勝手に映画紹介!? -909ページ目

重装警察(2001年)

ちょっと古い映画だが、こんなDVDソフトを中古で購入した。近所のBOOKOFFで、一年くらい前から陳列されていて…最初3000円くらいで売られていたのだが、全然売れず…少しずつ値下げもしていたのだが、それでも売れ残っていたのだ。実は、前から狙ってまして…2000円以下になったら買おうかなと思っていたところ、ようやく1500円になったので…ソッコーで買っちゃいました。「重装警察」…秘密のベールに包まれた香港警察特殊部隊SDUの活躍を描くアクション巨編!ジャッキー・チャンの最新作「香港国際警察」で悪役を熱演していたダニエル・ウーが主人公のSDUの精鋭部隊、ヒットチームの隊長役を熱演している!

マフィアの地下銀行に潜入捜査していたある刑事が…捜査中に下半身付随になる重傷を負った。さらに警察幹部からはマフィアとの癒着を疑われてしまう…。その刑事と親交のあった仲間たちは、彼への医療費工面と、警察組織とマフィアに復讐するため…警察官を辞職し…地下銀行の金を奪取することを計画する。一方…事件の背後に内部の者が関与していると気づいたSDUの精鋭、ヒットチームの隊長ツォン。SDU、警察OB、マフィアの三つ巴の戦いが始まった…。

ダニエル・ウー以外は、地味なキャスティング。少ない女性キャストもあまりパッとしないし、SDUの紅一点、女性隊員もあまり美人でもないし、色気も感じない…かといってハリウッド映画「S.W.A.T」のミシェル・ロドリゲスほどの迫力があるわけでもない。とにかく、物語の内容よりも…そのリアルな銃撃戦に圧倒される。銃撃戦大好きなアクション映画ファンにはお薦めできる…硬派なアクション作品だ。

「香港国際警察」でジャッキー・チェンとダニエル・ウーが拳銃の組み立てを、どちらが早くできるかと競っていたが…この映画では、ダニエル・ウーの部下たちが、MP5A5というマシンガンを使って似たようなことをやってました。

ただ、ちょっと気に入らなかったのが、「スピード」をパクッたような…マーク・マンシーナの曲にクリソツなBGM。せっかくカッコイイアクションシーンなのに…かえってショボク感じてしまった。

あと…やたらとシーンが変わるたびに、日時(時間経過)と場所のテロップ…それと作戦開始だ、銃撃戦開始、だという文字が字幕スーパーで挿入される。オリジナルの画面には、広東語や英語で、そういった表示が出ているわけではないので…もしかしたら製作サイドの指示なのかもしれないが…日本で勝手に入れたものだと考えるほうが打倒だ。訳者のいらんおせっかいなのか、それともソフトメーカーが勝手にやらかしたのかはわからないけど…とにかく邪魔な字幕スーパーだった。

監督:ダンテ・ラム
出演:ダニエル・ウー アレックス・トー サミュエル・パン トニー・ホー ジョー・クー

【DVDソフトの購入】
DVD 重装警察













【この映画が気になった方へはこんな作品がお薦め】
DVD OPTION ZERO G4特工
ダンテ・ラム監督の未公開アクション!警察の特殊チームが活躍する。チョン・チー・ラム(B計画)とアンソニー・ウォンが出演している!








DVD ファースト・オプション 飛虎
マイケル・フィッツジェラルド・ウォン&ジジ・リョン主演のアクション大作!











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孔雀王 鬼還祭(1988年) ほか

なんと…今月の25日にDVDで「孔雀王 DVD-BOX」が発売になるとか…。こちらは、三上博史や阿部寛が孔雀を演じた実写映画版ではなく…アニメ版の「孔雀王」だ。全部で5作品作られたのだが…これまた毎回スタッフが違う、キャストも違うで、それぞれ全くテイストの違う作品になっていて、なかなか面白いシリーズになっている。第一作目が作られたのは、今から17年も前だが…原作のネームバリューの強さか、各作品、今見直しても、全然見劣りしない、高いクオリティは出していると思います。ただほとんどが、60分以下の単発作品なので…ご都合主義的な物語展開が多いのはしょうがない。真・孔雀王のみ、上下2巻で一つの物語なので、ストーリー的には一番しっかりしているかもしれない。



孔雀王 鬼還祭
監督:秋山勝仁 キャラクターデザイン:越智博之

奈良の興福寺から、一般には知られていない「裏の八部衆像」狙う何者かから守って欲しいという依頼を受け、高野山から退魔行の孔雀が派遣された!実は「裏の八部衆像」の“阿修羅象”には…“史上最強の鬼”が封印されているらしい。何者かが、その復活を企んでいるのか?

記念すべき第1作目…孔雀役は関俊彦。阿修羅役・安藤ありさ、慈空役・納谷吾朗、王仁丸役・石丸博也となっている。

一番、単純に…「孔雀王」という世界が楽しめたかな?1作目ということで、入門編には最適。呪術も惜しみなく見せるし、鬼などをモチーフとした和風クリーチャーがたくさん出てくるし。昨今(もうブームは去った?)の陰陽師人気を一足はやく、やってるって感じかな。

音響デザインをルーカスフィルムが手がけていて、ドルビーサラウンド収録されているなど、当時のOVAとしてはかなり画期的だった。

孔雀王2 幻影城
監督:板野一郎 キャラクターデザイン:摩砂雪

織田信長が転生?安土城を復活させ…この世を再び乱世の世にしようという野望を企てるが…孔雀たちは阻止できるのか?

