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2016年12月03日

リーサル・ウェポン Season 1 第1話「最悪のコンビ」(2016年)

テーマ:海外TVドラマ
Lethal Weapon 1 Season

今日はWOWOWで無料放送を実施中…って、オイラは加入してるからあまり関係ないんだけどさ、契約者獲得のために放送中の人気番組や、今後放送予定の新作番組なんかを加入していない人にもタダでチラ見せしてくれるという企画です。その中の1つ、来年3月放送開始予定の「リーサル・ウェポン Season 1」の第1話先行放送(吹替え版)をエアチェックしたので、さっそく鑑賞してみた。メル・ギブソンとダニー・グローヴァー共演でお馴染み、往年の名作アクションをTVシリーズでリメイクしたもので、全米でも今年放送がはじまったばかりの話題作だ。

敏腕刑事マーティン・リッグスは、犯人追跡中に産気づいた妻から連絡が入り、病院に駆けつけるのだが…なんと妻は、病院に向かう最中に交通事故に遭い亡くなっていた。数か月後、LA市警のベテラン刑事ロジャー・マータフは心臓発作を起こしてしばらく休んでいたのだが、その日から復帰。そして上司から新たな相棒を組むようにと指示されるのだが…直後に銀行強盗発生の報せが!マータフが到着すると現場は騒然としていたのだが、1人の男が指示を無視して銀行内へと勝手に入り込んでしまった!その男こそ、マータフの相棒となったリッグスだった。

映画版の1作目では…初登場シーンからリッグスは嫁さんが死んで鬱々していたけど、ドラマ版ではアバンタイトルで生前の嫁さんが出てくる。最初は、ドラマ版は嫁さんがいる設定なのかなと思いきや…産気づいた直後に、トラックに突っ込まれてご臨終(ってことは、映画のパート2で判明した死んだ理由は違うのかな?)。まだ、明るかったころのリッグスが…犯人追跡中に、バカでっかいライフルを取り出し、狙撃で車を仕留めるなんていう見せ場も登場。このあたりは、映画の方でもあった射撃能力の高さをしっかりと踏襲しているということだろう。

一方のマータフは、見た目はダニー・グローヴァーよりも若々しく見えたのだが、心臓発作で倒れて、休職中だったという設定。復帰直後に問題児のリッグスとコンビを組まされ、大変な目に遭う。いつも、心拍数か何かを計る計器を腕に嵌めててこまめにチェックしているのが笑っちゃう。ご老体なのかと思いきや、夫婦のラブシーンとか多目で現役感もアピール。でも、いつも邪魔が入りなかなか最後までデキない…なんか「バッドボーイズ」のマーティン・ローレンスも似たような事してたな。映画版同様、マータフファミリーの今後の活躍も楽しみの一つだ。

最初見た時は、ジョニー・デップの出来損にしか見えなかったリッグス役のクレイン・クロフォード…なんか違うなって思ったんだけど、犯人が籠城中の銀行に、ピザの配達を装って飄々と乗り込んでいく時の仕種が、けっこうメルギブに似てて、そのあたりから意外といいかもと思えるようになった。マータフの方はもっと自然…演じるデイモン・ウェイアンズは「ラスト・ボーイスカウト」でブルース・ウィリスと組んでたあの黒人。もともとコメディアンでもあるし、今後増えていくであろう、主人公コンビの丁々発止の掛け合いも安心して楽しめそうだなと、期待が高まる。

さすがに劇場映画のスケールと比べてしまうと、粗も目立つが…今回の先行放送、第1話を見る限り…映画の設定なんかもよく拾っており、オマージュはしっかりと感じられた。ぜひ、飛び込みの合図のネタとか、肩を脱臼させるネタも入れ込んでほしい。細かい部分での、現代風アレンジも楽しめ、犯人とのカーチェイス中に、グランプリレースの会場に紛れ込んでしまという中盤の見せ場はなかなか迫力があった。第1話の監督、および製作総指揮に名を連ねているのが「チャーリーズ・エンジェル」のマック・Gだけに、娯楽作品としては安定感があった。

ちなみに、WOWOWでは来年3月からの放送だが、既にCSのAXNにて日本でも放送が始まっている。前にスカパーでも第1話の無料放送をやってたけど、どうせ1話しか見れないんじゃ、逆にストレスがたまると思ってスルーしたんだけど、まさかWOWOWでも放送するとは思わなかったよ。今回は吹き替え版のみだったが、本放送が始まればオリジナル言語&字幕版スーパー版も放送してくれるだろうなぁ~、たぶん。でもね、けっこうこの吹替え版もキャスティングがよく、映画版でメルギブの声を担当した磯部勉がマータフを演じているという粋な計らいだ。


監督:マック・G
出演:クレイン・クロフォード デイモン・ウェイアンズ ケヴィン・ラーム ジョーダナ・ブリュースター


【放送が始まるまではこちらで】
リーサル・ウェポン全4部作収録ブルーレイBOX (輸入盤) ※日本語入り







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2016年12月02日

ファンハウス(2015年)

テーマ:洋画
ファンハウス

前に録り逃したスプラッターホラー「ファンハウス」が、夜中にリピート放送していたのでエアチェック…さっそく鑑賞。大昔に「ファンハウス/惨劇の館」という作品があったけど、特にリメイクとか、続編というわけではないのかな?まぁ、やってることは似たようなもので…“ファンハウス”という、いわゆるお化け屋敷系のアトラクションに殺人鬼が跋扈してて、客たちが容赦なくぶっ殺されていくという。WOWOWの解説なんかにも“「エルム街の悪夢」のロバート・イングランド出演”と派手に喧伝されており、このあたりが気になって見た人も多いと思うけど…。

