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2016年08月30日

ナイトクローラー(2014年)

テーマ:洋画
ナイトクローラー

WOWOWでエアチェックした「ナイトクローラー」を鑑賞…各映画賞などで話題になり、日本でも評論家、一般客共に評判は上々だった作品。劇場公開時に、見たいなぁ~って思ったのだが、いつものように近所のシネコンで上映なし。と思いきや、珍しく二番館扱いで遅れて封切されたりもして…そういうところからも人気のほどを実感したんだけれども、結局、タイミングが合わずに見に行けなかった。報道パパラッチと呼ばれる人たちを題材に描いたサスペンスで、主演はジェイク・ジレンホール、共演に「リーサル・ウェポン」シリーズのレネ・ルッソ姐さん!

眠らない街ロサンゼルス…家族も友人もいない孤独な青年ルイス・ブルームは、学歴やコネもなく、盗品を売りさばいたりして生計を立てていたが、ある晩、交通事故の現場に遭遇。現場で報道カメラマンたちがカメラを回す姿に興味を抱く。さっそく自分もビデオカメラと、警察無線の傍受機を入手。事件や事故の現場に駆けつけるようになった。偶然、カージャック事件の現場でスクープ映像を捉えたルイスは、それをテレビ局に売りつけることに。初めて自分が撮った映像が売れたことに気をよくすると、新たなスクープを求めて現場に向かう!

人よりも優れたスクープ映像が欲しいという欲求に駆られ、主人公は、無断で事件現場に立ち入り、許可もなく被害者のプライベートに切り込む。それが次第にエスカレートし、真実を伝えるどころか、映像のインパクトを重視し、真実の改ざん、誇張を平気でするようになる。カメラの構図を優先し、事故現場の遺体を勝手に動かしちゃったり。最近よく、日本の報道番組でも“ヤラセ”を指摘されることが増えてきたけど…スクープや視聴率に拘り過ぎて、感覚が麻痺していく感じをよく捉えていた作品。一向に“ヤラセ”が減らない、現場の事情が伝わってくる。

事あるごとにカメラを回す主人公らパパラッチ…でもね、こういう映画に珍しく、主観映像(POV)がほとんど出てこない。普通、センスのない作品だと、安易に臨場感を求めて…絶対に、カメラマンが撮影している視点での映像って、どこかで入れてくると思うんだけど…この作品は、報道される事件現場、事故現場の雰囲気よりも、理性を狂わせ、狂気に憑りつかれていく人間の方に、よりいっそう興味があるように感じた。だから、映画本編のカメラは…劇中の撮影者の表情を追い続けるという…そういうところが、映画らしさを感じる切り口だよなと思ったよ。

金網を盗んで、売っ払う(日本でも真鍮製の銘板を盗む輩とかいるじゃない)と、物語の冒頭部分から、主人公が普通の人と違うなっていうのは理解できるわけで、物語が進むとさらに常識の欠如、ダメ人間ぶりが露見していく。頭の回転は速く、決して馬鹿じゃない…技能や行動力もあるんだけど、なんかコイツ、ヤバイやつだよねっていう。そういうところが後半のサスペンスにも深く関わっていくんだけど…普通だったら足元をすくわれて、自滅しちゃいそうな部分もスルっと交わすし、ダークヒーローもののような妙な爽快感も味わえたりするのが魅力だ。

その一方で、こんなヤツが野放しなままかという、嫌な余韻も残ったりし…だからこそ余計にリアルなのかなって思ったりもしてしまった。噂通り、面白い映画だったよ。そういえば、最近…映画館で、大根仁の新作で、福山雅治が出ている「SCOOP!」っていうパパラッチを題材にした作品の予告編がバンバン流れてるけど…もしかして、この「ナイトクローラー」あたりを意識した企画なのではないだろうか?と…ちょっと勘ぐってしまったり。あくまで予告を見ただけの個人的な印象でしかないので、見当外れの可能性の方が大きく、適当に聞き流してくださいね(笑)


監督:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール レネ・ルッソ リズ・アーメッド ビル・パクストン アン・キューザック


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2016年08月28日

「シン・ゴジラ」の庵野秀明の実写監督デビュー作「ラブ&ポップ」を久しぶりに見直す…

テーマ:その他、雑文…
ラブ&ポップ 特別版

予想をはるかに上回り、今夏の映画界の台風の目になった「シン・ゴジラ」…週間の興行成績では他の作品にトップの座を譲り渡してしまったけど、まだまだ堂々の第2位をキープしていた。もうすぐ公開から1か月が経とうとしているのに…。洋画大作なんかでも、公開2週目に入ると、早々と小さなスクリーンに変わってしまう近所のシネコンでも、まだ一番でかいスクリーンで上映している(さすがに全部の上映回ではないけど)…そういうところからもマジで大ヒットしてるんだなというのが実感できる。これはゴジラファン、庵野実写ファンとして大変喜ばしい。

そんな「シン・ゴジラ」ブームの影響なのか、オイラのブログに庵野秀明監督の実写デビュー作品として有名な「ラブ&ポップ」を検索して、やって来てくれる人が急増している。中にはアフィ(Amazonアソシエイト)でDVDをポチってくれた人なんかもいまして感謝しかない。なんで「ラブ&ポップ」でオイラ?って感じだけど…そう、このアメブロに登録して初めて書いた記事が「ラブ&ポップ」の話だった。もう、かれこれ12年(正確には11年と9か月くらい)も前のことなんだけど…その頃は、あまり「ラブ&ポップ」の事を語っている人がネットにいなかったのだろう。

文章も拙いし、今以上になんか支離滅裂なだけなんだけど、年季だけは入ってる記事・投稿なんで…タイトルで検索をかけると、わりと上位に表示されちゃうんだよね。そんなわけで、ちょうどいい機会なのでもう1回、「ラブ&ポップ」について色々と語っておこうかなと…久しぶりに「ラブ&ポップ 特別版」を引っ張り出す。DVDにはもう一つ「ラブ&ポップ SR版」という、現段階で入手しやすいリニューアル版DVDがリリースされていて、オイラも両方所持してるんだけど…本編の仕様にも色々と違いがありまして、個人的には最初に出た特別版DVDの方がお薦めです。

