vagabunda
February 08, 2009

思い切り遅い!第30回新ラテンアメリカ映画祭受賞作品

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
ほへほへ。やっと最終日。
(途中で、寄り道しすぎました~)

12月12日

この日は、ほんとに風が強くて寒かった。
なので、野外のパーティはパスして、
授賞式だけを見に、カール・マルクス劇場へ。

人が中々集まらず(寒いからだって)、
開始も大幅に遅れて、受賞もみんな
走っている感じ。えらくスピードのある授賞式。

司会がなんと、カルロス・フォンセカ君!
ラテン!ラテン!ラテン!-CARLOS2
(でっかく撮りたかったので、スクリーンに
映る彼をぱしゃっと)

さてさて、今回は・・・。
長編作品だけでもあげておこう。

長編劇映画作品賞
1位:「Tony Manero」Pablo Larraín(チリ)
2位:「Linha de Passe」Walter Salles、 Daniela Thomas(ブラジル)
3位:「El Cuerno de la Abundancia」Juan Carlos Tabío(キューバ)

1位と2位はすでに日本でも上映されましたね~。
「トニー・マネロ」は、スペイン・ラテンアメリカ映画祭、
「リーニャ・ヂ・パッシ」は、東京フィルメックスオープニング作品。


タビオ監督
ラテン!ラテン!ラテン!-TABIO


初監督作品賞
1位: Parque Via (Mexico)
2位: Mutum(Brasil)
3位: Acne(Urguay)

1位のParque Viaは、東京国際映画祭で上映されました。


Mutum(初監督作品なのに数々の受賞)


Acne(メキシコでも商業公開されていた珍しいウルグアイ映画)


折角なので、映画祭事務局があるHotel Nacional の風景なんぞも。

ラテン!ラテン!ラテン!-H.N1

ホテルの裏庭 気持ちいい
ラテン!ラテン!ラテン!-H.N 裏

今回事務局になったホール入口。
(以前、ここでオマーラ・ポルトゥオンドのライブを観た気がする)
ラテン!ラテン!ラテン!-入口

受付近く。誰に手を挙げているか、と思えば伝言があるから、と
私が呼ばれていたのだった・・・あは。
ラテン!ラテン!ラテン!-事務局

これでやっと終了!!!

January 12, 2009

「Leonera」「Titon」とジャズ

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
12月11日

念願の「Leonera」を。
賛否両論あるけれど、主演女優が美しくて
とっても良かった。
途中で、ばっさり電源がおちて、真っ暗に。
みんなが「フリア~っ」とスクリーンに
向かって叫ぶ。

あ、フリアというのが、主演の役名。
刑務所で子供を産むというテーマ。
一緒にいる女性受刑者たちの力強さと
音楽と脚本にユーモアがあるので、
なんだか元気が出てくる作品。

ロドリゴ・サントロは
どうしようもない男を演じていました。


そして、夜はトマス・グティエレス・アレア監督の
ドキュメンタリー「Titon;de la Habana a Guantanamera」
監督がアレア監督作品常連で、妻のミルタ・イバーラ。
監督が実際に語っているところはとても良かった。
「永遠のハバナ」のフェルナンド・ペレス監督や、
昨年亡くなった「ルシア」のウンベルト・ソラス監督も
アレア監督を語らせたら止まらない!って感じだ。

なんと、そこでbossaさんとmarysolさんのお二人を発見!

その後、bossaさんが「今日はいいかも」といった
ジャズ・ライブへご一緒に。
ハバナで初めて入ったジャズクラブ「La Zorra y el Cuervo 」
ラテン!ラテン!ラテン!-jazz2
今や、酒と葉巻とジャズという組み合わせは、
ハバナでしか堪能できないかも。
ラテン!ラテン!ラテン!-jazz1
ラテン!ラテン!ラテン!-la zorra
2度のセッションを堪能しました。
あ~、しあわせ。
January 08, 2009

