ムカシブタモドキ・ミミナガイヌ・オオミミウサギ(情報への接し方シリーズ)2010.10.16 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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ムカシブタモドキ:オオミミイヌ:オオミミウサギ




ムカシブタモドキ・ミミナガイヌ・オオミミウサギ(習作)

(情報への接し方シリーズ)

(藁半紙:鉛筆:B5)2010.10.16

※画像をクリックすると、大きくなります。


もう1ヶ月以上も前なんですけど、

多摩動物公園で『りかび展』というのが開かれていました。

これは絶対行かなきゃと思っていたんですけど、その理由は、

絶滅した、ないし、絶滅する危機にある動物の絵に興味があるからです。

何故興味があるのかというと、私が22歳の時に思いついた

情報への接し方シリーズ(いそうでいない生物などを描くシリーズ)の

参考資料としたかったからです。

仕事明けの月曜日の朝に行ったんですが、あいにくシトシトと雨が降っていて大変でした。


科学資料画や図鑑などの挿絵を中心に描いている日本理科美術協会の会員

の画家による、絶滅の危機に瀕している動物や既に絶滅してしまった動物の絵画を

展示する展覧会です。

http://www.rikabi.jp/event/event-01.html

http://www.gws.ne.jp/tama-city/tama-zoo/event/event.html

とても愉しめたと同時に、絶滅してしまった動物達に対し、

その絶滅に直接関わったわけでは無いですけど、

一人間として申し訳無いとも思いました。

限度をわきまえず、刹那的享楽に走り、

人類やその他の動物達の未来に対して何も考えず、

自分や身内だけが良くなる事ばかりを考える様ではいけません。

木を伐採したら、植林する、飼えなくなったからといって安易に処分したり

川に捨てたりする位なら、最初から動物を飼わないこと。


残念ながら、カタログは置いてなかったようです。

「ようです」というのは、店員に直接聞いて無いから。

あったら絶対買ったんですけどね。


『りかび展』の為だけに行くというのも勿体無いので、

展示を観た後動物達を見て廻りました。

一番面白かったのは、孔雀が放し飼いにされていて、

一体どうやって入ったのか?食堂の中に入り込んで我が物顔で歩き回っていたところ。

結局この孔雀は食堂の店員に追い出されてしまいましたけど、残念ながら、

携帯電話を忘れてしまったため、この面白い光景を写メーで撮影出来ませんでした。



興味を引いたのは、ブタアシバンディクート(Chaeropus ecaudatus)という

20世紀に絶滅したとされる動物。

ネズミとカンガルーを足して、足をブタの様にした感じ。

ちょっと合成生物みたいで、如何にもいそうでいない動物っぽい。

こういうのを求めていました。


それから、ヨウスコウカワイルカ(揚子江河海豚)の絵は無いかな?

と思っていましたけど、ちゃんとありました。

つい最近絶滅したのではないか?とされるイルカの一種ですけど、

何故そう思ったのかというと、ニシキイルカ(錦海豚)を描いた関係で

色々と検索していてたまたまネットで知っていたからです。


6月頃にも、絶滅生物大図鑑(so-s books)という文庫本タイプの本を

コンビニで見つけて購入。

その中でも特に興味を引いたのは、ディプロカウルス(Diplocaulus)

というオオサンショウウオの頭部を三日月型にした様な生物。

所が、1992年に既にフィギュア制作している人がいました。

「師匠」と呼ばせてください!!

http://www.interq.or.jp/sun/mm-kas/tenji.htm


話を私が描いた絵に向けましょう。

描いた切っ掛けは、『りかび展』を観た影響だと思います。

ニシキイルカを描かねばならないというのに、どうしても寄り道してしまうんですよね。

やりたい事がいっぱい有り過ぎて、一つの事に集中出来ないんですね。

『ニシキイルカ』はあともう少しで完成します。


一番上は、ムカシブタモドキ(仮称)で、如何にも絶滅したブタの祖先の様なもの。


右側は、ミミナガイヌで(仮称)で、我ながら自然に描けたかも?


左下は、オオミミウサギ(仮称)で、年賀状用のイラストの習作。

「オオ」は「多」という意味ですが、「大」と紛らわしいので、改称を検討中。


上から下に掛けて、徐々に現実離れしていきます。

『オオミミウサギ』は、常識への接し方シリーズに位置付けられます。

『常識への・・・』とは、日常に当たり前にあるものをちょこっといじって、

常識を相対化させるシリーズ。

似た様な事をやっている現代美術家はいっぱいいそうですけどね。





【パロディ作品エントリー】

スーティーチ!(歯痒さ解消シリーズ)2008-2010.10.31

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10693167303.html

玩具型武器:乳幼児編(Weapon Toy, Peace Art Destroy Series)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10664293056.html

錦イルカ・習作(常識への接し方シリーズ)(2010.8.18)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10624749564.html

自作の名刺(2007)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10523192153.html

しすいズ(FANCY拾得)寒山拾得パロディシリーズ(2010)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10519987947.html

爆烈樹圖(The Explosioning Tree)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10502995443.html

ミミナガケナガライオン(情報への接し方シリーズ)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10498052031.html

寒山拾得パロディ作品集

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10487828863.html

トゲカブトムシ(情報への接し方シリーズ)2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10477775411.html

刺青消しゴム(刺青パロディアートシリーズ:2)2009-2010

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10451025329.html

大塚聰のパロディ作品エントリー集

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10447410813.html