「神部物部 1」は主に、饒速日命と共に天の鳥船に乗り、天降った二十五氏。

今回は、高良神と同神、「神秘書」にある「神部物部を秘す為に定めた五氏」。

★前回の記事

 

★目次

☆1 高良神とは

☆2 高良神と同神

☆3 神部物部を秘す為に名を変えた五氏

☆4 籠神社から繋がる神

☆5 神話より

 

今回は、主に祀った一族に焦点を当てるので、詳細は各リンクへ。

 

筑後国一之宮の高良大社の高良神。

「高良玉垂宮神秘書」より、
住吉神、安曇磯良神、志賀神、鹿島神、春日神と同神。

 

高良大社

 

神功皇后と夫婦。

異類を退治していた。

物部の神。

 

伝承より。

筑紫の国魂=白日別。

 

 

*後述するが、神話の神はすべて彼ら二柱に集約されるので、その話も場面ごとに名を変えた彼らの話になる。

 

 

「高良玉垂宮神秘書」より、同神とされる神。

 

住吉神、安曇磯良神、志賀神、鹿島神、春日神

 

*住吉神

 

住吉大社の社家の津守氏の祖神は、天火明命。

➡籠神社の祭神(後に記述)

天火明命と豊受大神

絵馬では、天照国照彦天火明命(=饒速日命)市杵島姫命(=宗像神)。

 

住吉神=高良神=籠神=饒速日命=天照

 

☆「神部物部 1」の「☆2 住道物部」

饒速日命の「天孫二十五氏」の一つ(*1)

 

(詳細は、下の記事)

 

 

 

*鹿島神、春日神(武御雷神)

 

春日の神は、鹿島から鹿に乗ってやってくる

➡同神を示唆

 

☆➡武甕槌命と経津主神 ~神武天皇 5~*神話の真意 27

(↑リンク)

 

袋中上人氏の「琉球神道記」に

筑前の鹿の島の明神。和州の春日明神。この鹿島。同じく磯良の変化なり」(「神秘書」と同じ)とある。

(下の記事)

鹿の島の明神とは、志賀海神社=安曇氏。

 

「儺の國の星」の著者の真鍋大覚氏の先祖は物部氏。

鹿島の神官を代々していた。(後に太宰府の星見職へ)

 

☆➡鹿島神とは高良神(安曇磯良神)(リンク)

 

 

*安曇磯良神、志賀神

 

志賀海神社の祭神

社家の安曇氏の始祖は、「新撰姓氏録」で海神豊玉彦神子。

➡豊玉彦と同神。(後に記述)

 

 

(*1)「神部物部 1」の饒速日命と共に天鳥船に乗り天降った二十五氏の一つ(天孫二十五氏と省略)

 

 

  ☆3神部物部を秘す為に定めた五氏

 

「高良玉垂宮神秘書」にある「神部物部を秘す為に定めた五氏」

安曇氏、丹波氏、前田氏、草部氏、草賀部氏。

 

☆前田氏(未確認)以外は、「浦島説話」に関わる。

 

*一族が移った土地で祖神を勧請。

神の由緒として、「浦島説話」を残した。

 

☆酷似の伝承がある

志賀海神社、丹波(丹後)の籠神社、住吉神社、八大龍王社、鹿島神宮の神は同神。

*他の酷似の伝承がある社も同じ。

 

この「五氏」は浦島説話に繋げる為のものではないかと推測される。

 

 

*安曇氏

 

志賀海神社の社家

棉津見神=安曇磯良神=志賀神が祭神

(「神秘書」より高良神と同神)

 

*志賀海神社の安曇磯良神(高良神)と神功皇后の伝承が、「浦島太郎」伝承の元。

 

(八大龍王社の祭神は、綿津見神=志賀神。酷似の伝承あり)

 

 

*丹波氏(おそらく地名に)

 

丹後国一之宮の籠神社

天火明命と豊受大神(饒速日命と御炊屋姫)

 

丹後風土記に浦島説話(丹後の神=籠神の由緒)

*籠神社から、伊勢神宮、志賀海神社、住吉大社が繋がる。

(☆4へ)

 

 

*草部氏、草賀部氏➡日下部氏

 

筑後風土記の浦島説話に日下部氏。

浦島太郎は日下部氏の祖とある。

*日下(くさか)は、饒速日命が天の鳥船で降り立ったところとされる。(大阪、生駒山付近)

 

**************

 

*浦島説話

 

志賀海神社の伝承(安曇良神=高良神と神功皇后)が元の話。

豊玉彦(山幸彦=日子穂穂出見)、浦島太郎、八大龍王は神の由緒を意味する=同神。

 

 

*丹後風土記の浦島説話=丹後国一之宮の籠神の話

豊受大神と天火明命=市杵島姫命と饒速日命(高良神)

 

*浦島太郎の日下部氏は、草部氏、草賀部氏=高良神の「神部物部」。

 

*豊玉彦*安曇氏の始祖は「新撰姓氏録」で、海神豊玉彦神子。綿津見神=豊玉彦=高良神。

 

*八大龍王社の祭神は綿津見神=志賀神=高良神。

 

