思いっきり泣くと脳が活性化する? | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


先日、携帯電話のゲームにちょっとはまって、1時間くらい続けてしまったら、ふだんからドライアイの傾向にある目が、さらにひどいことになってしまいました。ティーンエイジャーの頭痛と肩こりを戒めてたくせに、いけません、まずいですショック!


外眼筋ストレッチ はもちろんのこと、目のツボ押し をしたり、足ツボ(反射区)もみ をしたりして、寝るときにはアイマスク を装着。眼薬も使って、なんとかおさまってきました。そうこうしている間、ふと思ったのが、「最近、泣いてないなぁ…」。思いっきり泣いたら、ドライアイも楽になるような気がしたんですよね。


「涙を流す」ことは動物にもありますけど、「泣く」のは人間だけと言われています。以前、「泣いたらスッキリするのは本当?」 で、涙を流すことがストレス解消になる話をしました。また、「泣き落とし」なら、怒りの感情を処理する暴力的じゃない方法にもなりますし、相手をコントロールする手段にもなりますね。


人は、心を動かされる体験を積み重ねることで、感情が豊かになります。喜怒哀楽の感情は、泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜んだりという行動として表われるので、感情+行動の「情動」といいます。脳みその中で、この「情動」に関わるのは、大脳皮質と間脳(視床と視床下部)です。


間脳は、「たくましく生きる」ための脳で、自律神経やホルモン分泌を調節し、食欲や性欲など本能的な行動も調節しています。つまり、からだの状態をととのえるための脳ってこと。だから、感情の起伏は、心だけじゃなくて、体調にも影響するんですね。


感情の起伏が激し過ぎるのは、からだにとってはしんどい。反対に起伏が無さ過ぎるのも、刺激がなくて物足りない。人がテレビや映画、本や漫画を求めるのは、実体験ではそう簡単に手に入るものじゃない大きな感動を、脳みそが求めているからなのかもしれません。


ときに思いっきり泣いたり笑ったりすることは、体調管理にはいいことであり、脳全体を活性化するにもいいはずです。『ライフ・イズ・ビューティフル』のDVDでも借りに行こうかなぁ…。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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