背筋も凍る、暴落と暴騰
今日の誤発注は、事故ではなく大事件であろう。
歴史に残る、誤発注の記録を残しておく。
日興シティ(噂→その後、みずほ証券と判明)の損害は、1000億円を超えるという。
明日からの相場全体に影響を与えるのは必至だ。
大事件が起きるから、相場は下がるのではないらしい。
下がる必然性が、大事件を発生させるという。
【yahooニュース】
8日ジェイコムが乱高下、注文ミスで大量約定
8日、東証マザーズ市場に新規上場したジェイコム <2462> が公開価格61万円を10.2%上回る67万2000円の初値をつけた後、乱高下する展開となっている。「ある証券会社が誤って1円で60万株の売り注文を出し、そのうち約40万株が約定した」(中堅証券)ため、株価はストップ安の57万2000円まで下落、その後買い戻しの動きから77万2000円のストップ高まで上昇した。同社の発行済み株式数は1万4500株。「決済までタイムラグがあるため、発行済み株式数を大きく上回る約定となった。現在、買い戻しに奔走しているようだ」(同)という。(T.S)
[ラジオNIKKEI2005年12月08日]
【2462の分足チャート】
【2462の大引け時、板状況】
【2462の歩み値 3シーン】
金儲けには情け容赦は無縁らしい。
最後にストップ安の572,000円で、467,137株買った人は2,670億円を一気にぶち込んだ。
凄まじいものだ。
しかし、明日から始まる後始末で、今日のストップ高で買っても当分は連日ストップ高が続くのだろう。
いずれにせよ、大事件である。
話題が大きくなれば、市場参加の素人が多くなるだろう。
長い目で見れば、良いことだと思わないと救いがない。
REITの急落
私が株式投資をnetで始めた頃は、連日J-REITが高値を更新していた時だった。
今は昔日の面影はない。見る影もなく、値を下げている銘柄ばかりだ。
耐震強度偽造事件のあおりを喰っていることも大きいと思う。
底値で買いたい病患者の私としては、J-REITの動きが気になってしょうがない。
特に上場来、ほぼ下げ続けている銘柄もある。
【8970の日足チャート】
この銘柄の底値を買うべく、まともな指値をしていた。
kabu.com証券は、約定するとメールで知らせてくれる。
1株目はしめしめと思っていた。
あまりに早く、2株目の約定を告げるメールが届いたので板状況を見ると・・・
11.22の12:58からの2分間で、突然の事故ように一瞬急落している。
ジリジリとした下げに耐え切れず、大口のホルダーが投げたようだ。
【8970の歩み値】
トンでもない安い値段で指値をしていたレベルまで、買えた筈だ。
投げたのは一瞬なので、すぐにある程度戻した。
運よく(?)拾えた人は、4%以上の利回りを保証された。
尤も、この先更に下げるとインカムゲインなど吹き飛ぶ可能性がある。
底値狙いは危険と背中合わせだ。
だから楽しいのかも知れない。
私の場合は、まともな値段で買ったので当分は塩漬けとなる。
来年1月の配当権利取り近辺で、どうなるか?
そろそろエントリか?
有難いことに忘れていた子株が還流して、メイン口座の残高が種銭として用意した
1000に回復した。
メイン口座で利確できたら、100程度づつ引き出し、コツコツと他の口座で多様に運用してきた。
FX口座2つとサブの株式口座2つの合計残高約500は、コストゼロとなる。
メイン口座は温存し、コストゼロになったサブ口座はダメモトで使える。
しかも信用取引を使えば、3倍に活用できる。
コレは、勝負の時なのではないか?
私は、個別株式においては「底値で買いたい病」がある。
困った病なのだが更なる下落不安が少ないだろうという気休めもある。
個別株の投資と、FX投資のリスクを比較すると、FXの方がハイリスクであろう。
FXはチマチマと、個別株式は少しは大き目の取引をしたい。
折りよく、FXではGBPが下げている。
個別株式銘柄では、ハイテクの中で出遅れ銘柄がハッキリしてきた。
コストゼロなら、個別株で大きめの取引をしても怖くない。
FXから具体的に見てみる。
【GBP/yen 1年間の日足チャート】 【同 10日間の60分足チャート】
GBPは高金利通貨の代表なのだが、USDと反対に金利先安感がある。
普通はこの局面ではエントリするのは抵抗がある。
しかし、ここ数年レンジで見ると円安はもう少し進展すると見たい。
取り敢えず微額でエントリして、GBPが下げるようなら1~2円単位での下落で買い増す戦略を取りたい。
但し、2つの鉄則を守る。
・深追いはしない。
・小さくエントリする。
この鉄則を守りながら、エフリエイト程度のスワップ金利を稼げれば良しとする。
GBP/yenを10,000単位買い持ちすれば、265円/日のスワップとなる。
M証券の場合、ロスカットを4円と深めに設定しても、証拠金は約100,000円で良い。
一方、個別株式はどうか?