他の作品がOVAなのに対し、この作品は劇場映画として製作されている。「マクロス」シリーズのメカニックや、「ガンツ」でお馴染みの板野一郎が監督。キャラクターデザインは最近のガイナックス作品で活躍する摩砂雪。王仁丸の声が…1作目の石丸博也に代わり、この作品から玄田哲章になる。確かに玄田さんの方が似合っている気がするが、好みは人それぞれでしょう。ほかのレギュラーに変更はないが、劇場作品ということで、ゲスト声優も豪華ベテラン勢が多い。井上和彦、冨永みーな、川村万梨阿、神谷明、大塚周夫だ。神谷明が演じた日光が、妙にケンシロウに似ているのだが…意識したキャスティングか? 

スクリーミングマットジョージが怪物のデザインを手がけているので…B級洋画ホラーっぽくてなかなかです。阿修羅が素っ裸で剣を振り回すクライマックス…ちょっと永井豪チック(キューティーハニーみたいだった)。

劇場作品ということで、自分が持っているLDはビスタサイズ収録になっていた。1作目同様、ドルビーサラウンド仕様。



孔雀王3 櫻華豊穣
監督:秋山勝仁 キャラクターデザイン:岸田隆弘

渋谷ハチ公の銅像を術者の力を借りて動かそうというTV番組の最中に、怪事件が発生!その事件をきっかけに、宝船の封印が解け…300年前の魔物“黄泉御前”が復活する。

監督と制作会社が1作目と同じですが…原画スタッフなどは変わっています。本編中…妙に北爪キャラ入ってるなぁと思っていたら…作画監督補という立場で、北爪博之、恩田尚之、越智博之の三氏が参加していた。なるほどといった印象だ。

これといったインパクトはないのだが…普通に「孔雀王」の世界を楽しめる。1作目の監督さんなので…無難にまとめたなといった印象だ。

当時、まだドルビーデジタルなんていうサラウンドがなかった頃、いち早く立体音響に着目し…“ヴァーチャル・オーディオ・システム”を採用した意欲作。ヘッドホンで鑑賞すると効果が絶大だと言われていた。



真・孔雀王 上・天魔復活 & 下・崑崙鳴動
監督:りんたろう キャラクターデザイン:小池健 阿部恒

心機一転…今までのシリーズとは微妙に設定が異なっている。50分×2話で…他の作品の倍の時間を費やして語られる。

アニメで「孔雀王」を描くのが最後ということで、かなり力の入った内容。今までになく、上下巻で1作品なので…物語的にも深みが出ている。孔雀誕生秘話を描くということで、テーマもシリアス。前作までと、キャラクターの印象もガラリと変わり、少女漫画チックに感じるのは自分だけか?りんたろうということで、CLAMPの「X」をイメージしてしまう。

キャラクターの趣味は人それぞれだと思いますが、マッドハウス制作ということで…作画のクオリティは、シリーズの中で一番ではないかと思います。レギュラーキャラの声優陣も一新…孔雀を辻谷耕史、阿修羅が伊藤美紀、慈空が永井一郎、王任丸が屋良有作となっている。

OVAとしては、かなりの大作だが…孔雀王として楽しめるかは微妙か?(笑)個人的には…角川アニメの「幻魔大戦」とか「X」みたいなりんたろう作品は大好きなので、そのお仲間と捉えると、この作品も嫌いじゃないのですが…孔雀王ファンからは、あまり芳しい評価は得られてないみたいです。孔雀王の世界観を借りて…りんたろうが好き勝手やってるアニメと思って楽しんだ方が無難かも?




それにしても必死こいて集めたLDコレクションの価値が、また一つ、いやまとめて5つも消えていく運命だなんて…(笑)DVDで初めてアニメ版の孔雀王に触れる人は、それぞれに有名クリエーターが参加しているし、それらを一気に見れてしまうということで、けっこうお徳なんじゃないでしょうか?LDの約半額で全部揃っちゃうわけですし…羨ましい限りです。まだ、LDでも充分鑑賞可能だから、自分は買いなおしはしないと思うけど…。

注)自分が持っているLDソフトの音声仕様と、今度のDVDの音声仕様は同じじゃないかもしれませんので、ご注意ください!

【DVDソフトの購入】
孔雀王 DVD-BOX

2005/03/25 発売
ジェネオン GNBA-7046 定価:12,600円 (税込)収録時間:265分
<収録話〉「孔雀王 鬼環祭」(88年)「孔雀王 2 幻影城」(89年)「孔雀王 3 櫻花豊穣」(91年) 「真・孔雀王 上巻 天魔復活」(94年)「真・孔雀王 下巻 崑崙鳴動」(94年)








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勝手にしやがれ!! 強奪計画(1995年)

新作DVDのリリース情報を調べて、おおおっとビックリした。今ごろになって、“勝手にしやがれ!!”シリーズが一気にDVD化されるのである。言っておきますが、ジャン・ポール・ベルモンドの名作ではありまあせんし、沢田研二の名曲でもありません。ヘイ!ブラザー(誰も思わないと思うけど…柴田恭兵と仲村トオルのTVドラマ)とも違います… 世界のクロサワ、明じゃなくて…黒沢清監督が、哀川翔と組んだ、非常にハートフルなハードボイルド作品です!

