富士登山に初挑戦
-その3-
1日目: 2010年8月8日(日) 天気:
富士登山に初挑戦(2)5~6合目 のつづきです
6合目出発<標高2,390m>
17:30頃
小雨も止んだものの天候はすぐれないので、視界は良くないのが残念・・・
でもまだ明るいし、歩きやすい階段状のルートを7合目を目指して進みます
わたしの前を歩く若いお2人は会話を聞く限り、韓国から来てるみたい
他にもいろんな国の外国人登山者さんをお見かけしましたよっ
この韓国人の彼女ちゃんが、かなりプリティな軽装だったのが印象的で・・・
下に履いてたのは、なんと!ジーンズ素材のミニスカート~
レインウエアを脱いで身軽になったので、気分爽快!
まだまだ、なんとか大丈夫な感じで登ってます~
今、流行りの“山ガール”に見えるかなぁ
でもマスコミさんがいう「山ガール」って、いったい幾つまでを対象にしてるんでしょうか・・・(汗)
バスツアーで一緒に来たグループ毎に休憩をとるので、
自分がしんどくて休みたいときに思うように休めないのが、かなりツラかった・・・
行動食(おやつ)を食べながら、ゆっくり登るものって思い込んでいたので、
先頭の登山ガイドさんに必死でついていくのが、もう精一杯
おやつがちっとも減らないから、いつまでもリュックが重かった・・・
18:20頃
6合目を出発して1時間くらい経ったとき、雲が切れて、
ちょっとだけ青い空が見え、山の尾根とのコントラストがキレイに見えました
スタートからずっと厚い雲が敷き詰めれてて、まったく景色が望めなかったので、
このときばかりは、グループの誰もが足を止めて感動のひととき
このまま天気が回復してくれたら、待望の“ご来光”が見られるかも・・・
とにかく天候がいまいちで、景色がちっとも変わらないので、
モチベーションをキープすることが、とても大変
それに、ヘモグロビン値が低いわたしは、
どこで空気が足りなくなるのか考えると怖くって、深呼吸をしたり腹式呼吸をして、
たくさん肺に空気を取り込むことを、常に意識しながら登っていました。
酸素缶も荷物に入ってましたが、まだここで吸うのは早いなぁっと留まったり・・・
富士登山の数日前から採りだした「食べる酸素」をラムネ菓子のように口にしながらも、
どんどん残り数が減っていくことに、不安を感じて進んでました・・・
霧が晴れてきて7合目の山小屋群が見えてきたときは、とってもうれしかった~
”目指す目標が見える”ってことが、こんなにもモチベーションがあがるなんて
かなり上には赤い鳥居が見えてきて、ちょっと興奮ぎみ~
でも・・・まだまだ頂上ではないですし、
本日のお宿さえも見えてないことに、その時はまったく気づいてませんでしたケド。
ホント、「知らぬが仏」ですね・・・
7合目の山小屋群が見えた頃から、
角度が急な岩場になり、とても歩きにくくなって、しんどい
できるだけ段差の低いところを探しながら、体力を使わないように登ります
山小屋群の直前は、もの凄い岩場・・・
こんな歩くのも大変な場所に、いったいどうやって小屋を建てたんでしょうか。
な~んて、気を紛らわようと他事を考えた瞬間、
ズルっと足を滑らしたりするので、まったく気が抜けない
ずっとずっと緊張の連続・・・
こんなとき天候がよければ、下の景色を眺めてどれだけ登ってきたのか振り返って、
自分を誉めたりできるんですけどね。
まったく悪天候が恨めしいかったよ・・・
7合目日の出館<標高2,720m>
18:40頃
やっと7合目の山小屋「日の出館」前へ到着
ここでちょっとトイレ休憩タイム~
天候はいったん良くなったもののまた悪くなりつつ、日も暮れてゆきます。
暗くなることで足場は見えるのか、空気は大丈夫か、寒くないか・・・。
不安は尽きませんが、一緒に登ってる仲間と現地登山ガイドさんがいるので、
ここまできたら余計なことを何も考えずに、前に進んで登るのみ
でも「今日泊まる山小屋はまだ先」と聞いて、ココロが折れそうになりました
富士登山に初挑戦(4)7~8合目 へつづく
*** 富士登山に初挑戦レポ
***
1・ 出発~富士スバルライン5合目
2・ 5合目~6合目
3・ 6合目~7合目
4・ 7合目~8合目
5・ 8合目~本8合目
6・ 本8合目~頂上
7・ 頂上にて- 前編 -
8・ 頂上にて- 後編 -
9・ 頂上から下山
10・ 富士登山で集めた焼印スタンプの飾り方