思い出す作業から脳を解放する | 知識を武器に不況を乗り切る仕事術

思い出す作業から脳を解放する

人間は忘れる生き物です。


忘れないようにするには、定期的に思い出さなければなりません。


何十年も昔のことを覚えている人でも、意識的ではなくても、忘れる前に時々思い出しているから覚えているわけで、思い出さない部分はどんどん忘れていってしまいます。



忘れないために思い出す作業は、たとえ脳が膨大な記憶容量を誇る優秀な器官であっても負担になります。


特に長期記憶にまでなっていない「今週の予定」なんかは、覚えておくためにかかる労力は相当なものだと思います。


この余分な労力が、あなたの能力を十分発揮できないでいる原因になっている可能性もあります。


脳が「覚えておくために常時行っている作業」から解放されると、それだけ作業するための領域が広がるわけですから、より高い価値を生産できるようになるかもしれません。



しかし、予定は大事です。

忘れてしまっては困ります。


では仮に、1日に10個の予定があるとして、そのすべてをいちいち思い出す代わりに、予定をメモしておいて、「予定のメモを見る」とだけ覚えておけばどうでしょう。


そうすると、思い出す数は10個から1個に減ります。


1週間の予定が50個あるなら、思い出す作業が50個から1個に減ります。



たったこれだけの工夫が、あなたの価値を飛躍的に高めてくれます。