先日、
保育園のお迎えから帰って来て、
家に到着した時のこと。
西の空が赤くて、
雲もオレンジ色に染まっていて、
冷たい風がふいて、
体がキュッとなるくらいの気温になっていました。
車から降りて、
娘の手をとって玄関に行こうとしたところ、
３歳の娘が空を見上げて言いました。
「あ！ママ！！トリしゃん！！」
「トリしゃんみたいに、ママとお空飛びたいなぁ。」
つぶやくように、言いました。
飛んでいく鳥をじーっと見つめて、
上を見ている娘の顔。
本当にかわいくてかわいくて....
（親バカ）
一緒に飛びたいねぇ。
なんて言いながら、家に入りました。
長男が１歳の頃、
まだアパート住まいだった私は、
１時間かけて勤務先の病院へ行き、
激務を終えて走って帰りの電車に乗り
揺れる電車でウトウトなりながら、
乗った頃とすっかり変わった
薄暗い寒空の下に降りて、
保育園へ自転車を飛ばし、
長男を防寒でぐるぐる巻きにして
再び自転車を走らせる。
そんな毎日を過ごしていました。
長男が立ち止まり摘む草花や、
じーっと観察するアリの巣、
電車が見たいとせがむことも、
次のやることに頭がいっぱいで、
やらせてあげる余裕がありませんでした。
どんな顔で見ているのか、
それを見る余裕なんて全くなかった。
罪悪感を持ちながらも、
それをかき消すくらいの苛立ちで長男を抑え込み、
必死に毎日生きてました。
そのくらい、毎日必死だった。
母親としての私。
看護師としての私。
妻としての私。
やらなきゃいけないこといっぱいある。
そんな私が今、
娘の声や顔や言葉をしっかり見て
心に刻むことができている。
かわいい顔を見てものすごく実感しました。
日常の小さな幸せを感じてる、私。
もちろん、
３人目で経験上の余裕もあるかもしれない。
けど、何より私が1番大切だと思うのは。
いらないものを捨てた。
ことです。
しっかりしなきゃいけない。
ズボラな私はだめ。
人に迷惑かけてはいけない。
人に白い目で見られるような人であってはいけない。
笑われる人であってはいけない。
負けてはいけない。
認められなければいけない。
輪の中にいなければいけない。
出しゃばってはいけない。
だから、頑張らないと。
って、思っていた
あらゆるものを捨てました。
ここ半年でかなり握りしめていたものも
捨ててこれました。
つまり、
ダメな自分を捨てることをやめたのです。
ダメな自分を捨てず、
どんな自分も許していくために
いらないものを捨てたのです。
まぁ、時々見栄張っちゃうけどねw
捨てたからこそ、
その捨てたスキマには、
私が本当に欲しいものが入ってくるようになりました。
まず捨てる。手放す。
これ、人生の鉄則なのかもしれない。
あなたは、
手放せないものありますか？
握りしめているもの、ありますか？
実は、私と同じで
それ、いらんかもしれんね＾＾
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