イタリア映画「幸せのバランス」
新宿K's cinemaで、ただいま絶賛上映中!

これまでの作品を一挙上映!「ラテン!ラテン!ラテン!」

7月12日(土)より1週間限定
第七藝術劇場

7月19日(土)~8月1日(金)まで
シネマ・ジャック&ベティ


1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
September 11, 2014

ラテンビートラインナップとアカデミー賞スペイン代表候補3本

テーマ:スペイン・ラテンアメリカ映画
ついに出ました!
今年のラテンビート映画祭ラインナップ

これに加えて、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督特集も
あるというから、充実しておりますね~。

落ち込み気味の今、自分に必要なのは
植木等だ!と秘かに愉しみにしているのが
「クレージー メキシコ大作戦」

あとは、ダニエル・モンソンとルイス・トサルが
「Celda 211」(プリズン211)から再び
タッグを組んだ「エル・ニーニョ」。

このルイス・トサルと「朝食、昼食、そして
夕食」
のトサルを見比べていただきたい!
というほど、トサル好きですが、
これを機に、何度もご紹介している(はず)の
「スリーピング・タイト」も、ぜひ。

ルイス・トサルの演技の幅広さと奥深さが
きっと分かっていただけると確信しておりまする。


同じく、出演作は常に
チェックしているエドガー・ラミレスの
「LIBERTADOR(解放者ボリバル)」あたりは
必ず観ようと計画しております。

ところで、そんな中、2015年度アカデミー賞、
スペイン代表の最終候補作3本が発表されました。

■ 10.000 km, de Carlos Marques-Marcet.
■ El niño, de Daniel Monzón.
■ Vivir es fácil con los ojos cerrados, de David Trueba.

おっと、ラテンビートに2本ありますねえ。
でも、今、タイムテーブル観て、きづいたのですが、
"Vivir es fácil con los ojos cerrados"
東京では上映なし?

いや、わたくし、最近惚けているので、
見えていないだけかもしれませんが…。

"10,000km"は、オースティンで行われた
SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト映画祭)で
審査員特別賞(for Best acting duo)を受賞。
バルセロナとロサンゼルスの遠距離恋愛のお話。

エル・ニーニョと"Vivir es fácil con los ojos cerrados"
の内容については、ラテンビートのサイトをどうぞ。

この3本が最終選考に残ったことについて
スペインの映画アカデミーの選考基準が曖昧、と
厳しい指摘をしている記事も出たけれど、さて、
何が代表になるのでしょうか?
El Antepenúltimo Mohicano


10,000 km 予告編



朝食、昼食、そして夕食 [DVD]/ルイス・トサル,セルヒオ・ペリス=メンチェタ,ペドロ・アロンソ

¥4,423
Amazon.co.jp

このサブタイトルが、あれですけれど…。
スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜 [DVD]/ルイス・トサル,マルタ・エトゥラ,アルベルト・サン・ファン

¥4,104
Amazon.co.jp

AD
August 14, 2014

8月22日(金)ラテンアメリカ映画のすべて@Cafe y Libros

テーマ:ラテンな日常
お暑うございます。
しばらく大量の字幕作業と会社の決算でネットから離れ気味の
vagaabunda ですが、おっと、もう来週だ、という
ことで、お知らせです。

目黒のCafe y Librosで行われる、月に1度の
TELTULIA。前回は映画そのものに関してでしたが、
今回は、ラテンアメリカ映画の魅力と現状、はたまた、
日本における配給やスペイン語から日本語への字幕について、
時間が許す限り、お話ししたいと思います~。

トークはTELTULIAの趣旨にのっとって、
基本的にスペイン語で行いますが、
ゆっくりと分かりやすく話しますので、
ご興味ある方は、ぜひぜひ。

ご予約はカフェ・イ・リブロスまで。
TEL: 03-6228-0234



FLYER
AD
July 11, 2014

イタリア映画「幸せのバランス」ついに最終週へ突入!7/18(金)まで!