名だたる殺人鬼たちが収監されている、精神病院に女性記者が取材に訪れ、医院長のケーンが対応するのだが…その女が突如豹変、医院長や病院職員を襲い始める。その女は収監されていた殺人鬼たちの解放が目的だったのだ!一方、ハロウィーンのイベントで賑わう“ファンハウス”に仲間たちと出かけたモーガンとローリー…そのリアルな出し物に驚きながら、楽しんでいたのだが…実は、その“ファンハウス”には精神病院を逃げ出した殺人鬼たちが紛れ込んでおり、本当に人を殺していたのだ!その事実に気づいたモーガンたちだったが…。

ロバート・イングランドは冒頭で出てくる精神病院の医院長の役なんですけど…あっけないくらいに女の殺人鬼に殺されてしまう。どう見ても怪しい…オイラには「アダムス・ファミリー」のアンジェリカ・ヒューストンにしか見えない、、キモイ変装をしたオバサンなんだけど、そんなオバサンのハニートラップに引っかかるという超間抜けっぷりでした。てっきり。ロバート・イングランドも殺人鬼を演じるのかと思ったよ。話の本筋は、病院から逃げ出した殺人鬼がお化け屋敷に潜り込みやりたい放題、そこにバカな若者が大挙押し寄せてきて、次々と犠牲になると。

エロ、グロ描写は多目ですけど…お馬鹿なノリなので、そんなに臆することなく見れます。映画に関する小ネタも多く、クスリと笑わせる一面も。お約束のように、所構わずセックスに励むカップル(ビッチ女と黒人)の片割れが、メインキャラの中で最初の犠牲者になるという。殺人鬼に襲われたビッチ女なんかは、けっこう余裕で反撃とかもするので、そのまま勝っちゃうじゃないかと思ったりもしたが…はてさて。もう1人出てくる主人公っぽい男が片思いする女の子も意外と行動的で仲間以外も率先して助けようとしたり…この作品、女性キャラがみんな強い。

一方、別の場所で起きた殺人事件の捜査をする女性保安官と間抜けな副保安官のコンビ(ここでも女子の方が優秀)…やがて精神病院での事件や、お化け屋敷で進行中の惨劇にたどり着き…殺人鬼退治に乗り出す。この女保安官、どこかで見た顔…見てる最中、何の作品に出てたかずっと考えてたんだけど、そうだ「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」でトニーが潜入捜査で付き合っていた彼女、元カノを演じていた女優さんだ。「NCIS」の役柄と違い、けっこうアクティブなキャラだったのでなかなか新鮮。彼女の活躍が見れたので、意外と満足度は高いです。


監督:アンディ・パーマー
出演:ロバート・イングランド ジェレ・バーンズ スコッティー・トンプソン マット・エンジェル クリント・ハワード


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2016年12月01日

沈黙の包囲網 アジアン・コネクション(2016年)

テーマ:洋画
沈黙の包囲網 アジアン・コネクション

先月のはじめから約1か月間、3本続いたスティーヴン・セガールの新作ソフトラッシュもこれで一段落(今月、劇場公開される「沈黙のアフガン」は来年の2月リリース予定らしい)…明日12月2日発売の新作DVD「沈黙の包囲網 アジアン・コネクション」を一日早くフラゲできたので、さっそく鑑賞した。そうそう、一応、劇場公開もされてるくせにDVDのみで(彩プロだし、ワンコインとかで再発しそう)、ブルーレイのリリースがない。どうするか、迷ったんだけど…やっぱりセガールコレクターの性で“沈黙”という言葉に弱かった、思わずAmazonでポチってしまった。

カンボジアのプノンペン…この地域の裏社会を牛耳るマフィアのボス、シランキリは敵対組織を自らの手で倒し、トップの座に登りつめた。そんなシランキリが、銀行に預けていた金を、ジャックとサムという2人の外国人強盗が盗んでしまった。シランキリから叱責を受けた部下のニランは、ジャックたちを見つけ出し、金を奪い返すのだが…命は助ける。それどころか、銀行の情報を流す代わりに、強盗を続けるように指示し、上前を撥ねようとする。ニランの指示を守らなければ恋人アヴァロンに危険が迫ると知り、ジャックは渋々、条件をのむのだが…。

予想はしてたけど…セガールおじさんは、キャストの名前がいっぱい出てきた後に“and Steven Seagal”という形でクレジットされている…メインの大物キャストの1人だけど、主役と違いまっせっ的な扱い。演じる役柄は…カンボジアでふんぞり返っているマフィアのボス。最初こそ、敵対組織のアジトに乗り込み、タイマンでぶっ倒すなんて見せ場があったのだが…それ以降、おねーちゃんと乳繰り合ってるだけという、ワンパターンのスケベオヤジっぷりであり、近作「沈黙の帝王」に匹敵する俺様っぷり。加えて、金は取られる、部下に裏切られる超間抜け(笑)

