■原発事故、全員が不起訴へ | 原発事故は東電が招いた人災

■原発事故、全員が不起訴へ

さすが、でっち上げ冤罪、国策捜査の検察ですが、

2008年には東電自体が10メートル超の津波が来る可能性があると試算したにも拘らず


「巨大津波の予測、困難と判断」を理由に、全員不起訴にするそうです。

本当に検察は腐りきっています。

一部の人達の利益を守る為には、無実の人間を罪に陥れくせに、自分達と利害を一致する相手の場合は、責任があるのは明白でも、御託を並べて不起訴ですか。


安全対策も津波対策も何度も何度も指摘されてきました。それを東電と政府はことごとくスルーし対策をを怠った事は明白なのに、不起訴ですか。

マトモに仕事もできない検察なんていらんだろ。

2006年12月13日 衆議院議員 吉井英勝
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm
2006年12月22日 内閣総理大臣 安倍晋三
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm

1-5
Q(吉井英勝):海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
A(安倍晋三):海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない

1-6
Q(吉井英勝):冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えている。(復旧シナリオは考えていない)

1-7
Q(吉井英勝):冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えている。(復旧シナリオは考えていない)

2-1
Q(吉井英勝):原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):お尋ねの評価は行ってない。そうならないよう万全の態勢を整えている。(復旧シナリオは考えていない)

3-1,2
Q(吉井英勝):データ偽造、虚偽報告の続出について経過を明らかにしてほしい。
A(安倍晋三):回答拒否

3-3
Q(吉井英勝):データ偽造が繰り返されているのに、何故、国はそうしたことを長期にわたって見逃してきたのか。
A(安倍晋三):「長期にわたって見逃してきた」の意味が理解出来ずに回答拒否


安全、津波対策の指摘無視と危険放置推進の歴史

■1991年
冷却用の海水が漏れ非常用発電機が使用不可能になる事故後
「この程度で非常用電源が失われるなら、大きな津波が来たらメルトダウン(炉心溶融)になるのでは」と社内技術者による指摘
http://ameblo.jp/nukfree/entry-11287885475.html
■1992年 【指摘】
(IAEA事務次長) 東電を訪れ安全面の不備指摘 東電は無視
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10920590096.html
■2002年11月 【危険放置推進】
原子力推進機関から規制機関を分離させる野党提出の法案を捻り潰す
「原子力安全規制委員会設置法案」について
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867421405.html
■2003年3月 【危険放置推進】
原発の設備や機器に「損傷ひび割れがあっても運転可能」と閣議決定
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867746515.html
■2004年11月 
(IAEA)東電柏崎刈羽原発に調査団を派遣。 防災など安全管理に関わるプログラムに問題有り、改善点指摘。東電無視
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867200107.html
■2005年 
 老朽原発の安全運用に不可欠な耐震実証試験を廃止し施設を叩き売る  
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867753991.html
■2006年3月 
(日本共産党)衆議院予算委員会分科会
「津波による冷却系が喪失」「大規模地震によるバックアップ電源の送電系統が破壊」など指摘
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10860372252.html
「原子炉をとめるまでも、とめてからも、その冷却をする冷却系が喪失するというのが、津波による、引き波による問題」
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10859528758.html
■2006年07月 
(東電)自ら 「50年以内に想定した以上の津波が来る確率は約10%」と国際会議にて発表
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10872655391.html
■2006年11月
東電 柏崎刈羽原発で1988年からデータ改竄し続けていた事が発覚。
2007年3月
福島第1原発、志賀原発で、核反応が制御不能になる臨界事故2件を含む隠蔽が発覚
電力12社による不適切事例は、 4518件、原発関連は7社で97件*1 参照エントリ 1 2 3
(社民党)の「原子炉規制法33条の処分例に則り運転停止1年、設置許可の取り消ししないのか」と質問に対し、(原子力安全・保安院)は「隠蔽に対するペナルティーの法的な制度の強化は考えていない」と回答。
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10850075079.html
■2006年12月22日
巨大地震に伴う電源喪失、冷却系が完全に沈黙した場合の対策は必要ないby安倍晋三
■2007年7月 
(共産党) 安倍首相に原子力発電所の地震防災対策の申し入れ
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867248780.html
■2007年8月 
(経産省 保安院)定期検査の間隔を1年から2年ごとに延長
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867330027.html
■2008年6月
「10メートル超津波」試算するも対策せず
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10998872943.html
■2008年12月
(IAEA)主要国(G8)の原子力安全保障を協議する会合で「日本の原発耐震安全指針は時代遅れ」と警告
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10934337167.html
■2010年5月
(共産党)経済産業委員会 「地震による電源喪失で炉心融解の可能性指摘」
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10850075079.html
■2010年10月 
(原子力安全基盤機構)「電源喪失3時間半後に容器破損」の研究報告を東電に示すも、東電は無視
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10867139035.html




■原発事故、全員が不起訴へ
http://www.asahi.com/national/update/0809/TKY201308080461.html

東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局が、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら全員を、不起訴処分にする方向で調整していることが8日、わかった。今月中にも処分を出す見通しだ。

巨大津波の予測、困難と判断

 菅直人元首相に事故後の対応などで説明を求めたことも、関係者への取材でわかった。菅元首相は告訴内容を否定するとみられ、検察当局は説明の結果も踏まえて最終判断する。

 原発周辺の被災者ら計約1万5千人は、入院患者が事故直後の避難途中に死亡し、住民が被曝(ひばく)して傷害を負ったなどとして、震災以降、断続的に告訴・告発した。対象は菅元首相のほか、東電の勝俣恒久前会長、清水正孝元社長、原子力安全委員会の班目春樹元委員長、枝野幸男元官房長官と海江田万里元経済産業相ら数十人で、検察当局は昨年8月に受理。東京、福島両地検に応援検事を集め、事情を聴いてきた。

 検察当局は、事故と死亡との因果関係は「ないとは言い切れない」とし、「被曝による傷害」は、現時点ではそもそも認定できないと判断。その上で、原発の電源をすべて失い、原子炉が冷却できなくなるような大規模な津波を予見できたか▽予見の程度に見合う対策をとったか――などの点で捜査を進めた。

 その結果、今回の規模の大地震や津波は、発生以前に専門家の間で予測されていたとは言えず、原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)の遅れが原発建屋の水素爆発を招いたとする告訴内容も、放射線量が高く、停電したことが作業遅延の原因と判断。菅元首相や東電幹部らの刑事責任を立証するのは、困難と結論づけるとみられる。