韓国旅行 vol.4 青瓦台リベンジ・前編
【2024年夏休み・韓国旅行】20年程前に行った青瓦台見学ツアーで大失敗し必ずもう一度来ると心に誓った青瓦台ですが、時の流れと共に事情が変わりました。青瓦台は大統領官邸としての役目を終え2022年5月から市民に一般開放されたのです。一般開放された途端、見学者が殺到し(確か3万人近く)職員が対応に追われてんてこ舞いだったとかその後も見学者が絶えず残業が増えて大変だと大きなニュースになりました。さらに見学者が多すぎて満足に見学できないという声も上がり現在は事前予約が必要となりました。ただし韓国在住ではない外国人は事前予約ができません。外国人が見学する方法は２つあります。１．シティツアーなどに参加する旅行代理店やコネストさんなどでソウル市内観光ツアーが組まれています。青瓦台の他に景福宮、北村マウル、広蔵市場などを回るツアーもあります。有料ですが、事前に予約できるので安心感抜群です。回る場所によりますが、\6,000～\10,000くらいです。２．先着2,000人に滑り込む事前予約不可の外国人は１日先着2,000名まで入館可能です。(2024年8月現在)少し前まで先着1,000名でしたから、このあたりの情報は変動あると思います。実際に行かれる方は最新情報を確認してください。出発直前まで悩みに悩みました。シティツアーなら確実に「入れる」安心感があるし先着を気にして早朝に出かけなくても良い。日本語堪能なガイドさんが同行してくれる。ですがツアー料金が安くはなかったこと(円安絶好調でした）日にち、時間が限定されるため突発的な予定が入っても変更できないこと。万が一、台風が来て外出できなくなったら泣くしかないこと。というワケで悩んだ末、最終的に自力で行く先着パターンを選びました。開門が9時です。地下鉄の場合、最寄り駅は地下鉄3号線の景福宮ですがホテルがの最寄りが5号線で、乗り換えが面倒だったので5号線で光化門まで行き、ぶらぶら歩いて行きました。光化門駅から地上に出ると世宗大王がお出迎え。8時半頃ですが、既に暑い世宗大王の背後に景福宮の光化門左奥に見える山が北岳山（別名：白岳山）事前予約できない外国人は正門か春秋門で身分証確認が必要です。前回は春秋門から入ったので、今回は正門から行くことにしました。今度こそパスポートを握りしめ出発。正門の場所がイマイチわからなかったのですが地図で見ると景福宮の北西側あたりにあるみたい。（この大雑把な性格ゆえにまたしても失敗するのですが、それは後編で）気合いを入れ9時前に景福宮北西側に到着。正面に迎賓館が見えます。バスツアーらしきバスやツアーガイドさんはたくさんいるけれど正門らしき門がないう～ん。行けば何とかなると思ったけれど、またやらかしたかな一抹の不安を感じながら、とりあえず柵に沿って歩いてみる。と、２～３分歩いたところで見つけました、正門9時まで門が閉まっていると思いましたが、既に開門されていて正門を抜けた先に荷物検査待ちの方たちが列を作っていました。事前予約している方たちだろうなぁと、まず受付を通過するという大仕事が待っています。あのー、事前予約できない外国人はどうしたら9時から受付しますので、もうちょっとだけお待ちくださいは～い（整理券とか、ないのかー）クヌル、クヌル誘導係と思われる男性が指す方向へ歩きながら何と声をかけられたのか韓国語の引き出しを一生懸命探します。あ그늘(日陰)か受付の前は陽が射していて暑かったのです。もうちょっと日陰で待っててということだったのですね。日陰側に青瓦台の説明と全体地図がありました。（正門に向かって右側です）案内地図ちゃんと見ておけば良かったと後から思いましたがこの時は通常の方法で門を通過することに集中していて広いのねーくらいにしか思っていませんでした。待望の9時を迎え、受付のお姉さんに向かって歩き出すと中華圏の方と思われる団体さんが受付前に陣取りました。うっ。私が先ですケド心の狭い私はムッとしてしまいましたが、受付のお姉さんがあちらの方が先です。順番にお並びください。とピシャリと言ってくださり、晴れて1番目に受付です。そして無事に正門を通過。荷物検査も通過し、これでもう思い残すことはないやりました。リベンジ成功です上り坂を上がっていくと、目の前に青瓦台が飛び込んできます。うわ～～～お。コレですよ、コレ青い瓦なので青瓦台（창와대：チョンワデ）です。旧・大統領官邸です。記念撮影ポイントがあり、２人組のアジュンマがそれぞれ写真を撮っていました。ガイドさんいないとシャッター押してくれる人がいないんだよね。よし、声かけてみよう。あぁ、でも昨日から韓国語ヘタレ過ぎて自信なくしてるしこのまま通りすがっちゃおうかな･･･いや、声かけてみよう。思い切って声かけました。お二人を撮りましょうか、と。アジュンマたちは満面の笑みでお願いするわと答えてくれました。縦・横・近め・遠めと、いくつかのパターンで写真を撮り確認して欲しいと伝えました。アジュンマは写真を確認してニッコリちょっと思案してウリナラ日本の方かしらはい。日本人です。あらー、韓国語お上手ねぇ。旅行楽しんでね。良かった、通じた－。答えがわかったー。アジュンマのお陰で隠れていた韓国語スイッチが入ったようです。本館入り口本館入り口正面に赤絨毯の階段フォトスポットになっていました。大統領執務室（本館2階）こちらも執務室本館１階から別館へ繋がる廊下大失敗した前回の見学ツアー当時、ここは國の重要施設でした。見学ツアーとはいえ「見学＝敷地に入る」という感じでした。本館・別館、官邸などは中に入ることができませんでした。一般開放された現在、一部立ち入り禁止の場所もありましたが基本的にドドンと開放されていました。「ご自由にどうぞ」という感じです。順路らしき矢印や韓国語の説明もあるのですが、広くて、どこに何があるのか良くわからないこういう時はツアーでガイドさんがいてくれたらいいなと思いますね。東側の別館の忠武室西側の別館には歴代の大統領の肖像画壁に訓民正音平日である金曜日を選んだのは大正解でした。朝イチだからか、平日だからか、事前予約制になったからか人が多すぎて進めない、見られない、ということはありませんでした。順調に本館見学は終了です。ところが順風満帆に終わらないのが私の旅てんやわんやの様子は後編に持ち越します。