ほぼ数銘柄に絞ることが出来た。
ハイテクで出遅れという条件に合致し、私のテーマであるユビキタスに当て嵌まる銘柄を大目に仕込みたい。
この時気を付けねばならないのは、数ヶ月から数年は利確出来ない可能性を秘めることだ。
選定した銘柄は、底値に近い。
と、言うことは上昇気流に乗るまで時間がかかることを覚悟せねばならない。
M証券に「無期限信用取引」がある。
コレを利用する。
そうすれば、信用取引の6ヶ月期限という縛りから開放される。
無期限信用は金利が高目だが、キャピタルゲインを上回ることはないと想定する。
ここまでと、これから
取引の勉強から始まり、取引方法の多様化から長期投資まで。
9ケ月程度記録してきた。
記録を付けることにより、多くのものを得た。
この間、N225は、
03月26日の終値「11,761」から記録開始
05月17日の終値「10,828」で底を打ち
11月11日の終値「14,155」迄に急上昇した。
【N225の日足チャート】
記録開始時点の種銭1000は、約1.5倍となった。
私のように経験の浅い兼業投資家が、ソコソコの成果を上げ得たのは地合いが良かったからに他ならない。
ほぼ、N225の上昇と軌を一にする上昇である。
記録開始直後の急落で、大きな被害を蒙らなかったのは経験が浅かった故、取引ボリュームが少なかったからだ。
特にラッキーだったのは、ここの所2~3ケ月はほぼポートフォリオを放っておいたことだ。
「それどころではない」状態が幸いした。
この間の上昇は半端ではなく、ザラ場を見ていたら間違いなくチキン利確であったろう。
運に恵まれたとしか言いようがない。
ここ2~3日はザラ場を見る機会があった。
目先の利益に目が眩むというより、「下げる恐怖」に耐えられず殆どのポジションを解消してしまった。
信念も何もありはしない。
残るは現物が殆どである。
現物は、上昇相場の過程で「結果的に」底値で買い入れた銘柄を残してある。
これからは、現物株式を証拠金にして満額の半分程度での信用ポジション構築としよう。
含み益が乗っている現物が証拠金なので、追証発生の心配は少ない。
じっくりと、銘柄を選んで今後は数年単位のレンジを睨んで取引をしていきたい。
運に助けられたとは言え、折角増えた種銭は溶かしたくないものだ。
取り組みが悪すぎる
昨日の日経CNBCで、この銘柄のプロによる解説があった。
チャートだけ見て、「そろそろ下げ止まりか?」とのコメントだった.
聞いていて腹が立ってきた。
お気楽なものだ。
この銘柄の本質は、チャートだけ見ていては解らない。
ある方のブログ で、取り組みの悪さを挙げていた。
私はテレビのプロ解説者より、この取り組み説の方が正鵠を射ていると思う。
【6701 価格帯別売買高】
信用取引の売買比率=40,485÷1,495=27倍
この偏った比率が是正される迄は、上値に待ち構える「シコリ」で抑えられてしまう。
特に、620円、670円近辺迄に届こうものなら、戻り待ちの売りで押し返されそうだ。
コリャ、当分ダミダ。
8803はズーーーーと、マシなのだが押し目を付けなかったので買えてない。
総括
【12C135 日足チャート】
12C135を、1枚15円で買ったのが6月7日と9日であった。
この銘柄は、7月28日迄は15円で買えた。
myルールを犯して、多めに買っていた。
敢えてレバタラを記録しておく。
10月5日に直近の最高値、505円を付けている。
(505-15)×1000=490,000円
手数料と税金を別として、1枚当り49万円の利益になる。
倍率で、505÷15=33.6倍だ。
私はとても、この値段まで持ち応えることはできなかった。
最初に売ったのは、8月22日に3枚、80円であった。
(80-15)×3×1000=195000円
の利益だった。
その時点では有頂天だった。
倍率で言えば、80÷15=5.3倍
個別の株式取引では考えられない。
途中でパラパラ分散売却した。
最後の1枚を返済したのが、9月26日の245円であった。
(245-15)×1000=230,000円
この時点でも、有頂天。
その後、更に倍以上に迄上昇するとは思いもよらない。
オプションの場合は、勝率が低い。
私の場合も、例外ではなかった。
この銘柄12C135では勝ったが、負けの銘柄を抱えて沈没した方が多かった。
勝てるときに、如何に大勝ち出来るかが全体の勝敗を左右する。