特別版とSR版…何が違うのか?昔の書き込みと重複してしまうんだけど、まず本編の映像。カットや尺の長さに違いがあるわけではないんだけど、もともとデジタルビデオで撮影したものを、劇場上映時にフィルムに変換しまして(昔はデジタルをそのまま映画館で上映できず、フィルムに変換する必要があり、これをキネコ上映と呼ぶ)…そのフィルムから、今度はDVD用の映像を起こしたもの(こちらはテレシネ作業と呼ぶ)が、特別版の本編として収録されています。方やSR版の方は、簡単に言うとデジタルビデオの映像がそのまま収録されているという。

最近の若い人は、デジタル映像になんの抵抗もなく、もはやこちらの方が“常識、当たり前”になっているところもあると思うので、そこはもう好みの問題でしかないと思うんだけど、実は上映の特殊性に影響して、DVD本編の仕様にも大きな違いが生じてしまってるのだ。実際に劇場で上映された時は、ビスタサイズのスクリーンに4:3の本編画面を映写しており、特別版では上映バージョンと同じような仕様でスクィーズ収録されている。一方のSR版は、デジタル映像まんまなので、4:3のスタンダードで収録されてしまっている。この違いがけっこう大きい。

現在主流のワイドTVで何もしないで再生すると…いわゆる額縁再生になり、再生機のズーム機能の設定で、正しい画角に近づけることはできるものの、“デジタルビデオニューマスター”と銘打ってるわりには、ボケボケ画像で、役者の顔を見るのも辛いという。そのせいで、一番の見せ場であるエンディングロール、“あの素晴らしい愛をもう一度”に乗せて“渋谷川を闊歩する女子高生4人”も台無しになっている。これ、一番肝心なところだよ。なぜ、庵野秀明がビデオカメラで映画を撮ったのか?ただ単に、手軽に映画が撮影できるからってだけじゃないんですよ。

手軽にデジタルビデオカメラで映像を撮影し、映画にしちゃうという“はしり(先駆け)”でもあり、その後の類似作品に影響を与えていることも確かなんだけど…そういった作品と一線を画すのが、やっぱり庵野秀明の映画への拘りであり、その回答がエンディングの映像なんですよ。約1時間45分を見た後、最後の5分のあの映像があるからこそ…これは映画なんだと実感できる。何度見ても、何度聴いても…あのエンディングの感動は色あせない。だからね、これからDVDを買おうと思う人はSR版より、中古でも特別版を探した方がいいんじゃないかなって?

あくまで、これはDVDでの話。それこそ、最近、「シン・ゴジラ」の公開に便乗して、「庵野秀明 実写映画作品集 1998-2004」というブルーレイのBOXがリリースされた。オイラは持ってない、見ていない(欲しかったけど、お金がなくて買えなかった)ので詳細はわからず…メーカーのスペック情報によると「ラブ&ポップ」はアプコン収録らしいのだが、Amazon商品ページに載っているレビュー投稿に目を通して見ると、“エンディングが再現されている”とコメントしている人がいたので、少なくてもSR版DVDよりは、本来の姿に近い形で収録されているのだと思う。

色々とマニアックな御託を並べましたが…久しぶりに再鑑賞してみて、思った事をここからは書いていこうかなと。まず、「シン・ゴジラ」を見た人は…ゴジラシリーズをおさらいするのはもちろんのこと、庵野秀明実写作品も見直してほしいと。女子高生の援助交際を題材にした話であり、カメラワークもやたら“変”なんで、アンチの人の中には、“気持ち悪い”とバッサリ斬り捨てる人も少なくないのも事実だが…ちょっとアニメ的な細かいカットを畳みかけていく「シン・ゴジラ」の編集のリズムに近いものが、すでに本作でも発揮されていて比較すると面白いはず。

そして印象的に挿入される文字のカッコよさ…ただ、時間と場所が出てるだけなんだが、ここぞってところでバーンと出てくるから、それが視覚的にインパクトを与える。これも、「シン・ゴジラ」に通じる…というか、アニメを含む庵野作品に通じる部分である。そして既存の有り物曲のリサイクル活用の巧さというのも、庵野作品の特色ではないだろうか?「シン・ゴジラ」でもエヴァと伊福部のシンクロという妙技を見せて、いや聴かせてくれたわけだが…。つーか、この「ラブ&ポップ」にも、ネルフのテーマ曲が似合いそうなシーンがいっぱいあったよ(笑)

作品自体はもう18年も前の話なのだが…女子高生の援助交際話というのが、全然古臭く感じなかったのがちょっと不思議だった。さすがに、携帯電話(またはPHS)の普及率が低く、知らないオヤジから借りて、タダ掛けしちゃうというのに時代を感じてしまったりするんだけどね。今や、一人一台スマホを持っているのが当たり前の時代だからね(オイラはまだガラケーだけど)。テレクラや伝言ダイヤルをに変わって、出会い系であったり、JKビジネスだったりってものが横行してきたけど…女の子がそういう行為に簡単に走っちゃう根本は全然変わってないよね。

危険な夏はもう終わりに差し掛かってるけど…もしかしたら同世代の若者が、劇中の主人公が感じる、虚しさや切なさに接すれば、多少の抑止にも繋がるんじゃないかななんて、ちょっと思ったりするのは…中年オヤジの妄想にすぎないだろうか?今だからこそ、もう一度再評価したい作品だなと。それにしても、メインキャストの4人の女子高生たちも…今や人妻、子持ちですよ。これ、仲間由紀恵を主人公に選ばなかった庵野秀明のセンスもやっぱりいいですよね。そしてさりげなく姉妹役で共演している三輪明日美、三輪ひとみ!あの距離感もなんかリアル。

外でピラフを食べてきたって妹の言葉を聞いただけで、何かを悟った感じのおねーちゃん(そして何も言わない)…三輪明日実も可愛かったけど、クールなひとみちゃんが素敵だったなぁ~。それにしても、仲間由紀恵の方は、この頃の方が演技が自然でいいよな。堤幸彦と組みだしてからは大袈裟で過剰な芝居が多くなって、なんかダイコンになってしまった。役者を殺すも、生かすも演出家次第だなと。そういえば脇を固めるベテランオジサン俳優たちの存在…オジサン萌え要素もちょっと「シン・ゴジラ」に通じるぞ!ああ~「シン・ゴジラ」もう1回見てぇなぁ!


