街に人々の悲鳴が。
蛾眉雷蔵が暴れているのだ。
剣を一振りしただけで、車は吹っ飛び
ビルの壁は砕けた。
街の人々から、大量の恐れの感情が
湧き上がる。
それを喜んでいるのは
十六夜九衛門だ。
襲われています。
殴られ、蹴られ、追いかけられる。
殴られ、蹴られ、追いかけられる。
ニンニンジャーが到着したぞ。
まずは、忍者一番刀で、
まずは、忍者一番刀で、
ジュッカラゲを斬った。
霞「蛾眉雷蔵、覚悟!」
雷蔵「お前たちか。」
雷蔵は、4人を見回した。
雷蔵「わざわざ、俺の刃に
雷蔵「お前たちか。」
雷蔵は、4人を見回した。
雷蔵「わざわざ、俺の刃に
かかりにきたか。」
八雲「イージーだな。」
凪「そんなつもりは、ないけどね。」
凪も、忍シュリケンをかまえたぞ。
凪「そんなつもりは、ないけどね。」
凪も、忍シュリケンをかまえたぞ。
「シュリケン変化!」
天晴は目を覚ました。
起き上がるだけで、傷が痛みます。
起き上がるだけで、傷が痛みます。
天晴「…あれっ?
俺、なんで…。」
ハッキリしだしたぞ。
谷底に落とされた時、シノビマルが
谷底に落とされた時、シノビマルが
受け止めてくれたのだった。
あれがなければ、危なかった。
居間では、キンジが写真を
手に取っていました。
テンガロンハットをかぶった
テンガロンハットをかぶった
二人の男と、一人の子ども。
子どもは、キンジだろうか?
だとすると、一緒に写っているのは
子どもは、キンジだろうか?
だとすると、一緒に写っているのは
キンジの父と兄?
そこに、天晴がやって来た。
天晴「今日は、お命頂戴
天晴「今日は、お命頂戴
いたしやすっての、やらないのか?」
写真をふところに隠す、キンジ。
写真をふところに隠す、キンジ。
好天様が弟子入りを許してくれる訳
ありやせん。」
いろりにあるものに気づいた。
天晴「うおおっ!
焼肉定食!」
いや、バーベキューじゃね?
天晴「うまそうだな!」
焼肉定食!」
いや、バーベキューじゃね?
天晴「うまそうだな!」
勝たなきゃならないんだ。」
キンジは思い返す
霞の言葉。
『私たちが、できる事を
やるしかありませんから。』
天晴「そういや、風花とか
天晴「そういや、風花とか
みんなはどうしたんだ?」
キンジ「その蛾眉雷蔵って奴と
戦っているみたいでございやすよ。」
天晴「えっ!?」
天晴坊ちゃん。
今のあなたが行っても、
今のあなたが行っても、
足手まといになるだけで~
ございやす。」
天晴「どけっ!俺は戦える!」
それでも行こうとする天晴を
捕まえたぞ。
天晴「戦えるって~なら、
天晴「戦えるって~なら、
あっしの相手になってもらいやす!」
好天の弟子入りの条件は、孫を倒す事
キンジにとっては願ってもいない
チャンスなのだ。
いきなり刀を抜いて、斬りかかった。
攻撃を避け、地面を転がる、天晴。
天晴「何で、邪魔すんだよ!?」
キンジ「もちろん、あっしのためでは
攻撃を避け、地面を転がる、天晴。
天晴「何で、邪魔すんだよ!?」
キンジ「もちろん、あっしのためでは
ございやすが…。」
今戦っている4人の気持ちを
キンジなりに代弁します。
キンジ「万全ではない
キンジ「万全ではない
天晴坊ちゃんを戦わせないため、
頑張る4人の健気な姿を見やしたら
ちょいとグッと、きやしてね!」
もう一度、天晴に斬りかかる。
キンジ「そんな心意気を
もう一度、天晴に斬りかかる。
キンジ「そんな心意気を
踏みにじるってのは、
どうなんでございやしょう!」
キンジの刀を、天晴は受け止めた。
天晴「言ってる意味、
天晴「言ってる意味、
よく分かんないけどな!」
押し払って、言い放ったぞ。
天晴「あいつらは… あいつらは
押し払って、言い放ったぞ。
天晴「あいつらは… あいつらは
俺を待ってんだよ!」
天晴の気合に圧倒されたキンジですが
天晴の気合に圧倒されたキンジですが
ひとつ息を飲んでから、聞いた。
キンジ「そんな事…
キンジ「そんな事…
何で分かるんですかい?」
天晴「何でだろうな?」
天晴「何でだろうな?」
あの写真。
やはり、キンジの
やはり、キンジの
家族なのか?
