便秘の解消法:女性の便秘解消対策

便秘、されど便秘!女性に多い便秘。
月経、妊娠、出産、出産後、高齢時の女性特有の便秘。
ダイエットや肌荒れにも影響する便秘。
女性の便秘解消法とその対策についてお話します。


テーマ:

コロコロ便と便秘


便秘の解消法:女性の便秘解消対策! 便秘の症状として代表的なのが、ウサギのフンのように硬く、コロコロとした形状の便が出るときではないでしょうか。ここでは、コロコロ便と便秘についてお話します。


コロコロ便の原因は、便の水分不足によるものです。健康な人の便の水分含有量は約80%程度ですが、ウサギのフンのような硬いコロコロ便の水分含有量は約60%と、とても硬い便となっています。排便は毎日あるのに、いつもコロコロ便しか出ない女性、結構多いです。排便の際は、肛門部や下腹部に腹痛があり、不快な感覚を感じる場合もあります。


コロコロ便は、便秘のサインとなります。コロコロ便は、大腸のS状結腸に内容物が長時間とどまることによってできます。腸内容物が長時間、S状結腸にとどまりますと、どんどんと内容物の水分が吸い取られて硬くなってしまいます。では、なぜ小さなコロコロ便が形成されるのでしょうか? 原因は直腸にあります。直腸の中には、大きな横ヒダが3つあります。これが左右に分かれているのですが、直腸が蠕動運動によって縮んだときに、その横ヒダによって便が分割されるのです。通常、直腸に便が下りてくると排便サインが送られて排便されるのですが、直腸に長時間、便がとどまりますと、その間に直腸の収縮によって横ヒダによる便の分割がすすむため、小さなコロコロ便が形成されるのです。つまり、何らかの原因で、S状結腸から直腸にわたり、便が長時間滞留し、便の水分が失われることによって、コロコロ便が形成されるということになります。


コロコロ便になるもう一つの原因は、大腸に生息する腸内細菌の影響によるものです。通常、成人の腸内には、約100兆個の腸内細菌が生息しています。重さにしますと約1.5kgとなります。便は、食物繊維を中心とした未消化の食べ物と腸内細菌の死骸などで形成されています。特に、腸内細菌は、便の半分以上を占めていますので、便の形成に腸内細菌は必須となります。しかし、人によっては、腸内に生息する腸内細菌の量が少ない場合があり、それによって、排泄に必要な十分な量の便が形成されないために、長時間、大腸内にとどまることによって、コロコロ便が形成されます。


大腸内に生息している腸内細菌の種類(質)によっても、コロコロ便の形成に影響を及ぼします。腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌などのようにヒトの健康に有益な善玉菌、大腸菌、ウェルシュ菌、クロストリジウム菌のようにヒトの健康に害を与える悪玉菌および日和見菌の3種類に大別されます。日和見菌は、善玉菌が優勢な腸内環境であれば善玉菌に変化し、また悪玉菌が優勢な腸内環境では悪玉菌に変化するという特徴を有しています。ですので、腸内環境は、善玉菌が多いか、あるいは悪玉菌が多いかの、何れかの腸内環境に偏ることになります。


悪玉菌が優勢な腸内環境では、悪玉菌による腐敗発酵によって、アンモニア、インドール、アミンなどの有害物質や毒素が産生されます。これらの有害物質や毒素は、腸の蠕動運動をコントロールしている交感神経や副交感神経に作用する結果、腸の蠕動運動が促進され、痙攣性便秘が起こりやすくなります。コロコロ便は、痙攣性便秘の代表的な症状となります。これは、直腸の蠕動運動が促進されるために、便の分割がすすみ、コロコロとした小さな硬い便が作られるのです。一方、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌も発酵を行いますが、発酵によって、酢酸、乳酸、酪酸などの有機酸が産生されます。これらの有機酸には、便を軟らかくする作用があり、便が硬くなるのを防ぐ効果があります。


このように、便秘の主症状となるコロコロ便は、便の水分量、腸内細菌の量および腸内細菌の種類(腸内環境)の各要因の影響によって形成されることになり、またこれらの要因は、コロコロ便を解消させる手掛かりともなります。


では、コロコロ便を伴う便秘の解消には、どのような対策が有効となるでしょうか?