監督:庵野秀明
出演:三輪明日美 希良梨 工藤浩乃 仲間由紀恵 岡田奈々 森本レオ 三輪ひとみ 浅野忠信 モロ師岡


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Blu-ray 庵野秀明 実写映画作品集 1998-2004







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2016年08月27日

ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン(2016年)

テーマ:海外TVドラマ
ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン

プライム会員なら無料で見放題…Amazonのプライムビデオでジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のオリジナルドラマ「ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン」の配信が始まっている。ただし、今後シリーズ化を予定しているパイロット作品ということで、シリーズ化の有無は視聴者による投票結果で決まるという企画なんだよ。だからね、本編30分のエピソードが、まだ1本見れるだけなんだ。でもね、これがメチャメチャ面白い。ヴァンダム起死回生の1本といっても過言じゃない自虐アクションコメディ、傑作「その男ヴァン・ダム」を彷彿とさせるような内容で、最高です!

「キックボクサー」「タイム・コップ」と、90年代に大活躍したアクションスターのジャン=クロード・ヴァン・ダム…今は映画界から引退し、悠々自適の生活を送っているのだが、その反面、周囲から過去の活躍も忘れられてしまいショックも隠せない。そんな時、元恋人のヴァネッサと偶然に再会!ヴァン・ダムは食事に誘うのだが…“仕事”を理由に断られてしまう。それがきっかけで、ヴァン・ダムは復帰を決意!なんとヴァン・ダムは映画スターであるのと同時に、秘密工作員ジョンソンとして裏稼業に従事。ヴァネッサは裏稼業の元相棒でもあったのだ!

世を忍ぶ仮の姿として…俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダムが存在、本当はジョンソンという名前のスパイなんですよっていう、設定を聞いただけで“ふいちゃう”お馬鹿さ。そういえば、日本でも草刈正雄がスパイでしたっていう…「0093 女王陛下の草刈正雄」なんていう映画もありましたな(笑)アプローチ的には大差ないかもしれない。あとは、スパイじゃないけど9nine時代の川島海荷が、キョンシーを退治する道士を実名で演じる「好好!キョンシーガール」とか。ああいう感覚の、ちょっとメタっぽい要素も盛り込まれた、アクションコメディになっています。

本人も「キックボクサー」や「タイムコップ」などの過去の栄光にすがり、自宅には歴代主演映画のポスターがズラリと並ぶ。ただし、外に行けば…ニコラス・ケイジやヴァル・キルマーと勘違いされ、もはや過去の人!元カノにも冷たくあしらわれちゃったりし…傷ついたヴァン・ダムはエージェントに連絡をとり、復帰を打診!よく決心してくれたわね…と相手も喜んでいる様子だが、舞い込んでくる仕事はクソみたいな映画で、チャニング・テイタムと共演するという選択ばかり。ちょっと待って、俺はそんな仕事をするために来たんじゃない、あっちの仕事だよと…。

そこでようやく明かされるのです…ヴァンダムが凄腕の工作員ジョンソン…だったということが!このだったというのがミソ。昔は凄いアクションスターだったという現実と、作中でのブランクや老いというものが見事にシンクロしていると。「もう無理だ!」という周囲の反対を押し切り現場に復帰!現場に復帰ということは、身分を隠すためにアクションスターにも復帰しなきゃならない。ということで、映画の出演者として、ミッションが行われる現地へ!そこで映画撮影をしながら、任務もこなす。この映画撮影の様子も、ちゃんと業界内幕っぽく描かれている。

どんな作品を劇中で撮影しているかは…まぁ、本編でお確かめください。映画界への皮肉、そしてヴァン・ダム自身の自虐、そういったものが見事に融合しており、アクションの見せ場としても成立。そして、最後にはきっちり“笑い”で落とす!肝心な工作員としてのミッションも…色々と見せ場が。劇中に幾度となく登場していた「タイムコップ」と「ルーパー」の比較ネタが、あんなに重要な要素になるとは!さらに…ヴァン・ダムの1人2役好きとかまでちゃんとリスペクトしてあり、ヴァン・ダムファンだったら本当にお腹いっぱいになれる至福の30分です。

ホント、パイロット版なんで…続きが見たいよってところで終了してしまいます。気になって、気になってしょうがない…このままこの企画を終わらせては駄目だ!日本中、いや世界中のヴァン・ダムファンが一丸となって…Amazonに「続きが見たい!」とぜひ、一票を投じようではないですか!微力ながら、オイラもさっそくアンケートに回答し、シリーズ化希望の熱い思いを綴っておきました。このドラマ、製作総指揮にあのリドリー・スコットが名前を連ねており…SCTT FREEのロゴマークも出てくる。一見、お馬鹿な内容に見えますが、けっこう本気ですぞ!!


監督:ピーター・アテンシオ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム キャット・フォスター モイセス・アリアス フィリシア・ラッシャッド


【Amazonで見て、一票投じよう!】
ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン (仮題) (字幕版)







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2016年08月26日

君の名は。(2016年)

テーマ:16年08月の劇場鑑賞映画
君の名は。

【鑑賞日:2016年8月26日】

シネプレックスの会員デーだったので、朝から本日公開初日の「君の名は。」を見てきた…「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」などのアニメ作品で知られる新海誠の新作。作品はほぼリアルタイムで追いかけてはいたけれども…実は劇場で新海作品を見るのは初めてだった。今までは小規模な作品も多く(一躍有名になった「ほしのこえ」なんて、自主制作だったし)、近所のシネコンでなんて、まず公開してくれなかった。だからDVDやブルーレイを買ったり、借りたり…まさか新海作品が近場の劇場で見れる日がくるとは!

1000年に一度の彗星が地球に近づいている日本…山奥の田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉はは、妹や友人たちの反応に戸惑いが隠せない。前日に自分の知らないところで何かが起きていたらしいのだが、まったく記憶にない。その間、三葉自身は夢を見ていたような気分なのだ。ある晩、色々なしがらみがある田舎暮らしに辟易し、都会暮らしのイケメン男子に生まれ変わりたいと願った三葉…翌日、目を覚ますと…立花瀧という東京で暮らす男子高校生の姿になっていた!やっぱり夢だと思いつつも、憧れの東京生活を満喫しはじめるが…。

このタイトルを見た時…NHKの朝ドラで鈴木京香がやったヤツのリメイク?(何度もドラマかされている昭和の名作でして、世代によってヒロインのイメージとかが違う)なんて思った人も少なくないだろう…実際にオイラも勘違いしたけど、特に関係はないらしい。でもね、劇場には夏休み中の学生、またはオイラのようなアニヲタ中年に混じって、場違いな年配の1人見客もチラホラ…そこのおじさん、もしかして、やっぱりリメイク映画だと思っちゃいました?まぁ、アニメ映画だとはわかって見に来てるんだろうから、単にアニメ好きの老人なのかもしれんが…。

