ラテン!ラテン!ラテン!

渋谷からラテンアメリカ映画を発信!!


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おもむろに会社の公式サイトをリニューアル。実は5月に公開したのだが、なぜか、身辺騒がしく、公式サイト内ブログも更新していなかったので、今の発表になっちまいました。一体、アメブロと公式サイト内ブログを、どうつなげていくのか、とか、まだ全くもって考えられていないのだが、ま、やりながら考えるか、ということで、先に、お知らせを。

7月16日(土)より新宿K's cinemaにて公開のウルグアイ映画「映画よ、さようなら」

まだ公式サイト作り中なので、今後は、公式サイト内ブログで。
モノクロ、スタンダード、63分という「ケンカ売っとんのか!」な感じの作品ですが、
1976年ウルグアイ生まれのフェデリコ・ベイロー監督作品。

この作品だけは、好きに作りたかった、ということで、ま~ったく、配給とか考えずに
好きな人々と好きに作った作品だけれど、サンセバスティアン映画祭の「制作中作品」
(Cine en constrcuccón)でグランプリ、トロント映画祭にも出品され、その後、ハバナの新ラテンアメリカ映画祭(2010年)でグランプリ、と次々に注目されて、2010年に観たまま、ず~っと気になっていた作品です。
昨年5月の「ラテン!ラテン!ラテン!」で一度だけ「スニーク・プレビュー」として上映しましたが、ようやく単独公開が決まりました。

ああ、こういう感じで書けるのは、やはりアメブロだから?と思いつつ、自分の人生もここにきて転機だなあ(今頃かい!)というのがあるので、「ラテンな日常」や「言いたい放題」は、こちらで書こうと思っております。
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昨日、ツイッターに流れて来たスペインのニュースで、
「ジョディ・フォスター:『資本主義はあるべき道を逸脱して、
もう人々を助けない』」というタイトルに興味をおぼえ、
インタビューの全文を読んだ。

ABC.es hoycinema
Jodie Foster: <El Capitalismo se ha desivado, ya no ayuda la gente>

別にジョディ・フォスターのファンでもないのに、ここまで読んでしまったのは、
映画のテーマと冒頭のインタビュータイトルから。

いやはや、俄然、観たくなって来たぞ、この映画。





ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネルと
豪華な顔ぶれで、テレビの財テク番組「マネーモンスター」の情報で
全財産を失った男が、司会者を人質に番組をジャック、誤情報を
流したことに気づいた司会者と共に、ウォール街の闇を暴く、という物語。

詳細は公式サイトを見ていただくとして、ジョディのインタビューの
要約を書いておこう。

「マネーモンスター」公式サイト

映画のテーマについて
「この映画は、金融危機のことだけではなくて、玉ねぎのように
幾重にも層をなしている。テクノロジーのこと、情報よりも娯楽を
提供する似非ジャーナリズムに金融システム。それら全てが合わさって
ひとつの危険な形をつくり、結局、一般の人々が苦しむ結果になる」

じゃあ、そのシステムを批判する映画なのか、というと…

「私は政治家ではなく、ひとりの映画人だから、何が起こっているか、
を見て、それを物語の背景としておき、観客が結論を引き出せるようにする」

資本主義について
「この映画は、特にテクノロジーの悪用を描いていて、自分自身は、
まだ、資本主義を信じているが、明らかに逸脱している。
資本主義は、人々を助けるために作られた。小さな商売や子供が
大学に行けるように融資するシステムだった。でも、今では、もう
人々を助けない。億万長者が下品なほど富を蓄積するために、
資本主義は、道を踏み外したから」

ジャーナリズムについて
「映画は、常に、芸術と現実の混合で、自分たちの生活を
反映する可能性を追求することが、映画人の責任だと言われて来た。
今のジャーナリズムは、目標を失って、クルーニーの
キャラクター同様、すでに視聴者(視聴率)にしか興味がない。
映画は問いを投げかけるけれど、答えは、映画を観た人、それぞれが出すものだ」


ハリウッドで女性監督が少ない件について
「映画業界が女性に対する陰謀はないと思う。ただ、撮影所が
リスクを怖がっているだけ。これまでに男性と女性監督の数が
同じになったことがないのは、誰もが知っていること。女性監督の
数に関しては、全く変わっていない。独立系の映画では、女性監督が
増え始めているけれど、商業映画は変わらない。

それに、言われたくはないだろうけれど、ハリウッドが作りたい
テーマの映画を監督したいと思う女性は、ほとんど、いない。
私も、その一人で、やるなら自分の物語を語りたい」

カンヌ映画祭で#HollywoodSoMaleという
ハッシュタグ(ハリウッドは男だらけ)について聞かれた
インタビューでも、明確に答えている。

How Jodie Foster is Taking on #HollywoodSoMale at Cannes

「ハリウッドが、ここまでリスクを嫌うようなことは
これまでなかった。スタジオの幹部が怖がっていることに
つきる。もっとオープンでありたい、変わりたい、もっと
良くなりたいと思っていない訳じゃないけれど、伝統から
抜け出られない。だから自分たちと同じような人を雇うのに
忙しすぎて、何を失っているのか(見逃しているのか)分かっていない」

さすが、子役時代からハリウッドにいるジョディ・フォスター、
言うことがはっきりしている!

