知識を武器に不況を乗り切る仕事術 -21ページ目

思い出す作業から脳を解放する

人間は忘れる生き物です。


忘れないようにするには、定期的に思い出さなければなりません。


何十年も昔のことを覚えている人でも、意識的ではなくても、忘れる前に時々思い出しているから覚えているわけで、思い出さない部分はどんどん忘れていってしまいます。



忘れないために思い出す作業は、たとえ脳が膨大な記憶容量を誇る優秀な器官であっても負担になります。


特に長期記憶にまでなっていない「今週の予定」なんかは、覚えておくためにかかる労力は相当なものだと思います。


この余分な労力が、あなたの能力を十分発揮できないでいる原因になっている可能性もあります。


脳が「覚えておくために常時行っている作業」から解放されると、それだけ作業するための領域が広がるわけですから、より高い価値を生産できるようになるかもしれません。



しかし、予定は大事です。

忘れてしまっては困ります。


では仮に、1日に10個の予定があるとして、そのすべてをいちいち思い出す代わりに、予定をメモしておいて、「予定のメモを見る」とだけ覚えておけばどうでしょう。


そうすると、思い出す数は10個から1個に減ります。


1週間の予定が50個あるなら、思い出す作業が50個から1個に減ります。



たったこれだけの工夫が、あなたの価値を飛躍的に高めてくれます。



私の本の買い方

新聞や雑誌に載っている書評を読むと全部買って読みたくなってしまいますので、基本的に文芸以外の書評は読みません。


時間を作って本屋に行き、気になるタイトルの本があったら手にとって、内容を見て買うかどうかを決めます。



最近は文字の大きさと色を判断の基準にすることがあります。


文字があまり大きいとすぐに読めてしまって、ありがたみが小さくなってしまうので、文字の小さい物を選びます。


多色刷りは色が気になってしまうので避けてしまいます。



本当は内容で選ぶべきなんですが、どんな本でも必ず1か所はいいところがあるんで、優劣が付けがたいんです。



だから内容以外のことも基準にしちゃってます。

NHKスペシャルにひとこと。他の視点からも見てくれ

昨夜 晩ご飯を食べながらNHKスペシャル「あすの日本、始動!」を見ました。


団塊ジュニアと呼ばれる35歳の人達の現状と、20年後どうなるかを予測したものです。


テレビは見るだけ時間の無駄だと考えていますので、途中までしか見ませんでしたが。



番組では20年後、今のままだと社会を維持していくために国民は大きな負担を負わなければならない。
しかし政府が今のうちから若者の就労に積極的に手を差し伸べる政策をとればそうはならない。


途中までしか見ないでこんなことを言うのは間違いかもしれませんが、NHKに欠けている視点を指摘しておきたいと思います。



番組では、今の政府が存続する、ということを前提としていますが、政府が変わるということもあり得ます。


すでに自民党は単独では国会の過半数を取れず、創価学会の組織的な票にたよっています。

西松建設の献金を見れば明らかなように、民主党も政策の基本は自民党と同じです。


長くなるので途中の説明ははぶきますが、企業献金と政党助成金で成り立っている自民、公明、民主では格差を是正し、経済を上向かせることは不可能なのです。する必要もありませんし。


となれば国民は別の道を選択するしかありません


この点を意図的に無視したのではないか、正確な情報を隠しているのではないか、そしてその裏には独立した意思を持って自由な報道をされると困る勢力の圧力があるのではないかと疑ってしまいます(数年前にも従軍慰安婦を取り上げた番組で、政治家が圧力をかけて番組内容を改編したことがあります)。


4日に放送した宇宙ステーションからの生中継の映像は面白かったのにね。



メモは絶対に忘れるな

この記事は2009年5月6日(水)に書いています。


今年のゴールデンウィークは特に予定もなくて、っていうか休みが取れるか直前までわからなかったので、予定を入れてませんでした。


結局こよみ通りに休みになったんですが、ある人のブログを読んで、休み中はアメブロの記事を書くことに決定しました。



実は4月中の記事はすべて5月4日~6日の3日間で書き上げ、投稿する時に4月の日付を入力して仕上げました。



他のブログに以前書いていたものを書き直したり、頭の中にしまいこんでいたものを引きづり出したり、いつか書こうと思ってメモしていたものに肉付けして文章にしたりと、楽しい作業でした。



人間は忘れる生き物です。


アイデアは浮かんだ時にすぐメモしておかないと、次の日にはほぼ確実に忘れてしまいます。


今回3日間で書いた記事も、思いついたときにすぐにメモに取っておいたから書けたようなもんです。



メモの書き方、残し方については、この本がとても参考になりました。


情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)


去年の夏にフォトリーディングの講習を受ける際、持参する本を買いに本屋へ行って見つけました。


その時は評判になっているなんて全然知らなかったんですが、タイトルが非常に気になって、あまり内容を見ずに買った本です。



いまではノートの残りページが少なくなると不安になってきます。


完了の見切りをつける基準

仕事には100%完成というものはありません。


60%で完了させるのか、80%で完了させるのか、仕事の内容や重要度によって違うでしょうが、どこかで見切りをつける必要があります。


では、見切りをどこでつけたらいいのでしょうか。



一つの基準は、あなたの仕事が次にどうなるのかを考えることです。


あなたが次の人の立場だったら、どういう状態で渡されたら満足するか考えてみましょう。


上司への報告や会議での提案なら、どこまで詳しくすれば相手が理解できるのか、お客さんなら、どんな製品やサービスなら金額に見合う価値があると思うか。


満足度、理解度は人によって違いますが、一人ひとり聞いて回るわけにもいきません。


そこであなたの基準を最もスタンダードな基準として設定することで、余分にかかっていた時間を減らすことができます。


そして、相手が満足しない場合に限って、もう少し付け加えればいいのです。