ブシュッチくんとブシュッチガールズ(Bushtch-Kun and Bushtch-Girls) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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ブシュッチくんとブシュッチガールズ(ノーモアグサッ!!キャンペーン)

(Bushtch-Kun and Bushtch-Girls, No More Thuck!! Campaign

(The Mascot Character of Bloody Splash and

the Idol Group of Bloody Splash)

(アクリル絵具:ケント紙:B5)2010/12/13完成

※画像をクリックすると大きくなります






〇出品予定の個展のテーマ

昨年の夏に、『ブシュッチくんとポタッチくん 』という悪趣味系マスコットキャラを作って

ブログで紹介したんですけど、その続編です。

美学校に新設された無人ギャラリーの展示の為の新作です。


最初は、擬人化された可愛い動物キャラクターを障害者(障碍者)として描く という

コンセプトだったのですが、『幼児玩具武器シリーズ 』の絵をオーナーに見せた所、

『戦争と平和』問題を捻ったネタで、という事になりました。


何年も前から、戦争と平和問題をテーマに変わった切り口でアート作品を作ろうという

アイデアがありました。

よく、平和をテーマにした展覧会というのは、妙に思想的な偏りがあったりします。

何でも「日本が悪い」に持っていって、それ以上は考えさせない。

要は”偽善””洗脳”なんです。

それが妙に鼻に突くので、相対化させようと思ったわけです。


だからといって、こっちが”右翼側”に回って右翼的な内容の作品を作っても面白くない。

ベクトルが真逆になっただけで短絡的過ぎますから。

というか、作品に思想的なものを、少なくとも今回は入れるつもりはありません。

というか、曖昧にぼかします。

内容についてきちんと解釈出来る様な作品ではなく、

「なんとなく」みたいな程度の方が面白いと思いますし、

内容がはっきり分かり過ぎてもつまらないと思いますから。


でも、『ブシュッチ・・・』は、直接戦争問題とは関係ありません。

では何故こういったのを描こうと思ったのかというと、テーマを狭く限定せず、

かなり広範囲にカバーしたかったから。

”戦争”だけではなく、”暴力”とか”犯罪”問題までもカバーしたいんですね。

オーナーさんがどこまで許してくれるのかは分かりませんけど、

私は”閃き型人間”なので、計算してアイデアを構成する事が出来ません。

アイデが自然に出てくるのを待つしかないので、それに左右されてしまいます。

そうなると、きちっとテーマの枠内に収めるのは困難となります。






〇作品のコンセプト

私が『ブシュッチ・・・』を初めて描いてから1年数ヶ月の間、

誰が誰を刺しただのといった痛ましい事件が幾つもありました。

恋愛の縺れとか、無職の息子が親を刺したとか。

理由は色々あるんでしょうけど、そこまで行ってしまうというのは何故なんでしょうか?

本来料理に使うべき包丁を、人を刺したりする為に使ってはいけません!!

(そういう問題じゃない?)

私の場合は色々と誤解される事が多く、その事でよく人を憎んでいました。

だからといって、人に危害を加えたいとかは全く思わなかったですね。

逆に、自殺したいとも思わなかった。

誰もいない所で独り暮らししたいと思っていました。

人生って、難しいですよね。


私は、ミスマッチ(dépaysement)な内容の作品を10代半ば頃から作っているので、

今回もいつもの様にそういった内容の作品を描いたわけです。

でも今回は珍しく、セクシーな女性を描きました。

というか、初めての様な気がします。

何故今まで描かなかったのかというと、”在り来たり”なものが嫌いだからです。

セクシーな女性って、広告とかテレビとかに腐る程出ていますよね?

漫画でも腐る程描かれていますよね?

だから、わざわざ私が描くのはとても野暮だと思ったのです。

自我に目覚めた頃から、とにかく「こういうの無いなあ」と思うものばかりを描いてました。

血飛沫をモチーフにしたビキニのデザインが浮かんできたので、

そういう”捻くれたコンセプト”だから描いたのです。


アイデアが浮かんだのは、「戦争と平和問題をテーマに」と言い渡された直後です。

もっとテーマの幅を拡げて、暴力の問題までもカバーしようと思ったら、

『ブシュッチくん』の続編を思いついたわけです。






〇ブログに出すのに躊躇

描き上げたのは12月13日なんですけど、ブログに出すのに躊躇しました。

理由は、個展に出す予定の作品を早い内からブログに出して良いのか?と迷ったから。


それから、意外と私のブログは、デリケートな心の方が見ていたりしている様なので、

そういった方々に対する配慮も躊躇の原因だったりします。

「どう見られようが構わない」とは言いながらも、意外とそうでは無かったりします。

ここ最近多少は子供っぽさが抜け、ほんの僅かですけど大人っぽさが芽生えて来たのかな?


