ファイアー・ドラゴン(1986年) | 勝手に映画紹介!?

ファイアー・ドラゴン(1986年)

ファイアー・ドラゴン(字幕版)

 

「十角館の殺人」目当てに再加入したHuluを物色していたら、旧作の香港映画のラインナップがけっこう充実していたので、マイリストにバンバン追加中…鑑賞経験があるものなんかも、それこそ学生時代にレンタルビデオで見て以来なんてものも少なくなかったので、久しぶりに再鑑賞しようかなと。本日チョイスしたのもそんな1本…ブルース・リーの息子ブランドン・リーのデビュー作「ファイアー・ドラゴン」。一応、過去にDVDはリリースされていたみたいだが、現在は入手困難で中古品もそこそこの値段。アマプラでの配信だと見放題ではなく有料扱いだった。

 

昼は解体工、夜はバーで働く青年ホウ、恋人のメイと結婚を控え、必死に働いていた。2人には共通の友人マイケルがおり…顔を合わせると一緒に遊びに行く仲でもある。そんなマイケルの父親はヤクザのボスであり、稼業を手伝うマイケルも麻薬取引のトラブルに巻き込まれていた。ある晩、マイケルに呼び出されたホウは、目の前でマイケルが襲われる現場を目撃。彼を助けるために、近くに落ちていた銃で襲撃者を撃ってしまうが…相手は潜入捜査中の警官だった!ホウはマイケルを守るため黙秘を続けて、投獄されるが…全てマイケルの策略だった!

 

ブランドンが無実の罪で捕まるような話だった…という大雑把な内容はなんとなく覚えていたが、だいたいあっていたか?正確に言うと…ヤクザのボスを父に持つ友人がいて、そいつがブランドンのカノジョを寝取ろうと画策、わざと殺しの現場に呼び出し、成り行きで自分を助けるように仕向け、銃を撃たすんだよ。そして…本当は、隠れていた手下が別の銃でターゲットを殺してるんだけど、ブランドンに罪の意識を植えつけておいて、さらには、ダメ押しでブランドンの良心を利用し、“友人を巻き込んじゃいけない”と思い込ませて、懲役を受け入れさせてしまうと。

 

当初は、“正当防衛で上告するから直ぐにシャバに戻ってこれる”、“カノジョの面倒は友人に任せろ”ってことだったんだけど、そんなの真っ赤な嘘!8年という刑の長さに絶望し、さらには自分が騙されたという事実を知り、友人に対して怒りを募らせていく。一時は、友人をブチ殺すために脱走も考えたけど…無理だった。それから8年後…刑期を終えて出所するブランドンの前に、偶然と必然が重なり合って、当時の関係者たちが現れる…そのせいで、再び歯車が回り出す。あんなに悲惨な目に遭ったのに、まだそんな目に遭うかという追い打ちがブランドを襲う!

 

っていうか、あの友人面しているボンボンドラ息子が憎たらしいったらありゃしない…演じているのはマイケル・ウォン。正義感が強い主人公を演じることもあるけど…こういう悪役も手堅くこなす。確かにブランドンの彼女を、最初にナンパしたのはマイケルの方だったんだけど…あっけなく玉砕してる。その後、2人がくっついたことで、いつかは寝取ってやろうと虎視眈々と狙っていた。ブランドンをハメた後、いよいよカノジョを手籠めにしてやろうと強引な手段に打って出るも、そこでも失敗…やがてコイツも8年間たまりにたまった欲望を満たすために暴走していく。

 

絶望するブランドンと意気投合し、何かと手を差し伸べてくれることになるムショ仲間にマン・ホイ…ブランドンの出所後にはナイスな相棒ポジを務めるようになる。この前、WOWOWで見たミシェール・ヨーの「レディ・ハード/香港大捜査線」にも出てたよね…懐かしい、当時の香港映画でこの顔よく見たななんて思ったところだったが、そうかこんな作品にも出てたのか。父親ブルース・リーとは少し異なり、銃を手にした現代的なアクションも様になるブランドン…マン・ホイと2人で敵のアジトに殴り込む、クライマックスの銃撃戦はベタだけどやっぱカッコいいなぁ。

 

 

監督:ロニー・ユー

出演:ブランドン・リー マイケル・ウォン レジーナ・ケント チャン・ワイ・マン マン・ホイ

 

 

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ファイアー・ドラゴン(字幕版)

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