ネットの映画評で評論家のくれい響さんが「転校生」+「時かけ」って評してたんだけど…まさにそんな印象の導入部。男の意識が女子の身体に入り込んでしまうなんていうのは…今だと押見修造のコミック「ぼくは麻理のなか」あたりも思い出してしまう。でも、そこは新海誠なんで、押見修造ほどドロドロしていない。いい意味で、童貞臭漂う…ジブリ風ジュブナイル展開。足フェチ高校生が年上のおねーさんに憧れるという前作「言の葉の庭」で、一皮むけた印象だったのだが…また元の幼稚なパクリ映画に逆戻りしてしまったのかと、ちょっと心配になる。

ただ、シネコンのでかいスクリーンで見る独特の映像美はやっぱり圧巻!室内に差し込む光に反射するホコリまでアニメで再現しており、その空気感が絶妙である。やがて、もう一人の主人公である男子高校生が出てきて、お互いの身体、意識が入れ替わっていたということが判明したあたりで、面白さが加速し始める。男子高校生が色っぽい年上のおねーさん、バイトの先輩に憧れてる設定だったりするのも、なんだちゃんと「言の葉の庭」的シュチエーションを継承しているではないかと。この先輩がマジでいい女…しかも声を担当してるのが長澤まさみ!

面白さが加速って表現したけど…加速しすぎて、もうちょっと日常の様子が見たいぞ、描かれていない場面で、映画がもう1本作れるんじゃないか?なんて思ったりもしだが…後半での急展開を考えると、あのくらいのリズムでちょうど良かったのかもしれない。SF映画らしい重厚さと哀愁を醸し出しつつ…そして、最後はまぎれもなく新海誠である。相変わらず既存作品のパクリ、ツギハギだったけど、新海誠の本来の持ち味をブレンドしたら、新海誠らしい映画にちゃんとなった。裏を返せば「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」にやっぱり似てるって事だが。

あとは…関係ないといいつつも、どこかオリジナルの「君の名は」(最後に“。”のあるなしで区別)を意識しているところもありそうだよね…っていうか、新海誠の過去の作品もどこか「君の名は」的なところがあったなぁと、思ったりもする。SFジュブナイルということで往年の角川映画的だなとも思ったんだけど…しっかりと製作委員会に井上伸一郎、KADOKAWAも名を連ねており、やっぱりなとニヤリとなる。アニヲタ的には作監の安藤雅司、キャラデの田中将賀に加え、黄瀬和哉、沖浦啓之(製作協力の筆頭がIGだった)の名前にも反応するところだ。

あとね、あの大ヒット中の特撮怪獣映画の影響か…劇中、“東京駅”や“在来線”が出てきただけで、なんだか妙にソワソワしてしまったのは自分だけでしょうか?いやいや、この映画にあんなシーンはないですから…うん、それに近い、ドカーンやボカーンは別のシーン(鉄道に無関係なところで)でちょっとあったけどね…これ以上はネタバレなんでお口にチャック!なんだかんだ文句をたれつつも、107分の上映時間を楽しんだ。最初は買うつもりはなかったが、帰り際に売店で税込720円の映画パンフを購入、氷川竜介さんの解説が読めて良かったです!


監督:新海誠
出演:神木隆之介 上白石萌音 成田凌 悠木碧 島崎信長 石川界人 谷花音 長澤まさみ 市原悦子


【関連書籍はこちら】
新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド







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2016年08月26日

スティル・ブラック(1998年)

テーマ:アジア映画
スティル・ブラック

ヤフオク物色中に見つけたVHSビデオソフト「スティル・ブラック」を衝動的にポチる…送料込380円即決!ちょうどTポイントが余ってたから現金出費250円でGET!数日前に落札して、昨日、郵便で届いた。かなり昔にレンタルビデオで一度見たんだよ…タイトルの印象から、ハリウッド大作と勘違いして(ビデオの発売元もワーナーブラザーズだったりしたので)。でも、実際は香港映画だったんだけど…これがなかなか面白くて…久しぶりに見たいなと思っていたところなんだ。ちなみにAmazonでも中古ビデオが1円から出品!ただし送料が391円とられます。

中国でハイジャック事件が発生!特殊工作員のドンは…ハイジャック機内への潜入を試みようとしていたのだが、急きょ、作戦の中止命令が!しかし現場の判断で作戦を決行し、見事、事件を解決するものの、命令無視の責任をとらされ、東欧の小国ラベニアの中国大使館へと左遷されてしまった。現地に到着したドンは、駅で迎えを待っていたところ…日本でサリン事件を起こしたカルト教団の教祖ミシマと遭遇!逮捕に協力し、ラベリアの警察に引き渡す。その後、教祖奪還を企む信者たちのテロが横行…ドンたち大使館の人間も事件に巻き込まれていく!

最初のハイジャック事件のくだりくらいしか、内容を覚えていなかったんだけど…けっこう太っ腹で、色々な要素がこれでもかと詰め込んであった。独断先行型の工作員チウ・マンチェクが左遷されて、東欧の中国大使館に飛ばされる。そこで大使のボディーガードを務めることになったんだけど、着任早々…偶然にカルト教団教祖と遭遇、勢いで捕まえてしまう!手柄は地元警察に持ってかれてしまったんだけど…逮捕した教祖からはしっかりとマークされてしまいまして、その後に起きる信者たちの教祖奪還計画に巻き込まれていくというのが基本ストーリー。

カルト教団相手だけではなく、地元の保安局長っていうのが、時代劇で言うところの悪代官ポジションでして、何やら悪巧みをしていまして…その陰謀にも巻き込まれる。結果、三つ巴、四つ巴で、いったい、誰と誰が繋がってて、誰と誰が敵対してるのか、よくわからなくなってくる(笑)さらに、天安門事件を境に別れてしまった元カノ、スー・チーとバッタリ再会!まぁ、予想通りだけれども…これが主人公の弱点でして、敵の人質とかになっちゃうんだよ。カルト教団、スーチー人質ってことで…同じ年に作られたもう一つの傑作香港映画「ホーク/B計画」にも酷似。