リスクを怖がっているのは、ハリウッドだけではなく、
成功体験がある男たちだと思う。日本でも視聴率の高いテレビドラマ
から映画を作るのは、成功体験があるからではないだろうか。
(日本の場合は当初からテレビが入る制作委員会システムも
影響しているだろうが…)

そういう点で、女性監督だけではなく、ヨーロッパやラテンアメリカ、
独立系邦画は、挑戦していると思う。

男社会の映画業界、みな、見て見ぬふりをしているが、
ネットフリックスやアマゾンの出現で、心中穏やかでないのは確か。
だから守りに入っているのだろうが、ハリウッドのように
ファイナル・カット権を監督に与えないプロデューサー優位の
伝統的手法は、徐々に崩れていくだろう。

その時、映画の救世主になり得るのは、男女を問わず、
果敢に挑戦する監督たちだと思うのだ。

ヨーロッパと組まないと中々、出品できない
カンヌ映画祭への興味は年々薄れているのだが、
今回、ある視点部門で日本の深田監督が「淵に立つ」
審査員賞を受賞したことで、質の高い独立系邦画に対する
期待が高まり、日本の若手監督が、海外にどんどん
出て行くようになれば、と思わずにいられない。


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今朝、起きたらゴヤ賞の授賞式!
おお、今日だったのだ、ということで思わず 観てしまいました。

goya


今年はバルガス=ジョサも出席。

スペインといえば、昨年12月に総選挙をして2大政党
(国民党と社会労働党)が どちらも過半数をとれず、
未だに組閣ができておりません。涙;))

国王が2度に渡って各政党と会談して、
最初は国民党の ラホイ党首に組閣を打診。

でも交渉がうまく行かず、 2度目で野党社会労働党の
サンチェス書記長に。

司会のダニ・ロビラは、ゴヤ賞に出席していた 社会労働党、
市民党とポデモスの各代表に

「ここで協定結んでくれ~」という

メッセージを投げかけておりました。

dani


下の写真は、
左からポデモスのパブロ・イグレシアス
社会労働党のペドロ・サンチェス
市民党のアルベル・リベラ各党首
(みな若い!)

tres


この3政党が合意すれば、今の国民党政権を倒せるので
ただいま、社会労働党が絶賛交渉中。


ということで、ゴヤ賞は以下の通りとなりました。

嬉しかったのは、「朝食、昼食、そして夕食」の
ホルヘ・コイラ監督が編集で参加した、
ルイス・トサル主演「EL DESCONOCIDO」が編集賞を
受賞したこと。


アルゼンチンのリカルド・ダリンが「Truman」で主演男優賞、

同じくアルゼンチンの「El Clan」がイベロアメリカ映画賞を受賞。

あと「スリーピング・ボイス」のインマ・クエスタ主演の
「La Novia」が助演女優賞と撮影賞を受賞しました。



すべての賞は こちら(スペイン語)

主な受賞作
作品賞       「Truman」
監督賞 セスク・ガイ「Truman」
オリジナル脚本賞  セスク・ガイ&トマス・アラガイ「Truman」
脚色賞       フェルナンド・レオン「Un día perfecto」
撮影賞       ミゲル・アンヘル・アモエド「La Novia」

主演男優賞     リカルド・ダリン「Truman」
主演女優賞     ナタリア・デ・モリーナ「Techo y Comida」
助演男優賞     ハビエル・カマラ「Truman」
助演女優賞     ルイサ・ガバサ「La Novia」

新人監督賞      ダニエル・グスマン 「A Cambio de Nada」
新人男優賞      ミゲル・エラン「A Cambio de Nada」
新人女優賞      イレーネ・エスコラル「Un Otoño sin Berlin」

編集賞 ホルヘ・コイラ「El Desconocido」
ドキュメンタリー映画賞 「Sueños de Sal」
イベロアメリカ映画賞「El Clan」(アルゼンチン)監督:パブロ・トラペロ



最多賞受賞「Truman」予告編



「El Desconocido」は、こんなタイトルでDVDでてます。

主演はルイス・トサル。
暴走車 ランナウェイ・カー [DVD]/ルイス・トサル,エルヴァイラ・ミンゲス,フェルナンド・カヨ
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1月31日に「水木しげるサン お別れの会」が開かれた。

行くことができなかった、その夜、水木さんの本を色々
めくりながら、つい読みふけってしまった。

昨年の11月30日に亡くなられた水木しげるさんは、
生前、仮面を探しにメキシコに行った。

水木しげるの大冒険 幸福になるメキシコ―妖怪楽園案内/大泉 実成
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水木さんと共に色々な所に旅をした大泉実成さんは
「水木原理主義者」を宣言した人で文章も突っ込みも面白い。

オアハカの死者の日とか、モンテアルバンのピラミッドとか、
その場所で水木さんが言った言葉の一部が「水木サンの迷言366日」という
文庫にも収録されている。



水木サンの迷言366日 (幻冬舎文庫)/水木 しげる
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1月1日から12月31日までの語録は、私にとっては、
気分が落ち込んだ時の気付け薬のようなもの。

モンテアルバンで「ピラミッドの頂上は神との交流点」だと
考えた次のページに

「金は ほしがると にげる」

大泉さんが楽しんで編纂したことが分かる。

仮面を探し続けながら、コレクターが集めた仮面が下手なら
「見る目がないです、この人」とバッサリ!