テーマ:イタリア映画「幸せのバランス」
さて、4週目も今日で終わり、明日から最終週となりました「幸せのバランス」。
週末は、明日、明後日を残すのみ!となりました。

今回は、じっくりと上映していく予定ですので、しばらくはDVDもお預け。
なにしろ、最近は、サイクルが早すぎて、目が回るほど。

もうちょっと、地に足つけていきたいものです。
映画は消耗品じゃないから。。。

今回の作品に関して、観ていただいた方から、ツイッターやFBを
通して、色々な、ご感想をいただきました。

登場人物を様々な角度から観ていただいて、とても嬉しいです。
そして、どこか懐かしいイタリア映画、と言われる方もいらっしゃって、
パンフにも書きましたが、ヨーロッパでは、ヴィットリオ・デ・シーカの
「ウンベルトD」へのオマージュだ、と言われていることを思い出しました。

日本でデ・シーカと言えば、「自転車泥棒」か「ひまわり」があがりますが、
この「ウンベルトD」は、家賃が払えなくてアパートを追い出されそうになる
年金ぐらしの元公務員が主人公。制作は1951年で、イタリアで公開された時には、
余りにもリアル(まわりの人々が冷たいしね)なことから、憤慨した人も多々いたとか。
でも、その後、イングマール・ベルイマンやスコセッシが紹介して再評価され、
日本でもDVDで観ることができます。
私のおすすめは、こちらのDVD。
イタリア映画三大巨匠名作集。
(ヴィスコンティ、デ・シーカ、ロッセリーニ)
10作品でこのお値段!

イタリア映画 3大巨匠名作集 DVD10枚組 自転車泥棒 靴みがき 終着駅 ウンベルトD 郵便.../ランベルト・マジョラーニ,エンツォ・スタヨーラ,リナルド・スモルドーニ

¥2,037
Amazon.co.jp


デ・シーカは「ウンベルトD」を自分の父親に捧げたと言っていたようですが、
私は、今回の「幸せのバランス」を観た時に、父を思い出し、配給しようと
決めました。私の父も公務員で、不器用で、借金の保証人になってしまい、
ちょ~貧乏だったので、私は、子供のころから、路上生活が
他人事だとは思えませんでした。「明日は我が身」と今でも思います。

どこにあるか分からない落とし穴。
自分は大丈夫だと思っていても、ふと、踏み違えたら落ちるかもしれない。
でも、たとえそうなっても、這い上がれるチカラを持て、というのが、
一度、落とし穴に落ちた父からの生きた教訓でした。

なので、福祉課に勤めながら「明日は我が身」だと思っていなかった
ジュリオにとって、現実は「まさか」の連続だったと思います。
まさか、自分が、ここまで…と。それを認めざるを得なくなったときの
衝撃と、その向こうに見える一筋の希望で映画は終わりますが、
そのあとの物語は、観た人それぞれで違うでしょう。

デ・マッテオ監督はエンディングの音楽に自らの想いを託しています。
「明日から、人生を変えてやる」
内容は、パンフに書きましたので、ぜひ、見てみてくださいまし~。

この作品を観て下さった東京大学の柳原先生は、
ガルシア=マルケスの「大佐に手紙は来ない」を思い出したと
ブログに書かれています。

「大佐に手紙は来ない」は映画にもなっていて、
メキシコのアルトゥーロ・リプステインが監督
フェルナンド・ルハンとマリサ・パレデスが主演、
若き日のサルマ・ハエックが出演しています。
さすが、リプステイン監督、これでもか、これでもか、と
大佐を追いつめ、最後のひと言で、どっか~んと
地の底まで。。。凄みのある作品だったことを思い出しました。

様々な映画や文学に想いを馳せてしまう「幸せのバランス」
どれだけお金がなくとも、自分で自分を最低だと思っても、
生きている限り、誰かがあなたを必要としている、ということを
思い出させてくれました。

この作品に出会えたことが、私の中で、ひとつの転機に
なりそうな予感がしています。

上映館
新宿K's cinema
10:30/12:35/14:40/16:45

7月18日(金)まで。。。

ウンベルトD(予告編)懐かしい昔の予告編(イタリア語)


大佐に手紙は来ない
(2012年にウルグアイのテレビ放映のときに作られた予告です)
AD
July 02, 2014

読み出したら止まらない「夜は終わらない」星野智幸著

テーマ:ラテンな本
時間に追われる東京から離れて、浜辺の2日間で、
噛み締めながら読了した「夜は終わらない」。
(書きっぱなしですが、ネットが切れるので
まずはアップ!)

