富士登山に初挑戦 -その5-
1日目: 2010年8月8日(日) 天気:
富士登山に初挑戦(4)7~8合目 のつづきです
20:30頃
8合目の山小屋、太子館の暖かそうな雰囲気にココロひかれながらも
たとえ休憩でも、予約なしでは中に入れてもらえないのが、
混雑時期の富士山の宿のお約束・・・
わたしたちのお宿がある本8合目までは、
ここから更に、あと1時間30分の登山です・・・
頑張って登っていたのですが、どんどん暑苦しくて皮膚が息ぐるしい感じが・・・
思い当たるのは、ひとつ前の休憩のとき寒いからと重ね着した“フリース”。
フリースって寒いとき、体温を逃がさないように温めてくれるものですが、
登山中は寒いながらも、汗をかいて熱がでるもの。
わたしが着ていたフリースは、“某大手ファストファッションブランド”U社製。
ものすごーく暑くなって、蒸れて、苦しかったぁ
シャツやインナーなどは全て、
“吸汗速乾”と”通気性”の機能があるものにしていたのですが、
登山服の中で唯一、フリースだけ予算をケチったんですよね・・・。
おかげで、エライ目にあいました
フリースも「登山用」のものに、買い換えなくては~。
8合目 白雲荘<標高3,200m>
21:15頃
ツアーパンフレットでは、「白雲荘で仮眠」と書かれていたのですが、
この日は混んでいたのか、わたしたちのグループは泊めてもらえませんでした
お宿が変更になったことは、行きのバスの中で知らされていましたが、
ここからさらに200m、時間にしたら45分もかかるとは聞いてないよぉ・・・
たった200mですが空気も薄く岩場では、地上のようにいかないのです。
白雲荘にて
蒸れ蒸れのフリースを脱ぎ捨てて、
皮膚呼吸を再開したカラダが求めていたのは、暖かいミソスープ!
1杯¥300の“富士山価格”でしたが、味噌汁アミノ酸でリフレッシュ
おかげさまで、この後のキツイ登りを頑張りぬける“源”となりました!
雨が降ってきたため、ここで再度、レイン用ズボンを着用。
上にはレインジャケットを着て暖かいのでフリースはリュックにしまって、出発です
8合目山小屋 元祖室<標高3,250m>
21:30頃
白雲荘から50m上がったところにある、山小屋「元祖室」へ到着。
ちょっとづつ進んでいるだけのようですが、これがホントにきつい~
あまりにしんどいので、できるだけ山側を歩いて山の壁づたいに歩いたり、
登山道の道しるべのチェーンロープをくくってる「金属ポール」につかまりながら、
ストックを地面について、一歩一歩足を前に出すのがやっと・・・
高山病にはならないまでも、やっぱり地上と違って空気が薄いので、
呼吸が浅くて、すぐに息があがってしまうんです。
吸っても吸っても、吸い足りない感じがつらかった
「元祖室の焼印はとても可愛いから押すといいよ!」って
登山専任ガイドさんに言われて見にきたら、絵柄は今年の干支「トラさん」
かわいぃ~
3,100m太子館と3,250m元祖室の焼印
ここまで登ってきた“ご褒美”
焼印を押してもらってるときは、
まるで夏休みのラジオ体操でスタンプを押してもらう、ちびっ子気分
本8合目 富士山ホテル<標高3,400m>
22:00頃
予定より大幅に遅れてやっと、この日仮眠する山小屋「富士山ホテル」へ到着!
足はすっかり棒になってしまい、ボロボロ・・・
建物はすぐ近くに見えているのに、登れども登れどもたどり着かない・・・
それでも1歩1歩積み重ねて、スタートから4時間半。
どうにか、3,400mまで登ってきましたっ
富士山ホテル食堂にて
富士山ホテルに着くやいなや、リュックを背負ったまま食事の席に座らされ、
目の前にはハンバーグカレーが、どぉ~~~ん
「22時に着くなんて遅すぎる!」
「早く食べて早く寝る!1時に起きなきゃならんのに、寝る時間なんて無いぞ!」
お宿のスタッフに、ぶ~ぶ~言われました・・・
でもね・・・前だけ見て遅れないように必死で登ってきたとはいえ、
これが意外とちっともお腹が空いてないんです。
疲れすぎていたのかな
でもこの後すぐ仮眠して翌1時には起き、
ご来光を拝むために頂上を目指しまた登らなくてはならないので、
ウインナーとハンバーグをちょっとだけ食べて、ごちそう様にしました
ちなみに・・・
このカレーライスのお値段は、な、なんと!\1,200です
富士登山に初挑戦(6)本8合目~頂上 へつづく
*** 富士登山に初挑戦レポ ***
1・ 出発~富士スバルライン5合目
2・ 5合目~6合目
3・ 6合目~7合目
4・ 7合目~8合目
5・ 8合目~本8合目
6・ 本8合目~頂上
7・ 頂上にて- 前編 -
8・ 頂上にて- 後編 -
9・ 頂上から下山
10・ 富士登山で集めた焼印スタンプの飾り方