日本が忙しすぎると言い、余生はノンビリ人生、すなわち、
メキシコ人生でゆこう、
と言っている。

メキシコ先住民の見えないものを表現するところへの共感や
オアハカの死者の日の言葉も面白い。

「マヤ・アステカ。彼らは神を表現するからねえ。
遠慮会釈なくねえ」


オアハカの街の印象について
「ビンボーそうでいい街ですね」

メキシコ編も面白いけれど、時に子供の時の話、
戦争の話、貧乏の話、と多岐に渡り、これ1冊でも
色々、考える時間を持てるのだ。

子供の頃に「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメ主題歌
「楽しいな~楽しいな~、お化けにゃ学校も~
試験も、なんにも、ない」
を聞くと、いつもワクワクしていたことを思い出す。

学校に行きたくない、あの仲間に入りたい、と
真剣に思ってた。

だから大人になって
「好きなだけ眠りなさい」
「怠け者になりなさい」

という言葉に従っている。

これぞ、究極の幸せ!!

周りからは大丈夫か、の声が
日に日に高くなっているけれど
今の株価が命、みたいな世知辛い世の中で、
自分にとっての幸せを追求していく覚悟がなければ、
不要なものに翻弄される気がする。

「しなければいられないことだけ
やり続ける」という言葉にどれほど
鼓舞されたか分からない。

12月31日の言葉の通り
「では、またあの世で」と言っている
水木さんの存在そのものに感謝。



総員玉砕せよ! (講談社文庫)/水木 しげる
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しばらくぶりのブログです。

「ブログ、更新してませんね~」と言って下さる皆様に感謝!!
ようやく書く気になりました。

まずは、2013年に、このブログでご紹介した「ビルバオーニューヨークービルバオ」
著者、キルメン・ウリベ氏の新刊のご紹介と来日イベントを。

前作の出版から3年。バスク語で書かれた物語が、金子奈美さんの静謐な翻訳で、また読めるのかと思うと嬉しい限りです。

奈美さんからご連絡いただき、いつも腰の重い私が、「おお~っ、全部行ってみたい!」と思ったイベントの数々です。

新作「ムシェ」の刊行記念の来日だそうで、早く読みた~い!

ムシェ 小さな英雄の物語 (エクス・リブリス)/キルメン・ウリベ
¥2,484
Amazon.co.jp

以下、イベントのご紹介です。
バスク語の響きが、とても好き。新たな世界が開ける感じで、サンセバスティアンでは、大人も子供もバスク語!という中で、過ごす映画祭も他にはない、雰囲気があります。


これからスケジュール調整して、可能なら、全て行きたい、と思っていますが、
少なくとも初日の吉祥寺は行きます。

ご興味ある方、お誘い合わせの上、是非に!
(下記にチラシも添付いたしました)

京都でもイベントがあります。


12月5日(土)20:00~21:30(開場:19:30)
『ムシェ 小さな英雄の物語』刊行記念トーク 
 会場:百年(吉祥寺)
 ゲスト:キルメン・ウリベ

※ こちらのイベントでは対談者を立てず、バスク語での朗読を交えながら
ウリベ氏にじっくりと作品について語ってもらうほか、来場者から
直接質問をする時間を多めに設けています。翻訳者の金子さんが通訳。
どうぞ気軽にご参加下さい。
※ チケット1000円。百年にて書籍「ムシェ 小さな英雄の物語」(白水社)
をご購入いただいた方は100円引。
百年のHPにて予約受付中。


12月6日(日)12:00~14:00 (11:30開場)
 キルメン・ウリベ×今福龍太
 「平和の破片を集めて―他者の記憶と私たちの記憶が交わるところ」
 場所:本屋B&B(下北沢)

※ 2012年にウリベ氏が初来日した際、共に沖縄を旅した批評家の今福龍太さん
(東京外国語大学)をゲストに迎え、『ムシェ』という小説の背景とそこから
立ち上がってくる世界について対話していただきます。
※ 入場料1500円 + 1ドリンクオーダー。
B&BのHPにて予約受付中。

12月6日(日)18:30~20:00 (18:00開場)
 ポエトリーリーディング「冬の小鳥たち Txoriak neguan」
 出演者:キルメン・ウリベ、管啓次郎(詩人)、
 金子雄生(トランペット)、河崎純(コントラバス)
 場所:カフェ・ラバンデリア(新宿2丁目12-9 広洋舎ビル)

