どならない子育て＠伊藤徳馬

わかってはいるんだけど、またどなっちゃった

どならない子育て/ディスカヴァー・トゥエンティワン: ￥1,365; Amazon.co.jp

いやぁ～っ、耳がイタイですねぇ～
何で他の子どもだと平然とできるのに
我が子となると、どうしてもイライラしてしまう
こういう経験は、どの親御さんもされているような
そんな気さえしてくるわけであります

どなりたくないんだけど、気がついたらどなっている
それが毎日つづいていて、イライライラ
子どもとの溝がいつしかできてしまって、親子関係が
サイアクのものとなっていくみたいな、そんな家族じゃ
かなり寒～いことになりかねませんから
なんとしてもどならないで子育てをしていきたい

この本のタイトルを見て、私の妻は飛びつきました
いいから貸してみたいな感じ
でも、まだ、読んでいないからと

私からさっそく拝読させていただきました

神奈川県茅ヶ崎市で人気の「怒鳴らない子育て練習講座」
この人気講座が一冊の本となったわけですが、この本のタイトルを見て
私自身もさっそく反応しちゃいましたね
それだけ子育てをするのに、みんなどなっちゃっているとか
どなりたくないんだけど、ついついというケースが多々あると

そういうことではないかと思うんですよね

なぜ、どなるのか
そんなの無意識なんですよね
どなりたくないし、ほめて育てようなんて頭では分かっているのですが
いつまでも着替えようとしない我が子を見ていると
いつまでもテレビの前から離れようとしない我が子を見ていると
いつまでも学校に行く時間なのに

テレテレ遊んでいる我が子を見ていると
いつの間にか、どなっている
もう、理屈じゃないんです

だから、何度も何度も親もほめて育てるということに対し
懸命に取り組んでいく必要があるし、同じようなことを何度も耳にし
自分のものとして自然と子どもと接することができるようになるまで
訓練をする必要があると、そういうことなんだと思うのです

この本の中に、イメージトレーニングが出てきます
イメージトレーニングは、日ごろビジネスのプレゼンをする前とか
好きな人に告白する前とか、いろんなケースでやっている方は
多いのではないかと感じますし、一流の人なら誰だってやっていて
その事前準備の用意周到さで本番が決まるような気さえするわけで
そう、子育てにもイメージトレーニング
これが必要なんじゃないかと、そんなことを感じました

ホント、我が子のこととなると我を忘れてしまいますからね
まずは、ほめる子育て、どならない子育てを自分の中でイメージする
そして、子どもの前でそれらをケースバイケースで実践していく
上手くいかないところがあれば、まずは修正をしてイメージトレーニング
その後、再度我が子に対し実践していくような、そんな循環
「PDCA」が子育てにも必要だということ

完璧な子育てなんて存在しません
とある会合で、子育ては100％失敗するって断言していて
なるほど、そう考えると気も楽になるなぁ～って思いました
そうなんですよね、100点の子育てなんてないし
それを我が子に押し付けるのもどうかと思うんですよね
そんなことより、百害あって一利なし、どなることを辞める
どならない子育てを、ぜひ
この本で体感していきたいものだと、強く感じましたね