全6本あるシリーズのうち、第1作目中心にご紹介しておきましょう!

藤田雄次と舎弟の吉行耕作、このチンピラ二人組は…金になることならなんでもこなす、何でも屋のような仕事をしている。ひょんなことから、ヤクザにボコボコにされた雄次は、逃げる最中に迷い込んだ幼稚園で意識を失ってしまう。その時に看病してくれた保母の涼子に一目惚れしてしまった雄次だが…実は涼子にはある秘密があった。病気の父親の治療費を稼ぐため、職場に内緒でキャバレーのホステスをしていたのだ。雄次と耕作は彼女を助けようとするが…。

この映画は、毎回、前田耕陽扮する舎弟の耕作が「雄さーーーん」と大声を張り上げながら、哀川翔扮する雄次の元に駆け込んでくるというお約束のシーンから始まる。そしてトルステン=ラッシュ作曲のどこか間の抜けた、ほのぼのしたテーマ曲が絶妙なタイミングで挿入され…タイトルロールへと繋がっていく。

毎度のように、一癖あるヒロインが登場し…心優しい雄さんたちは、振り回されていく。たとえ恋心を抱いたりしても…あっさり振られて、絶対に片想いの恋は成就しない(笑)まるで、“男はつらいよ”シリーズのようなワンパターンさを感じながらも…黒沢清らしい、微妙なズレ、はずし加減が…スパイスとなり、絶妙な笑いを醸しだす。他の黒沢清作品ほど不条理感を感じさせないので…黒沢作品の中ではわりと理解しやすいシリーズになっている(完結編にあたる6作目「英雄計画」を除く)。

この1作目、強奪計画では…七瀬なつみがヒロインの保母さんを演じる。天然ボケキャラで…ことごとく優作たちの仕事を邪魔するのだ。このトンチンカンぶりが…凄い。物語はヤクザを巻き込んだ、ドタバタ騒動へと発展していき…最後は、えっ?ってなっちゃうようなショボイ展開なのだが…これがまた、作り手の狙いだというのが、続編を見ていくと理解できるようになります。ヤクザだ、チンピラだっていうのが出てくるのだけど…決して“修羅”とか“極道”って付くような作品とは違います。本当に、ノリとしては“男はつらいよ”の方が近いかもしれない。

で、映画の最後がまた凄いんですよ。これもワンパターンなんですけど…哀川翔と前田耕陽がアカペラで歌う“森のくまさん”の輪唱がエンディングテーマ。一世風靡男闘呼組が、“森のくまさん”ですよ!しかも歌詞が微妙に馬場祥弘作詞のオリジナルと違う…いや途中から全然違う(笑)

主人公のハチャメチャぶりをサポートする、レギュラーキャストに、大杉漣と洞口依子(どちらも黒沢組常連)。二人が入り浸たる喫茶店のマスターで、何故か“先生”と呼ばれる大杉漣。二人が関わる事件に首をつっこみ、引っかきまわすことも度々。洞口依子は、二人の胴元、元締めのような存在で…ヤバイ仕事を二人に回しては仲介両をせしめているといった、クールなお姉さま役だ。主人公の二人以上に謎が多く…余計なバックボーンが描かれていないので、気になってしょうがない存在だ。

各作品…ちょっと下降気味の売れなくなった元アイドルみたいな人たちがヒロインを演じていて、なんか懐かしさを感じます。4作目に出てきた仁藤優子も懐かしかったけど、5作目には今、ヌード写真集が話題になっている元Winkの鈴木早智子とかも出ています。


まだDVDなんてものが、こんなに普及していないころの話なので…この手のソフトが、LDになるとも思えなく、今みたいに手軽にネットオークションなんかでビデオソフトが入手できることもなく…中古ビデオ屋や、レンタルショップのレンタル落ちコーナーを歩き回り、苦労して全巻揃えたのになぁ。DVD出ちゃうのか…嬉しい反面、ビデオが過去の遺物になっていく感がますます強く感じられ、ちょっとばかり寂しい気分になってしまう。

監督:黒沢清
出演:哀川翔 前田耕陽 七瀬なつみ 菅田峻 洞口依子 大杉漣 國村準


【DVDソフトの購入】
4月28日発売予定
DVD 勝手にしやがれ!! 強奪計画 ヒロイン:七瀬なつみ
DVD 勝手にしやがれ!! 脱出計画 ヒロイン:木内あきら
DVD 勝手にしやがれ!! 黄金計画 ヒロイン:藤谷美紀


5月発売予定(今現在、Amazonではまだ予約受付開始していません)
DVD 勝手にしやがれ!! 逆転計画 ヒロイン:仁藤優子
DVD 勝手にしやがれ!! 成金計画 ヒロイン:鈴木早智子
DVD 勝手にしやがれ!! 英雄計画 ヒロイン:黒谷友香




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ネメシス(1992年)

同名タイトルのスタートレックシリーズではありません、念のため。アルバート・ピュン監督のB級映画の傑作(笑)で…当時「男たちの挽歌」+「ターミネーター」などと呼ばれていた駄作SFアクションですが…アクションシーンの出来はとにかくカッコよく、当時意味不明に感じた、やたら複雑怪奇なストーリー展開も今、見直すと“攻殻機動隊”っぽくもみえなくもなく…B級映画好きの方にはぜひ見ていただきたい作品です。ちなみに、ちゃんと日本でも劇場公開されています。

