「好きなことだけして生きよう」
「やりたいことだけやろう」
「ときめくことだけやろう」
言い回しは色々ですが、
こころの時代がやってきた今、
このようなフレーズをあちこちで見聞きしますね。
わたしも、この生き方を実践していくことで、
どんなことが起きても、
どんな渦中にあっても、
ブレないこころ
幸せを感じられるこころ
をもって、生きられています。
人や、環境や、起きた出来事。
これらをフラットに受け止められるようになり、
被害者意識を持たなくなりました。
本当の意味で、自分自身を大切にして生きています。
でも、この考え方。
根本のところを理解できていないと、
大きな落とし穴に落っこちます。
「好きなことだけして生きる」とは、
やりたくないことはすべてやらない！
ということではありません。
「好きなことだけして生きる」ためには、
ときにはやりたくないこともやる覚悟が必要です。
本当の意味での「好きなこと」というのは、
わたしは、どう生きたいのか。
わたしは、どうありたいのか。
ということ。
そう生きるために、
そうあるために、
どんな「手段」を選ぶのか。
好きな方法、得意な方法を、手段として選んで、実現していけたらいいのですが。。。
「好きなことだけして生きていく」状態を実現するために生きていると、
時々、やりたくないことをやらねば越えられぬ壁が出現します。
その壁を避けては、ありたい姿には、到達できません。
努力しなければならないこともあるし、
頑張らなければならないこともある。
我慢しなければならない場面も、
プライドを捨てなければならない場面も、
苦手なことをやらなければならない場面も、
時にはあります。
宇宙のプラスとマイナス（正負）の法則でもお伝えしていますが、
この世界はプラスとマイナスのバランスで成り立っています。
プラスだけを受け取って、マイナスは絶対に受け取らない。
そんな都合のいい話は、残念ながら、ないんだな。
好きなことが、大きなプラスなら、それを実現するためには、
大きなマイナスをも引き受ける覚悟が必要なのです。
わたしにとっての「好きなことだけして生きていく」状態とは、
幸せな妻、女性、人間であること。
そうあるために、
「幸せな夫婦であること」が、あって、
夫を立てる
夫のこころの自由を大事にする
（不機嫌でいる自由など）
という手段がある。
そうあるために、
「子どもたちには幸せな人になってほしい」が、あって、
こころに寄り添う
コミュニケーションスキルを身につける
見守る
という手段がある。
そうあるために、
会社の経営をよくして、経済的に安定し、
好きなところ、好きなもの、を手に入れたい
スタッフにたくさんお給料を払いたい
日本経済に貢献したい
税金をたくさん納めたい
が、あり、
お店を繁盛させる
自分の時間とエネルギーをたくさん注ぐ
スタッフの育成をする
という手段がある。
そうあるために、
自分が学んで身につけて幸せになった方法を伝えたい
が、あり、
カウンセラーとして、
クライアントさまのお手伝いをする
ブログを書く
メルマガを書く
タロット鑑定をする
という手段がある。
すべては、
幸せな妻、女性、人間として生きるために。
そうあるために。
「好きなことだけして生きていく」とは、
家族や、仕事や、周囲の人やモノを、
ないがしろにしたり、
責任を放棄する、
ということではない。
そこを履き違えて、上っ面の「好きなこと」だけしていると、
大きなマイナスしか生み出せず、
大きなマイナスが返ってくるばかりになります。
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