証拠金使用率の差
私のリスク管理の物差しは、証拠金使用率だ。
証拠金使用率=必要証拠金÷口座清算価値 である。
口座清算価値=現金残高+未実現損益 となる。
S短資の場合、日々発生するSWPは、翌日の現金残高に反映される。
証拠金使用率は殆どの業者が、リアルタイムで表示してくれる。
私の場合現在、13%と表示されている。
このリアルタイム表示とは別に、自分のExcelシートで証拠金使用率を「SWP」抜きで管理している。
S短資の場合、SWPが翌日以降ポンポンと口座に足しこまれてしまうので、蓄積された口座のSWPが
どの程度なのか、改めて手集計しないと出てこない。
【証拠金額合計、証拠金使用率 等】
自分で管理しているExcelシートでは、証拠金使用率が15%と表示されている。
リアルタイム画面で表示される、13%との差、2ポイントがSWPの効果である。
結構大きいもんだ。
現在の使用証拠金、1,193,661円から見ると、年間利回りこそ、111%であるが、リスク管理のため振込んで
ある金額合計から見ると、年利回りは17%でしかない。
この観点から見ると、約1ケ月で生まれた587,200円の含み益は目が眩む数字となる。
SWP派の辛い所だが、黙って利確せずに耐えるしかない。
櫻井よしこ②
櫻井よしこ ②
「気高く、強く、美しくあれ」 -日本の復活は憲法改正から始まる- 小学館 2006.08.20発行
-------「はじめに」の冒頭部分を引用----------------------------------------
この国は一体誰のものか、紛れもなく日本国民のものである。
日本国民とは、現在生きている現役世代に加えて、この国を創り、築きあげてきた過去の世代の日本人、さらには、これから生まれてくる全ての未来世代の日本人である。
この国は紛れもなく、この国に生まれ、暮らし、この国で生を全うした人々の国家でありながら、余りにも長い間、迷走してきた。日本国民の想いとは別に、他国の要求に屈して本来の日本とは異なる姿を形成してきた。そのような方向へと日本をいざなうべく決定的な影響を及ぼしてきたのが占領当時のGHQ(連合国総司令部)である。
近年の中国も同様である。就中、日本国の首相の資格に介入することさえ憚らない中国の振る舞いは異常である。国際社会の良識と常識、或いはルールからも大きく逸れたその種の言動に日本の政財官界のみならず、メディアさえも影響され今日に至る。植民地まがいのこの屈服と従属はどこから生まれてくるのか。
原因は戦後に行なわれてきた国民教育にあるとしか思えない。
「戦後私たちに教えられてきた価値観は、日本は日中戦争と第二次世界大戦の加害国であるというものだ。
したがって、日本は一人前の国家としてのまともな主張は遠慮すべきで、ひたすら謝罪しなければならないというものだった。そのように考えるところから、中国への屈服が始まる。ひれ伏せば、視界に入ってくるのは、眼前の事象のみである。
ひれ伏した脳髄には、広い国際社会の現状も常識も到底浮かんでこない。類い稀なる優れた文明を生み出した日本国の長く深い歴史に思いが及ぶこともない。衿持を忘れさった心に浮かぶのは、眼前の問題でしかない。問題から生ずる摩擦をなくすことのみに関心が集中し、本来の自分と、日本人と、そして日本国が、あるべき姿から切り離されていくことにも気がつかない。その結果、個人も国家も、果たすべき本来の役割や、責任を放置してきたのではないか。
---------引用以上---------------------------------------------------------
櫻井氏はこの著作で、「憲法改正」を発議している。
そして、第九条を含め櫻井氏なりの改正案を、「とても解り易く」記述している。
私は櫻井氏の、「植民地まがいのこの屈服と従属はどこから生まれてくるのか。原因は戦後に行なわれ
てきた国民教育にあるとしか思えない。」と、いう主張に全面的に賛成である。
60年の戦後教育が、日本を蝕んでいる。
異常な戦後教育の最高傑作のひとつが、自分の子や、何も悪くない人様の子を殺す、奇形の心を持った
母親であろう。
この櫻井氏の著作は、アチラ コチラ で議論されている、「靖国」に関する記述もある。
日本一判り易い説明だと思う。
本全体が素晴らしい内容だ。
この日記に、いくつかメモを残しておくとしよう。
日々の記録の重要性
ZAR/円が、きれいに17.0円を超えて来た。
日足チャートで、長期線を上抜けて来た。
60分足チャ-トでも、MAを下回ることなく、MAより上が定位置として推移している。
【ZAR/円 日足チャート+移動平均線】 【同 60分足チャート+ボリンジャーバンド】
