脾臓ってなぁに?  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
    
   
   人間の心と身体には、すべてにおいてつながりがあり 
   どんな症状であっても肉体の故障、精神の支障には
   必ず原因があって結果がある。

http://ameblo.jp/badlife/entry-10017555338.html  September 27, 2006 より
   
という書き出しで、普遍的な書き方はぜず、このコーナーをスタートしたんだけど 
こういうことは現代医学や最近の日本人が知ってるつもりのような鍼灸とか東洋医学とは異なる。
話の展開の中では、漢方や医食同源、陰陽五行、陰陽八綱ということについても 
五臓の相克とか、古来からの人類にあった正しい医学の言葉を遣ってはいるけど
大学もロクすっぽ行かず、勉強や努力、
「お前にも やればできる」、頑張る…ということが大嫌いな俺としては
何かを一生懸命に勉強して身につけた結果ではない。
気功とかの流派、枝別れにしても、ヨガだろうがヨーガだろうが、
ピンガラ、ヨンガラ、コンガラの線がどーしたこーしたとか 
最近の日本人というのはどうも、人間が生きるために必要な知識を 
何か特別なこと、神秘なことのように捉えがちで、“お子様の見方くん”のような存在にしても 
嘘で塗り固めた情報のテキヤか、お粗末なカワラバン屋みてぇなもんで 
解ったフリで他人に迷惑をかけてるようなのが多い。
俺はそういう巷の、“いいとこ取り情報集め”で終ってしまうのも浅はかに感じるので 
できるかぎり、自分の生活に根ざした内容で書いてゆく。
   
気と血が巡る人間の全身の筋肉に実在する人体の経絡【けいりゃく】というものは
基本的には、肺と大腸、胃と脾臓【ひぞう】(お腹全体の筋肉)、心臓と小腸、膀胱と腎臓、
心包【しんぽう】(心臓をくるむ膜)と三焦【さんしょう】(12経絡の流れを司る)と、
胆嚢【たんのう】と肝臓というふうに、12の臓と腑【ゾウフ】の相互の関係が 
それぞれに陰陽のバランスを保ちながら六臓六腑【ろくぞうろっぷ】にまつわる流れとして在る。
その正
12経絡のほかに、奇経八脈【きけいはちみゃく】ってのもあって 
中でも重要なのが任脈【にんみゃく】と督脈【とくみゃく】っていう、
人間の身体の中心を通っている線。
今後は、これらすべてを順を追って…また、俺の身近にあった問題や体験の具体例とかも交えながら 
俺なりに説明を進めてゆこうと思ってる。
んまぁ、人間本来の基本的な創られ方を説明する上では
生きている人間の肉体と心が、どこ(の臓腑)と どう関わっているのかが大切なわけだ。
そのために、『人体経絡』というもんを利用してるだけであって 
俺が書いていることは学問ではない。
そこんとこをザックバランに俺のセンスでバランスよくやってく。
   
して、今日は、
人間の脾臓と胃の関係と、その臓腑【ぞうふ】にまつわる経絡を中心に 
巷の現代社会常識の嘘を徹底的に叩く。
また長くなるけど、そのつもりで。
…医者、学者、その他大勢の先生、雑学博士のみなさん、よろしく覚悟。

前回、人間の肺と大腸の関係の一部を長々とやってきた中で 
人間の胃についてや、胆嚢と肝臓の関係についても少しだけ触れてた。
   参照 ☞ http://ameblo.jp/badlife/entry-10017555390.html
人間の両手親指の爪の生え際からはじまる気と血の巡る方向、気血の循行経路ってのは 
次に大腸の関係へ流れて、3番目が人間の胃。4番目が脾臓。ということになる。
   
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この関係については、人間の顔にある鼻という呼吸器。これが 
肺が呼吸することで大腸が動いて便が出る仕組みに大いに関係してるんだけど 
便秘や肌荒れとかアトピー性皮膚炎、便秘の悪化が招く癌などついては
別のページを参考にしてくれ。
    ----- タイトル -----
   夢見るフンヅ・マリ子        http://ameblo.jp/badlife/entry-10004073609.html
   アトピー性皮膚炎の真実     http://ameblo.jp/badlife/entry-10015307743.html
   痔の悩みは男より女性に多い  http://ameblo.jp/badlife/entry-10005270196.html
   BigCに怯える愚かなる人類    http://ameblo.jp/badlife/entry-10014612599.html
   
