リスクの認識
現在の私のポジションは、ドル円、クロス円を取り混ぜて、計800,000単位である。
一見、100万円程度の手持ちで、1日当たり3,000円(月に9万円)のSWPをせしめている、お気楽な
ポジションと見えなくもない。
【買いポジション一覧】
異なる通貨を無理やり合計して、80万単位と呼ぶことにする。
総て円を売り、外貨を買っている。
ここ数ヶ月の為替の動きは、1~数日で数円単位で上下している。
円独歩高や円独歩安もあった。
2~3日の間に、円だけが総ての通貨に対して、数円高くなる局面が到来しても不思議ではない。
むしろ、充分有り得る。
円が数日間に、総ての通貨に対して3~5円高くなるケースもあろう。
私は損切りを絶対しないと決めている。
円高の局面で、損切りをしないと「含み損」を抱える。
私の場合、各種通貨を取り混ぜて、計80万単位の買いポジションだ。
3円の円高で、800,000×3=2,400,000円
5円の円高で、800,000×5=4,000,000円
の含み損を抱えることになる。
証拠金は、僅か1,018,676円である。
ギリギリしか預けてないと、
強制決済か、追加入金となる。
株にしろ、為替にしろ相場モノだ。
急騰や急落、更に暴落や暴騰は有り得ると認識せねばならない。
自分が地雷を踏まない保証はない。
500万円を入金しておき、まさかの時の備えに、更に500万程度の調達余力を残しておく。
それが出来なければ、クレジットカードを10枚程用意しておいて、速やかにキャッシングして
現金を振込める体制にしておかなければならない。
スワップ派は長い勝負に持ち込まねば勝ちはない。
短期勝負で負けを認める、つまり損切りをしていては中期も長期戦争も戦えない。
【新たなスタートライン 】
この、新たなスタートラインのポジション構築まで、あと
NZD:10,000単位
AUD:20,000単位
EUR:10,000単位 計40,000単位
の追加が必要だ。
この追加に成功すれば、840,000単位の買いポジションとなる。
そして、発展途上国ZARの比率は50%で、残りの50%は先進国の高金利通貨となる。
これ以上の追加は、断じてしない。
2006.07.26に決めたルール(1.②)に基ずく0.5円の下げで追加 する以外は、絶対にしない。
高金利通貨の買いポジションで、発生するSWPを、週次単位で再投資 するだけとする。
少なくとも、2~3年はポジションを維持せねば、リスクを覚悟で無謀なポジションを構築して
いる意味がなくなる。
耐えられた時の果実は甘美だ。
週単位複利計算 の威力は凄い。
2年を経ずして、2008年の4月末には円換算資産は、1億円を超える。
その時の、SWPは19,647円/日×30日=589,410円/月
となる。
Excelシートにはその数字があるが、実現するかどうかは、現実には宝くじ当選よりもマシ程度の
確率かも知れない。
しかし、自分だけは信じなければ実現なんぞしない。
信じることだ。
世の中は広い。
同じようなことを考えて実行している方 もいらっしゃるようだ。
私なんぞ、遥かに及ばないスケールで実行されている。
Eトレからの勧誘メール
Eトレード証券から、南アランド建の利付債券のセールスメールが届いた。
トリプルA格付け、年利7.80%、毎月利金を受け取れる、などの魅力的なコピーが並ぶ。
【メールに踊る魅力的コピー】
ゼロ金利が解除されたと言っても、年利7.8%と比べると国内金利はなきに等しい。
ワーキングプアな方もいらっしゃるであろうが、比較的豊かなシニア層も多い、有利な運用先
として魅力的に思う人もかなりいらっしゃる筈である。
この商品で調達された資金の用途を考えてみた。
調べた訳ではない。想像だ。
世銀が発行する、南アランド建債権なので、素直に考えると南ア国内産業の育成に使われ
ると推定するのが自然だ。
日本の新幹線も、当時は世銀からの借り入れ資金で敷設されたと聞く。
南アは発展途上国だ。
しかも、4年後のワールドカップ開催に向けての投資も金喰い虫だ。
資金はいくらでも必要だ。
世銀は全世界から資金調達して、積極的に南ア経済に融資して欲しい。