一方、本当の主人公はセガールが預けた銀行家から、金を盗み出してしまったチンピラ強盗2組の方で、特にリーダー格で仕切ってる方のあんちゃん。このあんちゃんには、劣化した麻生久美子みたいな恋人がいて、最初こそしおらしい雰囲気を漂わせて、ダメ男に振り回される幸薄いヒロインなのかななんて思ったんだけど、男が大金持って現れ、銃を隠し持っているのを見つけても、強盗をカミングアウトしても、意外とヘッチャラ…それどころか“私のために強盗してくれるなんて素敵”とあんちゃんをおだて、“札束の上でヤリたい”などビッチ発言を繰り返す。

なんだか…あまり親近感がわかない主人公たち。強盗の腕はそれなりにいいらしく、警察とかにも全然バレないんだけど…セガールに“俺の金を盗んだヤツを探してこい”って命令された部下にはあっけなく見つかってしまう。でも、そのセガールの部下っていうのが、さらに姑息なヤツでして、強盗のあんちゃんたちを利用して、セガールの金をもっと盗もうとたくらむ。その行動がどんどんエスカレートしていって、遂にオヤジが激怒する…“俺の金を奪ったヤツをぶっ殺せ”“裏切り者はどいつだ”って…あとは強盗、裏切り者、セガールの三つ巴な戦い、駆け引き。

強盗コンビの片割れ、あんちゃんじゃない方は…あんちゃんから“あまり銃は撃つな、人は殺すな”って言われてるのに、いつもいうことを聞かない、どこか危うげなところがあったんだけど、案の定と言いますか…途中でコンビが続けられない状況に。あんちゃん、セガールを裏切ったおっさんとの取り決めで、最後に大仕事が残ってるんだけど、相棒がいない、どうしようと悩む。そんな時に、あのビッチな女が…“私がいるじゃん”って事も無げに名乗りを上げ、お前はそういう女だったかと。やっぱり、この主人公たち…全く感情移入できないバカっプルだった。

セガールには、もう1人、腹心の部下がいるんだけど…こいつも意外と見かけ倒しで役に立たなくて、最終的には重い腰を上げて、自ら強盗、裏切り者退治に乗り出す。女の強盗にコケにされた、俺が雇えばよかった(=お持ち帰り願望?)などと不満をもらすセガール…非情なボスだったら、最後に女をとっ捕まえて、それこそ自分の性奴隷にするとか、風俗に沈めるとか、それくらいの“ワルっぷり”も見せてほしかったぜと思いつつ…全然“沈黙”感がない、普通のアクションだったけど…今年一番の駄作セガール映画「沈黙の帝王」よりはマシだったかな?と…。


監督:ダニエル・ジリーリ
出演:スティーヴン・セガール ジョン・エドワード・リー ピム・ブベアー マイケル・ジェイ・ホワイト


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2016年11月30日

男の優しい罪と罰(2012年)

テーマ:洋画
IT WAS YOU CHARLIE

数週間前に利用して味を占めた楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”にて、先着50名のオンライン試写会の新しいタイトルの募集が始まったので申し込み…無事にクーポンをゲットできたので今回もタダで鑑賞。2012年製作のカナダ映画…「男の優しい罪と罰(原題:It Was You Charlie)」を見たよ。タイトルでググってもあまりネットに情報がなく、日本盤のソフトリリースはしてない模様。ビデオマーケットという配信サイトで11月18日から有料配信はされていた。ジャケ画像の拝借とリンク先はAmazonで見つけた輸入盤ソフトです。

元彫刻家で大学教授のアブナーは…ある日を境に、親しかった家族とも没交渉。自暴自棄になり、自殺ばかり考える毎日で、誰かにつけられているという錯覚にも陥る。そんなアブナーは、現在、ビルの夜間警備員として働いており、家主のいない部屋に忍び込むのが密かな楽しみでもある。そして同僚からある物を借り受けるのだが、それは猟銃だった!遂に自殺に踏み切るのか?そんなアブナーの危なっかしい日常を見かねたタクシーの女性運転手ゾーイが声をかけてくるが、最初は彼女を拒絶してしまう。しかしゾーイは根気よくアブナーに話しかけ…。

ダニー・デヴィート似の見た目は愛嬌があるチビハゲオヤジが、やたらと鬱々しているというちょっとシュール系のコメディ。登場人物がいきなり現れたり、消えたり…時間軸が飛んでみたり、一瞬、話がつながっていないようにも思えてしまう、不思議なところがる。設定がつかみずらく、いったいなんだこれはというミステリアスな出だしだったんだけど…楽天SHOWTIMEの作品紹介ページにあるあらすじには、ズバリ答えが載ってしまっているので、先に読んじゃうと面白さが減ってしまう。だから、“オイラが書いたあらすじ”ではそのあたりをボカしてみました。

ただし、その“ボカした部分”に触れないと、レビューを書くのが難しいので、この文章以降で、ちょっとずつネタバレしていきます。“配信ページのあらすじ”にも載ってる範囲内なので…これくらいなら支障はない、ルール違反にならないと判断。まっさらな気持ちで作品を見たい方、見る予定の方はこれ以上はオイラの文章を読まないでくださいね。まず、映画だけ見てると、主人公がいわゆる芸術家だっていうのは、最初は理解しにくかった、なんせあの風貌ですから。模型を作ったり、女性ヌードの彫像を愛おしそうにしてたり、単なるキモオタなのかと。

