昨日、庭の壁に泥がついて、
庭木の枝が折られていることに気付きました。
やったのは、長男。
でも、それを責める気持ちは全く出てこなかった。
たくさんの気づきを
また長男から貰いました。
私の人生の先生は、長男だと本気で言える。
先日、予定が終わって
保育園2人を迎えに行き、帰る車の中でのこと。
お義母さんから連絡が入りました。
いつもは、旦那経由が多い。
何やろ？？？...
「りえさん？今ね、長男君がランドセル背負ってうちに来たんだけど。」
え？？？
私、頭パニック
その日は、
長男が帰る時間に間に合わないので
長男と決めた場所に鍵を置き、
玄関のドアノブにキーホルダーをかけて、
「そのキーホルダーがかかってたら、秘密の場所に鍵があるから。」
と朝に2人の秘密だと、
長男とニヤニヤしながら話しました。
なのに…何で？？？？
お義母さんに、
すぐに迎えに行きますと電話を切った瞬間。
さぁ、色んな感情が
私の胸あたりでゴワンゴワンする。
私の中でまず出てくんのは、
「何でなんよ！！！あんなに話したやん！！」
長男に対しての【怒り】
子供と旦那のことになると、
まずいつも怒りが出る。
これが真っ先に出てくる自分って...
最低だなっていつも思っちゃう。
長男に対して、
何であんなに話したのに理解してくれない？
何で伝わらない？
マジでいい加減にしてくれ
でも、出てきちゃう。
それは隠しようのない事実。
それが私。
これを隠してきた今までは、
苦しくて仕方がなかった。
その次にわっしょいわっしょい
お祭りのように出てくる沢山の気持ちは、
伝わらなかったガッカリとか、
この時間までどうしてたんって心配、
薄暗い中歩いて行ったんかって心配、
ちゃんと確認したんかとか、
隠した鍵がなくなってたんと違うかとか、
(鍵は隠した場所にありました)
グルグルグルグル駆け巡る
乱高下とはこのことか！！
っていうくらいアップダウンアップダウン。
そして、
超絶ここにも書きたくないと思うほどの私の感情。
あんたは、
そうやってお義母さんに守られていいよね。
って、長男に嫉妬してしまう自分。
だからさ私、
この嫉妬から派生して長男に
困ってしまえ。
少しは反省しろ。
って復讐心のような感情が出てきたり、
ぐうの音も出ないくらい、
こんこんと説教してしまうことが昔はよくよくあった。
もう止まらない。
今回も、
ここから長男を迎えに行って、
義両親に責められたらどうしよう。
何て言えばいい？
だって、仕方がなかった。
私にもやりたいことがあった。
そんなん親が子供を1人置いて行くなんて
子供を育てるのに必要ないとか言われる？
責められてる言葉が頭の中を支配する。
「なんで私だけ？？」
ああ。私はいつまでも、
自分を否定されるのが怖くて仕方がない。
周りの人(特に親)が
良しとする母親を目指そうとする。
こんな自分がこんな母親やってるから、
長男がこうなっちゃう。
いつも何かしでかす私は、無意味な存在。
これじゃぁ、大切な我が子を守れない。
いつもいつもこう思ってしまう。
でも、これが自分。
これが自分なんだよな。。。
なんて思ってたら実家に着いて。
ドキドキしながら入る。
心臓がとび出そう…
けど、
お義母さんが玄関に
優しく笑って出て来てくれて、
その顔を見たら涙が止まらなくなった。
そして、
長男がパンを食べながら出てきて、
その顔を見てまた泣いた。
鍵を置いてあったんですとか、
一通りの言い訳を考えてたんだけど、
そんな言葉は出てこなくて。
お義父さんとお義母さんがいてくれて良かった。
ありがとうございます。
泣きじゃくりながら必死に伝えました。
「ごめんな、寒かったやろ。」
「ようここまで来れたね。ごめんな。ありがとね。」
と、長男に言うと、
いつもは激高しかねない長男が、
うなづいて私に抱きつきました。
怖かった。
私の大切な我が子に何もなかったけど、
何かあったらって思っただけで怖かった。
けど、私が何かをしでかしたとしても、
支えてくれる人がいつもそばにいるんや。
って思ったし、
長男がそのお手本を身をもって見せてくれた。
「これからは、私が遅くなる時はお義母さんの家に直接帰るようにさせてもらいます。」
と言うと、少し涙目のお義母さんが、
「そやね。いつでも言って。」
「いつでもおいでね。」
と、言ってくれました。
庭の木と泥は、
私がもうすぐ帰って来るはずと、
不安な中待っていた長男が1人で頑張っていた証。
不安で怖い気持ちを、
怒りの塊にして壁や木にぶつけていたんだと思う。
(聞いてはない。)
長男の気持ちは、
私の気持ちと一緒だった。
今でも長男が1人で不安だった気持ちとか考えると、
胸がキューってしちゃう。
何もなくてほんとに良かったって思う。
なかなか根強い癖は直らなくて、
いつも気づくと1人で頑張ろうとしちゃう。
けど、
私の周りの人はみんなあったかい。
そして、へっぽこなのはバレてるw
だから、
自分の大切なものを守るためにも
なんかズレてるなー。って思う時は、
それを感じてピントを合わせて行って
「助けて。」って、言っていこうと思う。
怒りは、弱いと思っている部分を
守ってくれている大切な気持ち。
だけど、
怒りは相手には1番伝わりにくく
お互いに傷付いてしまいやすい感情。
怖がりさんは、
特にその怒りで守ろうとしてしまいがち。
だからこそ、
その自分を許して、
怒りの奥の本音を自分で見ていく作業が必要なんだよね。
トゲのない弱そうだけど優しい
丸裸の本音で生きる覚悟っていうのかな。
私は、弱い。
だからこそ、その自分を認めて
支えられて強くなる方を選ぼうと思う。
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