私のように、FXで南アランド/円に投資しているものにとっては、南ア経済の活性化は大歓迎
である。
南アランド建債権の売れ行き好調を切に祈りたい。
しかし、私が個人的に南アランド建債権に投資する気にはならない。
FXと比較して、条件が悪すぎる。
債権なので、格付けがトリプルAとは言っても、所詮南アランド建なので為替リスクはFXと同等
である。
コピー記載の、451,763円で25,000ランド分の債権を買うなら、
(451,763×5%=)22,588の証拠金で、451,763ランドのポジションを建てるのと同等だ。
残りの(451,763-22,588=)429,175円を手許に残しておけば、債権を買ったのと同じ理屈になる。
しかもこの債権は、5%×451763=2,288円の手数料が必要だ。
FXで25,000ランド丁度は買い建できないが、30,000ランドなら150円(S短資の場合)である。
そして、レートが17円台とは! もはや何をか言わんやである。
この債権は売行き好調らしい。
南ア経済発展の為、そして南アランド通貨需要逼迫のため、是非売行き好調たらん事を切に祈る。
南アランドの情報は少ない。
大昔の記事だが、為替王氏のブログが参考になる。
---2004.10.29 為替王氏のブログ ---------------------------------
ZAR/JPYの値動きを見ると、1998年の1ランド=27円50銭から、2001年末には9円30銭になりました。4年近くもの間、一貫してランド安・円高が進みました。1000万円投資していたら、340万円に減ってしまっている計算になります。
----引用以上-------------------------------------------------
当時は利付債ではなく、ゼロクーポン債であったなど、発行条件が違うが、先進国通貨建よりもリスキー
なのは変わらない。
因みに、私の現在のポジションは円換算で約1,200万円分のランドを買い持ちしている。
証拠金は、1,200万×5%=60万円である。
同じ下落「額」(あり得ないが)だとすると、660万円の損失となる。
怖い話である。
リスク管理の強化
ドル円、クロス円の急落にも関わらず、私のポートフォリオは含み益状態のままだ。
理由は、はっきりしている。ポートの殆どが、ZAR/円だからだ。
【60分足チャート ZAR/円】 【60分足チャート USD/円】
【60分足チャート AUD/円】 【60分足チャート NZD/円】
ドル円とNZD円の下落は、特にキツイものがあった。
米国のGDPが期待ハズレだったなどと講釈されているが、結果的に下げている。
この下落が、南アランドだったら?と思うと、ゾッとする。
損切りは、金輪際しないとして始めたキャリートレードだ。
NZDのように、2円下げたら、円換算7,200,000のZAR/円買いポジションは、140万円の含み
損を抱える計算になる。
余裕資金を持つのは当たり前として、投下資金全体に占める南アランドの割合を下げる必要が
ある。
少なくとも、南アランドが全体の80%を占める現状は危険だ。
南アランドの比率を、50%に下げる。
【スタートラインのポートフォリオ(目標)】
NZD、USD、AUDが、現在各10,000単位なので、新たにEURを加え、南ア以外の通貨合計が
50%を占めるポートをスタートラインとしたい。
それには、ドル円、クロス円が下げている今がエントリのチャンスである。
が、慌てずに分散を心がけてエントリする。
この新ポートをスタートラインとできれば、リスクが幾分軽減できる。
しかし、買い上がった挙句のスタートラインポジションでは、リスク軽減の効果を果たせない。
高い所を掴んでは、リスク軽減どころか、リスクの増大になる。
でき得るならば、荒いキザミで買い下がりたい。
極力、1円以上の下落で拾いたい。
思い通りにならないのが、現実ではある。
幸運なことに昨夜の下落で、NZDは前回エントリレベルの2円下で20,000単位拾えた。
既得のポジションと合わせて、30,000単位となった。
残り、10,000単位は慎重に追加したい。
