ターナー「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」
今回は、絵画史上始めて
「スピード」を描いたと言われる
ターナーの「雨、蒸気、速度-
グレート・ウェスタン鉄道」を取上げる。
この絵は、テムズ川にかかる鉄橋の上、
雨の中を猛烈なスピードで駈け抜ける
時代の最先端を行く蒸気機関車を
描いたものである。
とはいうものの、
一番最初に見たときは何を描いたのか
分からないというのが正直な感想だった。
タイトルからも分かるように、よく見ると、
雨の中を、けたたましく蒸気を吐きながら、
走り抜ける列車なのだ。
なんと力強い絵なのであろう。
周りの全てを蹴散らして走っていく。
そのスピードによって、
周りの空気が激しく揺れ動かされている。
その振動がこちらまで伝わってくるようだ。
スピード感を描いた、
ターナーの新しい一場面を観ることが
出来る絵だ。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
この驀進する蒸気機関車に乗って・・・
ターナー「カルタゴを建設するディド」
イギリスの風景画家である
ウイリアム・ターナーを取り上げる。
これは、ターナーの中期の傑作で
「カルタゴを建設するディド」である。
この絵は、神話を題材にしていて、
女王ディドが
古代都市カルタゴを建国している情景を
描いたものである。
建国、
これはまさに国をつくっていく時の
一場面なのか、
なんと現実的なのだろう。
完成した建物や、
まだ建設途中の建物などがあり、
土ぼこりの中を王女ディドが見て歩く姿が
描かれている。
そして、働く人や、市民も
たくさん描かれている。
建国とは、こういうものなのかもしれない。
空には太陽があり、
まぶしいほどの光を放っている。
なんと力強い光なのだろう。
明るい未来を暗示するかのように、
輝かしく広がっている。
この光は、
古代都市カルタゴがまさに栄えようとする
黎明の光なのだろう。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
カルタゴのこの現場へ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
注: 絵画をを大きくして観たい方は、
絵画をクリックすると少し大きくなります。
さらに大きくするには、キーボードで、
左指でCtrlを押しながら右指で+を押すと、
押すたびに、10倍まで拡大できます。
縮小はCtrlを押しながら-を押すと、
順次、縮小されます。
ウイリアム・ターナーを取り上げる。
これは、ターナーの中期の傑作で
「カルタゴを建設するディド」である。
この絵は、神話を題材にしていて、
女王ディドが
古代都市カルタゴを建国している情景を
描いたものである。
建国、
これはまさに国をつくっていく時の
一場面なのか、
なんと現実的なのだろう。
完成した建物や、
まだ建設途中の建物などがあり、
土ぼこりの中を王女ディドが見て歩く姿が
描かれている。
そして、働く人や、市民も
たくさん描かれている。
建国とは、こういうものなのかもしれない。
空には太陽があり、
まぶしいほどの光を放っている。
なんと力強い光なのだろう。
明るい未来を暗示するかのように、
輝かしく広がっている。
この光は、
古代都市カルタゴがまさに栄えようとする
黎明の光なのだろう。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
カルタゴのこの現場へ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
注: 絵画をを大きくして観たい方は、
絵画をクリックすると少し大きくなります。
さらに大きくするには、キーボードで、
左指でCtrlを押しながら右指で+を押すと、
押すたびに、10倍まで拡大できます。
縮小はCtrlを押しながら-を押すと、
順次、縮小されます。
モネ「サン・ラザール駅の線路」
この白い煙は何んだろう・・・・・
空までも、
真っ白だ。
機関車の吐く蒸気のようだ。
モクモクとあたり一面を白くしている。
この絵は、
モネの作品で「サン・ラザール駅の線路」
である。
早朝の駅で、
白煙を吐きながら蒸気機関車が
出発する情景を、描いている。
なんと、すごい蒸気の量なのだろう、
蒸気機関車の底知れぬエネルギーを
感じる。
煙を吐きながら、
こちらに向かってくる、
ズンズンと。
ゴーという響きまで、
伝わって来るようだ。
モネは、
機関車からでる力強い蒸気と、
朝のさわやかな光がいり混じる光景を
描きたかったのだろうか。
この絵は、
だいぶ昔に見たふる里の情景にも似て、
とても懐かしさを感じるのだ。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
あのサン・ラザール駅へ・・・
空までも、
真っ白だ。
機関車の吐く蒸気のようだ。
モクモクとあたり一面を白くしている。
この絵は、
モネの作品で「サン・ラザール駅の線路」
である。
早朝の駅で、
白煙を吐きながら蒸気機関車が
出発する情景を、描いている。
