なお、「主要広告代理店、売上ランキングより 2」で挙がっていた
代理店が広告代理店市場の全てではない。
.
外資系代理店はここ数年来、
売上を発表していないため、上記ランキングには
入っていないが、
JAPAN INTERNATIONAL ADVERTISING&MEDIA HANDBOOK ‘09を
参照すると、以下の代理店が、実質はランキングに入る可能性が
あると考えられる。
.
<50,000~99,999百万円規模>
I&S BBDO Inc.
McCann Erickson Japan Inc.
.
<10,000~49,999百万円規模>
beacon communications k.k.
DDB Japan Inc.
GREY group
Ogilvy & Mather
J.Walter Thompson Japan Ltd.
.
※各レンジ内における順序はアルファベット順
.
また,近年成長著しいネット系広告代理店も
市場構成を考える上では、当然無視できない。
.
主要ネット系代理店の売上規模を記すと、
サイバーエージェント 87,097百万円(08年9月期)
オプト 53,656百万円(08年12月期)
サイバー・コミュニケーションズ 51,762百万円(08年3月期)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム 41,907百万円(08年11月期)
セプテーニ・ホールディングス 30,700百万円(08年9月期)
.
広告代理店市場においては、
外資系代理店のように売上規模でみるのではなく
収益性でみるべきであるという議論も当然あるのだが、
そもそも外資やネット代理店を一つにまとめた
俯瞰資料がなかなか存在しないこと自体、
業界の捉え方としてどうかなぁとも思う。