にきび・吹き出ものに効くお茶 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日の記事 でも見ていただいた3月の気温変化、やっぱりどう考えても異常です。この天候不順で、庭の沈丁花は、長いこと花がついたままの状態でした。一昨日から昨日にかけてようやく散りましたけど。


3月10日の記事 にアップした写真が咲き始めで、3月16日の記事 ではほぼ満開になっています。そこから2週間も花をつけたままだったんですね。ふつうなら、満開から2~3日で散ってしまうのに。散り時を逃しちゃったみたい。


3月の気温を確認すると、確かに17・18日は急に寒さが戻ったんですね。暖かくなって4月末の陽気と言われた翌日に、2月の気候に逆戻り。だから、沈丁花もどうしていいかわからなかったんじゃないかしら。


植物だってこんな状態だったんだもの、人体にだってそれなりの影響は出ているはず。からだだってビックリしちゃいますよね、春なの?冬なの?どっちなの?って。


東洋医学的には、春は五行の木で、五臓では肝の季節 です。本来は、のびやかに、よどみなく、すみずみまで気が流れるはず。それが、気候的に春だったり、冬だったりなんですから、のびやかさが出にくくなるのも当然のこと。そりゃ、体調だってくずれやすいはず。


気の流れがのびやかさを失うと、あっちにつまったり、こっちにつまったり、つまったと思ったらどっと流れたり。そんなふうになります。すると、その人の弱いところに症状が出てきます。それが、にきびや吹き出物だったり、口内炎だったり、頭痛だったり、腰痛だったり…。


先に春先の悩みの種 吹き出ものに効くツボ はすでにご紹介しましたが、今日は食養生についてお届けします。にきびや吹き出物も、元をただせば気血水のバランスのくずれ。それによって内熱(内火) が発生しているから。対症療法として体内の熱をおさめて、同時に内熱の原因を取り除くことが大切です。


清熱作用があって、とくに皮膚の症状に効果があるのは、↓です。

① ハトムギ茶(涼性、甘淡味): 「腰痛+発熱は腎盂腎炎かも? でご紹介していますが、利尿・便通作用もあって、お肌を整えます。昔から水イボの薬としても使われてきました。

② ドクダミ茶(微寒性、辛味): 「むくみ解消に効くお茶」「妊娠中の便秘解消・予防法」 でご紹介していますが、利尿・整腸・抗炎症・解毒作用があり、にきびや湿疹にも効用があります。

③ タンポポ茶 (寒性、甘苦味): 解毒・消炎作用があって、皮膚トラブルや乳腺炎にも効用があります。ハーブティーとしては、ダンデライオンという英語名で売られていますよ。


清熱のために、食事では、あぶらっこいもの、甘いもの、味の濃いものなどは避けて、間食や飲酒も控えたほうがいいですね。内熱の原因は人それぞれ。ストレスが原因なら、ストレス発散しましょう。食べ過ぎが原因なら、プチ断食もいいかも。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-こぶし

こぶしの花。ほとんどはつぼみのうちに、ヒヨドリに食べられちゃいましたが、これは無事に咲いたうちのひとつ。


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