先ず今日は雨だ。 でも何で?雨が降るの? 思春期にはそういう?が……。
それはこの時期、地球自転回帰線移動に伴い列島には秋雨前線が停滞する。
これを映画「先生!」にたとえるなら斗真演ずる伊藤先生が停滞する秋雨前線で、そこに新入生台風22号のすず演ずる響が入学してくる。そこでお互い接近し、台風は反時計回りに進んで周囲を巻き込んで波風を起こしていく。
なぜ好きになっちゃいけないの? なぜくっついちゃいけないの?
・・・・・・そして季節は巡り、やがてお互い人間的に成長していく。
映画「先生!」は春、秋の四季や路面電車ロケなどが印象的でしたが、ここで、これ以上は言わぬが華でしょう。
映画に行きたかった人も多かったでしょう。でも11月前なのになんでまだこの時期に台風なんでしょう。
今年は異常気象だと言う説がある。
今年の夏は太平洋高気圧の勢力が弱かったせいか梅雨明け宣言後に長雨で日照不足となり露地もの野菜が高騰した。おかげで食物繊維といえば、芥川竜之介の河童でもないが毎日のように胡瓜を食べていたような舌の感覚が残っている。胡瓜は天候に余り左右されないのかな。
さらに今年はどうやら平年のお天気とは若干異なって天候不順傾向なのかファッションにしても衣替えや秋・冬コレクションに迷いが出て服装調節に戸惑ったこともありました。 そしてこんな疑問もありました。
①洗濯物が溜まって……。秋雨ってこんなに長かったっけ?
②10月に12月並みの寒気が・・・・・・。
③台風シーズンって二百十日(9月1日)がピークじゃなかったっけ?
などお天気に関するWhy何故?を解明したく分かるところを一つ一つ原因究明してみたいと思います。
今年が異常気象と言われる所以は、例年二百十日の9月1日頃が台風シーズンと思われていたが、10月中旬以降も南海の海水温が27℃と高く台風の発生進行を助長した要因のひとつ。
そして南海を流れる黒潮も平年とは違う蛇行をし、それも要因の一つである。これは漁業関係者には深刻な問題でしょう。
さらに台風の予想進路や速度を推測する偏西風の位置や角度が予想し辛いこと。
秋雨前線は梅雨と同じように季節の空気を入れ替えて地球の自転気温のバランスを保つ南北回帰線機能、すなわち地球を人間に置き換えるなら、一種のカタルシス(自浄作用)、やデトックス(解毒作用)の免疫機能が自律作用しているようにもとれる。
こんなことってあるの?木枯らしも吹かない10月なのに12月並みの寒気って?。
それを説明するには、秋雨前線の位置と、台風の進路が関係し台風は反時計廻りで、高気圧や偏西風の位置次第で日本列島の南西から北東方向に抜ける進路パターンが多く、950ヘクトパスカル級の大きな台風だと北よりの風を呼び巻き込むために例年より早く地表の空気が冷やされ、異常気象だと感じられる方が多いのも事実で、体調を崩さないように栄養と運動を欠かさず、着るもので調節するとか早めの対策でじっと嵐が過ぎ去るのを待つしかないようである。
実はウチとこのカメさんもこの寒さで冬眠準備に入ってエサは食べなくなりましたが、例年台風の後どんぐりが飛ばされてクマが冬籠りの食糧確保の為、人里へ降りてきて人を襲ったりする事案が発生します。さて今年はどうなんでしょう。二人以上で鳴り物入りで山に入ればいいとか言いますが。
やや本筋から脱線してしまいましたが、このように、うるう年で時間調整するのと同じように地球は自ら大気、海水温等をコントロールして何億年も生きてきました。これは現在の自由市場経済と原理は似ていると思います。そしてそれは、満潮干潮や生物の呼吸活動とも共通しています。地球は堅いけれども活きているのです。地球は生き物という捉え方をすればそう深刻に考える必要もないかと思えてきました。
