■IAEAの勧告無視 報道ステーション2007年7月18日 | 原発事故は東電が招いた人災

■IAEAの勧告無視 報道ステーション2007年7月18日

IAEAは2004年11月に同原発に調査団を派遣。報告書で『火災消火の専門部隊をつくり、訓練すべき』など改善すべき点などを指摘していた。 政府も行うと約束していた。しかし実際は2007年の新潟県中越沖地震の時も対策はとられていなかったため。消火活動が遅れ2時間も燃えるに任せるに至った。中越地震を受けて原発の地震防災対策を申し入れていました。

いや、もう日本政府にも東電にも原発の管理は無理でしょう。その責任も能力もない。

つか、テレ朝で、今一度、こういうインタビュー放送してもらいたいものですね。まあこれは直接的な東電(スポンサー)批判ではなく政府批判の形をとっていますが(笑)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-07-20/2007072025_01_0.html
古舘 たいへんな地震(新潟県中越沖地震)が起きて、志位さんも原発(柏崎刈羽原発)のほうに行かれて視察されたそうですが、どうでしたか。

志位 原発では、驚いたことがあります。なんと自力で火事を消す能力がないんです。それで、変圧器が二時間燃え続けたわけです。

古舘 (すぐには)消防車も来なかった。自前の消防隊が出動できなかった。

志位 どうしてなのかということを調べて、問い詰めたのですが、消火の専門の部隊がないのです。

古舘 ないのですか。

志位 ないのです。訓練もしていない。この問題は、二年前の六月にIAEA(国際原子力機関)が(柏崎刈羽原発を)名指しで、そういう部隊をつくりなさいと、訓練もしなさいと、いっていたのです。

古舘 IAEA、原子力機関から勧告があった、二年前に。

志位 私どもの(党の)国会議員が、それをきちんとやりなさいということを、政府に迫って、政府も(改善を)約束していたのです。にもかかわらず、部隊がなかった。

私は、これは、非常に深刻だと思うんですよ。といいますのは、仮にもっと大地震が起こった場合は、それこそ、消防車が来られない可能性もあるわけです。そうなったら原発が自力で消火できないとなったら、非常に深刻な事態になるわけです。

やっぱり、この根っこには、原発は安全だという安全神話がある。ですから、打つべき手が、消火の問題でも打たれない。それから、ああいう放射能が混じった水が流れ出る。ここを大本から変えないとだめだと思いますね。

古舘 そうですね。さまざまな問題が、浮かび上がってきましたが、そもそも職員数人によって黒煙が上がったときに消そうとしたけれども、断水によって、消火がかんばしくいかなかった、消防車も来なかったと、そういうような形で情報が流れましたが、どうも志位さんのお話を聞いたうえでは、根本的な問題があったようですね。

志位 大問題です。これは、IAEAからの勧告を無視したという問題です。ですから、これは政府の監督責任にもなります。