※ 特別ゲストに詩人の管啓次郎さんをお招きし、詩の朗読と音楽の夕べを
開催します。ウリベ氏の詩をバスク語と日本語で、管さんの詩を日本語と
スペイン語で読み合いながら、即興の音楽とコラボレーションする試みです。
現代詩人との共演経験も豊富なミュージシャンとの掛け合いにご期待ください。
※ 入場無料(但し1ドリンクオーダー、投げ銭制)

 12月7日(月)19:00~
 キルメン・ウリベ×藤井光
 『ムシェ 小さな英雄の物語』刊行記念トークイベント&サイン会
 場所:丸善京都本店 地下2階 特設コーナー

※ アメリカ文学者の藤井光さん(同志社大学)をゲストに迎え、バスクという
小さな地域から時間と空間を越えて紡ぎ出されるウリベ氏の作品の魅力と、
少数言語で創作しながら世界文学と対峙する作家の素顔に迫ります。
※ 入場無料。整理券を配布予定、お問い合わせは地下2階レジカウンターまで。
※ トークショー後は、当店でお買い求めいただいた書籍を対象としたサイン会
もございます。



hyakunen

BB

poetry



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国民投票は債権団の緊縮策にNO


7月6日未明、ギリシャは国民投票で債権団の緊縮案に「NO」をつきつけた。
事前の世論調査とは違って、賛成38.69%反対61.31%と反対が多数。


欧州や米国のメディアがNO=ユーロ離脱、と盛んに言っていた中をぬって、
首相と財務相がユーロ離脱ではなく、交渉を有利に進めるためだ、と訴えたことや、

緊縮財政案を受け入れたら、社会保障費の大幅削減を強制される、ということを
ツイッターやブログで訴えて浸透させていったからだと思う。

テレビにも出てたしね。

ところが…


バルファキス氏、突然の辞意表明

6日の午後、ロイターを初め、RTやTeleSurが、次々にツイッターで

情報が流れて来た。


「NO」だったのに、なぜ?

突然だったので、「これってハッカーの仕業?」と思ったほど、
信じられず、バルファキス氏自身のツイッターをたどりにいった。

twitter


 もう閣僚じゃない!


リンクのブログを読んでみると、いつものように静かな文章だった。


バルファキス氏のブログから


6月25日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の最後通告に
歴史的な「NO」を出したことで、解決に向けて歩むことができる。
その解決策とは、債務再編、より緩やかな緊縮策と一番、必要とする人々に
届く再分配と真の改革だ。


国民投票の結果が発表された直後、ユーログループの複数のメンバーと
種々様々な「パートナー」から、交渉の場に私が欠席したほうが良いの
ではないか、ということに気づかされた。チプラス首相も合意に至るために
有益だと判断したので、今日、財務省を去る。


自分の責務は、チプラス首相が国民投票でギリシャ国民が与えてくれた
チャンスを生かすのを助けること。


だから自分は誇りを持って債権者の憎しみをかぶる。我々左派は、特権に
関係なく集団で行動する方法を知っている。チプラス首相、新たな財務省、
そして、我々の政府を全面的に支持する。


ということで、なんと、気になる人は辞任となった。
これって、ユーログループ(ユーロ圏財務省会議)の圧力?とか思って、
色々な報道をあたってみた。


スペインTVE



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スペインTVEの報道では、チプラス首相が謝意を述べ、バルファキス氏は
「困難な状況の中で、ギリシャ政府と国民の姿勢と利益を守るために

疲れを知らぬ努力をしてくれた」とし、交渉の”リーダー的役割”だったことを認めた。


ギリシャ政府の広報担当は、即時の合意(48時間以内)のために

交渉を再開すると。


今回の交渉ではバルファキス氏との共同作業が一番難しいと、あちこちから
不満が出ていたので、チプラス首相が、4月に、バルファキス氏の役割を縮小し、

交渉代表のツァカロトス副外務相を任せることにしたことから

ツァカロトス氏が新財務相の最有力候補。


バルファキス氏は、財政支援の対価としての緊縮対策に反対し、債務再編交渉を
守りぬいた。ギリシャ国民に広く支持されると同時にヨーロッパの財務相たちから
疎まれたバルファキス氏は、チプラス首相が合意に達成できるよう、自らの戦略に
忠実なまま財務相を辞任するが、交渉チームの中には残留するようだ。


BBC スペイン語


結局は、財務省会合からの圧力だったのだが、元々、ドイツのショイブレ財務相と
仲が悪かったらしいのだが、極めつけは、2月の時点で、バルファキス氏が
ショイブレ財務相に


「我々を侮辱するな」

と釘をさしたこと。


というのも、ドイツは第一次世界大戦と第二次世界大戦の間とその後に
巨額の債務を抱えてハイパーインフレの危機に見舞われたことがあったのだ。
バルファキス氏は、その時のことを思い出させるような発言をしたのだが、
実は、ドイツは2度ともヨーロッパから債務を免除してもらっている。