しかも…何やら制服に着替えて深夜のご出勤。どこかのビル(マンション?)の受付で働いている警備員?みたいで…仕事中に他人の部屋なんかに侵入し、冷蔵庫の中とか物色、勝手に飯食ったりしてるし。思わず、コンシェルジェに家の中へ侵入された福山雅治、吹石一恵の事件なんかを思い出し、やっぱりこのオッサン変態ストーカーだったのかなんて。さらに、まったく釣り合わない綺麗な若い娘とイチャついてる回想シーンが挿入されたりするので、「めぞん一刻」の五代くんばりの妄想野郎か?とか考えちゃうんだけど…どうやら事実らしいと。

自殺をほのめかす鬱々シーンと、その綺麗な若い娘との過去を交互に描いているうちにようやく…“女をめぐって実弟と三角関係になっていた”という事実が判明してくる。なんとまぁ、その弟が兄貴に似ず、超イケメン…明らかに勝ち目なし。若い娘の方も、チビハゲには“あくまでお友達”という感情しか抱いていないんだけど、1人で勝手に盛り上がっていたというオチである。それでも、俺の女を取りやがってと弟に食ってかかり、これが原因で弟をはじめとする家族とも仲が悪くなり、さらに“交通事故”を間に挟み…現在の自殺願望へと至るわけです。

そういえば、本編が始まる前に“交通事故”のシーンがチラっと描かれてたっわ。このあたりの時間軸を綺麗に整理した形のあらすじが、配信ページに載っちゃってるんだけど、情報が少ない方が、意味が解からないけどなんか面白いという本作のシュールな魅力が味わえていいです。主人公が置かれている状況が理解できた以降も…まだ言動がおかしいところがあり、一瞬頭によぎった“妄想オチ”も遠からずな展開もあり、最後は1人の男の再起の物語として綺麗にまとまっていきます。大口を空けて大笑いするような下品なコメディではなかったです。


監督:エマニュエル・シェリニアン(Emmanuel Shirinian)
出演:マイケル・D・コーエン エマ・フルーリー アーロン・エイブラムス アナ・ホプキンス アロン・ナッシュマン


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まだ間に合うかも? 楽天SHOWTIME 試写会はこちら http://video.rakuten.co.jp/content/202529/






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2016年11月29日

ゾンビスクール!(2014年)

テーマ:洋画
ゾンビスクール!

WOWOWのゾンビパンデミック特集でエアチェックしておいた「ゾンビスクール!」を鑑賞…「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド・バギンズ、イライジャ・ウッドが主演したゾンビ映画…小学校を舞台にゾンビと死闘を繰り広げるコメディタッチな作品です。フロドの恰好をしてなくても、なんとなく貧相に見えてしまうイライジャが、自虐のチビネタをぶち込みまくってるのも愉快。レイン・ウィルソン演じる劇中キャラにホビット扱いされるのをはじめ、小さい身体を駆使して、それこそフロド並みの大活躍を見せる。「HAWAII FIVE-0」のジェリー、ホルヘ・ガルシアも出てました。

小説家になる夢を抱きNYに出たクリントは、夢破れて実家のある田舎町に戻って来た。そこで処女作の執筆を続けながら、母校の小学校で臨時教師の職を得る。出勤初日…職員の中に憧れていた同級生ルーシーを見つけ心を弾ませるが、彼女は体育教師のウェイドと交際中だった。やがて自分の受け持つ子供たちと対面するクリントだったが、授業中にイタズラされた女子生徒が逆に男子生徒を襲い怪我をさせるというトラブルに見舞われる。実は、その女子生徒はゾンビに感染しており、次々と生徒たちがゾンビ化…教師たちを襲いはじめる!

ゾンビ化の原因ですが…最初に出てきた養鶏場で、ゾンビ化が起きており、感染したニワトリが、加工され、最終的にチキンナゲットになり、子供が食べたことで、ゾンビになってしまうということでした。とにかく、ゾンビウィルス入りの鶏肉をミンチにして、ナゲットが出来上がっていく、そして子供が食すまでの工程が気持ち悪いったらありゃしない。っていうか、鳥インフルエンザが発生し、流行の兆しがあるなんていうニュース報道を見たばかりだっただけに、余計に気分が悪くなった。当分、マックのナゲットとか食いたくなくなる…ナゲット好きは要注意!

作品のテイストとしては1本前に見た「ゾンビーワールドへようこそ」と大差ない感じだが…“子供だけがゾンビになる”というアイデアが意外と秀逸で、独自の斬新さが出ているのではないか?最近はクソ生意気なガキどもが多く…教育者のストレスも相当大きいようだが、そんな風潮をうまく皮肉っており、モンスターチルドレン=ゾンビという見立てだろう。見方を変えると、教師・大人が容赦なく子供を皆殺しにするというとんでもない構図にもなり、なかなかブラックだ。日ごろ、問題児に手を焼いてる教育者の方こそ…ぜひストレス発散にご視聴いただきたい。

最初にも書いたけど、チビのイライジャを見て、恋敵の体育教師がホビット扱いするギャグがあり、それ以外にもさりげなく映画の小ネタがいっぱい入ってるのが良かった。そういえば、「ゾンビーワールドへようこそ」の方でも、スナック菓子の自動販売機に紙幣がなかなか入らない、お菓子が出てこないというシュチエーションが重要になるシーンがあったんだけど、本作にも似たようなシーンが出てきて…これもやっぱりハリウッドコメディのお約束なのかなと。単なる馬鹿キャラかと思った暑苦しい体育教師が意外と男前で、主役のはずのイライジャを食っていた。