ダイキリ飲んでキューバ映画へ

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
12月10日

新宿ショットバー「Havana」のKちゃんに
頼まれたGuayaberaを探しに、旧市街へ。
いろんな色から模様、素材があるので、
ほんとに悩むんですけれど。
ラテン!ラテン!ラテン!-guayabera
上記はメキシコ製なんすけれど、
オーバーシャツで、裾にスリット、
胸と背中にそれぞれタッグがあって
ポケットがついているシャツ。

お値段もピンキリなので、結局、Tianguis(マーケット)で
手作りGuayaberaを物色。
手描きで「L」とか書いてあるので、大きさが不安。

歩き回って疲れたので、初めて、 Floriditaに入る。
ラテン!ラテン!ラテン!-floridita2
「La Cuna de Daiquiri」(ダイキリ発祥の地)
「Entre los 7 bares mas fomosos del mundo」
(世界で最も有名な7軒のバーのひとつ)
ラテン!ラテン!ラテン!-floridita1

ここは、ヘミングウエイが好んだという
甘くないダイキリが売り。
うわさでは1杯=10CUC(1CUC=103円)と聞いていたので、
「絶対、飲まねえな」と思っていたけれど、
今回は、なぜか入ってしまった。
店内は満員。ツアーの人々が団体で入っているからか。
日本人はいなかったけど。
カウンターに席をみつけて、まず1杯。
「う、うまい!」このフローズン。

ラテン!ラテン!ラテン!-daikiri

あまり甘くないし、暑さがやわらぎ、すっきりする。
それに1杯=6CUC(620円ぐらい)だったので
2杯も飲んじまった。

旧市街では、至る所で革命50周年記念ポスターが
目につく。
ラテン!ラテン!ラテン!-vieja2

ラテン!ラテン!ラテン!-vieja3

のんびりとした古本市も以前のまま健在。
ラテン!ラテン!ラテン!-vieja1

その後、ベダードまで歩いてもどり、
YARA劇場でキューバ映画「Los Dioses Rotos」
今回、上映直前にできあがった作品らしく、
ICAICの試写では、まだ音楽が入っておらず、
クレジットもなかったとか。

なんといっても主演俳優が、とってもイイ男だった!!
カルロス・フォンセカドキドキ
ラテン!ラテン!ラテン!-carlos

その男に翻弄される4人の女。話の元は、
サン・イシドロに実在した有名な女衒(ぜげん)、
アルベルト・ヤリーニ。20世紀初頭に
縄張り争いで銃殺されたといわれるが、
今も彼の墓には花が手向けられている。

同じサン・イシドロ出身のダラナス監督が、
その話を元に舞台を現在のハバナに移して、
フィクションとして作り上げた作品。

このアルベルトに翻弄される4人の女性も
それぞれ社会的立場が違い興味深い。
ラテン!ラテン!ラテン!-dioses2
ラテン!ラテン!ラテン!-dioses1

January 07, 2009

チリ映画「Lokas」とキューバ映画「Omerta」

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
12月9日(やっとここまでたどり着いた)
またまた午前中はHotel Nacional で打ち合わせ。

とうとう、契約書のドラフトまで来た。
ひとりでじっくり読んでから、また、会う事に。

この日はチリ映画の「Lokas」が観たかったのだけれど、
さすが、キューバ人の口コミすごし。満席で入れず!
入れなかった人々が、まだ並んでいるのもすごいけど。
ラテン!ラテン!ラテン!-リビエラ
ラテン!ラテン!ラテン!-リビエラ2

最後の最後まで粘るのがキューバ流。
満席打ち止めだった時に、おばちゃんたちの
おたけびで、警備員がひるんであけちゃったこともあったからな。

「Lokas」は、ゲイ嫌いの中年男の
父親が実はゲイだった、というお話で、
話の中心は、中年男の9歳の子供と
このゲイのじいちゃんの関係。
チリ映画は、コメディでも
シリアスでも、とことんいくぞ~って感じだ。

予告編



夕方、キューバ映画「Omerta」
悪くはなかったけれど、アイデアがいいだけに惜しい!
最後の仕事をすることにした老マフィアと
若者たちの話。
監督は「La Edad de la peseta」のPavel Giroud。

見つけた予告編も短い!