RT スペイン語



ロシアトゥデイのスペイン語が、ツイッターでも何度も繰り返している。

「ドイツは2度も助けてもらったのに、なぜ、

ギリシャにはできない。メルケル首相は忘れているのか、

あのときのことを」(これはチョムスキーも言っている)


「ギリシャは第二次世界大戦の時にドイツに貸した分を

返してもらえ」


雑感

日本では余り細かく報道されないので、ついつい

深堀りしてしまったが、歴史はどこまでもついてくるのだ。

現在、一人勝ちのドイツに対して、皆が言いたいことを

言っちゃったのがバルファキス氏なのかもしれない。


それでも、今回の辞任劇は、本当に驚きで、

発表時には、「逃げるのか」とか「またゲーム会社に戻るのか!」と

いうツイートもあったが、ブログを読むとよく分かる。


色々な噂がはびこる中、自らの考えを英語と

ギリシャ語で「明確に」伝えることで、疑惑を払拭する、

というのはとても賢い方法だと思った。

ちなみに、今、ギリシャの国債を一番持っているのがドイツで、

727億ユーロと全体の28.3%、次がフランスの550億ユーロ、

3番目がイタリアで480億ユーロ。
これでユーロから離脱したらどうなるんだろ、と思うと
誰にとっても得にならないから何とか合意する気がするのだが。


Bankinter

deuda


TVEが財務相中心にカメラを回していたので
これから何だか寂しくなるなあ。


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毎日、ギリシャから目が離せない…。

tzy&vvar


現地時間の7月5日にEUの緊縮策の是非を

問う国民投票をすることもあり、

スペイン語圏から様々な反応が出ています。


前回のバルファキス財務相の時にも書きましたが、

日本は、やはりドイツやEU、IMF(国際通貨基金)の

目線で報道していることが多く、「チプラス首相の迷走」とか

「南ヨーロッパは借金の感覚が違う」とかという

声だけが聞こえて来ます。


そういう報道を見る度に、もうちっと別の視点が

あってもいいんじゃないか、と思うのは、スペイン語圏の

人々の反応を見ているからかもしれません。


ツイッターでは、いち早く、

#YoVoyConGrecia 

(私はギリシャの味方)というハッシュタグが

作られ、「奴隷としてではなく、尊厳のある解決を」と

いうチプラス首相とバルファキス財務相を応援しています。

(ま、同じハッシュタグで罵倒している人もいるけれど)


ベネズエラのTeleSur、RT(ロシアトゥデイ)の

スペイン語版、スペインの日刊紙 El Paisに

アルゼンチンのCN5も連日、ギリシャの話題を

追っていて、交渉内容の詳しい点まで報道しています。


これはスペインやラテンアメリカにとっても人ごとではないからでしょう。

前回も書きましたが、ギリシャのユーロ参入の時に金融スワップで

儲けたゴールドマン・サックスを初め、ドイツもギリシャへの

輸出で大いに儲けて来た経緯があります。それでIMFに行き着いた。


2001年にアルゼンチンがデフォルトした後、就任したキルチネル大統領が

ラテンアメリカ(特にベネズエラ)の財力を借りて

IMFから脱退すると宣言したのを覚えている人もいるでしょう。

そして、国債は75%償還しなかった。円建て国債(サムライ債)で

大損をした機関投資家もいたので、大きなニュースになりましたが、

今でも「借りた金、返せよ」コールは続いています。

余談ですが、そんなアルゼンチンを食いものにしたのが
米国の投資家。暴落したときにヘッジファンドを通じて
二束三文で買ったアルゼンチン国債の償還を求めましたが
交渉は決裂しました。

2001年のアルゼンチンと今のギリシャで共通していることは、

どちらの首脳陣も債務を作った張本人ではないことと、

ここで、苦しくとも断ち切らねば、自国は一生、新自由主義の

奴隷になる、という危機感があること。


IMFに対する嫌悪感は、筆頭国が米国だということの他に

「金を貸すから、外資を入れろ。規制緩和しろ」と

迫り、その後ろには、手ぐすねひいて待っている

米国と欧州の投資銀行や企業がいます。


国際援助のバックに商社とメーカーがついてくる日本のODAとも

良く似ているかも。


今のギリシャの問題は、加入した当時の政権が、粉飾まで

して入ったこと、入った瞬間からカモにされてきた、ということです。

借金しても、大半が返済にまわされ、国庫に入るのはほんの1部。

これでは、財政再建もできません。


そこんところを、ジャーナリストのイグナシオ・ラモネが詳しく話している記事が

「ラモン本を我らの手に」というサイト(Manu Chaoの父ちゃんのラモンの本を

出版するプロジェクト)にありました。2010年10月の講演ですが、すでに

今の状況が起こっていたことが分かります。

欧州経済危機とギリシャ

富裕層の資金の流出は想像がつきましたが、

国防費の削減をしないのはドイツとフランスから武器を購入しているから、と

いうのには驚きました。(フランスはヨーロッパの武器商人として有名ですが)