実は、このLDを大昔持っていまして、アクション大好き人間だった自分は、けっこう繰り返し見ていたのですが…一時期、金銭難でコレクションのLDを大量処分した時があり、その時に一緒に処分してしまったのですよ、このソフト。そのうちDVDになるだろうと思っていたのですが…今現在DVD化なし!やっぱ駄作なんだなぁ~…未公開ながら続編がパート4くらいまであった気がするけど。久しぶり見たいなぁと思っていましたら…いつものように、近所のBOOKOFFのLDコーナーに、350円で陳列しておりました(笑)一度売ったくせに、同じソフトを中古で買いなおしてしまう…最近、こういう行為が多い気がする。

西暦2027年…急速なテクノロジーの進歩で、暴力の蔓延る地球上に出現した“サイボーグ”人種。彼らの目的は地球の支配だった!陰謀を阻止すべく…自身の身体の一部も機械化されている秘密捜査官アレックス・レインはテロリスト集団と壮絶な戦いを繰り返していた!そんな戦いの中で…アレックスは本当の敵は人間なのか、サイボーグなのかという疑問を抱き始める…。

冒頭、娼婦になりすました女サイボーグテロリストの頭を銃で吹き飛ばすなんてシーンで幕を開け…そのまんま怒涛のアクションシーンになだれこむ!そのアクションシーンなど…見るからに、「男たちの挽歌」を意識した風貌の主人公、ロングコート、サングラス、二挺拳銃…ただ、似合っているからなんとなく許せてしまう。H&KのMP5K A4をぶっ放すテロリストのおねーちゃんがパンチラしてるが、(きっと)サイボーグだから、そんなもんお構いなしなんだろうなぁ。

至近距離でぶっ放してもなかなか弾が当たらないとか…こんなところも香港映画っぽくていいです。ただ、ちゃんと弾切れは起こして、マガジン交換しているから芸は細かい。両方に握った拳銃のマガジンを同時に抜き出すなんてシーン…どっかで見たことあるけど(笑)、手際が良くてけっこうカッコイイです。敵の放ったミサイルランチャーからの視点になり、主人公めがけて飛んでいくなんていう“ニキータ”な演出も平気でやってます。

最初の10分くらいで、こんな感じです。前半は若干ダレ場もありますが…後半(ちょうどLDだと裏面にひっくり返したあたり)から、アクションのオンパレード。敵がサイボーグって設定ですから、弾が当たれば火花は散らすし、爆発するし…建物が石原プロ並に爆破・炎上・崩壊するなんてシーンもやたらといっぱい出てくる。アクションシーンの舞台となるのが、廃工場とか、ジャングルの中なんてのが多いのは、いかにも低予算なB級さが出ていていいです。

主人公の機械化された目玉の奥から、あるものを取り出すなんてシーンは、ちょっとキモイ。冒頭の娼婦サイボーグもそうだったけど、全体的にサイボーグたちが、破壊されるシーンの描写は、かなり痛々しく描かれている。メカニカルな描写がやたらと生々しく見えるのが、意外とこの作品の特色かもしれないですね…。


ストーリーは複雑ですが…映画の3分の2くらいは、こんなシーンばっかですから…ビデオなどで見るなら95分飽きずに楽しませてくれると思いますよ。何気にナイスバディの裸のおねーさんによるお色気シーンまであります。

監督:アルバート・ピュン
出演:オリバー・グラナー ティム・トマーソン マージョリー・モナハン ケリー=ヒロユキ・タガワ


【ビデオソフトの購入】
VHS:ネメシス(字幕スーパー版)
中古ビデオならAmazonでも入手できるみたい…。
↓自分は未見ですが続編もあり!
ネメシス【日本語吹替版】
ネメシス2【字幕版】
ネメシス2【日本語吹替版】
ネメシス3【字幕版】
ネメシス3【日本語吹替版】
ネメシス4【字幕版】
ネメシス4【日本語吹替版】




【影響受けまくり!?】
男たちの挽歌<デジタル・リマスター版>
男たちの挽歌2<デジタル・リマスター版>
アゲイン 男たちの挽歌3<デジタル・リマスター版>
狼/男たちの挽歌・最終章<デジタル・リマスター版>
ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌
男たちの挽歌 (デジタル・リマスター版) DVD-BOX







BOXには…ハードボイルドが入っていないのが残念!個人的には正編の3部作よりも…日本でこじつけて続編に見せかけてるハードボイルドが一番お薦めかも!?


ターミネーター
ターミネーター2 特別編
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊










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特捜戦車隊ドミニオン(1993年)

バンダイビジュアルの新作DVDを買うと、メーカーでポイント還元を行っていて、貯めるとDVDやオリジナルグッズを貰えるとい制度がある。過去にも何度か、DVDを貰っているのだが…1ポイント、1円の換算で、今回はコツコツ貯めて8000ポイント近くまで貯まっていたので…安いDVDだったら2枚は貰えるな~と思い、こんなものを選択してみた。で、申し込んでから5日くらいでソフトが到着したので、早速鑑賞することにした。

「特捜戦車隊ドミニオン」…「攻殻機動隊」の士郎正宗原作のコミックをアニメ化したもので、攻殻ほど難しい内容でもなく、士郎作品の中では比較的容易に理解できる物語だ。これ以外にも他社でアニメ化されたことがあるのだが、実はそちらは見たことがない。で、こっちも…昔、途中までレンタルで見た記憶があるんだけど、最後まで見ないで、途中でやめちゃったという経験がありまして…この機会に最後まで見てみようかなぁと…10年ぶり位に思ったわけです。