1つ目は、便の水分量を上げるための飲水についてですが、結論からいいますと、水分摂取量の増加は、コロコロ便の便秘の解消において、あまり有効な方法ではないということになります。適度な水分摂取は必要ですが、便秘を解消させるまでの効果は期待できません。なぜなら、摂取した水分の大部分は小腸で吸収され、また大腸においては、S状結腸に到達するまでの間、上行結腸、横行結腸、下行結腸で、ほとんど吸収されてしまうためです。


2つ目は、大腸に生息する腸内細菌の量を増やすことによるコロコロ便の便秘の解消です。人によっては、腸内細菌が少ない方もおられ、このような方の便秘の解消には有効となります。ただし、この場合、善玉菌のみを選択的に増やす方策が必要となります。食物繊維は、腸内細菌の栄養源となって、腸内細菌を増やす作用があることが知られています。しかし、腸内細菌を増やす作用のある食物繊維は、水に溶ける水溶性の食物繊維であって、水に溶けない不溶性の食物繊維には、その作用はありません。野菜、根菜類、海藻類に含まれる食物繊維は、そのほとんどが不溶性食物繊維ですので、これらの食べ物を多く摂っても、なかなか便秘の解消には至りません。いかに、水溶性食物繊維を多く摂るかがポイントとなります。また、難消化性デキストリンやポリデキストロースなどの人工の食物繊維やオリゴ糖などは、善玉菌を増やしますが、悪玉菌も増えるので、理想的な食物繊維ではないといえます。唯一、イヌリンという水溶性食物繊維が、善玉菌のみを特異的に増やす作用があることが知られています。


3つ目は、大腸に生息する善玉菌の量が、悪玉菌の量に比べて少ない方の便秘対策です。このような方のコロコロ便の便秘解消は、善玉菌と悪玉菌の組成比を変えることで、コロコロ便の便秘の解消につながります。既にお話しました様に、イヌリン食物繊維には、善玉菌のみを特異的に増やす作用があります。善玉菌が増えれば、相対的に悪玉菌は減少することになるので、善玉菌と悪玉菌の組成比を変えることができます。善玉菌が増えれば、便を軟らかくする効果のある有機酸の産生が促進され、硬いコロコロ便の便秘の解消につながります。


痙攣性便秘の代表的な症状はコロコロ便です。その他にも、①便意はあるのに、便がなかなか出ないか、あるいは出ても極少量、②排便後もスッキリとしない、③よく便秘と下痢を繰り返す、④排便前になると腹痛を伴い、排便後は軽快に向かう、などの特徴的な症状があります。コロコロ便を伴う痙攣性便秘は、便秘や下痢を主症状とする過敏性腸症候群(IBS)の発症原因であるともされています。


痙攣性便秘は、主に、ストレス、睡眠不足、下剤や便秘薬の乱用などが原因となって生じます。痙攣性便秘になると、既にストレスで腸が刺激されているため、食物繊維でも不溶性食物繊維は、過剰な刺激となりますので、反って、便秘が悪化する恐れがあります。野菜、根菜類、海藻類には、不溶性食物繊維が多く含まれますので、痙攣性便秘の解消には不適当となります。従いまして、コロコロ便の解消に効果的なイヌリン食物繊維などの水溶性食物繊維は、サプリメント(栄養補助食品)で補給する必要があります。また、便秘薬や下剤の使用は、腸を刺激するため、コロコロ便を伴う痙攣性便秘の発症原因や症状の悪化原因ともなっていますので、これらのお薬を用いることは避けた方がよいです。


コロコロ便を伴う痙攣性便秘を放置しますと、なかなか治りにくい難治性の過敏性腸症候群(IBS)が発症するリスクが高まりますので、積極的に便秘を解消することが大切です。また、ストレスは痙攣性便秘の主要な原因の1つとなっていますが、ストレスの多い現代社会において、ストレスを完全に除去することは不可能です。ですので、痙攣性便秘の予防には、日常的に、善玉菌が優位な腸内環境に整えておくことも、とても重要なポイントとなります。


便秘の解消法:女性の便秘解消対策














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「リンク」

■ 便秘の解消法: 女性の便秘解消対策【目次1】

■ 便秘の解消法: 女性の便秘解消対策【目次2】

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