【N225 日足チャート+移動平均線】
日経225の日足チャートが、2度も中期線を越えながら、やっと長期線に到達しているのと比較すると
ZAR/円の動きが、暴れん坊なのが良くわかる。
上なら上、下なら下と、とにかく、動きがシャキシャキしている。
その分、リスクも高いのだろう。
一方、私のポートフォリオは、2006.07.13 複利運用方式 で、スタート以来順調に含み益を積み重ねている。
【2006.08.10、09:30、マイポジション】
SWP益目当ての私が、(日々の含み+実現SWP)損益状況を記録することは、自分自身にとって、
とても重要だ。
Excelシートで日々自動更新の設定をしているので、この日記でしか途中経過を残せない。
少なくとも、60分足チャートと、日々のポートは可能な限り残すとしよう。
休むも相場
南アランドが、順調に上昇している。
【ZAR/円 日足チャート+ボリンジャーバンド、同+移動平均線】
私の目的は、キャピタルゲインではないので、単に「含み益が増え続けている」だけだ。
SWP派は、取得単価を下げねばならないという大命題がある。
利確はしない。
先は長い。
週次複利運用で、自動的にエントリすると言っても休む週があっても良い。
上がる相場はいつか下がる。
下がった時に、どれだけ余裕があるかが勝負となる。
放っておけば、小銭が貯まる。
小銭といっても今は、26,082円/週、貯まる。
来週に繰り越すと、来週のSWPを加え、52,164円、となる。
このレベルだと、先進国通貨の10,000単位追加が視野に入る。
小銭も積もれば大銭になる。バカにはできない。
今週は注文を控えるとしよう。
不思議な一致
N225とランド円の動きが、不思議な一致を見せている。
【N225の月足チャート】 【同 週足チャート】
【ZAR/円の月足チャート】 【同 週足チャート】
月足同士、週足同士が、そこはかとなく似ている。
では、日足同士はどうか?
【日足チャート N225】 【同 ZAR/円】
日足は流石に相似形とは言えない。
しかし、N225の動きとの共通点があるとすれば、同じ移動平均線を引いてみる価値はあると思う。
何故だか、S短資で標準提供される移動平均線は、日足、週足、月足共通で、短期5,中期10,長期20である。
ZAR/円の日足チャートで、移動平均線を、短期5、中期25、長期75と設定する。
と、今は長期線の16.88を、僅かに上抜けた状態にある。
ここで完全に上抜けるか、跳ね返されるかの分水嶺にあるように見える。
もし、跳ね返されると、N225と同様に再度中期線を割る状況になる可能性がある。
結論:本日はランド円3枚の追加を見送る。
長期線の上抜けを確認するか、跳ね返された後の再度の上昇を確認してからエントリする。
今週、エントリ時期が訪れなければ、来週にキャリーオーバーする。
マッ、1週間程度のズレは誤差の内だ。
1週間分のSWPが元金に組み込まれるので、その分一時的に証拠金使用率が低下する。
含み益は上昇しているが・・・
ドル円、クロス円が上昇している。
ランド円も上昇。
【ZAR/円 60分足チャート】 【同 日足チャート+ボリンジャーバンド】
私の複利運用方式 では、先週中に貯まったSWPを証拠金にして、今週も3枚のZAR/円を追加する。
先週は丁度、水曜日が底の状態であったので、安く仕入れることができた。
今週は、明日未明のお祭りの状況次第だが、今現在は上昇中だ。
今後の動向は読めないし、巷の意見を参考にするのも危険だ。
3枚を、月火水に分散して、1枚づつ買いポジションエントリする予定であったが、昨日は指値にヒットしなかった。
月曜日から無理をすることはないというつもりだったが、押し目なくジリジリ上げているので、エントリするタイミング
がない。
こうなったら、SWP3倍デーの明日迄待って、3枚ともエントリするか。
チョットした円独歩安なので、私のポジションは含み益が膨らんだ。
【20060808現在ポートフォリオ】
SWP派は、含み益に目が眩んではならない。
あくまで、チャリンチャリンと貯まる、小銭の積み重ねを大事にするべきだ。
本来、SWP派は為替の変動ゼロが最善のシナリオなのだ。
【USD/円の月足チャート】
ドル/円を見る限り、ここ10年で、100-150円のレンジで動いている。
今後も、長期的にはこのレンジ内に納まる可能性が高い。
しかし、ランド円は違う。
南ア情勢に何があるか?予断を許さない。
しかも、南アの情報は希薄だ。
ある程度の収益を上げたら、利回りの良い先進国通貨にシフトすべきだろう。
ある程度の収益とはどのくらいか?
比較的安全な期間はいつまでか?