私の場合は、全体でチョイ勝ち程度であった。
オプションというリスクの高い投機では、幸運という他ない。
今後の教訓としたい。
頃合い
ここの所、myPortを放っておいた。
良く言えば、「長期に構えて」だが。
本音は、「それどころではない」状況だった。
運が良いことに、ポジションはそれ程悪化してない。
N225はここのところ調整局面だ。
昨夜のNY下落で、来週も更なる調整があるかも知れない。
2~3年レンジで投資するスタンスで見れば、今のタイミングはエントリのチャンスと見たい。
先週から、「それどころではない」ながらも気になる銘柄を、ボチボチとエントリし始めた。
今後、証券売買は活発になると思う。
私のテーマはユビキタスと防衛だが、証券取引活発化で潤う銘柄もmyPortに加えたい。
とは言うものの、証券会社個別の銘柄は懲りた。
証券会社全体をカバーするような銘柄を選びたい。
【8803のバブル崩壊後の年足チャート】 【同 日足チャート】
この銘柄は、東証の大家さんとして証券会社個別とは一線を画しながら、証券取引が賑わうと儲かる会社だ。
バブル崩壊後、戻しがまだまだ足りないと見たい。
しかも、短期で25日線迄タッチしてきた。
押し目を拾いたい。
【6701 年足チャート】 【同 週足チャートの拡大】
この銘柄をユビキタスと言うには無理があるが、株式投資は自己責任の世界だ。
自分がそう思い込んでいればそれで良い。
ドコモの携帯でNと言えば、長らくトップブランドだった。
今は低迷状態。
それが、901iSシリーズでは唯一の「フルブラウザ搭載機種の発売」と言う勝負に出た。
ハイテクの場合は、90年よりも後のハイテクバブル崩壊後にどうだ?という検討だと思う。
明らかなる出遅れ感が、チャートに出ている。
先々週から打診買いを始めたので、かなり含み損が出ている。
しかし、気にしない。
ナンピンはしないが、分散エントリとして下がれば喜んで買う。
含み損を抱えた時に、「それどころではない」状態は幸運だと思おう。
(追記)
今朝の日経で、この会社の減益が報じられている。
来週は益々、含み損が大きくなる。
月足チャートだけ見て、耐え忍ぶ。
第三段階
上昇相場でも、利益を確定するのは難しい。
とは言え、流石にある程度の含み益を抱えた。
ので、第三段階に進みたい。
第一段階:投資の勉強
第二段階:投資方法の多様化
第三段階:長期方針の投資
計測ツールを、長期で考える物差しに代える。
N225と、最近の主役5405を並べて、長期の物差しを当ててみる。
【N225】 【5405】
N225はバブル崩壊直後からの数字ではないが、それでも1/3戻しをチョット超えた位置だ。
5405は、バブル崩壊直前のピークから、既に1/2戻しを達成している。
私のテーマである、防衛の雄とユビキタスはどうか?ユビキタスは昔のデータがないので親会社を見る。
【7011】 【9432】
いずれも、1/3戻しにも達していない。
しかしながら、週足で見ると典型的な売り場でもあり、エントリする勇気が出ない。
私は只でさえ、「底値で買いたい病」患者なのだ。とても買えない。
では、今底値の銘柄を探す。
【6773】 【9202】
確かに底を這ってはいるが・・・
上昇に向かい、大きな利を上げるには時間がかかりそうだ。
信用取引は、6ケ月で決済せねばならない。
しかも、上昇自体を望めるか・・・
しかし、ユックリと分析ができた。
自分の追うテーマで、長期保有で利益が乗る可能性を有する銘柄を探す。
少し多めに仕込むとしよう。
来週以降に、押し目を付ければ良いのだが。
含み益をどうするか
株式の個別銘柄は、軒並み含み益を抱えるという私にしては珍しい状況となっている。
私のテーマは、ユビキタスと防衛 なので特に好調の銘柄が多い。
含み益を抱えてどうするかという状況に、私は慣れてない。
こんなことは、誰にも聞けない。相場のことは、相場に聞く。
【個別銘柄の日足チャート】 【同 週足チャート】
【同 月足チャート】 【同 分足チャート】
ザラ場ではついつい、分足を見てしまう。
長期のチャートを見ると、まだ買い場と言っても良い程だ。
底値で買いたい病患者の私には、今の水準は買いにくい。
むしろチョッピリ売ってしまった位だ。
ココは病気を抑え、順張りで挑むべきだろう。
押し目を狙いたいが、果たして押すか?
押さなければ手を出さない。
ユビキタスや防衛銘柄は他にもいくつでもある。