海外ロケで欧米作品のようなスケール感を意識しつつ、そこに香港仕込みのアクションががっつりと加わって、今見ても見ごたえのあるアクションに仕上がっていた。走行中のバンに飛び込んできたロケット弾を…チウ・マンチェクが後部扉を蹴り開け、やり過ごし…そのまま後方から迫っていた別の敵を倒しちゃうとかね…もうメチャクチャなアクションが最高にイカしてます。派手な銃撃戦もいっぱいあるんだけど…結局最後は拳と拳のぶつかり合い、そして蹴りあい、投げ飛ばし合いで、なんでもカンフー映画にしちゃう香港映画らしさも味わえ文句なしです。

メインキャラがみんな被弾!よく生きてるなぁ~って思ったら、無駄死にキャラも出てきます。劇中、スー・チーが聴いてるラジオ番組のDJが「007/死ぬのは奴らだ」のテーマ曲“LIVE and Die”を紹介するんだけど…実際に曲がかる直前でシーンが切り替わってしまった。まぁ、色々と権利の問題とかも絡んでいるのだろう(曲を使っちゃうとお金取られるからね)…ボンドフリークとしては、ちょっぴり残念だった。なんで、あんな曲の紹介が出てきたかというのは…まぁ、作品内容の暗喩ということでしょう。VHSでも充分だけど、せめてDVDくらい出てくれないか?


監督:アラン・ラム
出演:チウ・マンチェク スー・チー ホイ・リン ケン・ウォン タン・ジョー・チャン ケネス・ツァン


【日本版VHS&海外盤DVDソフトの購入】
VHS スティル・ブラック【字幕版】
DVD Another Meltdown(import) ←国によりタイトル様々
スティル・ブラック





英題はTHE BLACKSHEEP AFFAIR YouTubeに予告があったよ!








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2016年08月25日

アングリーバード(2016年)

テーマ:16年08月の劇場鑑賞映画
アングリーバード

【鑑賞日:2016年8月25日】

先月見に行った「ルドルフとイッパイアッテナ」に続き、またイオンシネマの試写会に当選したんだけど…なんとまぁ、今回もお子様向けアニメの「アングリーバード」だったりする。オイラは独身だけれども、年齢的に子持ちにでも見られているんだろうか?劇場据え付けの応募用紙には“親子試写会”って書いてあったんで応募しなかったんだけど、ネット募集(イオンシネの会員向け)の方は特に何も書かれてなかったので、一応パソコンから応募しておいら当たってしまった。ネット応募の方が当選枠は少ないのに…。当たったので、ちゃんと見てきたよ!

鳥たちが幸せに暮らすバードアイランド…短気で直ぐに怒るレッドは友達づくりも苦手で、いつも一人でいる。そんなある日、他の鳥たちとトラブルを起こしてアンガーマネジメント教室の受講を言い渡されてしまう。そこにはレッドと同じような問題児チャックやボムも参加していた。最初は一切関わり合いになりたくないと強がっていたレッドだが…次第に仲間たちと打ち解けていく。そんな時、ブタのレオナルド率いるピッグ軍団が島にやってきた!友好を掲げるレオナルドを鳥たちはすっかり信じ込んでしまうのだが、実はよからぬ企みを抱いており…。

何種類の上映バージョンがあるか知りませんが…今回の試写会で上映されたのは2D吹替え版でした。主人公の声をあててるのが坂上忍だっていうのは事前情報で知ってたんだけど、意外と悪くない。最近の若い人には、酔っ払って生放送のMCをやってる変なオジサン、または犬を抱いて物件探ししている変なオジサン…ってイメージの方が強いかもしれないけど、なんだかんだで子役時代から芸歴は長いですからね、アニメの吹き替えくらいお手の物ってことなんだろう。少なくとも「シュレック」の浜ちゃんや「怪盗グルー」の鶴瓶よりは全然まともでした。

ただね…途中、重要なキャラクターの役で山寺宏一が降臨すると、違いが出てしまう。この手の洋画アニメの吹き替えには、やっぱ山ちゃんの声はなくてはならない存在だな。あと、別にファンじゃないので何の役だかまったくわからなかったけど…吹き替えキャストのクレジットを見たら、三森すずこが出てたようです。最近の人気アニメでよく見かける若手の女性声優ですよね。ブームになった「ラブライブ」とかにも主要キャストの1人に入ってたし。だから、ファンじゃないので、声の聴きわけとかまったくできないんですけど。声優で気になったのはそのくらいか?

映画の内容はもっとほのぼのとしたお子様向けなのかなと思いきや…後半は鳥VS豚の大スペクタクルへ突入。なかなか好戦的で、野蛮な部分もあったかな?と、いっても…あのキャラクターですので、大人向けのバイオレンス作品とはまた一味違うけどね。わりと派手なバトル、見せ場は多く、最後にはホロっとさせる感動が待っていると。あと、吹替えだったので、実際にオリジナル言語でどんなセリフを喋っているのかわからないんだけど、艶っぽい大人のジョークなんかも色々とありまして…子供に付き添いのパパ、ママがクスって笑ってましたね。

そんでもって子供たちもやっぱり下ネタ大好きみたいで…もうちょっと程度の低い、わかりやすいネタでやたらと過剰反応してたよ。予告編なんかでも流れてるあのシーンです…やっぱり一番反応が良かったですね。他に気になったところといえば、お調子者でスピード自慢のチャックっていう黄色い鳥の特技が、「X-MEN」のクイックシルバーとかぶってました。オマージュ?パクリ?あとピッグ軍団が飛行機を操縦って…“飛ばない豚はただの豚だ”のアレですか?みたいな(笑)こういう作品もつい大人目線で見てしまう自分が情けない…もっと素直にならなきゃ!


監督:ファーガル・ライリー
出演(日本語吹き替え):坂上忍 山寺宏一 三森すずこ 前園真聖 りんか&あんな


【海外盤はリリース済(Amazonマケプレで扱いあり)】
ANGRY BIRDS(4K ULTRA HD+Blu-ray3D+Blu-ray)







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2016年08月24日

ゲーム(1997年)

テーマ:洋画
ゲーム

今年の5月頃だったかな?NHK、BSプレミアムのプレミアムシネマで放送したデビッド・フィンチャーの「ゲーム」をエアチェック。ちょうど自室のBDレコがダブル録画中だったので、家族所有のレコーダーを借りて録画したのだが、すっかり忘れたまま放置していた。オカンに“この未視聴の映画いつまでこのままなの?”とせっつかれて、慌ててBD-Rに焼いたので、そのまま鑑賞もしてしまうことに。過去に何度か見てるんだけど、ソフト持ってないし、未BD化だし、コレクションに加えてもいいかなと。ちなみに来月27日に、BSプレミアムでリピート放送するよ。

