年末調整 | 視覚障害投資家のHappy Days

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すべてではありませんが、ある程度の問題はお金で解決できます。
お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

今年も残すところ1ヶ月半となり、年末調整の時期がやってきました。
本来は自分で計算し申告すべき所得税を、会社がかわりにやってくれるのが「年末調整」ですね。
税金に関する知識の乏しい従業員が多いため、どの会社でも経理は毎年相当苦労していると聞きます。
その上、今年から配偶者控除の制度が変更された関係で提出すべき書類が2枚から3枚に増えたとかで、ますます混乱が起きそうです。

さて、そんな年末調整ですが、僕も早速手続きしました。
年末調整は、ほぼすべての従業員に「義務」として課されています。しかし、確定申告する人は対象外にしてほしいと強く訴えたいです。

僕の場合、配当金を総合課税にすることがベストなので、毎年確定申告をしています。
そうすると、年末調整は全く意味がないのです。
年末調整で控除やらをいろいろ申告しても、結局確定申告の際にまた同じ内容を記入しなければなりません。
なので僕は、二度手間を省くため、生命保険料控除やら小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)やらの申告は確定申告でまとめて行なうことにしています。

マイナンバー制度ができたのだから、年末調整も選択性にできないものでしょうか。
「確定申告をするから年末調整は受けません」と選ぶことができれば二度手間もないし、会社としても事務仕事が減ってよいでしょう。
年末調整をしなかった従業員のマイナンバーは税務署へ通知し、もし確定申告が行われなかった場合は制裁措置を取ることにすれば、「逃げ得」も起こらないですね。



というか、そもそも年末調整なんていう制度はやめるべきではないでしょうか。
自分が払う税金ぐらい自分で計算しようよ。
国税庁の「確定申告書作成コーナー」を使えば、ほとんど税金の知識がなくても簡単に申告書をつくることができます。
また、そうやって自分で確定申告をすることで税金の仕組みを実感でき、それがひいては税金の使いみち(=政治)への関心にもつながるのではないでしょうか。
年末調整は会社員にとってはラクだけど、経理部門には多大な負担になっているし、税金に関する知識を高めない・関心を向けさせない仕組みにもなっているように感じてしまいます。