放送禁止用語とは、テレビやラジオなどのマスメディアが放送における使用を禁止している言葉です。日本では、法律などで決められている訳ではなく、マスメディアが自主的に決めて規制している言葉です。

 

原則として、差別的な言葉、暴力的な言葉、卑猥な言葉、性的な言葉などが放送禁止用語となっているようですが、明文化はされていません。実際には、放送局にクレームがきた言葉が放送禁止用語となっていくようです。

 

放送禁止用語は年々増加しており、その影響で以前の映画・ドラマ・アニメなどの中には、現在の地上波では放送できない物もあるようです。また、かつてのヒットソングの中には、歌詞に不適切な内容が含まれているという理由で、放送できない曲が数多くあるようです。

 

そして、最近では”これも放送禁止用語なの?!”というように感じる言葉も、放送禁止用語になっているようです。

 

マイナビウーマンというサイトで、「なんで?!」と意外に思う放送禁止・自粛用語 という記事がありました。カッコ内は言い換えの言葉です。

 

1位:OL(→女子社員、女子事務員など)

2位:エチゼンクラゲ(→大型クラゲ)

3位:ハーフ(→ダブル)

4位:レントゲン技師(→診療放射線技師)

5位:足切り(→予備選抜、二段階選抜)

 

OLOffice Ladyという和製英語ですが、英語ではOffice Workerなど男女の区別がない語が用いられています。そのためOLという言葉事態が性差別につながるという意見があるようで、あまり乱用しないように自粛しているようです。

 

エチゼンクラゲは、大量発生による被害が報道されて福井県産の海産物のイメージダウンにつながるということで、福井県がマスメディアに大型クラゲと言い換えるように要望しました。

 

 

また、これから放送禁止用語となる可能性の言葉には、更に意外なものがあるようです。例えば「頑張れ」が放送禁止用語の候補になっています。「仕事を頑張れ」と言うと、弁護士やプロ市民団体などからクレームが来るようですし、「優勝目指して頑張れ」と言うことに対してはプレッシャーを感じるからとクレームが来るようです。

 

「ブラインドタッチ」も放送禁止となる可能性があるようです。「ブラインドタッチ」はキーボードを見ないで入力することですが、ブラインドと言う言葉が盲目の人を差別する言葉だと議論されているようで、「タッチ・タイピング」というように言い換えるようになるようです。

 

日本のマスメディアには、戦後のGHQ占領下で制定されたプレスコードを現在でも守っているところが多いですから(詳しくは「現在も残るプレス・コード」 参照)、まともな現場では非常に窮屈に感じているような気がします。

 

そして、日本のマスメディアには、差別的でもなく、暴力的でもなく、卑猥でもなく、性的でもなく、不快に感じる人がほとんどいないにもかかわらず、放送禁止用語となっている言葉があります。それは「クロスオーナーシップ」です(詳しくは「クロスオーナーシップって知ってます?」 参照)。

 

「クロスオーナーシップ」という言葉を政治家などが公の場で使っても、決して報じられることはありませんし、テレビのコメンテーターがこの言葉を使うと、その人はテレビで見掛けなくなってしまいます。テレビやラジオの放送局にとっては、「クロスオーナーシップ」というのは究極の放送禁止用語かもしれませんね。
 


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