サンフランシスコに住む、裕福な投資家ニコラス・ヴァン・オートン…仕事は順調だが、プライベートでは妻とは離婚し、大豪邸で一人暮らをしていた。48歳の誕生日を迎えたある日、弟のコンラッドと久しぶりに会い、食事をする。そこでコンラッドから“CRS”という会社の紹介状を、プレゼントだと言って渡されるのだが、内容をよく把握できない。後日、仕事の合間に“CRS”のオフィスを偶然見つけ、立ち寄るニコラス。刺激的なゲームに参加できるという説明に興味を抱き申し込むのだが、変なテストを受けさせられただけで、審査に不合格となってしまい…。

公開時に試写会で見てます…初見の感想は、あのありえなさすぎる展開に、途中でなんとなくオチが読めてしまい(タイトルも大きく影響)…そして予想通りのオチであったことに、「セブン」のフィンチャーにしては、なんともチープな作品だなぁって呆れかえり、失望してしまった。その後、アナログ放送時代のWOWOWなんかでも放送したことがありまして、その時にVHSで録画して、1回くらい見直したと思うんだけど…それ以来なんで、もうかれこれ15、6年は見直していなかったんじゃないかな?だからオチ以外の展開はほとんど忘れてしまっていた。

そんなわけで久しぶりの再鑑賞…オチがわかっていて見直すと、これはこれでまた違った面白さが出てくるもんだな。次から次へと主人公の身に降りかかる災難はもはやコメディ…そう思いながら見ていると、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」あたりの作品が、何度見ても意外と楽しめてしまうのと、なんかちょっと似ているなぁって思ったり。あのマイケル・ダグラスがパニクって、右往左往してる姿はなかなか愉快だ。これってはじめてのおつかい+ドッキリカメラだな(笑)最初はそんな馬鹿なだったけど、いざ当事者になったら、ああいう反応しちゃうかもと。

よく、普通のアメリカ映画なんか見ていても…勝手に人の家に上がり込んでパーティーの準備をするサプライズパーティーのシーンが出てくるけど、日本人の感覚からすると、勝手に人の家に上がり込んでるんじゃねぇとか、不法侵入だろうって気持ちの方が先に来てしまい…どうにも受け入れがたい。あんな不愉快なことが“サプライズ♪”の一言で許されてしまうなんて…絶対にオイラだったら、めでたいことがあってもあんな風には祝ってほしくはないって思う。この映画はああいうサプライズパーティーの究極、言い換えればもっとたちが悪くなったものだ。

ストーリーや内容に関してはそんな印象…そして、こんな作品でも、今になって見返してみると、フィンチャーらしいおおって唸らせる編集や映像が含まれていたりするのも事実。NHK-BSのハイビジョン画質はアナログ時代のVHSより格段に画質が向上しているわけだし…映像美というものも堪能できた。個人的には、メキシコからサンフランシスコにヒッチハイクで戻ってきて、トラックを降りた瞬間の街に主人公が一人でたたずむ一瞬のカットが好き!あの後姿のシルエットから、これからどうしようという…哀愁じみたぼっち感がビシバシ伝わってくる。


監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:マイケル・ダグラス ショーン・ペン デボラ=カーラ・アンガー ジェームズ・レブホーン キャロル・ベイカー


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2016年08月22日

TOP GUY トップガイ(2014年)

テーマ:アジア映画
TOP GUY トップガイ

6月にWOWOWで見た織田裕二主演の和製「トップガン」…「BEST GUY」を放送した時に、今度台湾版「トップガン」も放送しますよって紹介していて…その作品が先日放送になった「TOP GUY トップガイ」なる作品。台湾映画だっていうのを聞き洩らしたのか、それとも聞いたけど忘れちゃったのか…とにかくアジア映画だというのを覚えていて、見る直前までてっきり韓国映画だとばかり思いこんでいたのだが…台湾映画だったという、まぁ、どうでもいい話なんかもあるんですけど。台湾映画…全く見ない事はないけど、普段、そんなに見てないよね。

空軍の士官学校へ入学したジャーハオは、厳しい訓練に励んでいた。そんなジャーハオに好意を寄せる同期のチェンホイ。チェンホイは親友のシンイーに相談。シンイーは一緒に参加したパーティーの席で、チェンホイに代わってジャーハオに声をかけるが…ジャーハオはシンイーに一目惚れしてしまい、その日から猛アタックを開始。最初こそ、チェンホイの事を考え、ジャーハオの告白を無視すが…次第に惹かれ始める。やがてジャーハオとチェンホイは実際の飛行訓練が始まり…担当が魔王と呼ばれる鬼教官ルオであったことで落胆するが…。

本編148分…けっこう長いな。台湾版「トップガン」というより…微妙にハズしている格好悪さとか、どちらかというと台湾版「BEST GUY」と呼んだ方がシックリくるんじゃないか?ってーか、2時間半のうち、2時間くらいはラブコメ、ラブストーリーをやってる印象が強いんだけど。きっと本国では…シャレオツなデートムービーか何かだったんじゃないですかね?日本だったら、絶対にジャニーズとかが主演を張るような…そんなタイプの映画。パイロットの訓練学校に入校した主人公…同期の中には女子もいまして、その女子が主人公に惚れてしまったようだ。

で、パイロットとは無関係の女友達にそれを相談…その友達がお節介を焼いて、女子と主人公の仲を取り持とうなんてするんだけど、主人公は女友達の方を気に入ってしまうという、現実にもよくあるパターンんのお話。いつの間にお前らくっついたんだよっていう。まぁ、この映画では…くっつくまでに、少々時間が掛かりまして…一応、女友達が同期女子を気遣い、主人公の告白を拒否し続ける。それでもめげずに(しつこく)告白を続ける主人公…どう見てもストーカーにしか見えない。でも、結局、くっつく。台湾女は、放屁の話題で口説けるんだぜ(笑)

ただ、幸せだったのもつかの間…彼女は先天性の病気で失明してしまうのです!うわ、鉄板(ちょっと馬鹿にしたニュアンスで)の難病ものまでぶっこんできたよ。付き合い始めて、一発ヤった直後に、病院のシーンだったから…もうおめでたかよ!ってツッコンでしまったのだが…そっちだったか。主人公に負担を掛けたくないはと、彼女から別れ話を切り出す…もちろん失明の事は内緒にして。意外とメンタルが弱かった主人公は、スランプに陥り退学の危機に!そんな姿を見たくないはという乙女心で、例の同期女子が…彼女の失明を打ち明けてしまう。