目標を定めて、自分で決めるしかない。
今のところは、南ア情勢はマーマー平穏のようだ。
むしろ、成長途上にあると思う。
今のうち、着々と日々チャリン貯蓄に励むとしよう。
法則 ver.1
週末に、色々シュミレーションを実施した。
目的は、資金管理に尽きる。
特に、為替下落リスクへの対処だ。
私なりの勝利の法則が、ほの見えてきた。
1.ZAR/円の買いポジション
・上限を1,000,000単位とし、上限に到達する迄は、週次複利運用とする。(複利運用A)
・上限に達したら、追加の買いも、損切りの返済売りもしないで、SWPを生み出すマザーファンドとする。
・平均取得レートより、0.5円下落する毎に、50,000単位の買いポジションを追加する。(臨時購入A)
・平均取得レートより、0.5円上昇した時に、全体ポジションが1,000,000単位より上回っている分を売り返済
する。
2.ZAR/円以外の買いポジション(ドル円、クロス円)
・運用通貨は、USD、CAD、EUR、AUD、NZDとする。
・合計70,000単位から開始する。
・ZAR/円の上限到達後、全体ポジションで獲得したSWPの半分を証拠金として、10,000単位追加する。
(複利運用B)
・10,000単位追加する通貨の選択は、追加時点で一番含み損の大きい(なければ、含み益の小さい)通貨
とする。
・各通貨の1円の下落で、10,000単位買いのポジションを追加する。(臨時購入B)
3.共通
・臨時購入ABが発生したら、充当証拠金が貯まるまで複利運用ABは中止する。
・充当証拠金分が回復したら、複利運用ABを再開する。
これらを守ると、私が用意した余裕資金を入金しておけば、暴れん坊のZAR/円のレートが、9円台になって
も、耐えることができる。
トレードの面白味は、全くなくなる。
醍醐味や、スリルはなくなるが、ユックリとした成長が楽しみな「投資」となる。
複数通貨ペアの保有
南アの政策金利が上がった。
これに伴い、S短資のSWPも 30→31円となった。
エッ、たったこれだけ?
8.0÷7.5×30=32円 ではないんかい?
南アランドの投資先としてのハイリスクを考えると、気持ち的にはもっと上げて欲しいところだ。
ZAR/円は、未来永劫買い持ちする通貨ではなく、長くて2~3年以内の勝負を狙う通貨なのだろう。
SWP派にとって、レートの変動は限りなくゼロに近い方が有利だ。
上げや下げがあるので、レバレッジをかけ過ぎると危機に瀕する。
仮に、レートが全く動かないなら、フルレバレッジでも構わなくなる。
そうすると、買い建てしているポジションが大きければ大きいほど有利な運用となる。
ZAR通貨で、ある程度の収益を上げることに成功したら、安全な運用に切り替えるべきだろう。
安全な運用とは、長期的に見てレートの変動が少なく、安定的にSWPをもたらしてくれる通貨を買いで持つことだろう。
【AUD/円 の月足チャート】 【USD/CAD の月足チャート】
異なる通貨ペアを、同時に複数買い持ちしていれば、トータルで為替の変動は少なくなる。
動きが正反対に近ければ、リスクは少ない。
為替の変動がなければ、合計のSWPだけ受け取ることが出来る。
ローリスク、ミドルリターンとなる。
今後、時間をかけて検討してみよう。
USD/円を自動的に追加
USDが大きく下げた。
巷では、雇用統計の発表前まで、気を揉んでいた向きが多かった。
私も気にはしていた。
私には、上昇か下落かの予想は無理だ。
1円単位で下落する度に、10,000単位ずつ淡々と買い下がる。
一夜明けたら、USD/円が買えていた。
【ZAR/円と他通貨の比率】
ZAR/円の比率は、55%迄下げてきた。
もともとのスタートラインは、700,000単位なので、後で微調整する必要がある。
今後も、ZAR/円の比率が50%になるまで、他通貨が1円下がる毎に買い下がる。
他通貨が、逆に上がったら、仕込み値が高いものから、1円毎に躊躇なく利確する。
一連の手法を「底値探し」と称してわかり易く解説・実践されている方 も、いらっしゃる。
この投資法を続ければ、各通貨とも底値での買い持ちを模索していることになる。
上げ、下げは激しいほど好ましい。
投資の条件
投機ではなく投資をするのであれば、どのような条件を満たせば良いか?
物差しは、証拠金使用率だと思う。
自分で想定した最安値迄下がった時に、証拠金使用率がどの程度のレベルになるか?
幸いにも、FX業者は様々なツールを提供してくれる。
EXCELという強力なツールもある。
私の場合、証拠金使用率の上限を15%とする。