生き延びたシリア避難民が持ってきた唯一の持ち物と物語・・・▼ダークサイドを歩け!
こんにちわ★ガクです!
既に4万字を超えてしまったので、
ここはサクッと行きますね (`・ω・´)ゞ
っで、後ろを見る勇気!っなブログをご紹介しましたが、
今回は・・・
人の闇に光をあてるシリーズ
ダークサイドを歩け!
このシリーズでこれで3話連続と成ります、
シリアの内戦のお話です。
シリアの内戦では、
長期に渡り続いた独裁的なアサド政権支配から
逃れる為に民衆が蜂起した。
2011年1月26日~
シリア政府軍と反体制派による激しい武力衝突が
今も尚、続いている。
この内戦によりたくさんの命が奪われ、
2011年3月以降に死亡した子どもは4000人強。
長引く内戦のため、100万人以上のシリアの人々は
これまでの生活を捨てて、ヨルダン、レバノン、トルコ、
イラクなど近隣の国に脱出せざるをえなくなった。
彼らはそれぞれ、もっとも大切にしているものだけを
持って内戦から逃れ、難民キャンプや一時避難所に
駆け込んだ。
本日は、その大切な物とそれにまつわるお話を
ご紹介します。
BGMでも聞きながら
http://www.youtube.com/watch?v=Z94tR01t24o&feature=related
シリア避難民が持ってきた
唯一の持ち物
メイ 8歳 「おもちゃのブレスレット」
ドーミッツ避難所で、宝物だというブレスレットを見せて
くれた8歳のメイ。お気に入りのナンシーという人形は
ダマスカスの家に置いていかなくては成らなかったから
寂しいという。
ドーミッツ避難所に来てから、悪夢が蘇るようになった。
メイたち家族は徒歩とバスで国境を超え、
厳しい寒さの中、やっとドーミッツにたどり着いた。
イマン 25歳 2人の子どもの母親、 「コーラン」
トルコ、ニジップの難民キャンプで、息子アフメトと
娘アイシャ、そしてコーランを抱きしめる25歳の母親イマン。
女性への暴行被害の噂を聞いて、
アレッポの町を逃げ出してきた。
トルコへの逃亡の途中、5人の親戚を亡くしたが、
コーランを持っていれば、守られていると感じたという。
タマラ 20歳 「 卒業証書 」
20歳の学生タマラは、トルコのアディヤマン難民キャンプで、
唯一持っていたのは「卒業証書」だけだった。
イドリブの家が破壊され、家族はトルコとの国境へ
向かうのが安全だと決めた。家を出た時、
空から銃弾が雨のように降ってきたという。
身を守るため、避難所から避難所を転々としたのだ。
アフメト 70歳 「 杖 」
ドーミッツキャンプで、
イラクとの国境を越える時に役に立ったという杖を
持っていただけだった。
アリア 24歳 「 体の一部である車椅子 」
車椅子で目の見えない24歳のアリアは、
家族と共に逃げ出したダーラで起こった事に
未だに怯えている。
制服の男たちがいきなりやってきて飼っていた牛を殺し、
家の外で戦闘が始まり、おびただしい兵士の死体が
あったという。
アリアのもっとも大切なものは、自分の魂だけだという。
車椅子はと訊かれると、
「それはもう自分の体の一部だ」と思っていると答えた。
サルマ 90歳 「 母の形見の指輪 」
90歳になるサルマは三人の息子たちと、
シリアのカーミシュリーから逃げてきた。
彼女が10歳の時に亡くなった母親からもらった
古い指輪をしている。
ずっと指輪をつけて思い出して欲しいと
母親に言われたのだ。もちろん墓場までもっていく
つもりでいる。
シルバーでもゴールドでもなく、価値はないが、
自分に残された唯一のものだから。
アブドゥール 「 家の鍵 」
レバノンのベカーバリーで、家の鍵を見せるアブドゥール。
武装グループの砲撃で妻が負傷したため、
ダマスカスのアパートから家族で逃げ出した。
アパートがまだ無事かどうかはわからないが、
毎日祖国に帰れることを神に祈っている。
今は妻と娘とその三人の子供たちと避難所生活だ。
ユスフ 「 携帯電話 」
現在はレバノンのベカー渓谷の難民避難所にいるユスフ。
昨年彼の一家はダマスカスからこの地に逃れてきた。
まだシリア国内にいる父親と話し、
携帯に保存した家族の写真を見るために使っている。
オマル37歳 「 ブスク(楽器) 」