NZDのような、乱高下する通貨は再度下げる恐れがある。
再度の下げを狙って、計40,000単位としたい。
EUR、USDも指値レベル迄下がった。
朝、確認したら拾えていた。
【07.28(金) ポートフォリオ】
証拠金は、合計1,018,676円となった。
AUDはあまり下げていないので指値に届かず、10,000単位のままである。
指値レベルを調整する。
既に、週次単位の複利計算投資 は始めている。
リスク管理のための、土台強化作業という位置付けである。
年内かけて、南アランド比率を50%迄下げることで良しとする。
追加がなくても現在のレベルでSWPは、3,277円/日=98,310円/月、となる。
このポジションに必要な証拠金は、912,545円である。100万円を切る。
常に下落リスクに晒されるが、多くのレバタラが重なれば、2008年4月末に円換算元本が
1億円に到達する。
この手の「取らぬ狸の皮算用」的計算は、多分昔からあったろう。
新しい材料は、
・南アランドが、10,000単位から買える。
・証拠金は、5%(つまりレバ20倍)で済む。
・取引手数料が、10,000単位当り50円と小額。
・10,000単位当りのSWPが、30円と良心的。
・オンライン(インターネット)で手軽に取引できる。
など。
そして、
・SWP30円/日が維持される。
・南アランド/円レートが変わらない。
などの、とても困難なレバタラが全部成立する確率は不明だ。
しかし、少なくとも宝くじよりは当選確率が高いように思う。
週次単位の複利計算の威力だ。
新たなスタートラインに立てば、後は獲得SWP分を週単位で追加投資に振り向けるだけだ。
手許の原資は、為替下落リスクに備え預けるだけで投資はしない。
ユックリと構えて、分散エントリに徹する。
構築した後のポジションを、長期レンジで取得平均単価を下げるという発想はアチラコチラ
でお見かけする。
スワップ派にとっては重要な作戦である。
N225 optionを、手仕舞った。
ドル円やクロス円が下げる中、南アランドは好調だ。
【ZAR/円の60分足チャート】 【USD/円の60分足チャート】
私のポジションは、極端に南アランドに偏っているのでトータルポジションは、大幅な含み益だ。
ということは、南アランドの値動きが総てとなる。
クロス円やドル円が上げても、南アランドが下げたら含み損を抱える。
南アランドは産金国なので、金相場に影響される。
金が暴落すると、南アランドも下げる可能性が高い。
円ベースの金相場を見てみる。
【東工取、金先物の価格推移】 【ZAR/円月足チャート】
目盛りが異なるので見難いが、ある程度の相関は見て取れる。
金は中東地域の戦争状態で上がる傾向がある。
アブラと金価格の連動であろう。
確かにイラン・イラク戦争の時がピークである。
今、中東がキナ臭い。
長期的に見て、原油価格はまだ上がる。(と、思う)
予想は外れる可能性がある。
下落リスクに備えて、余裕資金を持つことに尽きる。
松井証券と、kabu.com証券で建てていた「callオプション買い」を、ほぼ手仕舞った。
今日の上げで、うまく逃げられた感がある。
株式相場は、私には難しい。
少なくとも、今後の先高期待に賭ける訳にはいかない。
これで、いつでもFXに現金を追加投入できる体制となった。
先に入れておくと、妙に安心してしまい、ついうっかり追加のポジションを建てかねないので、
いざという時までFXとは別の口座に入れておく。
NZDが下げてきた。
キウイが下げている。
昨日エントリしたばかりなのだが、「一夜明けたら、1円下落した」てな感じである。
【NZD/円の60分足チャート】
買い持ち分が10,000単位と小額なのもあるが、「2.0円の下落で10,000単位追加する」と下落時のルールを
決めてあるので、「下落もまた良し」の心境である。
むしろ、「まだ、下落は1円ぽっち?」「早くもう1円、更に下げないと追加できないよ」と、いう心境すらある。
一方、オージーは金利上げ観測が出てきた。
この影響なのか、コチラは上げている。
【AUD/円の60分足チャート】
肝心な、南アランドはどうか?