January 06, 2009

「Cordero de Dios」プラス裏映画祭

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
12月8日

アルゼンチン映画「Cordero de Dios」(神の羊)を
観に行く。女性監督ルシア・セドロンの初長編劇映画。
主演が「今夜、列車は走る」にも出演していた
メルセデス・モラン。いやあ、まったく雰囲気違う。
さすが女優。

この作品、2005年の新ラテンアメリカ映画祭で、
未制作脚本の最優秀賞を受賞。
2007年のサンダンスNHK国際映画
作家賞を受賞。まだ34歳のセドロン。

舞台は、2002年のアルゼンチン。77歳の獣医師が誘拐され、
その孫娘(ギジェルミナ)は、フランスに亡命した
母(テレサ)を呼び戻す。身代金調達の過程で、
ギジェルミナは軍事政権下で母と父に起こった事、
そしてその時に、祖父がとった行動を徐々に知るようになる。

最初、20年前のテレサが今のテレサと結びつかずに
「???」だったのだけれど、途中で、「!!!」に。
きっと、いつかNHKで放映されることでしょう。

監督自身も幼い時に両親とともにフランスに
亡命している。

予告編


その後、フランスが出資したメキシコ映画「Los Bastardos」
カナダのラテンアメリカ映画祭プログラムディレクターたちと
キューバ人俳優らと観に行ったのだけれど、20分で出ましたな。
劇場が寒い事もあったのだけれど、忍耐足らず。
アメリカにいるメキシコ人労働者たちの話なので、
期待が大きすぎたのかも。
この予告編にあることが起こるまで、
あとどのぐらいだったのだろうか?

この監督、アマット・エスカランテ。

どこかで聞いた名前だと思ったら、
「Sangre」の監督でした。2005年の東京国際で
上映されたので、観た方もいるかも・・・。
「Los Bastardos」は、この監督、第二の
カルロス・レイガダスか、って感じで、
カンヌの常連です。

予告編


そして、夜は「裏映画祭(?)」
今回の映画祭で上映されなかったキューバ映画「H2O」
映画祭の間、いろんなイベントが行われている
Bar Esperanzaにて。Barといっても、野外ライブが
出来る場所。ちと遠かったけれど、皆で歩いて行った。
噂が噂をよび、会場はあふれんばかりの人々。
といっても、外国人は、私と一緒に行ったアルゼンチン人2人のみ。
ラテン!ラテン!ラテン!-エスペランザ1

デジタルなのでコンピュータから直接、プロジェクターを
通してスクリーンに投影しようとするもうまくいかず。
一緒にいったダニエルが、飛び入りで調整。

ラテン!ラテン!ラテン!-エスペランサ2

それをビデオに撮っている私を
撮ったヤツがいた。
ラテン!ラテン!ラテン!-エスペランサ3

今回は「キューバ人かメキシコ人か」と聞かれる
ことが多かったけれど、客観的に写真をみて納得。
となりのキューバ人脚本家、ウーゴよりも日焼けしている。

そうしつつ、やっと上映が始まったら、今度は音が出ず。
なんと、ケーブルがない!
「おいおい、大丈夫か・・・」
待つ間、みんなお酒を飲み続け(ラムのボトルを持って来ていた
人が多かった。偉いっ!!)
ラテン!ラテン!ラテン!-ボトル

いい感じの酔っぱらい度で、上映開始。
音楽が良かったし、意欲的な作品でありましたが、途中、
また、フリーズ。20:00から開始したのに、すでに夜中。
そこで眠気に勝てず退散。いやあ、疲れた。


January 04, 2009

ホアン・カルロス・タビオ監督新作

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
昨年間に合わなかったので、
年が明けてから、一気にアップ!!

まずは12月7日のつづきから。

さて、
「Desierto Adentro」で、ぐっと疲れたあと
キューバのJuan Carlos Tabio監督(「バスを待ちながら」)
最新作「El Cuerno de la Abundancia」は、
面白かった!

