異質反転・攻撃型の戦術について | ペン表卓球への道

ペン表卓球への道

大阪市在住のサラリーマンです。趣味は、卓球、読書などです。大学時代までやっていた卓球を再開しました。現在、卓球練習を週1回2時間、試合を月2回のペースでやってます。

テーマ:
 今回は「異質反転・攻撃型の戦術について」ブログしてみたい。

 ブログの資料として、高島規郎氏の以下の4書籍を参考にさせてもらった。

 なお、最近では(ペン)表ソフトも異質に分類されていることにショックを受けている。




(まとめ)
・反転技術と多彩な打法を身につける
・常識を覆すような自由で柔軟なプレー
・オンリーワンの戦型をめざせ
・変化プレーと速攻で勝つ
・あくまでも表(裏)ソフトによるオーソドックスなプレーを基礎とする



①「卓球戦術ノート」

異質反転・攻撃型の戦術と攻撃

●異質反転の前陣攻守型は積極的な反転技術と多彩な打法を身につける必要がある

 基本的な戦術としては、サービスからの3球目ツブ高変化攻撃やツブ高面での変化レシーブで相手の3球目攻撃を封じておいて、4球目攻撃を仕掛けるなどのパターンが考えられる。

 自分の戦型に合わせたパターンを身につけなければならない。

 次にサービス力を高めて、サービスを持った時の得点率を上げることが必要である。

 そして、もうひとつは反転技術だ。ツブ高の打法と表(裏)ソフトの打法をはっきり分けて、それを自分の体に覚え込ませる。反転した瞬間にテクニックを変える、スイングを変えるということを積み重ねていけば、反転技術のレベルはかなり高いものになる。


②「続卓球戦術ノート」

これからの(シェーク)異質攻撃型の戦術

●ツブ高使用者は反転と短く止める技術が課題

 ツブ高は、ボールのスピードや回転を利用しないと返球ができない。自分の力(表(裏)ソフト)で攻撃する場合には、反転技術が重要になってくる。

 徹底して小さく止める技術をマスターすることは最優先課題である。

 それから、深く押し込む技術を覚え、攻撃選手を前に踏み込ませたり、中陣に下げたりというように前後に揺さぶる。ボールの長短で相手の打球点を一定にさせない戦術が、ツブ高使用選手としては有効だ。

 その代わり、フォアハンドの攻撃技術は多様化させなければいけない。シュートやカーブなど、多彩な球質を操って相手を翻弄する。


③「敗者を勝者に変える卓球戦術ノート」

●異質ラバー(表ソフト含む)は勝てる

(表ソフトラバー)
角度打ちだけでは表ソフトは通用しない
表ソフトのドライブや回転の変化は効果的

(ツブ高ラバー)
「常識」を覆すような自由で柔軟なプレーを

 マスターしなければいけないのが、ナックルカットとナックルブロックである。このナックルボールとツブ高本来の切れたボールを織り交ぜてプレーすることで、相手を疑心暗鬼におちいらせることができる。

 一般的な常識を覆すような回転の変化を作る(反転の多用を含む)ことができれば、対戦相手は混乱する。
相手を驚かせるようなプレー(自由で柔軟な発想)をやっていく。
 どんどん新しいテクニックやスタイルにチャレンジする。


●オンリーワンの戦型をめざせ
 最新の流れを汲み、一流の真似をして、自分の感性をプラスする。

 フォームを小さくせず、大きく振る。

 固定観念に縛られず常に変化・改革を求めて強いスタイルを作っていく。

 戦型や用具は一度決めたら最後までそれでやるのではなく、定期的に点検し、必要があれば変更や再構築をしていくべきものである。


④「選手をつぶす指導者なら、選手がコーチになればいい。」

●変化ラバー活用型
 ラバーに頼り切るのではなく、ラバーの特性を生かしつつ独創的なプレーを展開。

 あくまでも、表(裏)ソフトによるオーソドックスなプレーをベースとし、それを変化ラバー面のプレーとミックスして、どんな選手に対しても戦えるようなスタイルを作る。


●変化プレーと速攻で、相手に安心感を与えない
 コース取りの巧みさ、浅いボール・深いボールの使い分け、緩急の落差、それに変化ラバー特有の回転の変化を加えれば、相手の長所を全く発揮させず、完封勝利することも可能だ。

 同じ球質のボールを1球も入れない。どんどん積極的に反転プレーを使い、相手をかく乱させていくと良い。


●自由な発想を大事にする
 工夫次第で、変化ラバーを使うスタイルは、まだまだ無限の可能性を秘めている。

 奇想天外なプレーのアイデアや自由な発想には今までの卓球界になかったようなプレーを生み出す可能性がある。



(参考文献)
①「卓球戦術ノート」
②「続卓球戦術ノート」
③「敗者を勝者に変える卓球戦術ノート」
④「選手をつぶす指導者なら、選手がコーチになればいい。」

(高島規郎著)卓球王国ブックス