*上記の伝承には住吉神=塩土老翁が関わるものがある。

住吉大社の大海神社には、豊玉彦が沈めたという満珠がある。

住吉神=豊玉彦=高良神

 

 

説話に登場の人、神、物すべて高良神に繋がる。

➡神の由緒(神の正体に繋げる為のもの)

(上の記事に詳細)

 

神部物部 1」の饒速日命の天孫二十五氏

☆4 筑紫贄田物部(社の伝承で繋がる)

 

八剱神社と古物神社の伝承は、「平家物語の剣の巻」を示唆するもの。

スサノオ、大己貴命、布留神➡龍神

➡綿津見神(安曇氏の神)➡志賀海神社の神➡高良神

 

龍神=綿津見神=高良神

 

 

 

*能の春日龍神は、同神・安曇磯良神を示唆したもの。

春日神=高良神=志賀神(龍神・安曇磯良神)

 

*祇園祭

 

(詳細、上の記事)

龍神・安曇磯良神とは、高良神=志賀神=住吉神=鹿島神

登場する神は同神。

ここにも神功皇后が関わる。

 

高良大社の下社は祇園さんと呼称=スサノオ命

 

「祇園祭船鉾保存会」のHPには、このようにある。

  http://www.funeboko.jp/saijin.html

 

(以下、要約)
京都の祇園祭の主役の一人は神功皇后。
住吉明神は、神功皇后を助ける副将。
鹿島明神は、船鉾のかじ取り役。
そして、龍神・安曇磯良神は、船鉾の案内役。
満珠・干珠を持ち、海流を自由にできるという。

 

☆3の丹波氏

地名となったと考えられる。

丹後国一之宮の籠神社から、志賀海神社、住吉大社、伊勢神宮が繋がる。

 

丹後風土記の「浦島説話」は、志賀海神社の伝承と酷似。

酷似の伝承は神の由緒(☆3参照)

 

籠神社の神=志賀海神社の神=志賀神=高良神=住吉神=伊勢の天照

 

☆籠神社の神は、天火明命と豊受大神

=饒速日命と市杵島姫命(宗像神)=御炊屋姫

 

 

☆住吉大社(☆2に記載)

 

社家の津守氏の祖神は天火明命。

➡籠神社の神

 

☆住吉神は高良神と同神

☆高良神の后は神功皇后。

 

よって

➡高良神=住吉神=天火明命=饒速日命

神功皇后=御炊屋姫=宗像神

 

「神部物部 1」の饒速日命の天孫二十五氏に繋がる。

☆1の馬見物部=天火明命

☆2の住道物部=住吉神

 

 

*伊勢神宮

 

伊勢は籠神社からの勧請。

(下宮の神は、内宮の神が伊勢から呼び寄せた月神。では、下宮の神はもう一柱)

➡天照と豊受大神は、籠神社の饒速日命と市杵島姫命(宗像神)

市杵島姫命は、宗像神=御炊屋姫。

 

伊勢は古来、磯宮→磯神が祭神

高良神は磯良神=天照

いそのかみ=石上神宮の神=饒速日命=天照

 

*布都留物部は、饒速日命の天孫二十五氏

石上神宮=物部の祖神=饒速日命=礒良神=高良神

 

☆石上神宮の地は、元は丹波市町

「神部物部」の丹波氏と無関係では無いと思われる。

 

 

 

 

饒速日命祖神とする物部氏と、

武内宿禰を始祖とする紀氏、蘇我氏、平群氏などは同族であった。

ゆえに神も同じ。

 

物部氏の祖神、饒速日命と御炊屋姫が、二柱の天照であり、豊受大神であった。

 

 

神話の神は、全て彼らに集約される。

ゆえに、それは場面ごとに名を変えた彼らの物語となる。

 

そこには高良神と神功皇后の伝承が不可欠。

彼らが物部の祖神、饒速日命だからである。

 

 

 

大神神社の神も彼らであり、大国主神と同神。

饒速日命と御炊屋姫=大己貴命と宗像神。

筑紫には、二柱の異類退治がある。

 

大神神社の社家の大三輪氏と宗像大社の社家の宗形氏は、同族であった。

 

 

 

 

*蘇我氏。

高良大社の下社は祇園さんとの呼称。

高良神=祇園神=スサノオ命

 

高良大社の下社は祇園社と呼称。

主祭神の高良神が祇園神=スサノオ命ということ。

☆違うなら失礼。

 

素鵞社

 

出雲大社の裏にある素鵞社はすがと書いて、そが社と読ませる。

 

おそらく、蘇我の男神がスサノオ命では無いか。

 

(神話は天武天皇の時より作られている。蘇我の男神であるスサノオ命が「災厄をまき散らす神」とは、その時代の情勢を反映してではないか)

 

スサノオ命=蘇我の神=武内宿禰=高良神=物部の神=饒速日命。

 

 

これもおそらく記紀が作られた当時を反映している。

*女神天照は御炊屋姫=推古天皇の名と同じ。

 

 

*奈良の高良神

物部氏の祖神は饒速日命。

同族の蘇我氏などの祖神は武内宿禰=高良神。

 

 

 

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