富士登山に初挑戦 -その9-
2日目: 2010年8月9日(月) 天気:
富士登山に初挑戦(8)頂上にて-後編- のつづきです
富士山頂
午前04:00 富士山登頂成功
たどり着いてみると、これまでの辛かったことなんて吹き飛んじゃいました
05:20
山小屋でおいしい豚汁をいただいて温まったり、火口をのぞいてみたりと、
1時間ちょっと頂上でのひとときを満喫したら、さぁ、下山です
06:20
頂上から下ること、40分。
本8合目の富士山ホテルに戻り、頂上へ行かず待機していた参加者と合流します。
富士山ホテルの食堂で、朝ごはんをいただきますっ
パックに入った味付牛肉を、ご飯にかけた“なんちゃって牛角煮丼”。
なぜか一緒に、ふりかけも付いてたよ。
06:40
朝ごはんのあと山小屋の外に出て、山頂をふり返ってみると
ガスってしまい、なぁ~んにも見えません
名残惜しいのですが、これにて富士山を下山です
06:50
“分岐点”を知らせる看板を発見
赤は「須走ルート」、黄色は「吉田ルート」へ。
これを間違うと、まったく違う場所に下りてしまって大変なことになります
ガイドさんから、
「もし下山道を間違えたら、集合場所まで戻ってくる費用は“自腹”です」と
言われたことを思い出して、黄色い「吉田ルート」を確認
8合目の山小屋「江戸屋」の軒先には、皇太子殿下ご宿泊所の看板が!
山を愛する日本のプリンス様も、皆と同じようにして富士山を登られたのですねっ
07:00
下山の途中でやっと、雲の切れ間から景色を望むことができました
途中で、ド~ンド~ンと花火を打上げてるような音が聞こえてきたので聞いてみると、
陸上自衛隊が射撃訓練をしている音なんだそうです。
早朝からご苦労さまでございます
おやつに持ってきた、“プチたいやき”。
袋がパンパンにふくれているのは、高地でのお約束~
07:25
登ってくるときと違って下山とは、ただひたすら下っていくのみ。
江戸屋さんのあとには、途中に山小屋はありません。
体力が余っている人は、自分のペースでどんどん下っていくのですが、
わたしにはどうやら「持久力」というものが欠けているのか、
ちょっと進むと息があがってしまい、足がもつれてもつれて・・・
08:30
登りではなんとか先頭チームに居ましたが、下りではあれよあれよと最後尾に
ガイドさんに「あなたが最後になっちゃってます!」と言われても、
一緒に登ってた仲間たちの元まで追いつく力は、もう残ってなかったのです
08:50
下山道は、“つづら折り”になった道がずっと続くので、
休憩するようなスペースは、どこにも見当たりません。
ホントに何度も何度も、ココロが折れそうになりました
どうしても息が続かなくなると、人の波がひいたタイミングを見計らって
道の隅っこに寄って立ったまま休んだり、お菓子を食べたり写真を撮ったりして、
なんとか気もちを奮い立たせて歩いてたんですよ
ドロドロになった登山靴は、頑張った証なのです
もうすぐ5合目という地点でもまだ雲の上~
09:40
本8合目の富士山ホテルを出発すること、約3時間。
無事に富士スバルライン5合目まで、戻ってくることができましたっ
終始、雨が振ったりやんだり、
しかも、本8合目~頂上付近では暴風雨という悪天候でしたが、
怪我もなく、心配された高山病にもかからずに、
“登頂成功”というお土産をもって帰ってこれたのは、ほとんど奇跡。
富士山専任ガイドさん・ツアーガイドさん・一緒に参加してくれた友・・・
皆々さまのおかげです
本当にどうもありがとうございました
富士山5合目簡易郵便局
富士山頂の郵便局から、両親にお手紙を出す予定でいたのですが、
お鉢巡りができなかったため山頂郵便局までたどり着けず、
代わりに、5合目にある郵便局から投函しました
これで目的は達成されたのですが、なにかが物足りないのです。
やっぱり・・・
パワー全開の「ご来光」が拝みたい
正真正銘富士山頂の「剣ヶ峰」まで行ってみたい
「頂上奥宮」をお参りしたい
「富士山頂郵便局」から、両親にお手紙を出したい
この想いを達成するまで、わたしは富士登山に挑戦しつづけるつもりです。
2011年の富士山は、どんな表情で迎えてくれるのかな~
次の夏までもう少しラクに登れることを目標に、
体力と持久力とヘモグロビン増強に意識を置いて、健康に暮らしたいと思います
富士登山で集めた焼印スタンプの飾り方 につづく
*** 富士登山に初挑戦レポ ***
1・ 出発~富士スバルライン5合目
2・ 5合目~6合目
3・ 6合目~7合目
4・ 7合目~8合目
5・ 8合目~本8合目
6・ 本8合目~頂上
7・ 頂上にて- 前編 -
8・ 頂上にて- 後編 -
9・ 頂上から下山
10・ 富士登山で集めた焼印スタンプの飾り方