「おかえり!タビオ!」と叫びたかったね。
というのも、前作の「Aunque estes lejos」は、
「どないしたん?」と
言いたくなる程だったため。
でも、隣のキューバ人のおばちゃんは
「監督はいろいろ試したいのよ」と言ってたっけ。

自国の映画を見る目が優しい。

前作は、やはりスペインロケってところで無理が
あったんでしょうか。
タビオ監督、今や、スペイン資本で映画撮ってますもので。

今回は、キューバ!
架空の小さな村「Yaragüey」(ヤラグェイ)が舞台。
その村に「Castiñeiras」(カスティニェイラス)という名字の人々が、
莫大な遺産を引き継ぐことになった、というニュースが
舞い込む。村は大騒ぎ。
何しろ、ここには大勢の「カスティニェイラス」姓が
住んでいるのだ。同じ「カスティニェイラス」でも
「y」が入っていてもいいだろう、とか
どんどん遺産相続者がふくれあがる。

それまで貧しいながらも仲良く暮らしていた
村人たちの間に亀裂が入って・・・。

といっても、そこはコメディ。
いやあ、笑わせてもらいました。
主演は「苺とチョコレート」の
ホルヘ・ペルゴリア。
ヴラジミール・クルスも出ております。

でもでも「バスを待ちながら」ほどの
インパクトはなかった。

予告編


キューバ映画の時は、客の入りが違います。
監督、キャスト挨拶を待つ人々で満席!!

ラテン!ラテン!ラテン!-タビオ1

ラテン!ラテン!ラテン!-タビオ2
やっと舞台挨拶。
監督、キャスト勢揃い。
ラテン!ラテン!ラテン!-タビオ3
みんなカメラでパチパチ。
December 08, 2008

12月7日の映画祭

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
映画祭インフォをテレビで観ながら、書いております。
今日、ハバナは雨。寒いのなんの。
映画館は普通でも寒いのだけれど、それに雨。
急にバケツをヒックリ返したように降り出した。

それも、12時ごろから。
12時半から「CHE」の記者会見のため、ベニチオ・デル・トロと
ロドリゴ・サントロ、ウラディミール・クルス(「苺とチョコレート」の共産主義の青年ね)
らが来ていた。

顔見知りのアルゼンチン人とキューバ人たちで、
「どうする?行く?」とかいいながら、
映画か、ベニチオか、と悩んだ末、やはり
我々は映画をとるべきだろう、と。
すると目の前を、ふっと通るロドリゴ・サントロ。
「わ、わ、今のロドリゴだ!」

しかし、話していた奴らは全員男だったので
「それがどうした?」の目線。
事務局から出来て来たところを写したけれど、
なにしろすごい人だったのでブレブレです。
ラテン!ラテン!ラテン!-ロドリゴ

ああ、あの美しい男性は、カミーロを演じた・・・と
思っていても、シャッター間に合わず、おっさんを撮っちまう始末。

でも、御心配なく。写真は、今回はるばるブラジルからいらしていた
bossacineさんが、ばっちり撮ってます。
今日、ばったり、Hotel Nacionalの中庭でお会いして、
「ベニチオたちの記者会見あるよ」と言ったら、
そりゃ行かなきゃ、で、その後、食事したときに見せてもらったら、
もううらやましいほど、バッチリ!
きっとブログにも、その顛末を書いてくださる事でしょう。
(と、プッシュする)

そんなこんなで、雨の中をバンのタクシーに乗って、
アルゼンチン人2人(カナダ在住でラテンアメリカ映画祭の
プログラムディレクターのアレハンドロとカルロス)
キューバ人2人(俳優で脚本家のアルマンドと脚本家のディエゴ)と私は、
チャプリン劇場まで。
なんてったて、カルロス・ソリン(「ボンボン」)
の新作(「La Ventana(窓)」)だもの!!