天晴「とにかく、
相手してほしかったら一緒に来い。
何なら、蛾眉と一緒に
相手してやる。」
蛾眉雷蔵の豪剣に、
ニンニンジャーは倒された。
変身も解除されてしまったぞ。
4人とも、苦悶に顔が歪んでる。
雷蔵「人間ともどもに
消してやる。」
ジュッカラゲ軍団を引き連れ
ジュッカラゲ軍団を引き連れ
蛾眉雷蔵がほえた。
雷蔵「赤いのが待っている地獄へと
雷蔵「赤いのが待っている地獄へと
行くがいい!」
その時、声が。
天晴「俺がどこで待ってるって!?」
その時、声が。
天晴「俺がどこで待ってるって!?」
蛾眉雷蔵だけではなく、
ニンニンジャーの4人も驚いています
雷蔵「赤いの… 生きていたのか!」
雷蔵「赤いの… 生きていたのか!」
天晴「か… 勝手に
死んだことにするな!」
そう叫んだ天晴の言葉に
そう叫んだ天晴の言葉に
霞はピンときた。
ラストニンジャ・好天が
ラストニンジャ・好天が
よく使うフレーズだ。
みんなもこれに気づき
みんなもこれに気づき
気持ちがほぐれました。
天晴「イテテテ…。」
八雲「ケガ人が、何をしに来た?」
天晴「イージーだな。
天晴「イージーだな。
俺が大人しく寝てると思うか?」
霞「思いません。」
八雲「言わなくても分かる。
奴に勝ちたいんだろ?」
奴に勝ちたいんだろ?」
天晴「みんな… その通り。
というわけだ、蛾眉雷蔵!
俺と戦え!」
俺と戦え!」
雷蔵「ふははははははっ!
さすがだ、赤いの!」
さすがだ、赤いの!」
天晴と雷蔵は似た者同士かw
戦うの大好き。
いけいけドンドンだ!」
これを受けて、天晴は走った。
小槌を変化させた剣を
ジュッカラゲを押さえつつ
八雲が叫んだ。
八雲「行け、タカ兄!」
八雲「行け、タカ兄!」
凪「こいつらは、僕たちに任せて!」
これを受けて、天晴は走った。
向かう先はもちろん、
好敵手・蛾眉雷蔵だ。
雷蔵も、やる気 満々です。
雷蔵も、やる気 満々です。
雷蔵「来い、赤いの!
もう一度、やり合おうぞ!」
が、横から十六夜九衛門が
もう一度、やり合おうぞ!」
が、横から十六夜九衛門が
出てきたぞ。
手にしている。
天晴を殺るつもりか。
雷蔵より先に、九衛門が
天晴に斬りかかりました。
九衛門「フンッ、
九衛門「フンッ、
好きにやらせないよ!
アカニンジャー。」
天晴も、ケガのせいなのか
それとも九衛門が強いのか。
九衛門の剣に、
太刀打ちできません。
が、それを邪魔するように、
黒いテンガロンハットが飛んできた。
九衛門が見上げると、
九衛門が見上げると、
そこにはキンジが。
キンジ「天晴坊ちゃん
申し訳ありやせん。
あっしが、勘違いして
申し訳ありやせん。
あっしが、勘違いして
おりやした。」
ひょいっと降り立つ。
キンジ「みなさんの心意気
背負って、一騎打ちを
してくださいやし!」
走って、九衛門に突っかかった。
キンジに怒る九衛門。
九衛門「…いらぬ邪魔を!」
天晴「ああ、サンキュー!」
天晴は、宿敵・雷蔵の方へ。
天晴は、宿敵・雷蔵の方へ。
スターニンジャー!」
さあ、こちらも戦いが始まるぞ。
天晴VS 蛾眉雷蔵。
リベンジなるか、
天晴VS 蛾眉雷蔵。
リベンジなるか、
それとも、返り討ちか。
ニンニンジャー 忍びの12
本編感想。(後編)に続きます