そういえば、今回、IMFも国防費の削減を求めていますが、

そこはどこまで踏み込めるのか。


今回、チプラス首相とバルファキス財務相が粘っているのは

年金の減額と付加価値税の値上げの阻止。

ギリシャ側が出した法人税や富裕層への徴税には

債権団が難色をしめしています。


ここまで粘れるのは、ギリシャがユーロから離脱すれば

高金利を求めてギリシャの国債を大量に持っている銀行や

インフラ投資してきた企業への大打撃を見越しているからでしょう。


すでに年金は(元が高かったとはいえ)50%もカットして、

平均650ユーロ余り。失業率はスペイン同様、若年層では50%を

越えています。


だから、チプラス首相は国民投票で「NO」を入れるように、

つまり強気にでることを呼びかけているのです。


緊縮案を受け入れても、これまで以上に、屈辱的な苦しみが

長引くことが分かっているから。


3割の債務減額で、20年で返済可能になるとチプラス首相はツイッターで

訴えています。その債務減額を取り付けるためにも「NO」が

必要なのだ、と。


国民投票で「YES」と出たら、首相も財務相も辞任する意向です。


国民投票をすると発表したときに、ユーロ財務相会議の中からは、

「一般国民にこんな複雑なことが理解できるのか」という声が

上がりました。


それでも、強硬な緊縮を求める債権団に対抗するためには、

これしかない、という最後の手段なのだと思います。


実はEUには、ユーロ離脱の明確な法的手続きがなく、「NO」と

出ても、即離脱にはなりません。今週、水曜日のTVE(スペイン国営放送)では、

首相と財務相が欧州裁判所に、その点を確認しにいったと報じて

いました。


前代未聞の国民投票ですが、今回のギリシャ政府の対応は

「尊厳ある選択」について、学ぶべきところがあるのでは、
と思えてなりません。

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先日、7月10日にキューバと米国の大使館がそれぞれ再開するという
ニュースが入って来ました。

そこで、本日から名古屋シネマテークで始まるラテン特集、
(特に今日はキューバ映画3連発の貴重な日なので)
2ヶ月ほど前に「女性のひろば」に書いた文章を掲載することに
しました。作品名から公式サイトの作品にリンクします。

以下、その文章です(長くてすみません)
本日7月4日上映は…
10:30  永遠のハバナ
13:00  苺とチョコレート
15:30  低開発の記憶

先日の米州首脳会議で、ついに、ラウル・カストロ国家評議会議長とオバマ大統領の会談が実現し、国交正常化交渉の進展に向けて注目を集めているキューバ。このちょっと不思議で魅力的な国が、ラテンアメリカ映画の配給を始めるきっかけを作ってくれました。
それは、2003年、首都、ハバナで毎年12月に開催されている新ラテンアメリカ映画祭で出会った「永遠のハバナ」という作品です。

habana

初めての映画祭が、「なぜキューバ?」と良く聞かれますが、それは81年から82年に留学した、メキシコのケレタロ自治大学で、学生たちを「同志」と呼ぶ教授のマルクス経済学の講義に大きな影響を受けたからです。

メキシコは、いち早く革命が起こったにも関わらず、当時は一党独裁で経済危機に喘いでいましたし、チリやアルゼンチンは軍事政権下。その中で、無償で医療や教育を提供していたキューバが燦然と輝き、いつか必ず行こうと思ったのです。

その約20年後に訪れたハバナは、映画祭の熱気と共に、人々のエネルギーが充満する街でした。当時は、まだ、街のあちこちに警官がいて、外国人と一般のキューバ人が接触するのを阻止していましたが、映画館では一緒に観るので、会話も自由。特に独りで観に来る映画好きの女性たちとの意見交換はとめどなく、その口コミ伝播力が、半端でないことも分かりました。

「永遠のハバナ」も、初めて、ハバナに住む市井の人々の暮らしがスクリーンに映し出されたことから、連日、満席。セリフなしで、街の音と音楽で綴られる1日の物語に圧倒されながら、エンドロールで観客からわき起こる拍手に胸が熱くなり、無謀にも日本で配給することに…。

その後、2009年まで毎年、映画を通して、それまで知らなかったキューバの歴史や、監督たちの想いを学ぶことになりました。

1959年の革命勝利の直後に、キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)を設立したフィデル・カストロは、大の映画好きとして知られていますが、農地改革を初めとする政策を浸透させるために数々の映画制作を命じました。

まだ文字が読めない人々が多かったので、映像で伝えるためです。
(☆1)その意向に協力した映画監督の代表格が、トマス・グティエレス・アレアで、
イタリアのチネチッタでネオ・リアリズムを学んだ、いわゆる、ブルジョア階級でしたが、革命後のキューバに大きな影響を与え、キューバ映画の代表作
「低開発の記憶」(1968) 

memorias

「苺とチョコレート」(1993)