“クラッシャーポリス”と疎まれながらも、多発する武装テロ鎮圧のために日夜奮闘するレオナの所属するタンクポリス。謎のクモ型機動兵器の出没!レオナの白バイ部隊時代の親友シャロンが謎の死。爆弾を積んだトレーラーの暴走。レオナの愛機ボナパルトの盗難などなど…実は一連の事件の背後には、ある兵器企業が関与していた。

コアな士郎正宗ファンの間では…どの作品もアニメ化は不評なのは当たり前なのだが…個人的に、80~90年代の平均的なOVAとして最近の萌え系アニメよりも、全然面白く感じる。というか、頭を使わないで単純に楽しめるアニメになっていた。今見直しても…思っていたほど…作画の質もそんなに悪くなかったし。

主人公の少女が元気溌剌で、メカフェチっていうのが…どうしてもパトレイバーとかぶってしまうし、メカの暴走だ、トレーラーの暴走だっていう…近未来ロボットアニメのお約束的なエピソードも、パトレイバーや攻殻機動隊(S.A.C.の1作目)の中で似たようなのがあった。

一応、原作も読んでいるので…佐久間レイの声が似合わないなぁという不満点はあるが…久しぶりに堪能してしまいました。基本的には1話完結のスタンスをとり…最後には1本に繋がるという構成なので、やっぱり一気に鑑賞するのがベターだろう。昔は、OVA1作品のビデオ・LDが4800円していたのに、DVDでは3800円で3話収録というのが、やっぱりポイント高いなぁ。

攻殻ほど難しくないので、レンタルか何かで見つけたら、ちょっと見てみてください。

監督:古瀬登 原作:士郎正宗
出演:佐久間レイ 屋良有作 富田耕生 柴本浩行 千葉繁 


【DVDソフトの購入】
特捜戦車隊ドミニオン Vol.1
特捜戦車隊ドミニオン Vol.2










DOMINION DVD collection BOX

こちらが他社から発売した旧OVA。もちろん中身は違いますよ。












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鉄人28号(2004年)

【鑑賞日:2005年3月19日】

本日公開、「鉄人28号」を、初日初回で鑑賞してきた…。昨年の今川泰宏版リメイクアニメが、かなりツボに入っていたので…あのダサかっこいい(ダサイけどどこかカッコよく見える)CG鉄人にも、けっこう期待していたのだ。昨年の東京ファンタで一足先に鑑賞した人から、意外とよく出来ていたよという感想を聞きいてもいたしね…なかなか公開してくれなかったから、今日が本当に楽しみだった。

金田正太郎は幼い頃父を亡くし、現在は母親と二人暮らし。そんな彼の前に、ある日謎のロボット・ブラックスオックスが現れた!オックスは東京の街中で暴れ周り…正太郎の母親もこの騒動に巻き込まれて大怪我をしてしまう。そんな時、正太郎は綾部達蔵なる老人に呼び出され…科学者であった父親が残したロボット、鉄人28号の元へ案内されるのだった。鉄人を操縦してオックスを倒せるのは正太郎しかいない!

いや~密かに期待が高かったので…正直、ガックリな作品になってしまった。「キャシャーン」や「デビルマン」「ハットリくん」に比べたら、許せるところは多いのだが…漫画・アニメの実写化にしては…ハジケ具合が弱い。「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 」を彷彿とさせるオモチャみたいで、ダサイCGとか、香川照之や柄本明などクセモノ俳優の完璧マンガチックな演技とか…お馬鹿映画な香りが濃厚なクセに…ロボットが暴れ回ると、犠牲になった民間人は出てくるし、警官達も大怪我するし…妙に血なまぐさい演出で、リアリティを出そうとするのだ。香川照之が大げさなメイクと演技で頑張っているのに…その横で川原亜矢子がセクシーポーズ決めてたりするのも、ツッコミどころだろう。非常にアンバランスで、なんだか居心地が悪い。

どーせなら…原作や新旧アニメの設定を引き継いで、正太郎くんにスポーツカーを運転させ、少年探偵でもやらせちゃえば、もっと面白くなったのだと思うが…そういうところでもリアリティを追求しているらしく、正太郎くんが、ただのイジイジしている小学生のガキなのだ。まるで、「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジを、もう一回り幼くしたようなキャラクターだ。これが最大のマイナス点だろう。弁当箱みたいな操縦桿じゃないし、敷島博士の不在、村雨研二がかっこ悪い…宅見零児(香川照之が演じた悪い科学者)なんて名前じゃなくて、不乱拳博士でもいいじゃないか(ビジュアル的には不乱拳博士ソックリだった)etc…挙げれば不満点はまだまだ山ほどあるんだけど、このくらいにしておきますか。

あっ、そうそう、何気に中澤裕子…昔の薬師丸ひろ子みたいな髪型じゃなかったですか?薬師丸ひろ子が出ているから、意識してあんな髪型だったのだろうか。あまり似合ってなかった。


【見所はこんなところ?許せるところはこんなとこ!】
1.ブラックオックスのデザインの素晴らしさを改めて再確認!CGになってもオックスだけはイメージを壊さず、原作・アニメに負けないカッコよさ!