劇場に入ると人は半分以下。(雨だからね)
その上、なんでこれほど、と思うぐらい冷房が・・・。
持っている防寒具を着込んでも寒い。

そして、映画も・・・寒かった。

「老齢で死を待つばかりの男性は、大きな窓のある部屋で
寝たきり生活をしている。何もない草原の中に立つ大きな一軒家。
熟年と若い女性2人が面倒をみている。何かあれば駆けつけてくれる
医者もいる。そんな中、もうすぐ、長年、会っていない
有名ピアニストの息子が戻ってくる・・・」

と、ここまできたら、息子と父親の物語を思い切り期待
してしまうのだが、何しろ、息子が帰ってくるまでが長い。
寒くて震えていることもあって「はよ、帰ってこんかい、息子!」と
思ってしまう。そして、やっと息子が帰ってくるのだが、
携帯の電波ばかりを気にしている女性をひとりつれてくる。
「よおし、ここで物語が大きく展開するんだな」と期待すると、
静か。まるで静か。そのまま、終わった。「え?」って感じ。
途中で、我慢できずに出た人多数。でも、私たちは最後まで
あきらめない、と思いつつ、左隣ディエゴは寝ているし、
右隣アレハンドロはため息ばかりついてるし・・・・。
映画館を出た瞬間、全員で感想を言い合って落ち着く。

短いビデオクリップ「La Ventana」


その後、アルゼンチン人2人はカール・マルクス劇場へ。
「CHE」の特別上映に行った。
雨が強くなってきて、傘なんて持って来ていない私とキューバ人2人は
乗り合いタクシーつかまえて事務局まで戻る。

ほんとは次のベネズエラ映画「シラノ・フェルナンデス」を観ようと
思っていたのだが、空腹と寒さに耐えきれず。

とほほ。その後はbossaさんを誘って旧市街の「La Taberna」で
食事とモヒート。

明日は、期待の(こればっかり)作品が3本あるので、
見逃さないようにしようっと。
December 07, 2008

12月6日の映画祭

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
今日は午前中にICAICとの打ち合わせがあって、
金額交渉で、どっと疲れる。

「考えさえてもらう」というと、
「余り考えたら頭によくないよ」と返される始末。

午後は、こちらで働いているTさん夫婦とお食事。
普段は絶対行かないMiramar地区へ。
ここは、ハバナか?と思うような高級住宅街。
美しい一軒家とパレスと名のつくマンション!
ローストチキンが、おいしい「Aljibe」へ。
その後、眠気が襲って来たので、ホテルに戻って小休止。
午後5時半からのメキシコ映画。
短編「En transito」と長編「Desierto Adentro」
実は、前者はほとんど覚えていない。眠ったのか?
長編のほうは、監督に注目していたので観たのだが、
とってもキリスト教な作品だった。でも、最後まで
観たい、と思わせる手法はすごい!
重厚で暗い。「贖罪」がテーマなのだが、そんじょそこらの
贖罪ではないのね。

「キリスト教が迫害されていた1924年のメキシコ。
教会は閉鎖され、神父たちは見つかれば殺される、という時代。
一人の男が臨月の妻のために、祈ってほしいと、隠れ家から
神父を連れ出してしまう。夜遅くなったので、翌日の早朝に
馬を用意すると言ったのだが、それを信じられない神父は、
様子を見にきた息子に、連れ出してくれ、と頼む。途中で、
2人は捕まり、息子は吊るされて殺害され、神父は銃殺される。
その間に男の家も焼かれ、家族は命からがら逃げる。途中で、
子供が生まれるが妻は死亡。その遺体と乳児、残った子供たちと
共に砂漠に逃げる。そこで父親は、自分たちで教会をつくって
神に赦しを乞うのだ、と建設を始めるが・・・」

建設しちゃうんですね、教会を。
きっと何かお告げがくる、と信じて疑わないのだが、
長女が光をみた、と言っても信じない。
教会を作っている間に、20年はたっていて、
戦争は終わり、以前住んでいた村には教会が復活している。
でも家族は何も知らない。

折角、教会ができたのに何も変わらない。
苛立つ男。そのとき、隠れて娘と息子が関係を持っている
ことを知って・・・。ああ、そこまで、という最後。
長いぞ。途中で、随分、人が減ったぞ。
でも、すごく良く練られた脚本。
俳優陣も良かった。日本じゃ、絶対受けないだろなあ、と
思うけれども、映画としては、重量感のある秀作。
中にアニメも使われている。従来、あまり好きじゃない
手法だけれど、この重い映画では、効果大。
Rodrigo Pla監督、若いのにすごいかも・・・。