監督:ジョナサン・ミロ カリー・マーニオン
出演:イライジャ・ウッド レイン・ウィルソン アリソン・ピル リー・ワネル ナシム・ペドラド ホルヘ・ガルシア


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2016年11月29日

ゾンビーワールドへようこそ(2015年)

テーマ:洋画
ゾンビーワールドへようこそ

WOWOWのゾンビパンデミック特集でエアチェックしておいた「ゾンビーワールドへようこそ」を鑑賞…同年代の仲間の中で明らかに浮いた存在のボーイスカウト3人組が、ひょんなことからゾンビに立ち向かい大活躍するというコメディタッチの内容…脇役だけどアーノルド・シュワルツェネッガーの息子なんかも出ています。製作はパラマウントなんで、それなりに大作感のある仕上がり…ゾンビ映画としては充分に安定感がある。既にDVDはリリース済みだが、12月21日に廉価版で再リリース予定、定価1543円、Amazonだと36%引きの982円で予約受付中!

高校生のベン、カーター、オギーはボーイスカウトの親友同士なのだが、周囲からは見下されており、オギー以外の2人は、そろそろボーイスカウトを辞めたいと感じ始めていた。その日も、キャンプの合宿があったのだが、パーティーに誘われたベンとカーターは、こっそり抜け出そうと画策。オギーに見つかって、険悪な雰囲気に。それでも、パーティーへの参加を選んだ2人だったが、街に戻ると…なんだか様子がおかしい。そして、ひょんなことから立ち寄ったストリップ劇場でゾンビに襲われるが、間一髪のところでウエートレスのデニースに助けられる!

冒頭はゾンビ蔓延の原因になった研究施設から…間抜け面した清掃員のあんちゃんが、研究室にあった死体にビックリ、蘇生させようとしてたら、そいつがゾンビで襲い掛かって来た!てっきり、このあんちゃんが主人公、またはメインキャストの1人なのかななんて思ったのだが、あっけなくゾンビに襲われ、そしてゾンビ化。他の研究員にも襲い掛かって…あとは雪だるま式にゾンビが増えたようで、気がつけば街中ゾンビだらけになっていたという設定。そんな中で、たまたま山の中でキャンプをしてたボーイスカウト3人組は難を逃れ、街に戻ってくる…。

1人でキャンプを続行するボーイスカウトオタクのデブっちょと別行動している2組…いつもは用心棒がいて入れないストリップクラブの入り口に、誰もいなかったことから…チャンス到来とばかり、もぐりこむことにするんだけど…店内も人の気配がない。もちろん、それはゾンビが原因なんだけど、そんな事情を知らない2人は、ゾンビ化したストリッパーのダンスを食い入るように見つめ…無防備。間一髪のところで命拾いして、ようやく現状を理解する。そういえば「ゾンビ・ストリッパーズ」なんて映画があったなぁ~なんていうのを思い出しつつ、お約束展開を楽しむ。

ここで、主人公たちを助けるヒロイン的なパツキンねーちゃんがとにかく“男前”でカッコイ。主人公たちとも面識があり、高校を中退して、ストリップクラブで働いてるんだけど…てっきりストリッパーなのかと思いきや、ウエートレスだったというオチがつく。その代わり、ショットガンをぶっ放すなど、3人組の間抜けなスカウトたちを引っ張る役。ただ強いだけじゃなく…別の女の子に惚れている主人公に恋の手ほどきなんかもしてくれる、セクシー要素も入ってるところがたまらないんだよ。どこまでもついていきます、お願いしますっていいたくなっちゃうよね(笑)

下手したら、このままくっついちゃうんじゃない?いや、見てる側としてはむしろ、そうなってほしいと思ったりもしたんだけど…果たして、どんな結果が待ってるのか?ゾンビサバイバルの行方と同時に恋の行方も気になる。また、ボーイスカウトへの思いで仲違いしてしまったデブっちょと、絆を取り戻していく友情話なんかも程よいアクセントに。周囲からクズ扱いされていた3人組が、逃げ遅れた(ゾンビ化に気づいていない)友人たちを助けに行くところなんては…なんだか「ゴーストバスターズ」のノリに近い痛快さも味わえて、かなり盛り上がりましたよ。

女の子をひっかけるのに役に立たないと思っていた、ボーイスカウトで身につけた知識を、ゾンビ退治に有効活用していくのも面白い。ホームセンターで調達した工具などを、器用に武器に転用していくところなどは、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」に匹敵する日曜大工アクションだ(笑)いつもクズ扱いしているいけ好かない男友達(これがシュワの息子?)にギャフンといわせる(いやそれ以上だな)感じなんかは「グーニーズ」っぽさも入っていたり。結局は、お約束だらけのゾンビ映画といわれればそれまでかもしれないが、好きな人は楽しめるはず。


監督:クリストファー・ランドン
出演:タイ・シェリダン ローガン・ミラー ジョーイ・モーガン セーラ・デュモント パトリック・シュワルツェネッガー


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2016年11月27日

エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~(2016年)

テーマ:洋画
エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~

昨日、WOWOWでキリキリ(紀里谷和明)の「ラスト・ナイツ」を録画したんだけど…なんか見る気が起きない。まだ「CASSHERN」「GOEMON」のトラウマが色濃く残っており…また疲れる映画だったら嫌だなぁと。なんか今日は気分的(雨も降ってて憂鬱だし)に頭を使わない作品を見たいんだよなぁ~と。そんなわけで、この間、Amazonのプライム・ビデオを物色した時に見つけて、ウォッチリストに登録しておいた「エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~」を鑑賞することに。実在の人物名がタイトル名に使われてますが、コメディということだったので…。