以前、海外の悪趣味系マスコットをブログで紹介したら読者登録削除してきた人がいたし、

ブログで怖い事を書いたら、それまで毎日の様にペタくれてた人から

全くペタが来なくなってしまった経験も数知れず。


とにかく”色んな意味で風変わりなもの”を扱うブログなので、

ご覧になる方はそれをよく意識してご覧下さい。

私の作品は、元々会田誠とかChim↑pomなどに近い作風なので

(勿論彼らからの影響は受けていない)、そういうのを意識してご覧下さい。

お互い嫌な気分になるのは嫌でしょ?


ブログに出すのに躊躇していたら、

取手の方でバスに包丁男が乱入するという事件が起きてしまいました。

肉球を切られた猫が衰弱死するという痛ましい事件もありました。

昨日は仕事明けに無添加シャンプーを買ったりとかしていたのでとても疲れていて、

家に帰ると直ぐに寝てしまいました。

もし寝ずにブログに上げていたら、偶然の一致みたいになっていたわけですけど。

勿論、便乗のつもりは無いし、この事件にインスパイアされたとしても、

たった1日で描けるわけがない。

この絵を描きあげるのに、1ヶ月近く掛かったのです。

何故そう書いたのかというと、妙に疑う人とかいるから。






〇他の作家による『血のデザイン作品』を探してみた

やっぱりね、捻ってないと物足りないと思います。

『血』と『スプラッタ』『暴力』『残酷』の組み合わせは『そのまんま』という感じで、

在り来たりって感じがするんです。

不謹慎かも知れませんが、お笑いアートにするのもたまにはいいかな?

他の作家による私のお気に入りのブラッディアート作品を紹介します。

・Paint or Die But Love Me

作:John Nouanesing

http://www.johnnouanesing.fr/

テーブルの上から赤いペンキが滴っている様なデザインなんですけど、

テーブルの柱が如何にも血が垂れている様な形をしているのが秀逸です。

フランスの作家だそうですが、名前がフランス人っぽくない。移民?ペンネーム?

この作家は他にも色々作っています。

コンピューターゲームのドットの様に作った卓球台『ポン3D』(pong 3D)

コンピューターピンポンゲームを立体化したというコンセプト。

ピンポン玉がドットの形(四角)をしているので打てない(笑)。

印刷のズレの様な『立体視テーブル』(Stereovision Table)は、

3Dをテーマにしています。

3D眼鏡を掛けたら立体的に見えるかな?というコンセプト。

でも元から立体なんですけど(笑)。

マグリットじゃないけどが90°に曲がったソファー

『小スペースソファー』(Small-Space Sofa)は、

日本の住宅事情を意識したのだろうか(多分違う)?

面白パロディ家具を作ってらっしゃいます。

日本のブログとかサイトで紹介している人が既に結構いました。

・血の電気スタンド(Blood Bucket Lamp)

作:Rinkya

http://rinkya.blogspot.com/2008/12/bloody-lamp-creeps-me-out.html

傘の内側から血が滴っている様な形のランプ。

作者は女性ですかね。

・血のクッション(Blood Puddle Pillows)

作:Keetra Dean Dixon

http://www.fromkeetra.com/posts.php?post=012

枕の形が、如何にも頭を銃で撃たれて倒れ、

その頭から血が地面にジワーッと拡がっている様な形をした、とても不謹慎な枕。

これも作者は女性。





【変更】

Bshutch → Bushtch





【TANA Gallery Bookshelfエントリー】

『ちょっとだけョ、あんたも好きねぇ』(愛☆まどんな×穏やか)『メロウホワイト』(寺田忍)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10725953475.html

美学校に”Tana Gallery Bookshelf”開設!!

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10714432474.html

 

【パロディ作品エントリー】

ウマイヌ:ウマウサギ(習作)(情報への接し方シリーズ)2010.11.13

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10729370263.html

錦海豚飛翔圖-羅須園にて(ニシキイルカシリーズ・習作)2010.11.17

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10710138899.html

ムカシブタモドキ・ミミナガイヌ・オオミミウサギ(情報への接し方シリーズ)2010.10.16

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10704810310.html

スーティーチ!(歯痒さ解消シリーズ)2008-2010.10.31

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10693167303.html

玩具型武器:乳幼児編(Weapon Toy, Peace Art Destroy Series)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10664293056.html

錦イルカ・習作(常識への接し方シリーズ)(2010.8.18)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10624749564.html

自作の名刺(2007)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10523192153.html

しすいズ(FANCY拾得)寒山拾得パロディシリーズ(2010)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10519987947.html

爆烈樹圖(The Explosioning Tree)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10502995443.html

ミミナガケナガライオン(情報への接し方シリーズ)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10498052031.html

寒山拾得パロディ作品集

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10487828863.html

トゲカブトムシ(情報への接し方シリーズ)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10477775411.html

刺青消しゴム(刺青パロディアートシリーズ:2)2009-2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10451025329.html

ドッカンくん(2009-2010)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10437770532.html

ブシュッチくんとポタッチくん(2009)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10333383303.html

可愛い障害者動物の絵本・漫画(1995, 2006, 2008)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10112715136.html

大塚聰のパロディ作品エントリー集

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10447410813.html