予告編



December 06, 2008

12月5日の映画祭

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
さて、何を観たのか?
覚え書きのために書いておこうっと、
ということで、皆様に公開していいのか、どうか
分かりませぬが。
写真は日本に戻ってから、付けたします。

5日は、午前中に登録をすませて、午後は
旧市街まで換金しにいく。15:00からの「La Buena Vida」
を観る予定だったのに、道に迷ってしまって、空腹に耐えきれず
昼食を食べたら、間に合わず。
で、午後5時半からチャップリン劇場。

ペルー映画の短編「Taxista」と長編「Dioses」
前者は、21分だけれど、とても面白かった。
「若者たちに襲われ車を奪われたタクシー運転手。
なすすべもなく、車を借りるために裏仕事を引き受ける。
酔っぱらいを乗せて、元締めに売るのだ。
元締めが来るまでに財布を調べて、ちょこっとお金
いただいたりもする。元締めたちは、お金だけじゃなく
身ぐるみはいで金にする。
当初は、びくびくしながらやっていたが、ある日、
乗せた酔っぱらいが大金を持っていた・・・」
緊張感と細やかな描写、俳優たちも良かった。
なんと、このテーマを選んだのは女性監督。
う~ん、ペルー映画も侮れないぞ。

と次の長編への期待は高まったが・・・。
ペルーの上流階級の姉弟(といっても18歳ぐらい)
たちが、ある事件をきっかけに路頭に迷う話かと
思っていたら、路頭には迷わなかった。
話の中心は、弟の姉への恋愛感情と離婚した父親をおとそうと
取り入る先住民出身の女性のお話。
この女性が、不気味に住み着くので、
途中まで期待ワクワクで観ていたのだけれど、竜頭蛇尾。

ペルーの0.01%という上流社会を描いたらしけれど、金持ちの
奔放な子供たちは、どこも同じという感じ。


December 05, 2008

新ラテンアメリカ映画祭に到着

テーマ:新ラテンアメリカ映画祭2008
バタバタのままハバナに来てしまった
vagabunda です。
12月4日の午後5時に成田を発ち、ヒューストンまで
およそ12時間、そこからメキシコのカンクンまで2時間、
そして、ハバナまで1時間ちょっと。
それぞれ待ち時間が1、2時間ありますが、いつものごとく、
カンクンからハバナ行きは、遅れて、結局、ハバナに到着したのは、
現地時間で23:30ごろ。
14時間の時差を考えると、5日の朝9時半ぐらい?

これが唯一、宿泊なしで行ける行程。

今年は夜遊びを控えるために小さくて静かな
ホテル・ビクトリアにしました。
これも円高のおかげ?!

とはいえ、早速二日酔いなのは、どういう訳なんだ。
ということで、1年ぶりのハバナ。

今回はえらく涼しいです。
それにまたまた、いろんなところが変わっております。

まず、なんと!ビールとソフトドリンクの
自動販売機がそこここに!!
去年から設置が開始されたようですが、
今年になって次々と増えて、売れているようです。
これは写真を撮らねば、と思いつつ、
果たしてこのネット状況でアップできるのかどうか心配。

携帯電話が公式に解禁になったため、
公衆電話で使うテレホンカードがいつものところに
売ってない!とか、24時間営業のお店が増えている、とか、
街の中でも発見がいろいろ。

映画祭も今年は、Hotel Nacionalの中にバラバラにあった登録所や
受付やプレスセンターが、大きなサロン、一カ所に結集して、
「おお、やはり、これは30周年だからか!」と驚いています。

今年の名誉賞(Corales de Honor)受賞者のひとり、
チリのミゲル・リティン監督は、
昨日、お見かけしましたが相変わらず渋い!
ということで、明日は写真を掲載できれば、と
思います。

でも、ネット料金、1時間8CUC(1CUC=103円)なので、
あまり時間がかかったら無理かも~。


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