不気味な動きだ
今週の月曜日の暴落は、少なくとも先週の金曜日には兆候がなかった。
因みに、N225の動きとプットoptionを並べてみる。
【N225の直近5日間の分足】 【06P150 直近5日間の分足】
先週の金曜日の時点では、1枚当たり10円以下でいくらでも買えた。
次に、このプットoption 06P150の日足と出来高を見てみる。
【06P150日足チャート】 【同 出来高】
出来高(枚)
4/20(木) 134枚
4/21(金) 5,975枚
4/24(月) 6,588枚
何故か、金曜日の出来高が突出して大きい。
暴落当日の、今週月曜日の出来高急増は理にかなっている。
しかし、先週金曜日に出来高突出は、明らかにきな臭い。
只でさえ、今は信用規制という時限爆弾を抱えている。
信用規制は為政者の思惑で、発動タイミングを図れる。
先週の金曜日に、putを大量に安値仕入れした「誰か」がいる。
6月のSQは6月9日だ。
それ迄に、信用規制が発動されたら・・・
いや、05Pのputオプションの出来高も不穏なものがある。
5月のSQ前に、更なる暴落が起きればこの「誰か」は大儲けだ。
信用規制発動のタイミングが、外部に漏れていたとしたらインサイダー取引となり、明らかな犯罪である。
証券会社7社体制
2006.03月末残で、私ののMAXであった2006.1の残を超え、2500となった。
私にとって最悪の下落であった、2006.02の月間損失を埋めることができた。
私の現物ポートは東1の堅実銘柄が中心なので、今の環境がプラスに働いた。
地合いに助けられたとしか言いようがない。
3月に建てた信用分は、ほぼ手仕舞った。
現物株式60%、現金40%となっている。
これらを7社に配分する。
証券会社間での現物株式移動は、無料にしている所が多いので助かる。
①kabu.com証券:現金100、option
株式投資初期の頃、お世話になった。
今後は、完全抽選なのでIPOのBBと、option取引専用口座とする。
株式取引は、手数料が高いので使わない
②松井証券:現金100、FX、option
4月からoption取引手数料が、BOXレートから外された。
option取引手数料は、単独課金となる。
ここのFXは、意外とSWPが良い。
FX取引の主力口座と位置付ける。
③イートレード証券:現金100、株式現物15%保護預かり
株式信用取引の準主力として位置付ける。
何と言っても手数料体系が、私の取引スタイルに合っている。
④オリックス証券:現金100、株式現物10%保護預かり
株式信用取引の2つ目の準主力とする。
IPOの人気銘柄が当選した証券会社だ。
BB初日に参加するだけで、当選確率が10倍になるという。
零細投資家にも、美味しい制度だ。
⑤マネックス証券:現金100
ここは嫌いな証券会社だが、完全抽選なのでIPOのBB専用とする。
⑥daiwa証券:現金残総て、株式現物75%保護預かり
信用取引の主力とする。
FX口座の準主力とする。
⑦HS証券:現金100
IPOのBB専用とする。
daiwa証券のオンライン口座にログインして、あまりの優れものに驚かされた。
提供ツール、レスポンス、手数料制度、何から何まで私の投資スタイルにピッタリだ。
オンライン証券を色々試したが、自分に合った証券会社に出会ったように感じる。
口座維持管理料が必要だが、無料になる制度がある。
取引手数料は一見割高に見えるが、私のトレードスタイルなら松井証券と同じレベルとなる。
これからはdaiwa証券を主力として、長い付き合いをするとしよう。
FXが凄いことになっている
今、株が面白いが、FXも大変なことになっている。
オセアニア勢が暴落したのだ。
特に、NZD/yenが酷い。
2年前の水準まで戻っている。
【NZD/yen2年間の日足チャート】 【同 直近3ケ月】
株と同様に、底値で買いたい病が出てくる。
上値で買っている人たちは、死屍累々の様子だ。
それは、そうだろうあまりにも急激な暴落だ。
ここから、エントリするには流石に勇気が必要だ。
イヤ、勇気とは言えない。
無謀に近い。
無謀に飛び込んでみた。
更なる下げもあろう。
ケガは承知で、1年以上の長期レンジで耐えるとしよう。
M証券で10万単位でロングポジションを取ると、一日のSWPは1450円だ。
1年維持できれば、1450×365=529,250円となる。
キャリートレード 派としては、ここで参入しなくてどこで参入するか?
