次男が元気に6歳を迎えました。
前歯なし
お兄ちゃんの影で
突拍子もないことを飄々とやり、
パパママが怒ると機敏にそれをかわし、
最近は、お兄ちゃん風をふかせて、
「オレさ～」なんて話すけど。
穏やかで
ちょっぴり(いや、かなり)泣き虫で
私に話しかける時は、
「ねぇ？ママ？」から始まる優しい次男。
次男がお腹にいる時、
電車に座りたい
＆患者さんの情報収集をしっかりやりたいで。
朝6時半前の電車に乗り、
パンパンのお腹で1時間かけて通勤し、
何か色々と大変な仕事も
「大丈夫です。」「やれます。」
とか言ってニコニコ顔しか見せてこなかった、
私のメンタルはボロボロで。
妊婦健診の時、
畳敷きの布団に横になり、
助産師さんに話し始めたら涙と鼻水が止まらなくなった。
上の子に、母親らしいことができてないんです。
この子が産まれてくるのは嬉しいけど、上の子へちゃんと愛情を注いでいけるのか心配なんです。
この時は。
何か色々と話せたら楽になるかなと思いながらも
みんなそうやって
悩みながら母親になるんやろ
って自分に言い聞かせる自分もいたり、
助産師さんも忙しいし。とか、
同業者の大変さも知ってるからこそ、全ての思いは声にはならなくて。
精一杯の言葉だった。
すると、
助産師さんが背中をさすりながら言ってくれた。
1人目のお兄ちゃんはね、
1人目になることを知って産まれてきたのよ。
でね、この子はね、
お兄ちゃんがいることを知って産まれてくるの。
1人目になる子は、
1人目を選んでくる子で。
2人目の子はね、
2人目を選んでくる子なんだよ。
だから。きっと大丈夫よ。
優しい助産師さんの声と言葉に
また鼻水と涙はとめどなく流れて。
産まれて3ヶ月ほどした時に、
それをとっても実感した。
夜中に授乳をしてる時、
飲み終わった次男が私の方を見てニコニコ笑った。
美味しかったの？
笑ってくれるの？
嬉しいねぇ。
真っ暗な部屋で小さな灯りをつけて、すごく幸せを感じた瞬間だったなぁ。
長男の時は、
見えない不安に毎日潰されそうで、
夜間授乳も子育ても実際あんまり覚えてなくて。
ほんとに必死だった。
でも、その時があったから、
次男のニコニコ笑う顔に気づくことができたわけで。
ああ、この子は私に
「ちゃんと子育てできてるよ」
ということを教えに来てくれたのか。
と、思った。
そこから、
すこーーーしだけ楽しめるようになった。
ガチガチガチ子だから、
ほんのすこしだけだったけどw
それでもすごく救われた。
長男がいて、次男がいる。
そして、娘がいる。
だから、私は母をやれてる。
尚寛、幸せな6年をありがとう。
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