でもって、口で吐いて鼻で息を吸うという人間の基本的な呼吸と関連することにつながって  
「匂いを嗅ぐ」「臭いが判る」という五感のひとつがある。
これが人間の胃と、お腹全体の筋肉としての脾臓にも関係してくる。
大腸にまつわる経絡 では小鼻の脇に迎香げいこうという経穴がある。
そしてそのスグ近くに四白しはくという名前の、
人間の胃にまつわる経絡線上に実在する経穴がある。
ここで、気と血の流れがつながって、人間は匂いを感じることができるようになっている。
   
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 02.手の陽明大腸経 、経絡線上の迎香の位置   03.足の陽明胃経、頭部拡大図
   
ところがもしも、鼻の脇から頬の筋肉が硬く、こわばっていたりすると
当然そこの辺りの筋肉には血液も気の循環も滞ってしまう。そのために 
鼻づまりや鼻炎などという結果的な問題で、匂いが判らなかったり、逆に、
異様に臭いに敏感だったりする人もいる。
これは、内臓を支えるオナカ全体の筋肉としての脾臓にも関係してくるので 
鼻ばかりを診て考えても何の解決にも至らず 
世間の耳鼻咽喉科にクスリを売りつけられるだけの始末になっちまってるような人も多いけど
問題は、結果的に鼻が詰まったり、鼻炎という症状に至るまでに 
その人の身体のどこがどのようになってしまってるのかを突き止める必要がある。
それを最近の浅はかな学問では嗅覚の神経がどうとか、脳内の分泌ホルモンや●●物質がどうとか 
アホに塗るクスリはないようなことを言ってたりしてきた。
あんなことは精神が正常である限りは納得できることでもない…よな。普通なら。
たとえば、妊婦とか、自分が更年期障害だと思ってるような小太りのオバサン、あるいは
いつも便秘で困ってるような腹の出たオヤジ連中の中には
「いろいろの臭いが気になる」という人もいる。
要するに、お腹全体の筋肉(脾臓)が弛んで伸びたために内臓を支えられない状態が
まずもってして消化機能の関係がおかしくなっちまってる状態。胃も大腸も小腸もな。
この場合とくに、弛んだ腹の筋肉が中身さえも下へ引っ張るので
上の最初の方の二つの画像にもある経絡線上の筋肉も伸びて突っ張り 
そのために自分が生きるために正常な血液の循環も気の巡りも滞る。
   
解決策としては、まず腹の筋肉の中で下垂した内臓の位置を自分で整えてから 
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10003312895.html
両足の付け根から下の脚全体の筋肉へ まんべんなく血が巡ってやるようにして 
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10017555448.html
上半身と下半身の全体的な流れを促す。
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10017013406.html
そして、体形を崩した根本でもある、膝の裏の筋肉を伸ばす生活を心がける。
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10008536226.html
今ここまでのリンク先に書いてある内容のぜんぶを読んでみて、それをスグにやるのも大変なので
自分の身体にあてはまるような内容を見つけてから試しても試さなくても自由だけど
根本的には、人間としての正常な呼吸そのものと
日々、自分の肉体の管理・保管、手入れが大切なんだよ。
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10017382306.html
   
また、鼻づまりという問題に関しては胃の経絡の四白【しはく】という場所。
ここは真っ直ぐ前を見たときに瞳のスグ下の辺りで頬骨のいちばん高いところ。
と云っても、(内臓の位置の都合により)目玉の位置が
ロンドンとパリの方角を向いてるような人には判りにくいかも知れないので…
自分の手の指を二本。左なら左の中指と人差し指を左の頬骨の付近へもってくる。
して、中指の第一関節を小鼻の先端(自分の鼻を正面からみて両脇に尖った場所…ダンゴでも気にするな)
に当てる。 
二本の指を揃えて真っ直ぐ縦に構えると、人差し指の先が頬骨の天辺へ当たるようになってる。
そこを軽く押してみると、通常は三角っぽいくぼみがある。
そこだ。その窪みの中心点が四白と呼ばれる場所で
自分の身体、自分の顔なら強く押してみてもいいけど 
両手を擦り合わせた手の平で、そこを温めてやったりすると、詰まった鼻が通ってくる人もいる。
ただ一概に、すべての鼻づまりや鼻炎。あるいは花粉症という症状が
ここ(の筋肉)だけが悪いということではない。
鼻づまりやアレルギー性鼻炎とか花粉症ということは、この他にも
手首の外関【げかん】(10.手の少陽三焦経)や両脚の太腿の脇にある風市【ふうし】(11.足の少陽胆経)
という場所の筋肉に対する気と血の巡りについても問題あって 
普段の生活での肺の呼吸の状態や脾臓の筋肉の状態。また、
体形を崩した結果として背中側の筋肉全体 に気と血の巡りが悪い問題も含め 
自分の肉体を支配してコントロールしずらくなっている心、精神との関わりからも
オーヴァーホールが必要だな。
んまぁ、俺が書く内容も丁寧に読むのが苦手な人もいるかも知れないけど 
そのうちどっかで、自分のことをゆくゆく判ってくると思うし 
必要ならコメント欄で質問にも応えるので 
まず俺に対して どーのこーのの前に、自分自身に対して素直になってみてくれ。
…つっても歩み寄れる部分も少ないかも知れないけどな。今のところは。
鼻炎とか鼻づまりに関しては、今日のところはここまで。
   その他、こっち  http://ameblo.jp/badlife/entry-10003006753.html
俺は俺で自分の目的遂行のために話を先へ進める。
   