【NZD/円の60分足チャート】
BOX圏での推移に入ったように見えなくもない。
であれば、SWP派にとって最良の状況だ。
下落する通貨があれば、上昇する通貨、横ばいの通貨がある。
通貨分散の効果であろう。
昨夜、20,000単位のZAR/円を追加エントリした。
ルールに従った、1週間分のSWPを費消しての追加である。
3倍デーの水曜日エントリなので、手数料分が実質無料である。
先は長いので何とも言えぬ。
ここは素直に気分良く、幸先が良いスタートを切れたと思いたい。
スタートライン②
本日をスタートラインとする、キャリートレードの成否を握るカギは、マイルールを守れるかにかかる。
マイルールを記し、自分への強制圧力とする。
1.決めたエントリ・ルールを守る。絶対にルール外の追加エントリはしない。
2.損切りはしない。金輪際しない。
3.利確もしない。良いとこ取りを気取って、自分に言い訳して利確をしない。
SWP派が成功するのは、時間が味方をするからである。
短期勝負はスリリングで面白い。
楽しむなら博打になる。
ルールに則った投資は面白くない。
面白くないから、投資となる。
着実な利を狙うなら、投資に徹するべきである。
私が一番危惧するのは、1.である。
二番目に心配なのは、3.である。
1.を絶対に守る。勿論、3も必ず守る。
スタートライン
本日をもって、FX投資キャリートレードのスタートとする。
【本日のポジション】
【目標のポジション】
今後の追加エントリは、
1.ZAR/円
①SWPの1週間分を、ZAR/円に追加し、週単位の複利運用を実現する。
②0.5円下落する毎に、100,000単位追加するが、追加は3回、MAX計300,000単位とする。
③目標の1,350,000単位を達成したら、それ以上の追加はしない。
④エントリは、原則的にSWP3倍デーの水曜日とする。
(10,000単位で2×30=60円余分に付く。手数料50円を実質的に無料化でき、お釣りがくる)
2.NZD/円
①上記1.③が達成したら、SWPを貯めた分を追加資金に充当する。
②目標の90,000単位を達成したら、それ以上の追加はしない。
③2.0円下落する毎に、10,000単位追加する。MAXは目標値達成とする。
3.AUD/円
①上記2.②が達成したら、SWPを貯めた分を追加資金に充当する。
②目標の70,000単位を達成したら、それ以上の追加はしない。
③2.0円下落する毎に、10,000単位追加する。MAXは目標値達成とする。
4.USD/円
①上記3.②が達成したら、SWPを貯めた分を追加資金に充当する。
②目標の70,000単位を達成したら、それ以上の追加はしない。
③2.0円下落する毎に、10,000単位追加する。MAXは目標値達成とする。
Excelシートで計算した。
自分でも驚いた。
SWPを週単位で再投資するだけで、来年の1月末には、ZAR/円が目標の1,350,000単位
に届いてしまう。複利計算の威力だろう。
そしてその時の、円換算元金は2倍となる。
但し、以下のタラレバが必要だ。
・ZAR/円の為替レートが変わらない。
・SWP30円/日が維持される。
・税金、手数料は無視。
S短資は、今年一杯は10,000単位当り50円の手数料を維持すると表明している。
当たらずとも、遠からずの結果になるとしたら株式の売買よりも効率が良い。
optionの半分を撤退
上がるも、下げるも、情けないことに、前日のNY次第 だ。
こんな状況を嘆いてらっしゃる方も、チラホラ お見かけする。
【N225先物、N225、N225OP期近の値動き】
今日の上昇で、「callオプションの買い」半分を薄利でエグジットした。
利確したのと実感はない。
むしろ、「良くぞ、生還したもんだ」との印象が強い。
最近の値動きは、「私には株式のトレードは無理だ」とのご託宣を下した。
投資方針を見直す。
・500を、FX投資に当てる。
・残りを、数社の証券会社に分散し、IPOの応募原資とする。
・IPO応募は、フィスコ・コメントで「アグレッシブ」を獲得したものだけとする。
・証券会社に預けたIPO応募原資は、個別の銘柄売買やオプション取引には使わない。
・証券会社からは、いつでも500程度は無条件で引き出せる体制とする。
運用の軸足をFXに移す。
ドル円もしくは、高金利通貨のクロス円の買いで、キャリートレードとする。
FXの証拠金、500に対してSWP収益年利50%を週次複利 で運用することを目標とする。
為替変動リスクに晒されるが、SWP目的なので損切りはしない。
円原資500で足りない時は、証券会社のIPO原資500を追加投入して凌ぐ。
問題は、どの通貨にどの程度振り向けるか?
分散エントリ、通貨分散を基本とする。
【配分表】
取り敢えずの配分目標を決めて、慌てずにエントリする。
今はオセアニア勢が高騰している。
必ずチャンスはある。
ユックリとエントリし、分散を心掛ける。
現在迄に、ZARを600,000単位、USDを10,000単位エントリした。
運の良いことに、若干の含み益状態だ。
年内かけて、配分表の買いポジションに近付ける。
配分表通りのポジションになれば、6,964円/日=208,920/月のSWP収入となる。
SWP収入は当分、喰わない。
週次で複利運用する。