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を撮りました。実は、アレア監督は1961年にある作品が上映禁止になったことに抗議してICAICの委員を辞任し、教条主義に陥ることにいち早く、警鐘を鳴らしました。


キューバ革命は元々、建国の父、ホセ・マルティが提唱する「平等主義」を掲げて勝利したのですが、亡命キューバ人を使った米国の攻撃(ピッグス湾事件)や空爆で、1961年に社会主義革命を宣言。ブルジョア階級が次々とキューバから出て行きました。

この時期からキューバ危機までを描いたのが「低開発の記憶」で、キューバに残ることを決めたブルジョア階級のセルヒオを主人公に、ドキュメンタリーとフィクションの融合を成功させた例として今も各国で上映されています。

また同じくアレア監督の「12の椅子」(1961)は、オールロケで当時の街並をカメラに収めながら、国有化された椅子を追うブルジョア男の悲喜劇、


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「ある官僚の死」(1966)は、叔母の年金のために、叔父の墓を掘り起こす甥のドタバタ喜劇ですが、根底には政府や官僚主義への批判が隠されています。

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米国のアカデミー賞外国語映画部門に史上初ノミネートされたキューバ映画「苺とチョコレート」(フアン・カルロス・タビオとの共同監督)も、同性愛者の芸術家と革命シンパの学生の間に芽生える友情を描いています。

フィデル・カストロがアレア監督を尊敬していたから、自由に撮れたのだという人もいますが、他の監督作品でも、どこかに現状への批判が隠されています。こうして、映画を通してみると、単なる社会主義国としてではないキューバが見えて来ます。

もちろん、未だに政治犯として収監されたままの人々もいますし、革命記念日には国旗を振るために動員されますが、パレード終了後は、みな、国旗を道端に捨てて行くので、回収車が出るほど。一筋縄ではいかない国民とどこか諦めにも似た政府の構図が見えて来ます。キューバと米国の関係も、互いに全く閉ざしていた訳ではなく、「永遠のハバナ」では、亡命者用のマイアミ行きのフライトがあることが分かりますし、ハバナの映画祭には米国人が数多く来ていました。

キューバに渡航すると罰金2万ドルのはずでしたが、映画祭の公式サイトには堂々と「米国からの参加者は○○旅行社を使うこと」という指示があり、米国当局にバレないようにトロント経由ハバナ行きのチケットを取ることができたのです。(当時は入国スタンプなしでした)

今、話題となっている両国大使館の再開も、実は、ハバナには米国の利益代表部のビルが、ワシントンにはキューバの利益代表部の建物があるので、決まれば早い、と言われています。「看板代えればいいんだから」と。

しかし、米国の経済制裁は、ICAICの資金不足も招き、数年前から映画監督たちは、欧州から資金を調達してインディペンデント作品を撮るようになりました。ICAICも、それは阻止できず、互いに協力的な関係を築く姿勢へと少しずつ変わってきています。

米国との国交正常化に映画関係者が期待していることは、米国でもキューバ映画が自由に観られるようになること、それによって、資金調達が可能になり、検閲が緩和されることでしょう。

リーマンショックが起こった時に、あるキューバ人監督が言いました。
「経済危機なんて怖くない。生まれてこの方、ずっと危機だから」と。

日本の閉塞感と暴走する政府に歯軋りするたびに、キューバの映画人たちの苦境を笑いとばすしなやかさ、どんな状況でも映画を撮ろうとするエネルギー、そしてユーモアに忍ばせる批判の精神が、今こそ必要だと痛感しています。

☆1その後の識字運動で識字率は世界でもトップクラス、2013年の統計では99.9%



この中で紹介できなかったのがウンベルト・ソラスの女性を主人公にした3部作
「ルシア」です

lucia4

永遠のハバナ 予告編


低開発の記憶 予告編

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つ、ついに名古屋にて上映です。

ラテン!ラテン!ラテン!の中から
新作「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」を
含む10作品が、7月4日(土)から17日(金)まで
名古屋シネマテークで上映されます。

名古屋シネマテーク公式サイト

入り組んでいるのでタイムテーブル
作成してみました。

nagoya


公式サイトも更新しました。
ラテン!ラテン!ラテン!

1週目は1日3本、2週目は1本ずつです。
ぜひぜひ、この機会に!





latin



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日本の政治家が余りにつまらないので、

スペインのニュースで連日報道される

ギリシャのバルファキス財務相が気になって仕方ない。


四面楚歌の状況で交渉を続ける

ギリシャの代表として、いま債権団(IMF, 欧州中銀、EU)