親友同士の約束で…絶対に内緒だって言ってたのに、あの同期女子、口が軽すぎるだろう。結局、紆余曲折の果てに…彼女の眼は元に戻らなかったんだけど、関係は元鞘、修復に成功して一件落着。まぁ、さすがにこのままでは終わらず…意外な人物が、いきなり墜落事故を起こして死んだりというまさかの展開なんかもあるんだけど…何が酷いって、この題材で2時間30分も見せてまともなドックファイトが1回もなかったという、ちゃぶ台をひっくり返したくなるくらいなめた映画でした。クライマックスは、機体トラブルで行方不明になるだけだもんなぁ~。

なんだよ、中国とか攻めてこないのかよ。中国じゃなくても…所属不明機とか、某国のテロリストとか何でもいいから、どこか攻めてこいよ。それが無理なら、せめて仲間同士で模擬戦くらいはやってほしかった。台湾の空軍事情とかはよくわからないから、描いていることがリアルかどうかは別として、映画として盛り上がりに欠けたよ。これだったら、ドッグファイトの映像はショボかったけど…それっぽいものをちゃんと見せてくれた「BEST GUY」の方がまだマシだぜ…27年前の邦画よりつまらないって。でもね、IMDbで平均7.9点の高評価なんだよ…マジかよ?

ラブストーリーメインなのも百歩譲って良しとしよう。でもさ、せっかく三角関係になりかけたりするんだから、ああいうところをもっとドロドロと描いても良かったんじゃないか?なんせ2時間半もあったりするんだから。男だったら同期女子にも1回くらいのっかっておけよ(笑)素人には馴染の薄い台湾の戦闘機などが実機で登場するので…まぁ、マニアの人だったらかろうじて楽しめるのかもしれないな。だから、これで戦闘シーンがあれば、もう少し印象が変ったんだろうなぁ。ホラさ、「パールハーバー」もクソだけど、真珠湾攻撃のシーンだけは楽しめるじゃん?

WOWOWの解説によると監督のリー・カンなる人物は、「グリーン・デスティニー」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」などで知られるアン・リーの実弟なんだそうだ。特に、アン・リーが製作にタッチしているわけでもなさそうなんで、それがどうしたって感じですけどね?(笑)あっ、そうそう…劇中になぜか日本語の曲がかかってました。ROUND TABLEっていうアーティストのEverydayって曲なんだけど…あれ、けっこうアニソンとかに関わってるアーティストだよね?いつものようにWikipedia情報だけど…「マクロスΔ」のワルキューレにも楽曲提供してるぞ。


監督:リー・カン
出演:ブライアン・チャン トゥオ・ツォンホワ ティファニー・シュー イレブン・ヤオ チョン・チェンハン


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2016年08月22日

百日紅~Miss HOKUSAI~(2015年)

テーマ:アニメ映画
百日紅~Miss HOKUSAI~

WOWOWでエアチェックしておいた「百日紅~Miss HOKUSAI~」を鑑賞…葛飾北斎の娘で、父親と同じ浮世絵師だったお栄という人物にスポットをあてたアニメ映画。「クレヨンしんちゃん」「河童のクゥと夏休み」の原恵一が監督を務め、アニメ制作は毎回安心クオリティのProduction IG。杉浦日向子の同名漫画が原作らしいが未読…そもそも杉浦日向子も名前くらいしか聞いたことがなく、オイラのまったく読まないタイプの漫画家。既に故人で、荒俣宏センセイの元嫁さんだったなんていうのも…さっきググって、Wikipediaを見て初めて知ったくらいだもん(笑)

江戸時代…23才の若い女浮世絵師・お栄は、母親や生まれつき目の見えない妹・お猶と離れ、父親である葛飾北斎と一緒に長屋暮らしをしていた。その長屋にはもう1人、池田善次郎という絵師が転がり込んで、同居していた。お栄も父親譲りの才能で、代筆を頼まれることもしょっちゅう。しかし、まだまだ北斎に及ばず、そのことでお栄自身も悩んでいた。暇ができると、お猶を外に連れ散歩に出かけ…父親の弟子である初五郎には密かに想いを寄せるお栄。ライバル歌川一門の売れっ子絵師・国直とも知り合いになるなど、人生を謳歌していたが…。

原作を知らないどころか、葛飾北斎だって“富嶽三十六景”を描いた人だよねという人並み程度の知識しか持ち合わせていなく、娘なんていたんだ…その娘も絵師なんだと、そこからして“へぇ~、へぇ~”状態。映画を見る前は…お栄って若い娘は、てっきりロダンの弟子、カミーユ・クローデルみたいに愛人か何かなのかとばかり思っていた(笑)そんな浮世絵知識、江戸知識の乏しいオイラでも、特に身構えるようなことはなく、自然と物語に入っていける優しい語り口は好感。劇場アニメらしい安定感のある緻密作画と相まって、非常に堪能できた。

映画としては、細かいエピソード(どこまで本当か知らないけど、あの有名な浮世絵の創作の原点がこれだよみたいなことが色々と出てくる)の積み重ねが多く、いささかダイジェストっぽさが拭いきれなかったりもするが、最後の最後にわりと大きな出来事が起き…それを経て、そういう劇的で大変なことがあっても、人間はみな日常へと戻っていくという、メッセージ性が逆に浮き彫りになったかなと…エンディングまで見ると納得できます。婚姻関係は続いてそうだが嫁さんと別居する北斎、そんな北斎を本名(鉄蔵)で呼び捨てにするお栄…妙に親近感も沸く。

それこそ美術の教科書、歴史の教科書くらいでしか接していない(あとはNHKのドキュメンタリー番組とか?)…葛飾北斎も、オイラたちと変わらない人間なんだなと。それどころか、江戸時代の人も、現代人の感覚とそう変わらないのかもしれないなと…そんなような錯覚も起こしてしまう作品でしたね。一部では、劇場アニメお得意の有名人起用に批判が出ており、特にお栄役の杏がやり玉にあがっていたりするんだけど(Amazonで)…オイラはけっこう嫌いじゃないかも。声を聴いただけでは女優・杏の顔が浮かんでこず、この声誰よ?って一瞬思ったもん。