これほど、終わってほしくない物語はなかった。
星野さんの作品は、第一作目の「最後の吐息」から
読んでいるが、毎回、「おお、どこまで行くねん!」という
驚きとともに新たな境地を堪能しました。

きっとあらすじは、そここで紹介されているので、
ここでは、なぜ、そこまではまってしまったのか、
ということを書こうと思う。

この作品には「ネタバレ」なんて言葉は通用しない。
なぜなら、想像力によって読む人、それぞれの解釈が
違うと思うから。

映画でも文学でも、「こう観ろ」「こう読め」という
説明過多な作品が苦手なので、これほど、様々な部分に
読む者の余地を残してくれている作品に出くわすと、
ワクワクしてしまう。

全体を通しての主人公、玲緒奈は、複数の男から
金品を巻き上げ、疑われ始めるとあの手この手で後を
残さぬように男たちを消して来た。
でも、消すかどうかを決める前に、男に物語を語らせる。

「私が夢中になれるようなお話してよ」

ここから、まず、玲緒奈に興味がわく。
金目当てなら、あっさり消しちゃえばいいのに、
なぜ、物語を求めるのか。。。それは後々、
分かってくるのだが、私は、何も考えずに読み進めた。

死を前に最初に物語る春秋(シュンジュー)は
玲緒奈に6,000万円盗られても、ぞっこんで、自分をクズだと
思っているデイトレーダーだし、
「カワイルカ」から、「日常演劇」「フュージョン」と、どんどん物語を広げて行く
久音(クオン)は、文具会社の営業という、地味な存在だ。

クオンが語る「聞いたら二度と戻れない物語」の主人公も、見た目が
貧相な男、祈(いのる)、そう、語るのは、一般社会の中に紛れているか
はたまた、社会の外にいて、見えない人たちだ。

ラテンアメリカやヨーロッパの独立系映画では、
社会の中で聞こえない声、無視される人々を描きたい、
という監督が多々いるが、星野さんの小説にも同じことを感じた。

最初の春秋の話から、かなり面白かったので、
「え、これでダメなんですか?」と思ってしまったが、
その後の久音が語る「カワイルカ」から、もう途中で
本をおけなくなってくる。

一つの物語の中の人物が、語り始め、次にその人物の物語の
中の人物が語り始め…と、時間も空間もとけてしまったような
感覚に襲われ、どっぷりと浸ってしまうのだ。

久音は夜の間だけしか語らないので、物語の途中で、
夜が明けそうになると、次の日に持ち越される。

久音と玲緒奈の同居生活に戻ると、読んでいるこちらも、
ちょっとひと息、現実(?)に戻り、
玲緒奈と共に、夜が待ち遠しくなる。

一回目は、目次も見ないで、何も考えず、
自ら物語の世界に浸っていった。
そのうちに、「ん?この人、どこかで…」という既視感が
生まれてきても探さない。そのまま、つき進む。

私はジンとジンナの話が好きだ。

最後までたどり着くうちに、現代社会の問題が、そこここに
見えてくる。男女を交替する「日常演劇」(これは、一時期、
演劇に関わっていた人間として、実にリアル!だった)

その中の4人が互いを交換して自分の物語として
話すところで、一体、誰が誰なのか、分からなくなって来て
これこそ、ホドロフスキーがいつも言っている
「私は、あなたであり、あなたたち全員」みたいな話だと思った。

また、核融合工場の推進派と反対派が、途中から
混じり合って、一体、自分はどっちだったのか分からなくなる
という、笑っているうちに背筋が寒くなる話。(「フュージョン」)

「ええ~っ?」ということも起こるのだが、
そこでも、止まらずに読み続けた。
最後の数ページは、この物語が終わらないで欲しいと
願いながら、ゆっくりゆっくり…。

ついに最後の行を読み終わり、しばらく放心状態のなか、
ふいに、存在する者しない者、生きている人、過去に生きた人、
これから生まれてくる人、空も海も川も宇宙も、時間も世界も、
全ての境界がなくなり、融合したような感覚に陥った。

何より、野生性を失った代わりに、これだけ境界を越えることができる、
それを伝え、感じることができる「人間」が愛おしくなった。

こう書くと、とても抽象的なのだが、物語は、とてもリアルだ。
それに、時々、「ぷふっ」と吹き出すところもある。
星野さんの作品を読むと、こんなに感じてしまっていいのか、と
思うほど、五感が敏感になる。

