点では何とも言えまい。
しかしキャッシュ100%となって、冷静に市場を見ることはできた。
【N225&期近先物&06P150&07P145】
今までは現物株のヘッジ(保険)として、putオプションを買い建てしていた。
つまり、大暴落で保有資産が激減した時に、putオプションが暴騰して保険金を受け取る仕組みであった。
従って、putオプションは多少の下げでは売れなかった。
今日のような下落では、半端なのだ。
守るべき資産がないので、putオプションを比較的気軽に売れた。
現在のようにボラティリティが高い時は、option単独での取引が成立するようだ。
特に、先週の金曜日のような突発的な急落/上昇時に素早く売り、そして買い戻す。
ザラ場に張り付いていないと出来ない相談だが・・・
いずれも、レバタラであるが、後日の参考にデータだけは残しておく。
しかし、nifty指数 は今日も大幅に下落している。
【nifty指数 日中足】 【ムンバイ 日中足】
株価の下落は、世界的なのだろうか?
冷静に見守りたい。
冷静に、粛々と
今日は一日中NYの影響を受けて、素直に下がったままだった。
相場にエネルギーがあるときは、寄り底だった筈だ。
【N225週足チャート+トレンドライン】
週足ベースで、中間線を切ってきた。
コレを盛り返すエネルギーは、今の東京市場にはない。
現物と信用の買いを総て手仕舞った。
optionのputとcallを、1:5の割合で買ってある。
このoptionだけ残した。
今日の買いは、optionだけだった。
明日以降も、optionだけは買い増しと適度な売りを心懸ける。
従って、N225の動きは見続ける。
相場観は鋭敏にしておきたい。
FXは、運よく含み益があり当分抱えていられる。
USD/円とユーロ/円のロングを少しづつ残した。
チョッピリなのだが、1日当たり600円のSWP収入がある。
ささやかではあるが、何か嬉しい。
理論価格との乖離
コレだけ上下に激しく変動すると、optionプレミアムは理論価格を超えて跳ね上がる。
私などのチキンハートには、買えない。
【N225期近先物の分足チャート】 【同 時価情報】
最安値が15260円で、大引けが15790円であった。
1日で、530円の値動きである。
一方、06C165の値動きを見てみる。
【06C165 5日間の分足チャート】 【同 時価情報】
金曜日の最安値が3円で、大引けが20円である。
約7倍に跳ね上がった。
しかし、月曜日の最高値が110円なので、かなりタイムディケイに殺されている。
因みに理論価格を算出してみる。
【N225先物が最安値を付けた時の理論価格】
最安値3円の時の理論価格は、0.01円である。
とても買えない。
資金力豊富な、機関投資家の好餌となるだけであろう。
大引けの20円の時の理論価格が、やっと3円。
ボラが如何に拡大しているかの証左だ。
このことは、option取引が如何に投機かを示している。
当面は、時間価値のタップリ残っている期先で売買しておこう。
リスクを取る
今後のN225の行方はどうなるか?
現在の地合いで、個別株に更に買いで突っ込むのは無謀であろう。
しかし、株式投資なら時としてリスクを取らねば大きなリターンを得られない。
元々安定志向なら、銀行にでも預ける。
【N225週足チャート+回帰トレンド】 【同 直近を拡大】
N225の週足を回帰トレンドで見ると、丁度真ん中で踏み止まっている。
ここを下抜けると、恐ろしいことになるのでこれ以上の個別銘柄を拾うのは危険と判断した。
最大リスクが、プレミアム料金に限定されるoption取引の出番であろう。
問題は、putかcallか?どちらの選択にするかだ。
私の腹はcallで決まっている。
しかし、急落リスクにも備えねばならない。
put:call=1:9 の割合で私にしては多めに仕込んだ。
急騰の場合は、宝くじに当たるポジションとなった。
急落なら保険金が下りる。温存している現物株の下落に備える。
来たれ!サマーラリーというところだ。
リスクはダラダラの下げの場合だ。
optionプレミアム料金を失うだけなのだが、現物株が塩漬けとなってしまう。
損切をしないのだから致し方ない。
一方、FXはどうか?