さすがに…最初の方でチラっと出てきた藤原啓治さんとか巧いですよ!あのレベルの人と比べちゃうと、確かに拙い。でもね、もっとろくでもない洋画吹替えとか最近は多いじゃない?ああいうのと比べると、メインキャラを担当した役者さんたちはそんなに悪くなかったですよ。ああ、母親役の美保純だけは…声を聴いただけで美保純だって思っちゃって、頭の中で、タコ社長の娘とか「あまちゃん」の海女姿を思い浮かべちゃったけどさ(笑)。そういえば啓治さん病気休養だってね…放送中の「マクロスΔ」にも出てたけど?早く元気になって帰ってきてほしいな。


監督:原恵一
出演:杏 松重豊 濱田岳 高良健吾 美保純 清水詩音 筒井道隆 麻生久美子 立川談春 藤原啓治


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2016年08月21日

ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ(2016年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
ビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ

ガンプラ売るために、またこんなお子様向けガンダムを作りおって~と、最初はまったく期待していなかったものの、見始めたらガンダムと名のつく下手な作品(特にAGEとか)より、よっぽどガンダム愛、ガンダムオマージュがつまった、ファースト世代こそ見るべき作品だった「ガンダムビルドファイターズ」とその続編「ガンダムビルドファイターズトライ」。今回は2作目の「ガンダムビルドファイターズトライ」のキャラクターが活躍する、完全新作のスペシャルアニメとして復活!本日の夕方、テレビ東京で放送されたのでエアチェック…さっそく鑑賞したよ。

ガンプラバトル選手権の予選で…ギャン子(サザキ・カオルコ)を倒した、カミキ・セカイ、コウサカ・ユウマ、ホシノ・フミナらチーム・トライファイターズの面々。数日後、ガンプラバトルを主催するヤジマ商事から、新型バトルシステムのテストパイロットとして、南の島にあるニールセン・ラボに招待される。諸事情で欠席することになったユウマを残し、セカイとフミナはさっそくラボへ。しかし、システムトラブルで直ぐにバトルができないという。仕方なしにリゾートを満喫する2人だったが、他にもかつてバトルで戦ったライバルたちが招待されていて…。

放送時間は1時間15分もあったんだけど…最初と最後に芸人とアイドルによるガンプラ講座や、アニメのTVシリーズダイジェストが入っていて、新作アニメは正味35分ほど、短っ!?まぁ。それでも…普通のTVシリーズの1.5倍くらいはあるので、それなりにスペシャル感は味わえるかな?それこそ、昔のアニメ祭りの3本立て、4本立てなんていうと…このくらいの尺の劇場アニメもたくさんあったからさ、TVで無料で見せてくれるという太っ腹さを大いに評価。「サンダーボルト DECEMBER SKY」や「THE ORIGIN」の劇場上映と併映でも良かったかもって思うけど。

アニメファンの人はご存知だと思いますけど…「ガンダムビルドファイターズ」って、そもそもなんぞや?って…オイラと同世代のオジサンに一言で説明すると、現代版「プラモ狂四郎」です。ガンプラ作って、特殊な装置で、いかにも自分が操縦しているような感覚で、敵と戦うという。実は「ビルドファイターズ」以前にも、「プラモ狂四郎」チックな「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」(前に感想を書いてます→クリック)というスペシャルアニメがありまして…いわばあの作品の発展形ってことなんだと思います。確かに「ビギニングG」の狙いは良かったもん。

さて、今回の内容ですが…再びガンプラバトル選手権が始まり、全国大会に行くことになった主人公チームが、システムのテストパイロットに選ばれて、研究所がある南の島へと向かうんだけど…謎のシステム暴走(プラフスキー粒子の暴走)に巻き込まれ、それを自分たちのガンプラを使って食い止めるという、「ビルドファイターズ」シリーズを全部見てる人ならピーンとくるかもしれませんが、1作目の最終回に近い感じの内容を、トライのキャラクターで再現しているようなところがあります。トライなんだけど1作目に似ているというのもちょっとミソだったりする。

1作目って、物語的にはなんかモヤモヤした終わり方じゃないですか?主人公のイオリ・セイと一緒に戦っている謎の少年レイジっていったい何者?って…。きっとこういう設定、ああいう設定なんだろうなっていう小出しの情報はあるんだけど、決定的なものを描かないまま、思わせぶりに終わってしまっている…。で、続編のトライが発表になった時に…1作目でやり残したことを描くのかなと思いきや、完全スルーだったり(笑)今回もね、納得できるように、はっきりそうだとは描いてはいないんだけど…1作目の後日談を想像させるよう演出は用意されている。

まぁ、「ビルドファイターズ」が好きな人には、そういったドラマもあるよってことで…あとは、難しい事を考えず、いつものようにスタッフのガンダム愛という名のワルノリを思う存分に楽しむべし。メインキャラたちが駆るガンプラは、カスタマイズ傾向が強く…オールドタイプのガノタには不評かもしれませんが、ヤラレメカとしてバーザム(Zガンダム登場)やネーデルガンダム(Gガンダムのネオ・オランダ代表)が瞬殺されたりして笑わせてくれる。中ボスとして君臨するのが、なんとサイコ・ガンダムとサイコガンダムMk-Ⅱ。なんかとんでもないことになっている。

コロニーレーザー、コロニー落としといったファースト世代どストライクのネタに、00やAGEまでぶっこんでくるクライマックス(ちなみに、冒頭のガンプラ選手権ではアクシズが戦いの舞台)…どうせならオルフェンズやGレコも入れてほしかったなと。特にGレコネタは入れてほしかったよ。「ビルドファイターズトライ」が放送してる時には、他局で「Gのレコンギスタ」を放送しているという、同じクールに新作ガンダム2本がTV放送というガノタ的には凄い事件が起きてまして…本編でも局の垣根を越えてコラボしてほしいなって願ってたんですけど、さすがに無理だった。

今回こそ…やられメカの一つでG-セルフが出てくるとかあっても良かったのになぁと。そんなわけで、子供からオジサンまで燃えられるガンダム、「ガンダムビルドファイターズ」シリーズの最新作「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」でした。TBSの「鉄血のオルフェンズ」の方は、10月から第二期がスタートするようですが、ぜひぜひ「ビルドファイターズ」の新作TVシリーズもお願いしたいですぞ。サンライズさん、テレ東さん…朗報待ってます。その前に、今回のこのスペシャルのDVDとブルーレイのリリース(ガンプラ付きで)ですかね?


監督:綿田慎也
出演:冨樫かずみ 内田雄馬 牧野由依 遠藤綾 興津和幸 藤田咲 広橋涼


【こちらでおさらい!】
ガンダムビルドファイターズトライ Blu-ray BOX 1(スタンダード版)







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