高血圧と便秘:高血圧治療薬・利尿剤による便秘の予防と治し方


「便秘の解消法:女性の便秘ん解消対策、便秘・慢性便秘の予防と治し方」 今回は、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症(高脂血症)、肥満とならび生活習慣病の代表的な病気である高血圧を取上げます。30歳以上の40~50%が高血圧と言われるくらい、高血圧の人は非常に多いです。高血圧を放置しますと、動脈硬化がすすみ、心臓病や脳卒中となって、最悪の場合、死亡するとても怖い病気です。高血圧の人が便秘のためトイレで強くいきみますと、脳卒中や心不全を起こして死亡するケースがあります。トイレで倒れて死亡したという話をよく耳にしますが、これがまさしくこの例となります。また、高血圧の人は、血圧を下げるお薬を服用していますが、血圧を下げるお薬の中には副作用として便秘を起こさせるものがあります。このように、高血圧と便秘とは、深い関係があります。では、高血圧と便秘について、詳しくお話します。


血液が血管の中を通る時、血管にかかる圧力を血圧といいます。血液は、心臓の収縮によって血管へと送り出されます。心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管に最も強く圧力がかかります。これを収縮期血圧あるいは最高血圧といいます。また、収縮した後に、心臓が拡張して広がるときには、血管の圧力は最も低くなります。これを、拡張期血圧あるいは最低血圧といいます。収縮期血圧または拡張期血圧のいずれかが、基準値よりも高い場合を高血圧といいます。現在は、収縮期血圧が140mmHg以上、あるいは拡張期血圧が90mmHg以上のとき、高血圧と診断され、血圧を下げる薬物治療の対象となります。


便秘と高血圧との関係については、いまだ不明な点も多いのですが、以下の2つの点が指摘されています。1つ目は、腹腔内圧力と血圧との関係です。便秘になりますと腹腔内圧力が上がり、高血圧になるといわれています。この場合、便秘が解消されますと血圧も下がります。ですので、慢性的な便秘は、高血圧の状態が長く続くことになります。2つ目は、腸内細菌の悪玉菌と血圧との関係です。便秘になりますと大腸に生息する大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌が増えます。悪玉菌は、腐敗発酵によって、インドールやアミン類などの毒性の強い有害物質を作ります。これらの有害物質は、血圧を調整している自律神経系の働きを乱し、これによって血圧が上がり高血圧になるというものです。


高血圧の人が便秘になったときに注意したいのが「いきみ」です。便が出にくいと、健康な人でも、つい、いきんでしまいがちです。特に、慢性便秘の人は、何度も強くいきんでいるのではないかと思われます。トイレに入って、排便のためにいきむと、腹圧がかかるために血圧が瞬間的に高くなります。ちょっといきんだだけで、最高血圧が60~70mmHgほど上がるといわれています。また、便秘のために強くいきめば、最高血圧は100mmHgくらい簡単に上がるといわれていますので、いきむ前の最高血圧が140mmHgだとすれば、最高血圧である収縮期血圧は、容易に200mmHgを超えてしまいます。


こうなりますと、脳の血管に強い圧力がかかり、脳出血を起こして脳卒中になる危険性がぐっと高まります。よく、トイレで倒れて死亡するケースがありますが、高血圧の人が便秘になりますと、生命に危険が及ぶことさえあり得るのです。このように、便秘は、高血圧を悪化させる原因の1つともなります。


血圧が140/90mmHg以上になりますと血圧を下げるお薬(降圧剤)を用いた治療が開始されます。薬物治療の開始にあたり、最初に使用される降圧剤を第一選択薬といいます。日本の高血圧治療ガイドラインによりますと、第一選択薬の降圧剤は、次の5種類の中から選択されることが推奨されています。①利尿薬、②カルシウム拮抗薬、③アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)、④アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、⑤β遮断薬。これらの降圧剤は、多くの高血圧患者さんが服用していますが、高血圧の根本治療ではないので、一度処方されますと、一生涯ずっと飲み続けなればなりません。


利尿薬は、血液中の水分を尿として排泄させる働きがあり、血液水分量を減らすことによって血圧を下げます。しかし、血液水分量が減りますと、大腸での水分吸収が高まって、その結果として、便が硬くなり、便秘が引き起こされます。


カルシウム拮抗薬は、主に動脈の血管を拡張させることによって血圧を下げる降圧剤です。それ以外の降圧剤は、高血圧に伴う合併症の種類によって使用が禁止されたり制限されていますが、カルシウム拮抗薬にはそのような使用の制限が少ないため、高血圧の治療に広く使われています。しかし、カルシウム拮抗薬の服用で便秘になる副作用報告が拡大したため、便秘はこのお薬の注意事項となっています。なお、カルシウム拮抗薬で便秘になる詳しいメカニズムについては、いまだ明らかにされていません。


利尿薬やカルシウム拮抗薬などの降圧剤は、長期に飲み続けなければならないお薬ですので、これを原因として発症する便秘は無視することができません。長期的な便秘対策を考慮すれば、降圧剤による便秘対策に便秘薬は適しておりません。便秘薬の長期の使用は、その効果を減弱させてしまいます。また、便秘薬には、悪玉菌を減らして善玉菌を増やすという腸内環境を整える作用もありません。したがいまして、これらの観点から、便秘薬は、高血圧に伴う便秘対策には適していないといえます。


高血圧あるいは高血圧治療に伴う便秘の対策には、善玉菌を増やして悪玉菌を減らす働きのあるプレバイオティク効果の高い水溶性食物繊維が最も適しています。水溶性食物繊維は、便秘薬などのお薬とは異なり、食品成分となりますので、降圧剤との飲み合わせにおいても問題とはなりません。また、長期の摂取においても問題とはなりませんので、高血圧の便秘対策に最適であるといえます。しかも、水溶性食物繊維の一種であるイヌリン食物繊維は、血圧を下げる働きもあることが臨床的に知られていますので、より一層、高血圧に伴う便秘の解消に有用となります。イヌリン食物繊維は、ゴボウ、アスパラ等に含まれますが、含有量がとても低いために、十分な量を摂取することができませんが、現在は、サプリメントとして高純度のものが市販されています。スティムフローラのようなタイプレットタイプのイヌリン食物繊維もありますので、このようなサプリメントを活用するのもよいでしょう。高血圧あるいは高血圧治療に伴う便秘の解消には、その病態の特性から、イヌリン食物繊維等の水溶性食物繊維が最適となります。


便秘の解消法:女性の便秘解消対策









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