とくに「匂い」という人間の五感の一つについては 
脾臓と胃ということが関係してくるわけなんだけど 
ここまでに何度か出てきた“脾臓”【ひぞう】というのは
西洋医学の解剖学などで言うところの脾臓とはちがう。
あっちの方では、右だか左の脇腹にあって(どっちだっていい)、
激しい交通事故とかに遭った人が ときどき破裂させたりもしてるけど 
ここに書いている脾臓というものは、内臓を支えておくために必要な、
お腹全体の筋肉のことを云っている。
そもそも東洋医学の考え方の中に出てくる脾臓のことなんだけど 
言葉そのものは、人間の身体の基本的な創られ方を説明する上で便利なので遣ってるだけだ。
本来の人間の脾臓 お腹全体の筋肉。
その中には、大腸・小腸・膀胱・胆嚢・胃という、すべての腑の部分と 
女性には子宮も卵巣も入っている。
そういう大切な物をしっかりと定位置に支えておくべき筋肉が腹筋であり 
お腹全体の筋肉。脾臓なわけだ。
この、脾臓という臓器は他の臓器のように、とくに形はないんだけど
そういうすべての腑の部分(女性の場合は子宮も卵巣の位置も)支えているので 
人間の五臓の全体的な運行を司ってる。
五臓の相克【ごぞうのそうこく】の中では、土【つち】として、
人がこの世に生活する一週間の日の流れのうち土曜日に譬えられる。
つまりだなぁ、各々の臓器の活動がスムーズに流れるための土台という意味でも大切な筋肉。
それが人間の腹筋。脾臓の役目、役割、義務、職責職能。
こういうふうに大事なんだよ、本来の人間の脾臓 お腹全体の筋肉…というものは。
これだけしつこく書いても判らない人も世の中にはいるかもしれない。
んじゃぁ、いま自分が着ているシャツを捲りあげてみて。
そしてそこにもし、ヘソがあるなら、臍の下へ手を当ててみて 
グっと腹に力を入れてみてみて。
するってぇと縦に硬い筋肉が、いくらかでもあって 
それがヘソの上の方まで伸びていりゃぁいい。
普段から呼吸が浅いような人には、それがない。
「腹にグっと力を入れろ」と云っても、ヘソの下に思うように力が入らないという人は 
痩せている太っているの体形に拘わらず 
その体形を横から見た場合…
   
   naizoukasui&yohoro
   
これに近い状態。
本来の人間の創られ方の基本に戻り、自分自身のほんとうの体形を獲り戻すためには
それなりに時間もかかるかも知れないけど 
人は気づいた瞬間から変わるようになってる。
安心してくれ、今までのダイエットや新興宗教の雑多な教えが 
根本的に人間の基本から外れていただけのことだ。
自分自身に正直な人なら、まだ望みも改善の余地もあるよ。
ちゅうことで、人間、生きているうちは様々に悩みや苦悩もある。
そして、この脾臓という臓器は、人間の五臓六腑の支え、
その全体の運行を司ることから
人間の、泣く・笑う・怒る・驚く・哀しむという、 
五志五臓【ごしごぞう】という道理の中では 
人が悩む、憂う、哀しむ…ということに関係してる。
悩み多き人は脾臓が悪い。
腹筋に自分の内臓を支えておく力がない。
しかも、その脾臓というものと表裏を成し、親と子の関係にあたる人間の胃。
悩み多き人は胃が痛かったり、もたれたり、
口臭に爛れた胃の中の臭いが出てきたり…まぁいろいろと。
目の下(先に説明した四白という場所の辺りの筋肉)にはクマがある人もいる。
…これに関しては、またあとでな。
   