味や匂い(臭い)や手触り、痛みまで体感してしまうのだ。

だから、私は、もう一度、読む。今度は、物語ごとに。
入れ子になったり融合したりしている物語の中を、
ひとつひとつ泳ぎたい。特に「日常演劇」から生まれてくる
物語を。

「日常演劇」の参加者、バンドネオンの音が出せる風の声を持つ丁(ひのと)が、
ミロンガを探しにブエノスアイレスに行く物語では
「ブエノスアイレスのマリア」や「ジーラ・ジーラ」を初めとする
タンゴが、ラプラタ川でショローナとアルフォンシーナが
出会う「アルフォンシーナと海」では、
歌(Llorona とAlfonsina y el mar)が流れ続ける。

そして、玲緒奈が唯一、心を許せたフェレットの名は
「トリスタン」(“トリスタンとイゾルデ”)。

読みながら、生前、埴谷雄高が、自分が宇宙を見上げる時、
宇宙にいるもうひとりの自分も、こちらを見ているんですよ、
みたいなことを言っていたなあ、と思い出した。

目の前のことに翻弄されていて、生きるのびることに必死で
見失った部分、実は、そこを認識できる人が増えてくれば、今の
危うい方向を是正できるのではないか、とさえ思う。

これだけ言葉が消費され、伝わりにくくなっている今、
言葉から受け取っているのに、言葉では言い表しにくい感情が
生まれてくるときのワクワク感を、ぜひ、体感していただければ、と思う。

そう、映画も小説も演劇も、ひと言でテーマが言えるなら、
作ったり、書いたりする必要はないのだ。

でも、言えないから、伝えられないからこそ生まれる
作品の中に、自分が伝えようとして伝えられなかったことを
見つけるとき、ため息とともに、作者に、監督に感謝する自分がいる。

そして、これだけ翻弄されている自分の中に、まだ、それを
見つける触覚が生きていたことを知った時に、また、
生きるエネルギーがフツフツと湧いてくるのだ。
夜は終わらない/星野 智幸

¥1,998
Amazon.co.jp

アルフォンシーナと海


そして、あなたは、夢の中にいるように
眠りながら言ってしまう
海をまとって

La llorona
June 03, 2014

何をそんなに急ぐのか?

テーマ:ラテンな日常
暑さと周りのスピードについていけず、すでに夏バテ気味の
vagabundaですが、みなさま、いかがおすごしでしょうか?

今は、6月14日(土)公開のイタリア映画
「幸せのバランス」のパンフ原稿を書き上げたところです。
balance1

遅いっ!!遅い。。。いくら一人でやっているとはいえ、
すべてが遅い。(←誰も言ってくれないから、自分で言う)
なにしろ、一度に、複数のことができないので、
ひとつ、ひとつなのである。

3月に「聖者の午後」を公開したばかりで、
ただいま、名古屋シネマテークで上映中である。
なのに、もう次かい? 

いや、それは、私のせいなのだが、
それにしても、周りのスピードが早い。

まるで、ハバナに滞在したあと
メキシコシティの地下鉄の駅を歩いているよーだ。
(と、書いて、このたとえは、とても分かりにくいと反省)

ハバナのリズムになれるとメキシコシティがキツいって
ことなのですが(メキシコ在住のみぽりんの歩く速度に
ついていけず、「歩くの早すぎるっ!」と叫んだ)、
メキシコから戻ると、今度は、渋谷のスクランブル
交差点がこわい。人がいっぱいやってくる。

これって相対的なスピードなのだろうけれど、
映画やDVDのスピードにもついていけなくなってきたので、
次回作を公開したら、一度、完璧に動きを停止して、
自分のリズムの立て直しをはかりたい、と思う今日このごろ。

本当は、「ホドロフスキーと過ごした6日間」とか
少しずつ書いていきたいし、彼のタロット本をスペイン語から
訳したい。それに、とっても楽しみにしていた星野智幸さんの
「夜は終わらない」をじっくり読みたい。群像で連載のときに
追いきれず、でも、読むのをやめられず。
ボラーニョの「2666」の時と同じように何にも邪魔されず読みたいのだ!
夜は終わらない/星野 智幸

¥1,998
Amazon.co.jp

そういえば、「2666」も最後まで、2度も読んだのに
途中で一度、書いただけで終わってる。いかん!
2666/白水社

¥7,128
Amazon.co.jp

こういうことを考えたのも、先日、ホドロフスキーの妻の
Pascaleから写真を送ってもらって、色々、思い出したからで、
次回はそれを書きたいと思いまする。
(自分が通訳していると、写真が残らないので嬉しかった!)
baus

