#01 写真の編集とレタッチの第一歩。→ 大量な写真はそろそろまとめよう！

旅行や家族の写真をたくさん撮り貯めたはいいけれど、全く整理できずに、もはやどこにどの写真があるのか分からない。目をつぶっていたり、ピントが合っていなかったり、いらない写真でパソコンはもうパンク寸前。今まで撮り貯めた子ども達の写真はパソコンが飛ぶと一気になくなるのはわかっているけれど、バックアップしろと言われても、どうしたらいいのかわからない・・。写真はしょっちゅう撮るけれど、多すぎて全然見ない・・・。

はじめまして！原宿でオープンしたばかりの写真スタジオ「写真日和」でフォトグラファーをしている、サムソンです。ちょうどオーナーの奥さんに写真のレタッチを説明していて、ついでにそれをネットにアップしたら役に立つんじゃないかなと思って、このブログを始めました。

ブログを書くのは初めてなので、皆さんのコメントや感想を参考にしながらやっていきたいと思っています。

「編集」は選ぶ。「レタッチ」は修正する。

まずはタイトルにある「レタッチ」という言葉ですが、写真を修正することをレタッチと言います。一方、写真の「編集」（エディット）は写真を選ぶ、並べることを指します。それぞれ同じくらい重要で、フォトレタッチャーとフォトエディターというように、それぞれ別の職業として成り立つぐらい全く違います。ちなみに脚を長くしたり、目を大きくしたりすることは「合成」と言います。

ソフトがないと何もできないので、まずはソフトをゲットしましょう。動詞にまでになったフォトショップ (PHOTOSHOP) は、写真をレタッチするためのものです。ちょっと前までは10万円近くしましたが、最新版のPHOTOSHOP CCは正規で買うと一月たったの2,200円。写真だけでなくて、デザインや絵を描いたりなど色んなことに使えちゃうんです。（漫画家さんでPHOTOSHOPを使っている人は多いはず。）その分機能が多くて、使いこなすのにかなり時間かかります。このブログでは今やフォトショップ以上に定番になった同じアドビ社が出す、ライトルーム(ADOBE PHOTOSHOP LIGHTROOM)というソフトを中心して紹介していきたいと思います。

フォトショップとライトルームとどう違うのか。

2006年に発表されたLIGHTROOMは、今年で23歳にもなるフォトショップの弟のようなもの。お兄さんのように万能ではないですが、今の時代をよくわかっている優れ物です。デジタルカメラで大量な写真を撮る時代に生まれたライトルームは、レタッチだけではなく、編集（エディット）のためのソフトでもあります。一枚一枚開くことなく、写真を全部読み込んで、写真を一箇所にまとめてくれる。フォトショップよりずっと速く、ずっと使いやすいのが特徴です。

(英語で、写真を焼く暗い部屋（暗室）のことをDARKROOMと言います。デジタルになって、暗くない所で写真の作業ができることからLIGHTROOMという造語を使っているんですね)