やがて、こういうのはもはや異常気象ではない、という時代も来るかもしれません。長い歴史から観れば。ダイバーシティ(多様化)時代にはどこがミサイルを上げようが、どこで地球温暖化になろうが、どこまで自国第一主義が通るか、運命共同体の母体である地球との共存関係がどのようなイノベーション(規範変革)を遂げていくのかは、これは地球の寛容度次第ということになります。そして内部牽制組織が健全に機能していればさらに後何億年も自転活動を続け吾々人間の存在すら忘れられてしまう事かもしれません。
世界の気象の歴史を辿れば、3世紀中国、三国志の赤壁の戦いで諸葛亮孔明が行った風向きが変わる儀式なども興味ありますが、日本では聖徳太子の7世紀前後、陰陽師は遣唐使など渡航の吉兆、祭祀を司る官職でした。そして鎌倉時代の弘安4年の夏の頃、 『勘仲記』弘安四年夏記-翻刻と注釈 元寇が神風で退散したという教科書の記述を当時の元や日本の気象学を検証もしてみたいと思っております。
その後、欧州ではそれまでの天体観測の蓄積から16世紀前後、帆船で風と天候を読みながら航海するという大航海時代などが顕著な例ですが、勿論当時難破しないように命がけで位置を知るために星の観測など航海術のほかにも気象情報を取り入れたことでしょう。
温故知新を反復すると今まで見落としていたものが浮かび上がってくる。
陰陽師は別にして、どうやら日本の現代気象学というのは明治維新後に始まったとされ、まだ歴史的にも浅いようですから未開拓の部分があり、スパコンや観測衛星の相乗効果など応用次第では魅力ある研究分野といえるのではないでしょうか。
具体例を挙げますと、偏西風や黒潮の蛇行についてまだまだ予測不可能の未知未解明の部分が残されています。それに台風のパターンにしてもフィリピン近海で発生した台風が列島の南海域の高気圧にブロックされて北上し偏西風に乗って列島の北東海域に抜けるケースが多いのですが、そこのブロックのディテールが今一つ明解ではありません。ただ考えられるのは台風は反時計回りで進むのに対して高気圧は時計廻りで互いに反発するという想像ぐらいはできますが、ブロックもできない太平洋高気圧は何が原因なんでしょうか?いや、それは先に予測不能なのか。
また重力波に関するコンセプト(基本概念)も応用できるヒントがあるかも知れません。
そしていわゆる地球温暖化というのは地球が自然撹拌しているので実はそんなに深刻でなくて、つまり電気自動車コンセプトカー開発販売促進用の一部学説であるというトランプ米大統領の意見も一考してみる余地はあるのではないでしょうか。
利害関係でいえば米国の連邦法と州法で異なってくることも考えられる。テキサス州では石油産業の雇用維持を第一優先する為に慣例法を持ち出して国際条約等に対抗することもあの国ではありうることで、これもダイバーシティ時代一方に偏って、中国などで電気自動車一辺倒になっては、今度は却って温暖化から氷河期時代へと凍りつくようなアンバランスになってもまた困るのではないでしょうか。
こういう産業構造も気象予報には全く無関係とは言い切れないでしょう。
世の中にはブラックホールではありませんが、「秘すれば花」(風姿花伝~)というミステリアスな部分も必要かもしれません。
というわけで異常気象の正体は現段階では複合的な原因を解明中ということにして、折角ですから今は日本の秋景色をたのしみましょう。
しかし楽しみたくっても、こう雨じゃ・・・・・・。今日も練馬文化センターで昼から里神楽を観に行くつもりなのにここまで丁寧に説明したのだから、なんとか晴れてくれ。いや曇りでもいい、雨風さえやんでくれるならもっと書くから。 うーん、参ったなあ。
ここまで読んでくださった皆さまのご健康を讃えて敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
それでは今日はここまで。 (吟)