2.蒼井優がメチャメチャ可愛い!ベレー帽(みたいな帽子)に制服姿…某アニメのキャラクターみたいだった。

3.「インデペンデンスデイ」のホワイトハウス爆発を思い出す…国会議事堂破壊!もちろん中では国会開催中だよね?(笑)

4.特撮モノには欠かせない俳優…螢雪次郎さん!今回もブラックオックスとファーストコンタクト(?)ついでに諏訪太郎、森羅万象、鈴木一功の技術者オヤジトリオも良かった。


先に見て“面白かった”なんて言ってた奴に、“嘘つき~”って言い返してやらなきゃなぁ(笑)いかに、昨年の今川泰宏版アニメが傑作だったか…アレには全く及ばず…。

劇場内は、映画の内容のわりに、30~50代位の男性の一人客が多く…お子様たちはみんな「劇場版 ロックマン エグゼ 光と闇の遺産 /デュエル・マスターズ 闇の城の魔龍凰」とか「ワンピース THE MOVIE」の方へ行っちゃってるみたい。まぁ、ほとんどの大人が、首をかしげながら劇場を後にしていたのは言うまでもありません。「なんで、ロボットがあんなに変なの?」って子供につっこまれてる親子連れもいました(笑)

監督:冨樫森
出演:池松壮亮 蒼井優 薬師丸ひろ子 香川照之 川原亜矢子 中澤裕子 高岡蒼佑


【関連DVDソフト】
MAKING of 鉄人28号





鉄人28号 DVD-BOX (期間限定生産)

2004年・今川泰宏版「鉄人28号」のDVD-BOX!期間限定なのでお買い逃しなく!








ジャイアントロボ THE ANIMATION GR-1
ジャイアントロボ THE ANIMATION GR-2
ジャイアントロボ THE ANIMATION GR-3
ジャイアントロボ THE ANIMATION GR-4

やっぱコレが一番面白いです!?








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撃つ薔薇(2002年)

先日、近所のBOOKOFFで、たまたま中古ビデオを見つけた「撃つ薔薇」を鑑賞した。これは、数年前にWOWOWで放送されたハイビジョンドラマシリーズの1本で、大沢在昌原作の和製“インファナルアフェア”といった感じのアンダーカバー(潜入捜査)を題材にした近未来アクションサスペンスだ。もちろん「インファナルアフェア」が公開される前の作品であり、原作ももちろんそれ以前に書かれているので、決してブームに便乗したパクリではない。

元々は大沢在昌氏が企画に携わったドリームキャスト(懐かしい)のゲームソフト「UNDERCOVER」がはじまりで、それを小説にしたのが原作になっている「撃つ薔薇」なわけです。放送当時、WOWOWで録画したビデオを持っていたのだが…ちょうどBSアンテナの調子が悪く…ノイズ入りまくりの汚い画像で、DVD化を望んでいたのだが…結局DVDでは発売してくれなかったので、VHSビデオでもちょっと嬉しかったりして。

20XX年の東京…過去を捨てた女、女性潜入捜査官の涼子は、ブラックバードと呼ばれる合成麻薬の製造・流通経路の全容解明のため、謎の犯罪組織CMPへ潜入する。

主人公の涼子を演じた松尾れい子がなかなかカッコイイのだ。冒頭、タイトル前のプロローグ的なシーンで…肩を露にした真っ黒なドレス姿で潜入捜査中の涼子が、寺島進扮する、幼児・人身売買組織のボスに啖呵を切りながら、どこからともなく取り出した小型の拳銃を両手に構え、ジョン・ウー映画ばりの二挺拳銃で、相手にぶっ放すという…戦う綺麗なおねーさん好きとしては、たまらなく素敵なシーンにめぐり合えるのだ!他にも、潜入捜査で敵の信用を得るために…チンピラ(不良外国人)どもに容赦なく弾丸をお見舞するなんて、非常にクールに決めてくれます!

確かに小説に比べると、全体的な物語はスケールダウンしているのは否めないが、それは原作ものの性ですよね。個人的には、同じ大沢作品の「天使の牙 B.T.A」よりはよく出来ていると思います。さすがに真田広之の映画版「新宿鮫」には敵わないけどね…。

残念な点は…細かい設定がアレンジされてしまっているため、原作のラストで描かれた、アンダーカバー涼子の真の正体が明らかになるというエピローグが、ドラマ版ではバッサリ、カットされてしまったことだ。ここでは書けないが…原作では、大沢在昌ファン納得のあるキャラクターに関係しているという、凄いオチがあった。あっ、もしゲーム版をプレイしたことがある方は、その正体に気づいてるかもしれませんね。なんせ●●って名字そのまんまでしたから。よかったらぜひ原作も読んで欲しいですね!

公式サイト⇒クリック

監督:麻生学 原作:大沢在昌
出演: 松尾れい子 杉本哲太 原田芳雄 北村一輝 寺島進 斉藤陽一郎 


【ビデオソフトの購入】
VHS:撃つ薔薇
残念ながらAmazonでも、現在は在庫切れの様子です。中古ショップやオークションサイトを探しましょう!












【原作本の購入】

撃つ薔薇―AD2023涼子

原作本で我慢しましょう!











【Amazonで入手可能大沢在昌映像化作品ソフト】

VHS: 眠らない街~新宿鮫~

DVD: 新宿鮫 毒猿

DVD: 天使の牙 B.T.A

VHS: BAD GUY BEACH

VHS: 走らなあかん 夜明けまで
















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dot the I ドット・ジ・アイ(2003年) 

2005年3月4日レンタル開始の新作DVD「dot the I ドット・ジ・アイ」を鑑賞した。「モーターサイクル・ダイアリーズ 」(DVD化しますね)が大ヒットしたガエル・ガルシア・ベルナル主演のラブサスペンス?