んで、反対に自分の腹筋が、仮面ライダー1号・2号の腹のようになっていても
たとえばステロイドやプロテインで
魅せるために外側だけメリハリをつけているような場合は
中身はフニャフニャなんだよな。
内臓の位置が自分の定位置ではないのに腹筋を鍛えていても 
形だけ造った筋肉と内臓を支える筋肉は別物だ。
その証拠に内臓が外側の鍛え方に追いつけない人は動きが鈍い。
身動きは見た目よりも瞬発力もないし 
ちょっと走っただけでも内臓に負担がかかり、動悸や息切れが止まらない人もいる。
要は、口で吐いてから鼻で吸うという人間の呼吸の道理が 
お腹全体の筋肉の動きに伴っていない状態に問題がある。
人間の呼吸は、吸ってから吐くんじゃない。
吐いてから吸う。
ラジオ体操で教えているような呼吸の仕方や手足の屈伸。あれは間違いだ。
人によっては身体にも悪いし、あんなことを障害のある人にやらせると危険な場合もある。
義務教育では何十年も、あんな時代遅れなことをやっていて 
未だに昭和のレコードと同じ音源で大勢の人にタコ踊りをさせてる。
子供からお年寄りまで、朝もはよから ようやるわい。
先日、子供(保育園)の運動会の際、
久々に付き合いで一緒に踊ってみて (ラジオ大葬・第1を
ありゃなんだか、とっても疲れるね。
普段の生活であまり使ってないような筋肉も使っている筋肉も関係なく
無理に曲げたり伸ばしたり…。なんのためなんだ? 
オマケに白鳥の湖を踊るバレリーナの真似みてぇな格好で深呼吸させる。
どうせなら左回りに回転してみりゃぁいいじゃん。
あんなことを毎朝やってる企業もあるのか? どこの鉄工所だ? 
後継者がいないために廃業を迫られる田舎の機械部品工場か? 
なんのための準備運動なんだ? 安全第一? 
そこでは、ほんとうに怪我人はゼロなのか? 
そういう労働者階級のみなさんが時間から時間まで働いて 
夕方5時過ぎから書入れ時の回転すし屋の店員も 
出勤後の準備体操でやってみりゃぁいい。
右回りと左回りで自分の握った寿司が止まって見えるかも知れない。
午後も17時過ぎまでは、ほとんどが“お茶っぴき”なのに 
10時ジャストの開店で客もいないデパートの3階と4階で
奉仕精神もないようなネボケ顔のマネキンが
「いらっしゃいませませ!」
無人エスカレーターに向かってお辞儀させてる馬鹿さ加減と並んで
昭和のタコ常識だ。いつまでやらせてる。
あんなことをキチンとできているつもりの体育の先生に健康な人なんているのか? 
若いうちは勢いで何とかなっても、40代からは もう無理は利かねぇべよ。
スポーツ障害も運動障害も へったくれもない。
だいたいにおいて、呼吸が違うんですよ。
息を吸いながら物が持てるとでも思ってるのか? 
人間は母親の胎内から出てきて、今生に産み落とされた次の瞬間には吐く。
自分の力で生きる生命活動は吐き出してから はじまってるんだ。
それから吸う。鼻で吸う。口ではない。
鼻で肺に空気を送り込む。生きるための基本だ。
なぜに口で吸ってから口で吐いてるだけの浅い呼吸で平気な顔していられるのか? 
そんな嘘の呼吸と運動術なんて教えてるうちは、子供の筋力低下なんて治しようもねぇよ。
マニュアル通りに画一化教育が巧くいくなら、誰も刃物は振り回さないだろ。
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10004163605.html
運動生理学の先生? 何それ? 厭きれて猿も笑っちゃうね。
大脳生理学? 生態学? 保健体育の指導? んじゃぁ、その人たちは
自分が勉強し腐った進化論の通りに健全に生きて動いて生活してるんかい? 
してるというなら、明日の朝、俺の目の前に並んでみな。
身体の節々のどこが痛いのか、日常生活の何に不自由があるのか、
俺の方から応えてやるよ。尋ねて訊く前にな。
   
さて、学者様方に喧嘩を売ってる場合ではない。
そういう人の余命幾許もない人生の反省会は後回しにして 
次は人間の胃について
   
   
と、その前に、ちょっと休憩いれるか。
珈琲の濃いヤツでも飲んで あったまってくれ。
ここも寒いべよ。
俺は燃えてるけど。
   
   
   
   
   つづく。    次回をお楽しみに。