自宅でTVを見ていた“キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリーは、アメリカの現状について嘆き、あることを思いつく。そうすると、いてもたってもいられず…普段は乗ったことがない商用機に飛び乗り、親友で仕事仲間でもあるジェリー・シリングがいるロサンゼルスに向かう。そして、ジェリーと再会したプレスリーはさっそく自分が考えた計画を語りだす…それは連邦捜査官のバッヂを入手するため、ワシントンに向かうという話だった。さらにワシントンに向かう飛行機内で、プレスリーが時の大統領ニクソンとの面会を望んでいることが判明し…。

エルヴィスとニクソンが握手している有名な写真が米国立公文書館にあるそうで…2人は実際に会ってるんだけど、会うまでの間に、いったいどんなやり取りがあったのかというのが空白の部分でして、それを面白おかしく描いているのが本作です。とにかく、ぶっ飛びすぎのプレスリーの行動…スピード違反で捕まった時に、麻薬Gメンだと言い放ったとされる丹波哲郎大先生の逸話よりも凄いです。なんせ、反米思想、ドラッグの蔓延、人種差別などに対処するため、俺が覆面捜査官になって取り締まるなんていいだすんですよ…まるでS・セガールだよ。

そんなぶっ飛び発言をしても…本人はいたって真面目、マジなんです。で、覆面捜査官になるために、大統領に会いに行こうという発想なんです。だから、周りの仲間たちが右往左往する。一方の…ニクソン側も、本人は“なんでロックンローラーの若造なんかに会わなきゃいけないんだ”という態度なんですけど…補佐官たちが、生エルヴィスに会いたい一心で、大統領を説得。政治に利用するといいですよ…みたいな、オイシイ話で釣ったりして。それでもウンといわない大統領をどうやって納得させるのか?お互いの関係者たちが振り回される姿も面白い。

もちろん、プレスリーが偉大なスターだというのは知っている。それこそ、様々な映画でネタとしてはよく使われるので、どんな功績があるのかってくらいは、一応理解しているつもりですけど、彼の映画を何度も見たり、歌を率先して聴くなどのファンではないです。そんなわけで、プレスリーについてはそんなに詳しくないんだけど、そんなの関係ないくらいに…何も考えないで普通に面白く見れた。プレスリー役はマイケル・シャノン、対するニクソン役に「ハウス・オブ・カード」でも大統領のケヴィン・スペイシーというのがなかなか粋なキャスティングだ。

この作品…日本では劇場公開されてないんじゃないかな?今現在はソフトでもリリースされてなく、プライム・ビデオの独占配信の模様。もともと製作がAmazonスタジオの作品で…他の国でも映画祭など特殊な形での上映が多かったみたいだ。本国のアメリカではブルーレイなどもリリースされてるんだけどね。このままプライム・ビデオだけで埋れちゃうのはもったいない作品…他の映像配信サイトやソフト化も検討すればいいのに。ぜひ、無料で見れるプライム会員の人は鑑賞してほしいですね。本編時間も86分と見やすい尺なのでお薦めですよ!


監督:リザ・ジョンソン
出演:マイケル・シャノン ケヴィン・スペイシー アレックス・ペティファー ジョニー・ノックスビル コリン・ハンクス


【プライム・ビデオで視聴】
プライムビデオ エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~







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2016年11月26日

ザ・レジェンド(2014年)

テーマ:洋画
ザ・レジェンド

WOWOWでエアチェックしておいた「ザ・レジェンド」を鑑賞…「スター・ウォーズ」でダークサイドに堕っこちたヘイデン・クリステンセンとハゲラスもといニコラス・ケイジが共演した洋モノチャンバラ…なんだけど、作品の主舞台は中国なんで、武侠アクションっぽい感じも強いかな?落ちぶれた十字軍の騎士が、中国で皇帝の世継ぎ争いに巻き込まれる。ハゲラス、ハゲラスと馬鹿にしながらも…何気に見ちゃうんだよな、ニコラス・ケイジの映画って。あっ、でもね…この映画はあくまでヘイデン・クリステンセンの方が主役。ニコラスの方が脇役でした。

十字軍最強と呼ばれたガレインとジェイコブ…ジャイコブはガレインの反対を押し切って、敵の陣営に無理やり乗り込むが、それが大虐殺に繋がった事を後悔するように。それから3年後の中国…余命少ない皇帝は二男のジャオ皇子を世継ぎとするべく皇帝の証である玉璽を授けるが、それを快く思わない長男シンが皇帝を暗殺。その罪をジャオに擦り付け、玉璽を奪おうとする。ジャオは姉のリアンと共に間一髪で逃げ出すが…追手が迫る。そんな2人を…偶然居合わせたジェイコブが助ける。リアンは報酬と引き換えにジェイコブを雇おうとするが…。