スペイン人美女カルメンは、金持ちの恋人バーナビーにプロポーズされ、これを受け入れる。ある夜、女友達だけで独身最後のヘン・ナイト・パーティ(フランスの伝統で、未来の花嫁が男性と独身最後のキスをする)を開き、偶然居合わせたセクシーな男性と激しいキスを交わす。それを機会に、急激に惹かれあっていく二人と、恋人との三角関係に発展したいくのだが、実は…。

アホでもわかる、あからさまにバレバレの伏線…案の定、「シベリア超特急」並の大どんでん返し。ここまでやったら…もう二つ三つ、観客をあっと驚かす仕掛けが欲しかったところだが、それなりに愉快かも?ただ、“この映画はどうだ!”と言わんばかりの、作り手の自己陶酔が現れたクライマックスに、ちょっとだけ興ざめはしたよね。

劇場公開時に、けっこう評判が良かった。確かに…危険な香がするラブストーリーと同時に、映画そのものへの皮肉めいたものを描いてるあたり、映画好きにとってツボになりそうな感じの作品だ。大どんでん返しも“シベ超”と一緒にしたら可愛そうだと思うけどさ…自分はどうしても某タレントがかつて書いた小説で、ドラマ化もされた“●●●●●●殺人事件”を思い出してしまうのよ。だから、映画として楽しめたけど、驚きはなかったというのが正直な気持ちだ。

ヒロインのカルメン…ナタリア・ベルベケはなかなか魅力的。時より好みじゃないブサイクな表情もあるのだが、ヘン・ナイトで男装しているシーンなど、かなりキュートで可愛い。

ハリウッドのお馬鹿ラブコメよりは…充分、見る価値のあるラブストーリーだとは思います。

監督:マシュー・パークヒル
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル ナタリア・ベルベケ ジェームズ・ダーシー

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エレクトラ(2005年)

【鑑賞日:2005年3月16日】

2003年にそこそこ話題になったアメコミ映画「デアデビル」で、死んだはずのヒロイン・エレクトラが見事復活し、大活躍するというスピンオフ映画、「エレクトラ」の…リサーチ試写会に行って来た。今現在は日本での正式公開日も決定していないみたいで…チラシすらなかったです。それだけ早く新作映画が観れたってことなんですけど…上映後にアンケートを書かされました。今回は10代~30代限定試写会ということで、ターゲットはその辺みたいですよ。

奇跡的に蘇生した女戦士エレクトラ…クールな女殺し屋として活躍中。巷では一度死んだ女として都市伝説にもなっている程だ。彼女のもとに新たな依頼が舞い込むのだが…今回の仕事のターゲットとは知らずに、ある父娘と親しくなってしまう。依頼を全うすることができなくなった彼女は、その父娘を逆に敵の刺客から守ってしまう羽目に…。

評判の悪かった顔デカベン・アフレックのデカデビル…じゃなかったデアデビルの中でも…何気に好印象だったエレクトラが、実は奇跡的に生きていましたって設定なんだけど…よくもまぁ、エレクトラをこんなにかっこ悪くしてくれたなぁと、文句しか出てこない映画になってしまいました。

「サラマンダー」の監督さんなんで、けっこう期待していたのですが…はっきり言います…最低、最悪、超トホホなB級、C級アクション映画です。妙に中途半端なアジアンテイストを盛り込み、カンフーやら忍者やら妖術使いの化け物たちがわんさか出てきます。エレクトラたちを追うザ・ハントという悪の組織…チャイニーズマフィアとヤクザを合わせたようなヘンテコリンな組織なんですが、この組織のボスがケイリー=ヒロユキ・タガワという、なんとも胡散臭いキャスティングになっています。ケイリーさん、嫌いじゃないんだけど…この人が出ている映画って、大体間違いだらけのアジア文化が描かれた作品なのです。思い出す限りでも「ライジングサン」「リトルトーキョー殺人課」「パールハーバー」などなど。彼が画面に出てきた瞬間…嫌な予感が頭をよぎったのですが…案の定でした。聴きたくないよ~ジェニファー・ガーナーの変な日本語…これは「キル・ビル」じゃないんだからさぁ…そういう雰囲気じゃないよ。

全然アメコミ映画らしさを感じません。よくビデオ、DVDスルーで見かける、タイトルだけビッグタイトルにソックリな怪しげな、香港映画かぶれのB級アクションみたいな雰囲気です。分かりやすく言うと「モータル・コンバット 」+「ハンテッド 」(いや、わかんねーだろ、これじゃ…それに両方とも劇場公開作品だし)みたいな作品ですかね。あっ、ピッタリな未公開映画があった…「インビンシブル 」(メル・ギブソン×ジェット・リー製作総指揮)の方が近いかも?

アクションはショボクなってます。皆、貶してたけどさ…オイラ、「デアデビル」のアクションは嫌いじゃなかったんだけどなぁ。マット(ベン・アフレック)とエレクトラが初対面で戦うところとかも…。盲目って設定生かしてて、けっこう面白かったけどなぁ、アクションは!