これは、吉祥寺のバウスシアターで行った、ホドロフスキーの
来日、最後の通訳で、ヘロってたので、情けない顔してる。
いや~、嘘はつけないなあ。

これが4月だった…(だよな?)
そして、そのバウスシアターでの映画上映も
5月31日で終わり、6月10日までのラスト・ライブ
本当に、閉館してしまう。

今年は、歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅう、ミラノ座、そして、丸の内ルーブルも閉館する。


昨年、映画の公開本数が1,100本越えて
ますます、映画が消費されているのだなあ、と思う。

10年後に思い出せる映画は、どれだけあるのだろう。

そういう映画をどうやって伝えて行けるのだろう、と
色々、模索したいのだが、あと2週間は、お預けだ。

でも、自分のためにも、書いて行きたいし、
次回は、休憩時間に話したホドロフスキーとの会話や、
ホドロフスキーのDUNE
についても書いてみたい。

「幸せのバランス」と同じ公開日なのだけれど、
ちょ~面白かったから。
April 01, 2014

中原仁さん&ガルシア監督トーク、終了しました

テーマ:聖者の午後
一昨日の朝、リオ・デ・ジャネイロから帰国された
音楽プロデューサーの中原仁さんが昨夜、「聖者の午後」の
フランシスコ・ガルシア監督とトークして下さいました!

いやはや、もう50回以上は、ブラジルに行っている中原さん。
今回は、高野寛さんのレコーディングのために3週間、
滞在されたようです。

中原仁さんブログ

そんな中原さんの質問は、映画の内容から音楽に渡ることまで。
短い時間で、本当に奥の深いトークになりました。

blog
(デジカメのバッテリーが切れて携帯で撮ったので
セピア色~)

特に印象に残っていることは、監督がステレオタイプの
ブラジルを排除したかったこと。ブラジルと言えば、
色鮮やかで、サンバ、ボサノバ、カーニバル、と思われるけれども
実際にサンパウロに住む30代にとっては地下で演奏される
ロックや灰色の街が現実だから。

でも、同時に、それが監督が生まれ育った街であり、
愛してやまない街であること。

リオ・デ・ジャネイロだと、どこにカメラを置いていいのか
分からないけれど、サンパウロなら分かる、と。

そして、登場人物3人のテーマ音楽を初め、オリジナル
楽曲を作ったウィルソン・スコルスキは、監督の父親の
友人であり、実験音楽を作っている人(パンフにちょこっと詳しく
書いてます)で、地下のバンド(監督の友人たちで、あの曲は持ち歌)が
演奏する曲と、サティの「ジムノベディ」以外はウィルソンが作曲したということ。

ルアラが謎のパイロットとワインを飲むシーンで
なぜ、「ジムノベディ」を使ったのかなどなど。
監督の想定は、観る人に自由にとってもらうためだと
いうことなので、ここにはあえて書きませんが、
中原さんだからこその突っ込みに、監督は楽しそうに
話していました。


トークの前にお話していたときに、中原さんが、
「ブラジルは最貧困と呼ばれる層が、ルーラ前大統領の政策で
底上げされたけれども、そこで、置いてけぼりになったのが、
この映画の主人公たちの層、中流とは言えないけれど、最貧困でも
ない、中流の下にいる人々なんだよね」と言われました。

パンフに寄稿いただいた作家の星野智幸さんも、
この映画の3人は社会から一番「忘れられた人々」だと。

どこにも行けない、今のままではダメだけど、
中々、一歩を踏み出せないでいる。
「死ぬより生きる方が怖い」と思いながら、
生きているグダグダでダメダメな3人をどう見るか、
映画の最後をどう見るかは、観た人それぞれが、どう
生きているか、という反映でもあると思うのです。

字幕をつけるために、何十回も観ながら、観る度に
そこここに隠喩を発見し、ほくそ笑んでいたけれど、
中原さんとのトークで、今一度、劇場で観てみようと
思った次第。

ポルトガル語が流暢な中原さんと監督との会話も
そばで聞いていてワクワクしました。

トークの内容は、そこにいて下さった
観客の皆様のものですので、すべてを書くことは
しませんが、いなかった方々にも
少しお裾分けすべく、書きました。

明日(4/1)の夕方にガルシア監督は帰国の途に
着きますが、その直後に、映画を観てくれた相方、
なっちゃんと、USTで「映画、言いたい放題」を行う予定です(21:00~)。
March 30, 2014

本日、30日(日)ガルシア監督&中原仁さんトーク開催!