師匠ニコラス・ケイジの反対を押し切り、中東で大虐殺を行うヘイデン・クリステンセン…のっけからダークサイドに片足つっこんでる感じ?その中東でのいざこざはあっという間に終了。時間と場所が移動し、3年後の中国での話に移っていく。いわゆる世継ぎ争いが勃発…好戦的で押しの強い兄皇子よりも、心優しい弟皇子を後継者に選んだ皇帝。それをよく思わない兄皇子が、皇帝と弟をぶっ殺して自分が王座に座ろうと画策。弟皇子は逃げた後だったので、とりあえず父親である皇帝を殺して、その罪を弟にかぶせることに。部下に、弟を捕まえてこいと命令。

逃げた弟皇子と、味方の姫君(姉)が…追手に追いつかれてしまい、助けを乞うている時に、偶然居合わせたのが、放浪の旅の最中だったヘイデン・クリステンセン。でも、アヘンでラリってる…って、やっぱりダークサイドに堕ちてたか!アレ、ニコラス・ケイジがいない…どうやら別行動?ラリラリしてるクリステンセンが見る夢か幻覚か過去の記憶か…そんなような回想シーンでチラチラとニコラスは登場するものの、もしかして出番は最初と回想だけなのか?ラリラリしてても、剣を持てばかなりの猛者だったクリステンセンは追手をちょちょいのちょいと撃退。

それを見た姫君が…コイツだって思って、護衛に雇おうとするが、クリステンセンは拒否!でも…過去の自分の行いを振りかえり、今こそ罪滅ぼしのチャンスではないかと悟って、2人を助ける事にする。なんと、ヘイデン・クリステンセンには珍しくダークサイドに堕ちるのではなく、這い上がる映画だったか!(笑)ただ、旅の途中では、やっぱりまだ片足を突っ込んだ状態なので…偉そうな割にハニートラップにひっかかったり、ちょっと頼りない感じがする。そこへ満を持して登場、やっぱお前も中国にいたのかな、師匠ニコラス・ケイジが降臨するのでした。

過去に遺恨があり仲違いしているクリステンセンとニコラス。最初は“お前なんか助けなきゃ良かった”と…ちょっと悪ぶって見せるニコラスだったけど、色々と話し合ってるうちに誤解も解け、仲良く皇子を護ろうかとなる。そこへタイミングよく追手が到着…陰謀の張本人、皇帝殺しの兄貴も同行している。あんな作戦で丸く収まるなら、最初からもっと手の込んだトラップでラスボスを狙って行けよとか思ったりもする。っていうか、皇帝殺しをとめられなかった、あの側近…今頃男気だしやがって。犠牲は出たけど、世継ぎ争いは一件落着…あっけなく終了でした。


監督:ニコラス・パウエル
出演:ヘイデン・クリステンセン ニコラス・ケイジ リウ・イーフェイ アンディ・オン ビル・スー・ジアハーン


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2016年11月25日

運命の門(2014年)

テーマ:洋画
Le temps des aveux

劇場未公開の新作をソフトリリース前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「運命の門(原題:Le Temps des Aveux)」を鑑賞…ベトナム戦争中、武装勢力“クメール・ルージュ”にスパイ容疑で捕えられてしまったフランス人青年の姿を描いたドラマ。フランス、カンボジア、ベルギーの合作…冒頭で初期ベッソン映画などでお馴染みの大手映画会社Gaumontのロゴマークなんかも表示されたので、製作か配給にタッチしていると思われる。ジャケ画像とタイトルのリンク先は日本のAmazonで見つけた輸入盤、もちろん日本語なし。

フランスから独立して間もないカンボジアに渡り、アンコールワットの修復に携わっているフランス人青年ビゾ。現地の女生と結婚し、子供を儲け、幸せに暮らしていたのだが…ある日、助手やヒゾを慕う現地少年と共に革命勢力“クメール・ルージュ”に捕えられてしまった。ヒゾはCIAに内通するスパイ疑惑が掛けられてしまったが、もちろん事実無根だ。それをいくら訴えても、信じてもらえず、処刑されることに。そんな時“クメール・ルージュ”のメンバーの1人、ドッチという男が、情報を搾り取るために生かしておくと、処刑撤回を進言するのだが…。

年を取った主人公が、昔を回想するという形式で物語は進む…70年代にカンボジアで暮らしていたフランス人の主人公。現地の女性と結婚し、助手なんかもいて、わりかしうまく溶け込んでいたんだけど、運悪く“クメール・ルージュ”に捕まってしまう。“クメール・ルージュ”側からスパイだって認めろと詰問されるが、もちろん事実無根なので、素直に“はい”とは言えず、“何かの間違えだ”と力説。しかし、反論虚しく…“処刑”を言い渡されてしまう。もう駄目だって観念した時に…捕虜たちの世話をしている(仕切ってる)男が“ちょっと待て”と処刑を止める。

その男こそ、後に虐殺の首謀者として戦犯として裁かれる大物…ただし、その時はまだそこそこの位でしかないんだけど、何か個人的に思うところがあったのだろう、“まだ情報を全部はかせていない”といのを理由に主人公の処刑を引き延ばす。もっとえらい幹部たちからは“早く処刑しろ”とせっつかれるんだけど、“アイツはスパイじゃないんじゃないか”なんて抵抗してみたり。ただ、主人公の命は助けてるんだけど…本気で組織に逆らうつもりはなく、主人公や一緒に捕まった仲間には捕虜としてキツく接する。だから主人公もメラメラと復讐心を燃やすと…。