ブザクというアラブ圏で愛されている伝統的なリュート型
弦楽器をかかえる37歳のオマル。
首都ダマスカスで隣人が残忍に殺され、
家族と共にドーミッツキャンプに逃れてきた。
持ってきたリュートを奏でていると、
故郷を思い出してわずかの間だが、悲しみを忘れて、
安堵できるという。
レイラ 8歳 「 お気に入りのジーンズ 」
9歳のレイラは、イラクのクルジスタンの避難所で、
エルビルのジーンズを見せてくれた。
隣人が砲弾で殺され、家族と一緒にデリゾールから
逃げてきて、ほかの30家族と共にこの避難所に住んでいる。
「両親とショッピングに行ったけど、気に入ったものが
なかなか見つからなかったの。でも、これを見た瞬間に、
お花がついていて完璧だと思ったの。」
お花が大好きだから
”レイラはこのジーンズをまだ三回しかはいていない。
二回は結婚式のパーティで、もう一回は祖父を訪ねた時で、
まだシリアにいた頃だ。次にはく時は、
シリアでまた誰かの結婚式でと望んでいる。
医師のワリード 37歳 「 妻の写真 」
イラク、クルジスタンのドーミッツ難民キャンプ。
キャンプ内の病院に勤務している37歳の医師ワリードは
妻の写真を手にしてカメラの前に立った。
彼にとってもっとも大切なものだ。
家族で一緒にシリアを逃げ出した時、妻は出産後まだ
20日しかたっていなかった。
写真は結婚前、交際している時に妻がくれたものだという。
平和なシリアでの一番幸せだった生活を思い出させて
くれる貴重なものだ。
国を出たのは、子供たちを孤児にしたくなかったからだ。
アイマン(左 男性) 82歳 「 妻 」
67歳の妻ヤスミンのことを、自分がアレッポから連れて
着たもっとも大切なものだと言う82歳のアイマン(左)。
55年前に戻ったとしても、また同じ女性を選ぶだろうという。
ふたりは隣人と息子を無残にも殺され、
アレッポからトルコのニジップ難民キャンプに逃れてきた。
近くの農家が襲撃され、略奪されて火をかけられるのを
見たという。
人間が人間に対してあんなことができるなんて、
信じられないとアイマンは涙ながらに語る。
ー Did anything remain ? ー
それぞれに想いがあります。
私はレイラちゃんの話で胸が締め付けられる。
アナザー▼
ダークサイドストーリー
「アウシュヴィッツに収容された7人の小人たち・・・
「インカ帝国 神に捧げる生贄・・」
「日本のヤクザポートレート★白と黒の世界1945~2011」
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今日は何の日?
ル・ルゥ~♪
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【4月22日】
地球の日(アースデー)、清掃の日、
全国環境衛生週間(~28日)
よい夫婦の日(講談社)、夫婦の日(毎月)
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出来事
▲ポルトガル人カブラルの艦隊がブラジル到達(1500)
▲日本語の点字完成(1901)
▲第1次大戦でドイツ軍が初めて毒ガスを使用(1915)
▲治安維持法公布(1925)
▲ロンドン海軍軍縮会議で日英米が条約に調印(1930)
▲第2次大戦でソ連軍がベルリン市内に突入(1945)
▲「サザエさん」、新聞連載開始(1946)
▲第1回ミス日本コンテストで18歳の山本富士子が
初代ミスに(1950)
▲日本戦歿学生記念会(わだつみ会)結成(1950)
▲マザー・テレサ来日(1981)
誕生
フィ-ルディング(1707) イマニュエル・カント(哲学者1724)
山県有朋(政治家1838) レ-ニン(革命家1870)
オッペンハイマー(理論物理学者1904)
新藤兼人(映画監督1912)メニューヒン(バイオリニスト1916)
富田勲(作曲家1932)ジャック・ニコルソン(俳優1937)
三宅一生(デザイナー1938)鰐渕晴子(女優1945)
メリル・ストリープ(女優1949) 新井春美(女優1953)
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