テーマ:聖者の午後
雨になってしまった日曜日。

本日、19:00の回上映後、音楽プロデューサーの
中原仁さんと、ガルシア監督のトーク開催!

中原さんは昨日、ブラジルから帰国したばかり。
間もなく、日本を発つガルシア監督との奇跡的な
トークです!!

どんなお話になるのか、今からワクワク~♫

FB5

カウリスマキ特集の隣に「聖者の午後」のポスター!
好きな監督だから大喜び。
FB6
March 29, 2014

(動画)「聖者の午後」ガルシア監督メッセージ

テーマ:聖者の午後
はああ、27日に折角、ユーロスペースの会議室をお借りして監督とUSTREAMしたのに途中でネット切断。ただいま録画部分を編集しているのですが、皆様へのメッセージから。。。
ポルトガル語ですが、後に、国安真奈さんの通訳が入ります~。



今日は、朝4時起床、もう限界なので、寝ます。。。。(^_^;)
March 28, 2014

フランシスコ・ガルシア監督&「Playback」三宅唱監督の対談が実現

テーマ:聖者の午後
昨日、「聖者の午後」のフランシスコ・ガルシア監督と「Playback」の三宅唱監督の対談が実現いたしました~。

念願だったのです。日本とラテンアメリカの若手監督の対談。
互いに、どのような想いをもって映画に突き進んできたか、はたまた、互いの作品に対する感想や質問などなど、同じ監督としてしか話し合えないことがあるんじゃないか、と常々、思っておりました。

で、今回、折角、監督が来日したので(それもビザの関係で告知が遅れまくり)この機会を逃すまい!と思い切って、三宅唱監督にご連絡したのでした。(名古屋シネマテークの永吉さん、ありがとう!)

当初は初日対談とか考えていたのですが、三宅監督のご都合つかず、それに、20分や30分だと通訳入れると、すぐに終わってしまうので、もったいないなあ、と思って、昨日、ユーロスペースの事務所、会議室に集まっていただきました。

三宅監督からお返事いただいて、すぐにOUTSIDE IN TOKYOの上原さんに連絡。忙しいのは分かっているけれど、両者の対談をまとめられるのは上原さんしかいない!と思って、むりやりお願いいたしました。上原さんは三宅監督のインタビューもされていたので(チェック済み)きっと、のってくださるという、根拠なき確信で突撃!!

微妙なニュアンスや映画のことを的確に訳して下さるポルトガル語通訳の国安真奈さんに「助けて~」コールをして、これまた、奇跡的に了承していただきました。

こうした奇跡がなかったら実現できなかった対談は、2時間以上に渡りました。
この記事は、後日、OUTSIDE IN TOKYOに発表されますので、乞うご期待!

これまでラテンアメリカと日本の監督が対談することなどなかったので、貴重な機会だったと思っています。

ガルシア監督のために、スクリーンで「Playback」を観られるよう手配してくださったユーロスペースとオーディトリアムの皆様にも感謝!!

記事になったら、ポルトガル語に訳してもらってブラジルにも発信します。
日本とラテンアメリカの間のインディペンデント作品の交流を考えて来て、まだ、何も実現していませんが、これが第一歩になれば、と。


taidan2




March 27, 2014

「聖者の午後」初日プレゼント決定!!

テーマ:聖者の午後
昨日、フランシスコ・ガルシア監督、無事に到着!

ということで、ようやく監督がブラジルから持って来て
くれた初日プレゼント(オリジナル・ポスター、フライヤー)を
確認しました。

いや~、かなり大量にあるので、初日と二日目、各回先着名様で
プレゼント!

ブラジルの公開時に作られたこぶりのポスターと(右)
サンセバスティアン映画祭用に作成されたフライヤー(左)
(裏面にポルトガル語と英語であらすじあり)

お好きな方をどうぞ!

プレゼント

フランシスコ・ガルシア監督(ユーロスペース事務所にて)
francisco1

[PR]気になるキーワード

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
Setsuko Higa

Create Your Badge ケータイ検索Yicha.jp edita.jp【エディタ】