富士登山に初挑戦
-その8-
2日目: 2010年8月9日(月) 天気:
富士登山に初挑戦(7)頂上にて-前編- のつづきです
頂上 浅間大社奥宮(久須志神社)<標高3,776m>
想像以上の悪天候にもめげず、富士山登頂成功
ご来光は拝めませんでしたが、
自分の足で富士山頂に到達した喜びは、ことばでは言い尽くせません
頂上 浅間大社奥宮(久須志神社)
登山者がどんどん中に吸い込まれていくのは、東北奥宮(久須志神社)。
ここでの登山者のお目当ては、
ありがたい山頂での焼印やお守りや御朱印をいただくことなんです
今までの山小屋では、熱く熱された印をジュ~っと焼くというものでしたが、
浅間大社奥宮の焼印は、朱肉を使った刻印。
たがね状の刻印に朱肉をつけて金づちで叩くという珍しい方法で
とても有難いもの
こちらが富士山頂久須志神社でいただいた、ご朱印。
自分の足で頂上まで登らないと、
このご朱印もいただけないのかと思うと、感動もひとしお~
でもね、このためにリュックサックに、
ご朱印帳と焼印用の木板を入れて、ずっと登山していたわけです
カラダへの負担を思うと、ちょっとでも荷物は軽くしなくてはいけないのですが、
どうしても頂きたかったので、覚悟の上でリュックに入れて頑張って登りました。
もちろん雨に濡れないようにビニール袋に入れて、さらにジップロックですよっ
お守りもいただきました
頂上まで行かないと手に入らないって思うと、あれもこれも買いそうになります。
朱色の焼印を押してもらったとき一緒にいただいたのが、「六根洗浄」の木札。
この木札は、刻印参拝者限定品なんですよ。
「六根洗浄(ろっこんしょうじょう)」とは・・・
目・口・耳・鼻・身・心に、不浄なものが無いことを願う祓詞のこと。
平安時代末には、富士山頂に祠堂が建立されていたそうですから
「富士登参」は、かなり昔から行われていたんですね。
(*登参とは、登ってお参りするの造語です)
でも江戸時代後期まで富士山は女人禁制だったんですって・・・
富士山頂の大内院図
富士山頂に着いたら次の目的は、“お鉢廻り”と呼ばれる火口めぐりです。
わたしたちが登ってきた吉田口の頂上(久須志神社)は確かに頂上なのですが、
富士山の最高峰「剣ヶ峰」まで行ってこそ、本当に3,776m登頂したというもの。
富士山頂の大内院(噴火口)
富士山最高峰“剣ヶ峰”までは現在地点から、さらに60分歩いた先。
山小屋では、頂上登頂を断念されたツアー参加者が待っているので、
これ以上先に進むことはできなかったのが、ホントに残念・・・
でもここまで来れた奇跡に、感謝しなくっちゃ
富士山は、活火山ランクBの「成層火山」。
新幹線から美しい姿を眺めているだけでは決して見ることができない
これが“火口”なのです。
凄いですよね
いつかホントに富士山が噴火してしまうことがあるんでしょうか・・・。
富士山頂の自動販売機
富士山でのぺットボトルの相場は、¥500前後。
これを高い!と思ってはいけないんですよ。
だってここまで運んでくる人件費や運搬費を考えたら、もっと高くてもいいくらい。
わたしはリュックの中に、500mlペットボトルを3本入れて登りました
仮眠した富士山ホテルの夕食で、350mlのお水がついていたので合計して、
1,850mlの飲料水で登りきったことになります。
飲み水のほかに、顔を洗うためやトイレのあとのためにもお水を使うので、
2L程度のお水を持って登るのがいいでしょう。
どうしても荷物が重いのが気になるようでしたら、
お値段は高くなりますが、山小屋や山頂の自販機で購入できますので安心です。
これから富士登山を目指す方は、どうぞ参考になさってくださいね
富士山頂久須志神社で、ご朱印と焼印とお守りをいただき、
記念撮影もしたところで、とりあえず目標達成
頂上を極めたら、あとはひたすら下山道を下りていくのみ
想像以上に“苦悩”となった下山がスタートです
富士登山に初挑戦(9)頂上から下山 へつづく
*** 富士登山に初挑戦レポ
***
1・ 出発~富士スバルライン5合目
2・ 5合目~6合目
3・ 6合目~7合目
4・ 7合目~8合目
5・ 8合目~本8合目
6・ 本8合目~頂上
7・ 頂上にて- 前編 -
8・ 頂上にて- 後編 -
9・ 頂上から下山
10・ 富士登山で集めた焼印スタンプの飾り方