【USD/円 5年間の日足チャート】 【同 3ケ月の日足チャート】
USDは上げトレンドに入ったと見たい。
あくまでも分散エントリを心がける。
FXに関しては、塩漬け歓迎だ。
できれば2~3年は寝かして、SWPを稼ぎたい。
今後の見通し
大局観を持たねば、個々の戦術が立てられない。
今後のN225はどう動くのか?
我々個人投資家は、日々のノルマに追われないで済む。
長期レンジで成果を出せば良い。
その意味で、月次→週次→日次チャートを見るべきだ。
分足チャートは最後のエントリタイミングだけで良いだろう。
【N225月足チャート】 【同 週足チャート】
【同 日足チャート】 【同 拡大図】
チャートからの推測では、「分水嶺」だ。
私が重視する週足を見ると、ローソク足の実体が26週移動平均線の、ど真ん中に位置している。
週足から見る限り、上か下への分水嶺に見える。
月足の順並びは問題ない。
更なる上昇に向けて、右肩上がりが続いている。
問題は日足だ。
今週の暴落レベルを計った補助線を割ってきた。
月曜日以降、来週前半でこの補助線を越えられれば、上昇波動が継続していると確認できる(と、個人的に推測する)
越えられなければ調整は長引き、週足、月足へと悪影響を与える。
んーーーー、難しい。
来週か再来週中、つまり今月末にN225がどのような位置にいるかで決まってくるのだろう。
表「勝利の法則」としては、今はポジションを小さめにしておく時期に該当する。
裏「勝利の法則」は違う。裏の深層心理は底値で買いたい病だ。
個人投資家の特権は、自己責任で裏道を歩めることだ。
では上昇波動が続いていると仮定した場合、「いつごろ」までに「どこまで」騰がるのか?
自分なりのシナリオを描いておきたい。
【N225月足チャート+フィボナッチ】
上昇波動が続いていた場合、過去の下落を対称形的に見てみたい。
1997.06と、直近では2000.04に20000円を付けている。
2000.04から暴落が始まった。
20000円から18000円までわずか1ケ月で下げた。
更に1ケ月で、16000円まで下げている。
僅か2ケ月で4000円、文字通り急落であった。
今の上昇相場は、落ちてきた反対の道のりを辿ると想定する。
想定根拠は何もない。
単なるカンである。
過去の歩みの反対を辿るとの仮説を立てると、今後の歩みは
・17000円を超えたら20000円までは2~3ケ月で駆け上がる。
・20000円を超えたら、長めの調整に入る。
この仮説通りに動く保証は何もない。
が、自分なりの大局観とする。
この大局観から導き出される戦術は、
・callオプションでは08C195、09C195を買う。
・個別銘柄は、現物・信用ともに8月までホールド。
・仮説が狂った場合の備えで、「putオプションの買い」は「保険」として常に保持しておく。
・8月末迄に、信用ポジションはすべて解消し、「現物ホールド+putオプション」とする。
この場合のputオプションは「保険」ではなく、「投資」と位置付ける。
となる。
ヘッジを外した恐怖
06P150を1枚残して、すべての「putオプションの買い」を売り切った。
今週は、大きな利益を得ることができた。
しかし・・・
【06P150 直近5日間の分足チャート】
putを売り切った途端に、ゾクゾクと恐怖感が沸いてきた。
今まで、如何に「putの買い」を建てることにより、安心感を得てきたかを再認識した。
現物にしろ、信用にしろ「買い」のポジションである以上は、「備え」が必要だ。
その備えが、put1枚だけとなった。
その代わりに、callを私にしては多めに仕込み。
そして、信用買いポジションを軽くした。
現物は一切処分しなかった。
モー、いい加減に上げに転じて欲しいものだ。
願望でのトレードは禁物なのは、百も承知だ。
しかし、時には自分のシナリオに沿った大胆な売買ができねば大きな成果は得られない。
タイムディケイ に殺された来週の月曜日に、改めてputを仕込む。
しかし、今夜のNYが暴落したら取り返しが付かない。