なんと、すごい蒸気の量なのだろう、
蒸気機関車の底知れぬエネルギーを
感じる。
煙を吐きながら、
こちらに向かってくる、
ズンズンと。
ゴーという響きまで、
伝わって来るようだ。
モネは、
機関車からでる力強い蒸気と、
朝のさわやかな光がいり混じる光景を
描きたかったのだろうか。
この絵は、
だいぶ昔に見たふる里の情景にも似て、
とても懐かしさを感じるのだ。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
あのサン・ラザール駅へ・・・
ゴッホ「モンマジュールの夕暮れ」
嬉しいことに、
ゴッホの絵が新たに一枚加わった。
オランダにあるゴッホ美術館は
去る9月9日、ゴッホの絵画を発見した。
1888年に南仏アルルで描かれたもので、
作品は「モンマジュールの夕暮れ」
ゴッホ絶頂期の作品だ。
この絵は、モンマジュールの丘の
オークの林の向こうに、
夕日が沈む風景が描かれている。
ゴッホ独特の筆使いと、色使いが映える。
なんと力強い絵なのだろう。
木も雲も、
ここに描かれている全てのものが、
力強いパワーを発しているようにみえる。
ゴッホの最盛期だけに、
絵に対する情熱も伝わってくる。
この絵が発見される事なく、
密かに葬られ続けていることを
考えると、
今回の発見はとても嬉しく、
この絵に出会えたことに感謝したい。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
モンマジュールの丘へ・・・、
ゴッホの絵が新たに一枚加わった。
オランダにあるゴッホ美術館は
去る9月9日、ゴッホの絵画を発見した。
1888年に南仏アルルで描かれたもので、
作品は「モンマジュールの夕暮れ」
ゴッホ絶頂期の作品だ。
この絵は、モンマジュールの丘の
オークの林の向こうに、
夕日が沈む風景が描かれている。
ゴッホ独特の筆使いと、色使いが映える。
なんと力強い絵なのだろう。
木も雲も、
ここに描かれている全てのものが、
力強いパワーを発しているようにみえる。
ゴッホの最盛期だけに、
絵に対する情熱も伝わってくる。
この絵が発見される事なく、
密かに葬られ続けていることを
考えると、
今回の発見はとても嬉しく、
この絵に出会えたことに感謝したい。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
モンマジュールの丘へ・・・、
モネ「グランド・ジャット島」
グランド・ジャット島を描いたのは、
スーラだけかと思っていたが、
モネも、この島を描いていた。
この島は画家にとって、
とても魅力ある島だったのだと思う。
この絵のタイトルは「グランド・ジャット島」
なんとさわやかな風景だろう。
晴れ渡った青い空に、浮かぶ白い雲、
それらをうつすセーヌの川、
手前の広い道から、
曲がりくねった散歩道は、
どこまで続いているのか、
遠くの方に小さく人が
歩いているのが見える。
また、自然豊かな緑と水辺、
気持ちよい風が
吹き渡っているのかも知れない。
この川の畔を、のんびりと歩いてみたい。
遠くには鉄橋と工場の煙突、
煙もたなびいている。
当時の、のどかなこの島にも、
近代化の波が押し寄せてきていたようだ。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
また、グランド・ジャット島へ・・・
スーラだけかと思っていたが、
モネも、この島を描いていた。
この島は画家にとって、
とても魅力ある島だったのだと思う。
この絵のタイトルは「グランド・ジャット島」
なんとさわやかな風景だろう。
晴れ渡った青い空に、浮かぶ白い雲、
それらをうつすセーヌの川、
手前の広い道から、
曲がりくねった散歩道は、
どこまで続いているのか、
遠くの方に小さく人が
歩いているのが見える。
また、自然豊かな緑と水辺、
気持ちよい風が
吹き渡っているのかも知れない。
この川の畔を、のんびりと歩いてみたい。
遠くには鉄橋と工場の煙突、
煙もたなびいている。
当時の、のどかなこの島にも、
近代化の波が押し寄せてきていたようだ。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
また、グランド・ジャット島へ・・・
スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
この絵は、皆さんが、
どこかで目にしたことがあると思うが、
点描で有名なスーラの作品である。
タイトルは
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
人々がセーヌ河の中央に浮かぶ小島で、
陽の光を浴びながら、
思い思いに楽しんでいる様子を
描いたものである。
なんとおだやかで優雅な
情景なのだろう。
そして、陽の光をいっぱい浴びて、
明るいが、影の部分も描かれ、
そのコントラストが見事だ。
しかし、この光、
明るさはなんだろう、
今まで経験した事のない・・・
もう、こちらまで眩しいくらいだ。
スーラは色彩の研究をどれほどしたのか。
想像を絶するぐらいしているに違いない。
全てが計算され尽くしているような、