一応、アメコミ映画のお約束か…過去に縛られ、苦悩している姿が延々と描かれています。「デアデビル」でも語られていた幼い頃に、母親が殺された事件のことを今でも引きずっているのですが…「デアデビル」で死んだ親父の事とか、マット・マードックのことは一切思い出しません!

全体的にトーンが低く暗い映画な筈なのに、あまりにお馬鹿すぎて、間抜けすぎて失笑してしまうこと間違いなし!ツッコミ満載のトホホ映画。デアデビルで酷評されたのに…こんなの本当に劇場公開しちゃって大丈夫ですか、FOXさん?知らないうちに、ビデオスルーにならないことを…祈ってますね(今日の時点では、近日公開予定って、会場でアナウンスしてました)。せっかく「エイリアス」とかで、ジェニファー・ガーナーの浸透度が高くなってきたのに。彼女のファンはどんな駄作でも、でっかいスクリーンでみたいだろうさ。

こんなに酷くするなら…普通に「デアデビル2」にしとけよ!って感じです。エレクトラより…ブルズアイの方を生き返らせた方が面白いんじゃないの?

もちろん、鑑賞後のアンケートには、お世辞など一切抜きで、素直な気持ちで回答してきました。

あっ、そうそう…「ER 緊急救命室」のルカ・コバッチュ先生こと、ゴラン・ヴィシュニックが出てきました。「エイリアス」のジェニファー・ガーナーと「ER」のゴラン・ヴィシュニックという、TVシリーズのスター共演というのが一番の見所か?あっ、日本映画に次いで、ハリウッド映画デビューしたボブ・サップの扱いは「デビルマン」並です(爆) 

アメリカの公式サイト⇒クリック

監督:ロブ・ボウマン
出演:ジェニファー・ガーナー ゴラン・ヴィシュニック ウィル・ユン・リー ケイリー=ヒロユキ・タガワ テレンス・スタンプ 



【とりあえず前作をチェック…】
デアデビル
今なら、定価999円で買えます!ただ…何ヶ月か先にディレクターズカット版みたいなのが出ますけど…。











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新・影の軍団 第五章 服部半蔵VS陰陽師(2004年)

2005年2月25日発売、レンタル開始の新作DVD「新・影の軍団 第五章 服部半蔵VS陰陽師」を鑑賞した。いよいよクライマックスに突入の新・影の軍団だが…キング・オブ・Vシネの竹内力が悪役として乱入、監督も序章、第二章の宮坂武志監督に戻りますますヒートアップ!

黒岩藩藩主・黒岩将時の娘、白糸姫が突如、何者かに呪いをかけられ病に倒れた。幕府が定めた婚姻を控えている姫の顔に広がる醜い痣。そんな白糸姫を救うべく、服部半蔵は影の軍団を呼び寄せた!!

何故かオープニングクレジットで、竹内力だけ文字が真っ赤(笑)、最凶陰陽師・赤牛丸(力ちゃん)が、徳川家康を呪い殺そうなんていう悪行がバレて…陰陽道の師匠である曼荼羅に指をぶった切られるという壮絶なシーンで幕をあける(DEATH2 流血地獄では指をぶった切る方だったのにねぇ)。今まで以上にオカルティックな内容となっている、このハチャメチャ感は…先日鑑賞した竹内力主演の「斬人 KIRIHITO」(感想はこちら)にも通じるお馬鹿ぶりで…とにかく凄いことになっている。「DEAD OR ALIVE 犯罪者」の“力魂”を彷彿とさせる…呪術(カメハメ破みたい)を繰り出し、ジム・キャリーも真っ青な変幻自在の顔芸で凄みを利かし、いくら殺しても直に再生する不死身ぶりまで発揮する!

その他にも…とっくの昔に死んだ筈のキャラがクレジットされていたりするんだもん…何かあるよね(笑)

爆破で肉片は飛ぶ、血はドボドボ垂れる…宮坂監督らしい悪趣味な演出がバンバン出てきます!赤牛丸率いる悪党どもと…影の軍団による壮絶なチャンバラ合戦は、けっこう迫力あり!刀を振り回しながら…回し蹴りをバシバシ決めちゃう疾風役の山口祥行の相変わらずキレのいいアクションが、カッコイイ。あっ、そうそうお姫様役の須藤温子がけっこう可愛かった。

ただ、今回は…松方“猿飛佐助”弘樹の出番が、ラストにたった数十秒…セリフもただ笑ってるだけという、なんとも寂しい。次巻への繋ぎということで…とりあえず出てきた感じです、パッケージにはデカデカと名前が入っていますが。

先日、劇場公開された際は、続編の最終章まで一気に上映したそうなのだが…DVD、ビデオは残念ながら第5章のみのリリース。ただ、それなりに物語はキリがいいところまでだったので、我慢できる。ちなみに最終章は6月リリース予定だとか…。特典映像の予告を見ると…引き続き竹内力ほか、今回の陰陽師生き残り組が再登板するようで、それに加え、菅原文太や、前に死んだはずの小沢和義(死んだ記憶があるんだけど、なんせ和さん出てたの、かなり前の話なので記憶が曖昧)が出ているらしく、かなり期待が膨らむ。

一応、今までシリーズ5本全部見ているが、今回の作品が一番面白かった!

監督:宮坂武志
出演:千葉真一 高野八誠 山口祥行 金子昇 本宮泰風 竹内力 松方弘樹 吉野きみか 船木誠勝

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新・影の軍団 服部半蔵vs陰陽師















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