ルクセンブルクの卓球選手、倪夏蓮(ニー・シャーリエン)選手は、卓球界において「生きるレジェンド」と称される驚異的な現役選手です。
特に、「ペンホルダーの表ソフト速攻型」という伝統的なスタイルをベースに、粒高ラバーを巧みに操るそのプレースタイルは、同じ戦型を志す方にとっても非常に興味深い存在かと思います。
(出典)Rallysより
彼女の主な特徴と経歴をまとめました。
1. 驚異のキャリアと年齢
生年月日:1963年7月4日(現在62歳)
実績:1983年の世界選手権東京大会で、中国代表として混合ダブルスと女子団体で金メダルを獲得。
五輪出場:2000年のシドニー五輪から2024年のパリ五輪まで、通算6回のオリンピック出場を果たしています。
パリ五輪では「卓球競技における最年長勝利」としてギネス世界記録にも認定されました。
今回のロンドン世界卓球大会でもルクセンブルクの代表選手として出場しています。
2. プレースタイル:ペン表・粒高の変化速攻
ニー・シャーリエン選手の真骨頂は、その独特な戦型にあります。
・戦型
左ペンホルダー。フォア面に表ソフト(あるいは裏ソフト)、バック面に粒高ラバー
を貼っています。
・プレースタイル
台の近くで戦う前陣速攻が基本です。
粒高ラバーによる予測不能な変化で相手を翻弄し、チャンスボールを逃さずスマッシュ(ミート打ち)で仕留めるスタイルです。
最新の「チキータ」や激しいラリーが主流の現代卓球において、ベテランならではの老獪なテクニックとコース取りで、20代の世界トップランカーを破ることも珍しくありません。
3. 使用用具
彼女のスタイルを支える用具は非常に個性的で、自身の名を冠したラケットも存在します。
・ラケット
VICTASの「倪夏蓮 (Ni Xia Lian)」など(7枚合板)。
・ラバー
フォア面に表ソフト(VO>102など)、バック面に粒高(カールP1など)を組み合わせ、反転させながら戦うこともあります。
4. 人物像と影響力
・ルクセンブルクの英雄
中国からドイツを経てルクセンブルクへ移住し、現在は同国のエースとしてだけでなく、不動産業を営む実業家としての一面も持っています。
・モチベーション
60歳を超えても「卓球を楽しみ、自分を向上させたい」という姿勢は、シニア層だけでなく全世代の卓球プレーヤーに大きな勇気を与えています。
彼女の「動きの無駄を省いたポジショニング」や「表ソフト・粒高を活かした緩急の使い分け」は、非常に参考になるポイントが多いのではないでしょうか。
【クセの強い外国人⑥】60歳で現役!還暦
クセ強MAX!ニー・シャーリエン
しかもペンホルダー