主人公は脱走計画を練ったり、なんとかしぶとく生き延び…奇跡的に解放されるんだけど、自分1人だけが幸せになっちゃいけないと、情勢がどんどん悪化する(“クメール・ルージュ”が勢力を広げる)カンボジアに居残り、置き去りにしてきた助手たちの生存を信じながら、フランス大使館で働く。結局、大使館も“クメール・ルージュ”に受け渡すことになり、国外退去に追いやられるんだけど、そこでまたも主人公にとって波乱の展開が待っている。捕虜生活はわりかし淡々としていたが、後半の国境脱出あたりはなかなかスリリングな見せ場になっていた。

そして、話が再び冒頭と同じ時間軸に戻ってきて…過去シーンで投げっぱなしだった、主人公をとりまく環境の補足などが、主人公と例の“処刑撤回”をした男との直接対峙という形で紐解かれていく。虐殺の首謀者として恐れられたような男が、ひっそりとそんな風な暮らしをしていたのかという驚きに…思わず“お前なぁ~”ってツッコみたくなる。まぁ、その辺も主人公を助けたって心境に繋がってはいるのかなとは思うけど…。“クメール・ルージュ”の少年兵たちが、上官の前で“己の過ち”を認め合うシーンは、連合赤軍ものの作品で見た“総括”とダブるな。


監督:レジス・ヴァルニエ
出演:ラファエル・ペルソナ プオン・コンフィーク サネット・ソーン


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Blu-ray Le temps des aveux 日本語なし







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2016年11月24日

新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 13 愛の終止符(2016年)

テーマ:海外TVドラマ
Endeavour Series3

昨日鑑賞のCase12に続き、WOWOWでエアチェックした「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」から、Case13“愛の終止符”を鑑賞した。もともとは「主任警部モース」というシリーズがあり、その主人公の若かりし頃を描いたというのが本シリーズ。オイラは元ネタの方はよくわからなくて、この「新米刑事モース」しか見てないんだけど…両方見ている人は、後(主任警部)のストーリーに繋がる設定などを見つけるのが楽しみらしい。そのあたりのネタがわからなくても、さすがに13本目となると、シリーズものとしての変化を楽しむ余裕が出てくる。

大物ギャング、ハリー・ローズが亡くなり、跡目争いが起きるのではないかとサーズデイ警部補は危惧していた。そんな時に、従業員の給料を銀行から運んでいた会社経営者のクリソルドが襲われて、殺されるという事件が発生。サーズデイ警部補は目を付けていたギャングの兄弟が犯行に及んだと睨み、情報屋から強引な手段で話を聞き出そうとする。一方、昇任試験を受けたばかりのエンデバー・モースは学生時代の恩師ロリマーと再会。そのロリマーから、妻ニーナが若い男と不倫関係にあると相談され、ニーナの周辺を調べ始めるのだが…。

顎で使われるのがやっぱり嫌になってきたのか…巡査部長の昇任試験を受けることにしたモース…冒頭ではそんなモースの受験シーンも描かれていたが、周りの受験者が必死に問題を解いてる中、早々と全ての解答を終え、懐から新聞を取り出して読みだすなど余裕綽々。っていうか、現代の日本だったら、カンニングと勘違いされそうな行為だよな。その他、冒頭シーンでは警部補が追いかけてるギャング集団のボスが死に、その跡目争いが勃発しそうな気配や、本エピソードの発端となる“給料強盗”の被害者が銀行から金を引き出す様子が描かれる。

さらに、モースは学生時代の恩師に再会し、嫁さんの不倫の相談をされる。教え子に嫁さんを調べてくれって頼むのも、なんかちょっと情けない感じがするけど…後に、意外とこの恩師が姑息なヤツだったことが判明したりするので、あまり気にしない方がいいかも。嫁さんの調査を引き受けるモース…若くてセクシーな嫁さんに近づいたり、相手の男の素性を確かめるために、Case11から出てきた女性の制服警官(けっこう綺麗)を誘いビンゴホールに潜入。女性警官の方はデート気分だったけど、実はお仕事だったということで、ちょっとご立腹の様子。

モース…やっぱり女の気持ちが苦手なのか?っていうか、恩師の大学教授にも…“解決策は離婚しかない”なんてストレートな意見を言ってたっけ。一方、サーズデイ警部補の方は、急に“あぶ刑事”化。ギャングも脅す、情報屋も脅すで、さすがに忠実なモースも捜査方針を巡って激しく対立!まぁ、なんで警部補がそんなにギャング潰しに躍起になっているかというのは…Case12でも気になっていた“咳、コンコン”が関係しているわけであり…。っていうか、心身ともに弱ってきてる警部補、息子は軍に入隊、娘も後半で事件に巻き込まれ…とにかく大変。

モースと警部補がそれぞれ追いかけている事件が密接にリンクし、立てこもり事件へと発展していく。そう、サーズデイ警部補の娘さんは、“給料強盗”の被害者が取引していた銀行に勤めてたのです。Case12では、モンスターパニック、アニマルパニック要素なんかも盛り込まれていたけど、今回は正統はなクライムアクションの要素が見どころになっていまして、けっこうハラハラさせます。そして、“咳、コンコン”している警部補を見てると、ガンで死ぬ前のオイラの親父と妙にダブってしまってね…。事件は解決したけど…この続き、どうなるのか、気になる。


監督:オリー・ブラックバーン
出演:ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ショーン・リグビー  ジェームズ・ブラッドショー


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DVD Endeavour Series3 ≪英語のみ≫[PAL-UK]







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