との、意気込みで飛び込むとしよう。
意気込みが空回りするリスクは百も承知だ。
NZDが今の金利水準で維持される保証はない。
逆に、yenの金利が上がる可能性がある。
高金利が維持される可能性を期待しつつ、USD/yenのロングポジションとセット
としよう。
運用方針の再見直し
私のような零細投資家が、人気銘柄のIPOに当選するとは思っていなかった。
やってみなければ、分からないものだ。
一昨日の17日(金)に常識ハズレの初値をつけた銘柄に当選していた。
ほぼ初値で売却したので、200程度の利幅であった。
【寄ってからの歩み値】
IPO人気銘柄の旨みを味わえて、何故過熱気味だったのか身を持って知らされた格好だ。
完全抽選は看板だけではないようだ。
確率の問題で、数を多く打てばそのうちいくつかは当る。
つまり技量に関係がない。
これは、私のような初心者には有利だ。
オンライン証券なら、口座維持費もかからない。
数さえ多く打てば、当選の確率が上がる。
少し研究したが、当選確率を上げられる方法もあるようだ。
証券会社を7社に拡大する。
元々数割の、キャッシュポジションは維持する予定であった。
信用取引の証拠金は株式現物で済む。
遊んでいる状態のキャッシュを元手に、BBに申し込めば良いだけだ。
運用方針の見直し
運用方針の見直し
1.現状
(1)種銭:1000(1年前)
(2)現在:2000(概算)
(3)運用方針
①現物株式
・長期(少なくとも数年単位)保有とする。
・銘柄は東証一部銘柄を中心とし、インカムゲインをも狙える堅実経営銘柄とする。
・1銘柄当りは最小取引単位株とし、分散を心がける。
・全体資産に対する現物株保有割合は7割とし、残りの3割は現金とする。
・オンライン証券5社(松、kabu、オリ、イートレ、マネ)に分散して運用する。
・現物株式は、総て信用取引の証拠金とする。
②現金
・オンライン証券5社に分散して預託する。
・現金はIPOのBB参加用として維持するが、空き時間は信用取引の証拠金とする。
③信用取引
・新規建て余力の50%を基本とするが、70%迄は許容範囲とする。
・投資銘柄を数日から数週間以内の短期銘柄と、数ヶ月保有する中期銘柄に分ける。
・損切の時は、自分で決めた損切の基準を守る。
・利食いの時は逆指値を入れつつ、上値を「どこまでも追う」を基本とする。
・投資銘柄は分散を心がけるが、銘柄選びは自分のテーマを決める。
これで1年やってきた。
それなりに成果はあった。
自分なりに満足していた。
しかし、或る優れた投資家のブログに出会った。
仮に、miki氏呼ぶ。
miki氏は、私と同じ1000で始めた。
1年で10倍にしている。
miki氏は言う。
「主力銘柄を持ちなさい」
「自分の投資スタイルを持ちなさい」
miki氏の主張はこの2つだけではないが、私にはこの2つが極めて参考になった。
実は、miki氏は信用取引をしていない。
信用取引をしないで、1年で資産を10倍にしたのだ。
miki氏は自分のブログで苦労を書かないが、並大抵のことではなかった筈だ。
途中経過では、資産を溶かしたこともあったろう。
直近の新興崩壊では、miki氏保有の主力2銘柄が「MSCBの発行」「下方修正」という直撃弾に見舞われた。
大台目前であったmiki氏の資産は、数割目減りしてしまった。
この間、僅か1~2週間である。
miki氏の凄いところはこの直撃弾被害に、素直な反省と教訓を得ているところだ。
主力2銘柄の内1銘柄は一度切って、上げを確認して再参入している。
この一連の行動には、感服させられた。
私はまだまだ初心者の域を出てないと思い知った。
miki氏の、方針を真似たい。
信用取引の運用方針を見直す。
2.これからの運用方針
(1)(2)(3)①②は変わらす。
③信用取引(次の3つを追加)
・主力銘柄と、準主力銘柄を選定する。
・信用取引の投資銘柄は全体で、10銘柄程度とする。
・主力銘柄に、信用取引割合全体の50%程度を振り向ける。
これからは、主力銘柄の選定が超重要となる。
主力銘柄は、1もしくは2銘柄としよう。
主力銘柄の選定を楽しみたい。
反省と分析と対策
1.反省
・相場の転換点を、事前に予想することはできない。
・急激な下げの局面で、自分の資産を守るにはそれなりのコストがかかる。
・リスクヘッジのコストを惜しんではならない。
・K証券に現物玉が偏った結果、K証券での「信用買い」ポジションが過大となった。
2.分析
(1)投資方法
・全資産の7割を、現物株式で長期保有している。
・長期保有する現物株式は、含み益を有するものだけを残している。
・現物株式を保証金として、信用取引で中期トレードをしている。
・下落から上昇へと潮目が変わったと判断した場合、積極的に信用取引で「買い」
ポジションを構築している。
(2)リスクヘッジ
・現物株式が含み損を抱えた場合、信用取引の買いを利用して「結果的」に底値で
買った状態としている。
・現物株式のヘッジとして、option取引を利用して下落に備えている。
option取引のコストとして、現物株式資産の1%を充当するルールが守れていなかった。
3.今後の対策
・K証券の「信用買い」ポジションを総て解消した。
・適正量の「put買い」ポジションを構築する。
下落に動じないポジションを構築する。
具体的には現物は長期保有を厳守、含み益の減少はoption取引のヘッジ利用で耐える。
・証券会社K、M、E、Oの4社に、それぞれ500づつの資産を分散保有する。
・具体的には、K証券の現物保有株式をE証券に移管する。(移管は無料なので助かった)
4.中期目標
・今年中に、証券4社に預けた資産を各500→1000と倍増し、計4000とする。
・大きな儲けを一気に狙わず、コツコツに徹する。