松井証券のeワラントのputは、バッチ処理の関係で買えない時間帯がある。
kabu.com証券のカバードワラントで、N225のputを買っておこう。
optionによるヘッジ
本日付けたN225の安値、16033円が当面の底値になると、3年連続で魔の0517となる。
【N225日足チャート】
直近の最安値を結んだ、補助線の延長線上に達したことになる。
私には、今後の株価を占うことはできない。
できないながらも底値で買いたいので、買いのタイミングを考察するには自分の納得する理屈が欲しい。
今のタイミングで個別銘柄の買いを入れるのは、いかにストップ安レベルでも勇気がいる。
昨日と今日に分散して、前から欲しかった不動産流動化やハイテク銘柄のストップ安レベルを拾えた。
怖い。が、putオプションの半分は残してある。
【N225先物、N225、06P155、08C195の分足チャート】
うまい具合に、買ってあった06P155や06P160が良い値段で売れた。
この利益があったので、早めにエントリした個別銘柄で含み損を抱えたが何とか耐えることができた。
明日から上昇に向かう保証はない。
putの半分を残してあるので、更なる下落でも耐えることはできる。
むしろ、一時的なら更に1000円位下げて深い谷を作れば、山も高くなると思う。
putオプションを持っているで、心理的に楽だ。
保険だと思っていた、putオプションであったが、今回はライブドアショック以来の利益確定ができた。
今回の急落で、改めてリスク管理の重要性を思う。
行きがけの駄賃ではないが、昨日今日でcallオプションが安かった。
そこそこ仕込めた。
更なる暴落か、もしくは反転して暴騰があれば、宝くじが当たる。
ユックリとした上昇なら、温存した現物が利いてくる。
ダラダラの下げが、一番厄介だ。
急落だが
急激な下げだ。
【N225日足チャート】
私の信用買いポジション銘柄も下げている。
無防備な状態だと、慌てて損切したと思う。
putオプションを買い建てしているので、何とか耐えられる。
冷静に、楽しみながら下げのメドを考察することができる。
ライブドアショックの1月18日以降の、チャートの下限を補助線で結ぶ。
すると今回の下げのメドを、日経平均換算で16,146円と想定できる。
今日はココまでの下げはないだろう。むしろ下げ止まりを期待したい。
下げ止らないとなると、月曜日は16,146円迄の下げは覚悟せねばなるまい。
私の素人判断だ。
こんな推定方法が、世の中にあるのかどうか知る由もない。
今はたっぷり個別の銘柄で買いポジションを建てているが、多少の余裕は残っている。
月曜日に更に下げれば、そこが買いのポイントだろう。
底値で買いたい病患者の私としては、今日の急落で買いたくてしょうがない。
日記でも付けて気を紛らわすしかない。
いくつかの下げ過ぎ銘柄で、ストップ安に近いレベルで買い注文を入れてある。
今日は指値まで届かないだろう。
しかし、既存の買い建てポジションの痛み方を眺めると「もーこれ以上下げないでくれ~」
というのが本音だ。月曜日から上昇に転じ、買えないのもまた良しだ。
putオプションを買ってあるということだけで耐えられる。
【06P155の分足チャート】 【同 4本値】
最安値と最高値での売買はできないと思うので、15円で買って55円で売るケースが想定できる。
今週の月曜日に、1枚買っていれば(55-15)×1000=40,000円の収益となる。
私は数枚しか買ってない。
今までの保険料支払いとしての、オプションコストを考えるとこの程度で売っては割が合わない。
6月のSQ迄まだ間がある。
putオプションを持っていれば、含み益が増大し個別銘柄の痛みを和らげてくれる。
来週の月曜日に急落すれば、下がりすぎの個別銘柄を買うとしよう。
putオプションを売るのは、今日のところは耐え忍ぶ。
いずれにしても、夏頃をメドにN225は20,000円を目指すとの読みが基本だ。
この大局観が崩れた場合は、「putオプションがあるさ」のヘッジ登場となる。
希望的には、保険は掛け捨てで願いたい。