の矢面に立っている。


6月30日に国際通貨基金(IMF)への

約15億4,000万ユーロの返済ができなければ、

債務不履行(デフォルト)となるのだが、

ギリシャの最大の債権者はユーロ圏(60%)なので、

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の
デイセルブルム議長もデフォルトを避けるために

奮闘している。

債権団の提案は「屈辱的な緊縮財政」だと

年金削減を拒否。18日の会合で合意に至らず、

今後はEU首脳会議での話し合いが続く。


ギリギリまで交渉を続けようとする

ギリシャのバルファキス財務相は、

今年の2月に就任。英国を初めとした各国の

財務相との話し合いで欧州を回った時に

ノーネクタイで通し、「私が破産した国の財務相です」と

いう挨拶で始めたことから、欧州のメディアが

一斉に注目した。

varou1

彫りの深い顔と自分流のスタイルを貫く姿に、

他の政治家が皆、退屈に見えると言われるほど。

「ヨーロッパの北が働き者で南が怠け者という言説は

間違っている」と堂々と言ったことで、スペイン、

イタリアでは人気急上昇。


周りはみな敵、みたいな状況でポーカーフェイスを

保ち、粘り続ける財務相がどんな人なのか?

と思ったら、「ポスト2008年世界のための思考」

という英語ブログがあり、自らのことも語っている。

thoughts for the post 2008 world


1961年アテネ生まれ。1978年に英国のエセックス大学で

統計学と数学を学び、バーミンガム大学で修士、博士号は

経済学。82-88年までエセックス大学やケンブリッジ大学で

教鞭をとり、1987年、サッチャーが首相になったことで、

耐えられず、1988年から2000年までシドニー、2000年に

ギリシャに戻り、アテネ大学で経済政策を教えながら

アテネ大学に経済の博士課程を創設する(2010年の危機で崩壊)


2000年代の前半から、友人のジョセフ・ハレヴィ教授と

共同でグローバル経済とユーロ圏の持続性の危機に関する

記事を書いたり、このままだとギリシャはボロボロになる、

という警告を発したりしたが、誰も聞く耳を持たなかったらしい。

ジョセフと共に、戦後資本主義の第二段階が終わり、

これまでの経済理論が行き詰まる、という内容の本を執筆

していた時に、2008年の危機が起こる。


傷が浅いうちにデフォルトするか、債務元本の減免を

行いつつ、ゆるやかなインフレにもっていって、債務の山を

減らすべきだ、とギリシャ国内だけではなく、EUにも「謙虚な提案」

をして呼びかけたが、本当のことを言い続けたことで、

身の危険を感じるまでになり、ついに2012年に米国へ出国。

テキサス大学で教鞭をとり、オンラインゲーム会社ヴァルヴの

チーフエコノミストとなった。


Valve Software Appoints In-House Economist


「反緊縮政策」の急進左派連合を支持して2015年の総選挙で当選。

これまでの緊縮政策で、すでに疲弊している年金生活者や栄養失調で

倒れる子供がいる時に更なる緊縮は無理だと、債権団からの「年金削減」に

関しては、「越えてはならない一線」だと譲らない。


18日に提案した内容も自らブログに上げて、読者に判断してほしいと

している。(コメントの賛否両論がすごい)

Greece’s Proposals to End the Crisis: My intervention at today’s Eurogroup

米国が最大の出資者であるIMF〔日本は2番目)は、

ラテンアメリカ諸国にとっては、お金を借りたくない相手。

借りる代わりに規制緩和や外資導入を要求され、自由主義経済の

優等生!と、もてはやされたアルゼンチンが財政破綻したことは記憶に新しい。


もともと、ギリシャは、2001年にユーロに加盟する時ギリギリまで、

債務残高と財政赤字のGDP比が、それぞれ、60%未満と3% という

加盟条件をクリアしていないのではないか、と

疑われていて、当時は連日、ニュースで取り上げられていた。


それが、明確に分かったのは、2009年のギリシャの政権交替時。

ゴールドマン・サックスが通貨・金利スワップ取引という

デリバティブを使ってギリシャの粉飾に協力した、と新政権が

暴露した。


ブルームバーグ記事

ギリシャ向けゴールドマン融資、「背徳者同士」の危うい契約


日本はIMF側の視点で報道するので、

ギリシャの破綻は「自業自得」だと思われるかもしれないが、

イタリアもスペインも翻弄されている国債バブルの

根底には、通貨だけ統一してしまったユーロ圏の
格差に乗じて国債やCDSで儲けている&儲けようとしている

投資銀行や投資家らがいることは否めない。

CDSとは?


ヨーロッパ金融危機は、ソブリン・バブルの崩壊

どちらにせよ、これまでの失敗を一手に背負って

「反緊縮財政」で始まったのが、チプラス政権であり、
EU、IMFと欧州中銀を相手に、「尊厳ある合意」を求めて

粘っている姿から目が離せない。

追記:18日の交渉決裂でユーロ圏首脳会議との協議に
入ることになったが、22日、ユーログループとの
緊急会議でギリシャは新たな提案を提出した。

ユーログループ議長、週内ギリシャ合意期待



2012年、自らリポートするギリシャの実情。 Welcome to the eye of the storm (英語)


訣別 ゴールドマン・サックス/グレッグ・スミス
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投資銀行がどう変わって来たのか。
先日、過労死疑惑も起こった
ゴールドマン・サックスの変遷。
(2012年刊)

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