ニューロマーケティングなんて言葉が
ここ3~4年で根付いてきた。
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広告において、ブランディングという概念は
当然のものであるという時代となったわけだが、
その効果測定を考えると、
まだまだクライアント側からすると
こむずかしい話なわけで、
それを簡単にわかりやすく説明できないかと
いうことを考えると、
行き着くところが脳なのかもしれない。
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糸井重里氏の「海馬」という本は
当時おもしろいなぁと思っていたが、
日本でも健康ブームがあるある事件以降、
露出を減らすのと反比例して、
茂木健一郎氏を筆頭に脳ブーム、クオリアブームが
ブレイクしたわけだが、多少、露出のしすぎか、
脳とかクオリアといった言葉が陳腐化してきた
イメージもある。
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とはいえ、広告等のコミュニケーションの
わかりやすい効果指標として
脳の反応というのは今後もっと研究されるべきである。
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以下の日経ビジネスオンラインの記事で、
宗教とブランディングに関する話が面白い。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090212/185863/?P=1
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『宗教に対する信仰心の深い人では、儀式に参加した際などに活性化する脳の部位は、愛着を抱いているブランドを見たりした時に活性が強まる部位と一致するという興味深い結果も得られた』
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ということは、ブランドマーケティングの為に
宗教の勧誘・儀式であったり、プロパガンダ戦略とか
といったものの手法を、もっと研究・活用すべきなのかもしれない。
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