色の使い方をしている。
もう一つ、
この絵の、静けさはなんだろう。
まるで、時が止まっているかのように・・・
神聖なものさえ感じてしまう。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
あの夏の避暑地、
グランド・ジャット島へ・・・
どこかで目にしたことがあると思うが、
点描で有名なスーラの作品である。
タイトルは
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
人々がセーヌ河の中央に浮かぶ小島で、
陽の光を浴びながら、
思い思いに楽しんでいる様子を
描いたものである。
なんとおだやかで優雅な
情景なのだろう。
そして、陽の光をいっぱい浴びて、
明るいが、影の部分も描かれ、
そのコントラストが見事だ。
しかし、この光、
明るさはなんだろう、
今まで経験した事のない・・・
もう、こちらまで眩しいくらいだ。
スーラは色彩の研究をどれほどしたのか。
想像を絶するぐらいしているに違いない。
全てが計算され尽くしているような、
色の使い方をしている。
もう一つ、
この絵の、静けさはなんだろう。
まるで、時が止まっているかのように・・・
神聖なものさえ感じてしまう。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
あの夏の避暑地、
グランド・ジャット島へ・・・
スーラ「グラヴリーヌの水路、海を臨む」
今回は新印象派の創始者で、
独自の点描技法を確立した、
スーラを取り上げる。
この絵はフランスの港を描いたもので、
運河が北海に注ぐ情景、
「グラヴリーヌの水路、海を臨む」である。
なんと、静かで穏やかな景色なのだろう。
どこまでが空か、どこまでが海か・・・
よく分からない。
時が止まったかのようなこの静寂。
そこに浮かぶ船も、
同化している。
早朝の、
仕事が始まる前の静かな港の
情景なのか、
あと数時間もしたら、
この静寂は壊されてしまうだろう。
そ-っと、そ-っと、
このままにしておいて欲しい。
スーラも、同じ思いで描いたに違いない。
この絵は10月4日から、
国立新美術館で観ることが出来る。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
この静かなグラヴリーヌの港へ・・・
独自の点描技法を確立した、
スーラを取り上げる。
この絵はフランスの港を描いたもので、
運河が北海に注ぐ情景、
「グラヴリーヌの水路、海を臨む」である。
なんと、静かで穏やかな景色なのだろう。
どこまでが空か、どこまでが海か・・・
よく分からない。
時が止まったかのようなこの静寂。
そこに浮かぶ船も、
同化している。
早朝の、
仕事が始まる前の静かな港の
情景なのか、
あと数時間もしたら、
この静寂は壊されてしまうだろう。
そ-っと、そ-っと、
このままにしておいて欲しい。
スーラも、同じ思いで描いたに違いない。
この絵は10月4日から、
国立新美術館で観ることが出来る。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
この静かなグラヴリーヌの港へ・・・
ゴッホ「レストランの内部」
ゴッホはオランダからパリに移り、
多くの印象派の画家と交流を深めた。
そのなかで、点描技法で有名な
スーラーやシニャックの
影響を受けたようだ。
ゴッホは力強く激しい絵が多いが、
反対に繊細な絵も描いている。
その一つが点描技法で描かれた
「レストランの内部」である。
開店前の準備が整ったレストラン。
明るくて、とてもカジュアルな雰囲気だ。
壁には、ゴッホ自身の描いたと思われる
レストランの絵がさりげなく飾ってある。
こんなレストランが近くにあったら、
毎日、通ってもいいぐらい。
この絵をみていると
すべてを点描技法で
描いているのではなく、
テーブルやイスは
従来の筆遣いで描いている。
これはゴッホ流の描き方なのだろうか。
彼は一つの技法にこだわらずに、
自分流の描き方を日夜、
模索していたのかもしれない。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
このレストランへ・・・
多くの印象派の画家と交流を深めた。
そのなかで、点描技法で有名な
スーラーやシニャックの
影響を受けたようだ。
ゴッホは力強く激しい絵が多いが、
反対に繊細な絵も描いている。
その一つが点描技法で描かれた
「レストランの内部」である。
開店前の準備が整ったレストラン。
明るくて、とてもカジュアルな雰囲気だ。
壁には、ゴッホ自身の描いたと思われる
レストランの絵がさりげなく飾ってある。
こんなレストランが近くにあったら、
毎日、通ってもいいぐらい。
この絵をみていると
すべてを点描技法で
描いているのではなく、
テーブルやイスは
従来の筆遣いで描いている。
これはゴッホ流の描き方なのだろうか。
彼は一つの技法にこだわらずに、
自分流の描き方を日夜、
模索していたのかもしれない。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
このレストランへ・・・









